大人気シリーズついに完結!

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表題作スイートハート・トリガー3

アレックス・ロドリゲス,大学生
コール・ジェンソン,大学生→リーマン

同時収録作品スイートハート・トリガー3

ブラッド,アレックスの元友人でコールの浮気相手(仮
コール・ジェンソン(仮)

あらすじ

付き合い始めて3年、順調な同棲生活を送る金髪根暗ゲイのコールと、リア充巨根イケメンのアレックス。アレックスより先に卒業することが決まったコールは、一足早く人生の新たなステップを踏み出す。
禁煙も始め、新しい仕事を前に意欲を燃やすコールだったが、ある日を境に平和な日々は一転……アレックスからの“とある提案”をきっかけに、コールは互いの価値観の違いを改めて思い知らされる羽目に。
アレックスへの想いと、それでもわかり合えない苛立ちにさいなまれたコールは、次第に自棄になり…
【恋人→パートナー】への獣道を歩み出した、こじらせ格差恋愛カップルの行方は…?

作品情報

作品名
スイートハート・トリガー3
著者
ニャンニャ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
シリーズ
スイートハート・トリガー
発売日
電子発売日
ISBN
9784801974500
4.5

(172)

(127)

萌々

(27)

(12)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
27
得点
784
評価数
172
平均
4.5 / 5
神率
73.8%

レビュー投稿数27

フィクションとリアルの狭間

1巻から読んでいてようやく3巻をゲット...

2016年に1巻を購入した時に、
かなり生々しいなと感じていましたが、3巻でもフィクションとリアルの狭間にいてまるで本当に彼らが会話しているのを盗み見ているような気持になりました。

すごく考えさせられるような深い内容もあり
二人のどうしようもない言葉にはしないけどわかれよ!(わかるかーーーーーーっ!)がずっと続いていたのが終盤やっと言ったか...........はぁ~って感じで

作品という以上にスイートハート・トリガーというジャンルなんだなと身に染みて感じました。
最近海外ドラマを見ている関係で銃社会や習慣などを少し知ったことで
より深く楽しめたのかなとも思っています。
もし深く読み込みたい方は人気な海外ドラマシリーズを見て世界観感じて読み返すとより感じるものもあるかも.....

心にずしんとくるいいお話でした。

1

1と2は好きだったけど、、

本作は私にとっては少し薄暗かったです。暗い作品も大好きなのですがいきなり3でガラッと雰囲気変わったので少し驚いてしまいました。
半年別れた後の復縁後、なんか2人の間の空気が重々しくなってしまって気がします。今後2人は大丈夫なのでしょうか…?不安が残る終わり方でした。前はクスッと笑えるシーンがたくさんあったりしましたが3ではあまりなかったのも大きいかもしれません。1と2が好きだっただけに、少しがっかりしてしまいました…。でも好きな漫画家さんなので今後も楽しみにしています。

0

THE アメリカの事情CP

最後まで緩まず面白かったです。1〜3まで一気読みをおすすめしたいです。
BLのテンプレ以外は厳しいな〜という人にはあんまりおすすめできないかもなのですけど、海外ものが好き、面白い漫画が好きな人はぜひ♪

カップルの価値観の相違が生々しいターン。
友人のビアンCPに精子提供をすると言い出すアレックスと、それが我慢できないコール。なんで嫌なのか!?を伝えたら嫌われるんじゃないかともだもだしているコールの態度が状況を拗れさせて…ただ、今回はコールの悩みについてはとてもわかりみ〜、、、。自分と恋人のではなく、自分の遺伝子を他のところにあずけてその子供を見たいっていうアレックスの欲求がわかりにくくて、父親になることと精子を提供することは違うっていう考え方もちょっと抵抗ある…。普通に女と結婚すれば?って思うし、それにやはり、あの切り出し方はコールが言うように”決定の上の報告”でしかなくて、”相談”じゃないもんな…。同じことを自分がされたら(って普通はBL読みながら思わないことだけどw)って考えたら、絶対NOだなと…。

コールが壁にぶちあたるといつも賢者ブラッドが現れる…コールってブラッドと対話することで大人の階段を一段あがるのですw ブラッドって本当に良い奴!って思いながらも、ここまで巻き込まれて振り回されて、それでも淡々といいこと言えちゃうっていうのもなんとなく人間味が薄いというか、善人がすぎるのもやばいのでは…と気づいてしまいました。

アレックスより一足先に社会に出たコールが、少しずついろんな人がいていろんな価値観があるということを経験しながら、少しずつ自己肯定感をあげてくんですよね。最終的に、自己肯定感がカンストしてるアレックスとどうにか”ディスカッション”できるようになって、なんだかホッとしました。そこで、ようやくコールにアレックスの”パートナー”なんだという自覚がうまれた印象を受けたのでした。

というわけで、やっぱり互いのチ○コとア○ルは手放せないってことになるわけですが、どうしたって価値観のすり合わせが難しいふたりですから…いくら努力したところで、いずれは違う道を行くだろうな〜って気配を、一応”はぴえん”ラブラブなエンディングのなかに感じずにはいられないのでした。

1

ヒリヒリする恋

いや、もうこれは神領域でした。
2巻あたりでちょっとストーリーがブレたかな?と思いましたが、3巻通して読むとあらためて2人の焼け付くような人生をかけた恋の物語が読み応えありました。

子供が欲しいアレックスと、他人に精子提供するなんて考えられないコール。
こういう考え方の違いは本質的なので、一緒に生きていく上で正面から向き合わなくてはならない問題。

別れてはくっつくを繰り返すのは、窮鼠はチーズの〜 を思い出させます。あれもヒリヒリするお話だった。

当て馬さんも登場するけど、いい人。
アレックスに会ったら何もかもどうでもよくなるくらい、好き。きゅんと来ます。

これで完結とのことですが、作家さんの今後の作品にも期待。

1

no one‘s perfect

完結巻。

まさかこういうテーマ?とほんとに驚いたのが、アレックスの精子提供。
こういうテーマもありか!と心底ビックリした。
冒頭は、順調に甘い恋人関係、順調に卒業できたコール、そして順調に就職も決まり、という幸せスタート。
そこにブチ込まれるのがそのアレックスの問題発言。
友人のレズビアンカップルが子供を欲しがってるから精子を提供するという。
これさ。
自分のパートナーが男のコールだったから無遠慮に承諾しちゃったの?
もしアレックスのパートナーが女性だったらこの件あり得ないと思うのよね。奥さんが不妊だからオレは友達に精子提供するよってさ。ある?
ともかく、コールはショックを受けてまたまた精神崩壊的になっちゃう。
リストカット。
ピアッシング。
ついに言い合い。
お別れ。
あ〜心が痛い。
で、また驚くのが例のレズビアンカップルよ。お別れしちゃったんだって!
あんたらのせいで別れたのに。って。
彼女たちの方もコールが反対したから運命が変わっちゃったわけだからお互い様なんだけどね。
そんな感じで、人生の「タラレバ」が炸裂する。
好事魔多しっていうか。
人生って怖いなって感じたな…

さて、アレックスはアレックスで昔の彼じゃないんですよね。
彼にしてみたら、自分のせいでコールが傷つく、いつか死ぬのかも、という恐怖を覚えて離れたんだ、と。
アレックスの「弱り」を見れて良かったかも。
コールの方は強くなったし!
2人で色々譲ったり支えたり共有したり。そうやって進んでいくんだろうな。
またトンデモな事件が起こるかもしれないけどね!

0

洋画好きには刺さるリアルさ

1巻を読んだとき、洋画のようなストーリーを漫画で読めるとは……!と感動したのを覚えています。
うまくいかないもどかしさにやきもきしつつ、これがリアルな現実なんだとぶっ刺さりました。
コールの不器用さ、劣等感が可哀想だけど可愛い状態でしたが、成長の見られるラストでもっとこの先を見ていたくなります。
本作をきっかけに先生の他の作品も拝読しましたが、洋画・海外ドラマのような雰囲気がたまらなく大好きです。
新しいジャンルを開拓できた一冊でした。

0

苦しい、切ない、でも幸せ

これまで病んで歪んで激しい思考を繰り返してきたコールが随分人間らしくなったなと感じました。
でも自制することができるようになったのはアレックスとの関係の前では良かったのか悪かったのか…。
精子提供に関しての意見の食い違いとそこからのふたりのすれ違いはとてもツラかったです。
コールが可哀想すぎて、真っ直ぐでまともな人間のアレックスのことが憎いとさえ思ってしまった。
もうふたりは別れたままでいるほうがいいよ!…なんて思っていたのに。
ふたりでなければ得られない幸せがあって、それを求める彼らにはやっぱり一緒に居て欲しいと願ってしまうので
復縁してくれて良かったなとしみじみ思うのでした。

コールと一緒に情緒を乱高下させながら読んでいたこの作品。
最終巻ということで寂しさとホッとしたような感情が入り交じり…
でももっと彼らのことを追っていたかったなぁという気持ちになりました。
さまざまなことが起こる日々を過ごしながら
お互いへの想いを強くしていったふたりにはこれからも困難は訪れるのでしょうが
それでもふたりはきっと大丈夫だと思わせてくれるラストで良かったです。

2

二人とも成長した!

コールがアレックスの雄みにメロメロって印象が強かったけれど、アレックスもコールの目だけじゃなくて髪とか、今や細身の体やアクセサリーで飾った耳なんかも大好きになってる
コールが普通の人と自分を区切って引け目を感じる癖を意識してやめることにしたのは良かった
コールはいつも劣等感に苦しみながらも外にちゃんと出てしなきゃならないことをやってるんだよね
なんも別に劣ってるふうには見えないんだよね
コールを好きになる人チョイチョイ現れてるし
あんだけおしゃれしてたらそりゃステキなんだよね、実際は
人生はどう転がるか分からないから、コールの精子も保存するの良いと思う
解雇寸前でも、個人請負がのってくるかも知れないし、ダレンがもっと変なことしてきたら訴えるのもありだろうし
齧りついて数年したら脅して紹介状もぎ取って転職できたりすればいいんだけどね
こみ上げるみたいに段々怒っていくコールが良かった
ダレンに迫られて自分もアレックスに嫌悪されていたのかもって考えてたけど、そう言えばそんなふうに見えたことはなかったね
茶化したことはあってもキモがってたことはなかった
アレックスさすが!器でかい!

1

悔しい…!

…神をつけてしまう自分が。アレックスがあまりにも酷いと単話で追っていた界隈の一部で評判だった3巻。発売日に買ってあったのですが私はコール応援団につきイライラしそうで積んでました(電子本だけど)。ようやく読んでみて、やっぱり面白いし萌えてしまった…。私にとってBLは癒し。最近、忙しく余裕がなくてストレスのたまらない溺愛系ばかり読んでいたのですが、やっぱり面白いもんは面白いってことですね。お互いがお互いでなければならない。分かりやすい溺愛系ではないけれど、俯瞰で見ればそこには深い愛があるんだな、と。クソ男ですが(コール泣かせないでよ!…でも気持ちも解る。超ストレートだったもんね…)アレックスがイケメン過ぎてぐっときます。

5

電子限定50P有償小冊子付

「電子限定50P有償小冊子付」を読みました。危うく通常版を購入するところだった。小冊子の内容は1,2巻の特典ペーパー、カラーイラスト(扉)、インタビューでした。必読。

3巻を読む前に1,2巻を読み返して、1,2巻の自分のレビューで予習。1,2巻ではアレックスをコールと付き合っていようと"ハイクラスのストレート"と認識していたけど、もうその考えはない。論点は超カッコいいノンケ彼氏から、対等に付き合える人間同士に変わっていってます。1,2巻の伏線というか、フリを回収して完結しました。
インタビューで色々と「ですよね」と思えることがあったのでやはり限定版を買ってよかった。未来を考えすぎると2人は別れて、2巻レビューでも書いた通り別の相手と幸せに生きる道があるように思えてしまう。ここで完結になるからこそ甘い夢を見ていられる読者の自分…もっと読みたいけど致し方ない。ニャンニャ先生の新作に期待して。

2

「好き」だけじゃ続けられない恋愛のリアル

シリーズ最終巻とのことでまた1巻から読み返してきました。
3巻へきてグッと2人の関係に巻き起こった問題が重くなってきて、予想外の展開に驚きました。
日本が舞台の物語ではありえない危機なので、目新しかったですし、色々考えさせられる2人の考え方の違いでもありました。

メンヘラなコールですが、就職したこともあり前作に比べ落ち着いた部分もありつつ、まだまだ危なっかしい所もあったりだとかしてやっぱり目が離せない愛すべきキャラでした。

すれ違ったきっかけの考え方の違いは結局結局スッキリと解決された訳ではないので、これから先も2人には危機が幾度も訪れるんじゃないかと思います。
お互い愛し合ってるけど埋められない価値観や考え方の違いがこのお話にはあって、そこが非常にリアルだなと思いました。

コールとアレックス、真逆のようで案外似てる所もあるような2人…愛着が湧いて来た所でお別れとは寂しいです。

ブラッドもそうですが、ダレンもなかなかに気になる存在でしたのでスピンオフを期待しています。

50Pにも渡る小冊子は、特典ペーパーやらイラストやらPOPやらでほとんどが初見のもので嬉しかったです。
作者さんインタビューはとても興味深いお話が読めたのでとても満足しました。

1

お、おもい…そしてリアルなテーマ

ネタバレです。

精子提供をテーマにしているBL、初めて見ました。
ノンフィクションならありましたよね。
(あ、でもあれはレズカップルに、ゲイの友人の精子か…でもそちらもきっといろいろあったんだろうなあ。ちらっとしか読んでないけど)

自分の遺伝子なんて残したくない、って言っていた友人がいたから、コールみたいな人がいるのも分かる。
でも相手が他で子供を作るのを許容できるかと言えば、それはやっぱり別。
全く知らない人に提供して、以後関わりないのならともかく、
いくら戸籍上は違うとはいっても「こども」であり「父親」であることが分かっている以上、関係は続くもんね…自分は外されたところで。
私も嫌だな。
でも、アレックスが相談せず決めてしまった気持ちも分かる。
すごく二人の気持ちがリアルに描かれてるな、と思います。
起こるべくして起こった別れなんだろうな、とも。

いつも二人が別れると「このままになりそう」って雰囲気があるんだけど、今回もそうだったな。
そんなところもリアルで好き。
でもお互いやっぱり好きだから、気持ちをぶつけずにはいられないのね。
ふてくされてるアレックスとか、
責めてるんだけど涙が出ちゃうコールとか、
お互いを愛しく思っているんだなあっていう気持ちが分かって、どっちにも共感してしまう。

あんまり類を見ない(特にコールのキャラが)二人で、大好きな作品でした。
本当はもっと読みたいけど、想像させるくらいがいいのかな?

2

大団円ではないけれど

ほんとに大好きな作品で
コール。アレックス。ブラッド。
レズの友達。みんなが魅力的。
最高のBL。
電子特装を買いましたが
フェアだったし単行本でも追加しちゃいましました。
単行本のがアレックスのアレックスが超うっすら見える?て感じ。
ずっと単話追いもしてましたが
沢山量産されるBLコミックスの中でも
スィートハートトリガーは異色の一歩も二歩も先を行くスケールがでかいBLですからね。
まさかのパートナーアレックスの精子提供、、
今回はまたベビーだなと絶句しました。
もうねネトフリでドラマ化でどうでしょうか。
めちゃくちゃ読みごたえあります。
はじめはあんな狂気のメンヘラ君の話だったのにね。
コールとアレックスて根本的に合わないから
愛しあってラブラブ同棲のはずが
精子提供話によってどんどんすれ違ってゆく。
アレックスはアレックスです笑
わたしはコールに完全に感情移入。
精子提供と子供を持つことは切り離せないんだよ
クソメリケン野郎。
しかし
結局愛し合っている2人で一緒にいることに進んで
はぴえんという大団円ではなく
きっとまたすれ違いながらケンカして
また傷つけてそれでも付き合い
パートナーを続けていく2人を想像するラストでした。
続くかもしれないし別れるかも?
いやめちゃくちゃ大好きどうしなんで離れても何回でもくっつくって思える。。
ついに完結編だそうでほんとにさみしい。
また番外編も書いて頂きたいです。
神評価がたくさんでファンとしてもうれしい!
コールのクソ上司も面白いし
コールのコスプレくそかわいい。
そしてアレックスの水の滴るくそイケメンぶりには
今回もやられました。はあ。
ニャンニャ先生次回作はブラッドを幸せにしてくださいに私も一票です。

5

終わりとは寂しい

3巻で完結との事、ちょっと寂しいです。

この2人の話なんだから、3巻でも色々あるんだろうなと思ってましたが、なかなか重いテーマでした。

別にゲイカップルじゃなくても直面しうる問題で、一概にどっちが悪いと言えなくて、考えさせられました。

そして、喧嘩の仕方も少し成長している?
コールがリスカとかしちゃって内に溜めるのはダメですが、怒り狂いながらも外に出さなかったり、日常を過ごしているのを見て、急に銃持ち出したりしてない!と感動してました。

今回はアレックスの方が悪いよなぁと思いつつ、別れてしまった後のコールの不安定さとついてなさを見て、早く仲直りしてー!と願ってました。

今回ブラッドの聖人さ具合が引き立ってましたね。あまりにいい人すぎて、ブラッドに幸せになって貰いたい!スピンオフ希望!と声を大にして言いたいです。

ブラッドの後押しもあって、アレックスと話し合いをしたコールですが、思っていた事を全部言えて成長しているなぁと感動しました。

別れていた6ヶ月間のアレックスについて語られませんが、会った時の弱っている様子を見ると、楽しく過ごしていた訳ではなさそうで…アレックスにとっても辛い6ヶ月間だったんでしょうね。

きちんと復縁出来て、2人の妥協点を探すようになって、日常に戻っていくのを見て、きっとこれからも激しい喧嘩をするんだろうけど、また激しい仲直りをして未来が続いていくんだろうな、と2人のこれからが見えた気がしました。

この2人はリアリティがあって、本当に存在していそうでした。
2人の物語が読めなくなっちゃうのは寂しいですが、スピンオフ期待してます!

5

面白かった!!

念の為、ネタバレです。


完結、、なんですか!!
まだまだこの二人に会いたいし、お話読みたいです!
そのくらい、面白かった。

今回主な話は「精子提供」です。
攻めが、レズカップルに精子提供をお願いされて、OKしますが、受けはそれにショックや苛立ちそれから、、という話。
正直、攻めとレズカップルには苛立ちましたが、そういった考えがあるのを否定するのは違うんですよね。

その部分の葛藤が書かれているかなと思います。

きっと、3巻を手に取る方は、このシリーズのファンだと思うので、ファンの方はぜひ!
受けくんの成長と、攻めくんの愛情を感じる1冊でした!!

3

最高!!

3巻でこのシリーズが終わりなんて、信じられない。
もう最高でした。

全く価値観の違う2人が、衝突して離れて、けれど最終的には元に戻る。
どれだけ価値観の壁にぶち当たっても、別れるという選択肢は取れない。

絶対に別れることはないだろうというのは、1・2巻の2人から予想できるのでそこは安心して読むことができます。
まあ、かなりハラハラはさせられますが。

今回は攻めにじーんとさせられました。受けは終始通常運転です。
精子提供のことだって、受けとの未来を考えたから。
この未来を考えているところに、ほんとぐっときました。
どこか受け寄り目線だったので、どうしても攻めが信用できていなくて...

でも今回の衝突で、攻めから出てくるのは受けとの未来を考えたことばかり。
精神的に受けよりも遥かに大人だなあと思います。

どちらかが譲る関係が、お互いに理解しあって中間点を選べるようになるまで。
何度でも繰り返し読みたいし、この先も読みたい!!!

なにとぞ4巻を...そして当て馬の彼の幸せも願わずにはいられませんでした。

2

変わらない2人

電子限定有償特典付きを読みました!!
発売時後にハマった電子民に嬉しい過去のペーパーまとめ!!
見逃しがちな海外向け特典イラスト!!
ニャンニャ先生ご自身と作品に関するインタビュー!!
もうこれを読ませて頂けただけで神!!!
本編読み終えて良かったね、良かったねというところに
コールの奇人っぷり冴え渡る数々のエピソードに愛おしさ増加!!
ポインポイン~にツボりました。アレックス良い体してますもんね~


本編のほうは、仕事も見つかってコールに平穏が!!!と思いきや
やっぱり別れるか殺し合うかしか平穏訪れないのでは?ってぶつかり合い!!
個性強強な2人にハラハラさせられっぱなし。
情緒不安定なとこが可愛くて面白いんだけど!なかなかの山場!!
アレックスと過ごすことで「当たり前」にも脚を踏み入れたけど、コールはコールで…
嫌なことも受け入れようとグルグル耐える姿は健気!だけどもコールはコールで…
ブラッドが良いやつで本当に本当に良かったね!!
できたサイコパスですよ!ブラッドも幸せになっていただきたい!!
やっと(?)真に(?)ぶつかり合えたかなと思うので
これ乗り越えたからには、また喧嘩しても大丈夫かな!死ぬほど喧嘩したら良いと思います!!
ここまでの2人を見届けれて感無量!!
ボーナストラックの仲睦まじさも甘くて楽しくて良かった~

ダレンもくっそみたいな大人だったけど、
欲望に忠実でちょっとマヌケで憎めないやつでした!!

5

この二人を待って待って待っていました!♡

3巻目を読むにあたって、先ずは1巻から・・・と。
はぁもぉ幸せを満喫(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎
幸せ過ぎてお腹いっぱい!
でもまだまだこの二人なら入るよ!!!

1巻から読むと良くわかる。
本当に二人(特にコール)が大人になってる。
にゃんにゃさま腕を上げられてる!
そして少しづつ少しづつ自分を出せる様になっていて、成長したんだねとホロッとしちゃう。
意外なのがアレックスはどんどんコールに依存して、コールが居なければアレックスは光り輝けない・・・な。ふふふ。

一応説明
アレックス(攻め)
コール(受け)
同じ大学で、アレックスはストレートで女性にモテモテで、かっこいい男として男友達も多い。
コールはゲイで根暗で自分に全く自信が無い。

本当に3巻目は「こう来たか!」と手に汗握る(?)展開で1番ドキドキしたよぉ!!
同性のパートナーならではの悩みや葛藤。
ましてやずっとストレートで来たアレックスにとっては本当に大きな問題だったんだろうな。
今回はそれぞれの立ち位置の違いで、大きく大きく揺らぐ二人。
アレックスに取っては些細でもあり、これぐらいの事は認めるべき事であり、コールにとっては大地が崩れる程の大事件であった。
そう二人が別れてしまう程に!!!
あぁもぉどんだけドキドキヤキモキしたことか!
その間のアレックスがどう過ごしていたかも知りたかったけど、いや、あの登場の仕方だけで解ったよね。魂カンペキに抜けてたもん。
始まった当初はアレックスが大きな大人で嵐が来ても揺るがない。コールは少しの風でも消えてしまいそうな儚いロウソクだったのに!
愛はこんなにも人を変えちゃうんだ!!

作者のにゃんにゃさまはもうこの先を描かないみたいな事を仰っていますが、そこを担当編集者さま!シュークリームさま!お願いですっ。
何とかご説得くださいませm(_ _)m
まだまだこの二人を見せてくださいっっ。
全然足りないよぉぉぉーー!
アレックスも卒業し社会に出て、一回り大きな漢にならせてやってください。
コールの回りもクセが強過ぎてサイコーだし。

紙媒体は勿論ですが、電子(特典20P)に釣られて両方購入しちゃった。
全ての書店の特典が入っていたのですね。
それもシアワセでした♡♡

はぁ~~~どハマりしちゃう
『アレックスとコール』いやいや
『スイートハート・トリガー』
何気に1巻目を買ったアタシを、未だに褒めています(*^^*)//

5

完結(/_;)

3巻完結と発売前に知り、これは!!!!!!!
甘々展開が待っているのでは!!!!と思ったのですが
やはり山あり谷ありです…。

なんだかんだあった二人ですが付き合い始めて3年。
アレックスより先に卒業が決まったコール。
学生のアレックスと仕事が始まるコール。
順調な日々だったのですがアレックスからのとある提案をきっかけに
二人の関係に変化が訪れてしまいます。

これは、一概には言えないけどアレックスが悪いなぁと思いました。
1,2巻であった二人の出来事を忘れたうえで
こんなこと言いだしたのか!?と思いました。
ただでさえコールはいつ爆発するかわからない爆弾のようなものに…。
案の定情緒不安定になってしまいます。
そしてここで出てくるのが2巻で当て馬だったブラッドです。
彼はほんとにいい人なんですよね…。
2巻でもコールの良き理解者だと思ったのですが
3巻ではさらにいい人だなぁと思いました。
もういっそのことブラッドを好きになれたらコールの心は平和なのに…。


途中こじれにこじれて別れちゃうんですけど
最後はちゃんとコールが言いたいこと全部言えて
そのうえでの復縁が出来たのでよかったです。

唯一無二の作品だと思っていたので、
これで完結だと思うと少し寂しい気持ちです。


※気のせいなのかもしれませんが絵の描き方が変わったんですかね?
顔がかなり丸くなっていました。

4

リアルなアメリカ人たちのリアルな最終巻

アメリカのイケてるノンケ攻めとギークなゲイ受けの恋人なのに価値観の違いでのすれ違い。
高校と大学をアメリカで過ごしたわたしにとっては、とってもリアルに感じていた作品でした。

別れがあってのエンドでもおかしくないふたりだったので、どうなるんだろうと最後の最後までハラハラさせられました!

ハッピーでラブラブなエンドではないけど、日々が淡々と過ぎていく感じのハッピーエンドがふたりらしくてよかったです。

きっとブラッドとなら穏やかで幸せな恋愛を手に入れられるけど、コールはアレックスとの苦しくても刺激的な愛憎を繰り広げるのが好きなんだろうと思いました。

電子限定有償特典小冊子はニャンニャ先生のインタビューだけでなく、昔のペーパーや、イベント・グッズ・海外フェアのイラストなど盛りだくさん!!じっくり最終巻の余韻に浸れます。描きおろしマンガなどはないですが、満足でした。

ブラッドが最後までいい男でした~~!!
ブラッドの博愛に負けない愛情を彼に与える人とのスピンオフをぜひ読みたいです。

6

完結するのが寂しい

「スイートハート・トリガー」を初めて読んだ時の衝撃を覚えています。

コールの赤裸々なオカズ事情にクスッとしたり、パーティーにフ⚫︎ービーの被り物で出掛けたコールに爆笑したりとか、アレックスのイケメン振りに悶絶したりだとか、果てには二巻でまさかのコールが浮気したりだとか、今まで読んで来た作品とはどれにも似て無くて、ニャンニャ先生の独創的な作風に惚れ込んだんです。

アレックスもコールも決して良い人間では無くて、問題だらけの二人が喧嘩して別れたりくっ付いたりするのが読んでてとても面白いと思っていました。

二巻か出た時も驚きましたが、三巻が出ると知りとても喜びました。
でもあらすじが明らかになった時に、アレックスの精子提供というとてもセンシティブな題材をニャンニャ先生はどう描き切るのだろうと楽しみが半分と怖さが半分あったんです。

恋人の精子提供に拒否感を覚えるコールの気持ちに痛いほど共感出来たし、自分の子どもが見たいアレックスの言い分も理解出来るしで、二人がどう決着を付けるのかとドキドキしました。

やはり二人は別れて離れてしまって、でもコールはアレックスを忘れられなかったし、アレックスが離れた理由もコールを大切に思ってたからで、もう二人の成長に大感動でした。

アレックスとコールのお話は完結してしまいましたが、ニャンニャ先生がブラッドが主役のお話を考えているようなので、その時にチラッとでも相変わらずなアレックスとコールの様子を覗き見出来ないかと期待してます。

ちなみに紙本で予約してましたが、電子限定の有償小冊子付きがあると知り我慢出来なくて購入しました。あちこちの特典ペーパーやリーフレットが収録されていて、作品ファンには堪らない一冊でした。

11

1巻からの旅路〜

1巻がほぼエロだったのがウソのような、コールの成長と内面を見つめるお話でした。

あのコールが、アレックスといて「幸せだなあ」と思えたのも束の間。

2巻で、アレックスのクズさが明らかになったけど、やっぱりそうか…な展開。
自分の子どもはほしいに決まっている、とアレックス。

かたやコールはそうじゃない(わかる)。

精子提供にやっと反対と言えたコールに、アレックスのあの態度はコールがキレるのわかる。

でも、後ほどわかりますが、アレックスにとっても傷ついたんですね。
アレックスは当たり前に訪れると思っていた未来がそうではないと気付かされた。

ずっとコール目線で、コールの変化、成長に焦点が当たっていて、コールから別れたし、コールからアレックスに会いに行った。

アレックスと対等になるには、コールの成長、離れ離れになる時間か必要だった。

コールの内面の変化、成長がこんなにじっくり描かれるとは。
2巻、3巻とキャラの内面が充実してきて、同じ作品でも1巻からずいぶん印象が変わるものなんだなぁとおもしろかったです。
絵も変わりましたしね。

それでも、アレックスがコールを抱きしめるような触れ方や、コールがかわいいのは変わらない。
お互い、殺し合いそうになるほど好きなのも変わらない。
結局はそんな2人が見られてよかったです。

で、忘れてならないのは、ブラッド!
いい奴とは思っていたけど、いい人すぎでしょ!!
適職が聖職者か慈善事業家ってwzw
筋金入りじゃないですか!ww
ちょっとこんないい当て馬、見たことないですよ。
あとがきに書かれていたように、ぜひブラッドをメインにしたお話が読みたいです。
彼は、彼こそはしあわせにしてあげなければなりません(謎の使命感)
何卒よろしくお願いします!

8

キャラクターが生きている作品

精子提供、、また重い話題ブチ込んでくるなあ。このシリーズ読んでると、娯楽のためにBL読んでるのを忘れそうです。めちゃくちゃ面白いけど、めちゃくちゃ考えさせられます。凄い。

はあ、、、、ブラッドやっぱい良い奴すぎる、抱いて。

一方のアレックスさん。
「お前の望み通りになって良かったな」

めちゃくちゃマッチョイズムな発言じゃないですか??こういうオトコ本当に嫌!(BLだということを忘れて純粋に怒りに燃えた。コールも悪いとこあるけど、本能的に受け入れられない!こんな感情にしてくる作者様天才すぎる)。

最後の最後に解決した?わけですが。どちらかが100我慢する結果にならなくて良かった。現実は互いの妥協によって成り立っているよね。このリアリティ?が凄く良い。

アトガキ(有料部分かも)の作者様が「キャラクターが自然に動いてくれたり…」という部分、わかる!スイート〜のキャラはみんな背景がしっかりしているから生きてる感じがすごい。ただただanlセックスさせるためだけに作り込まれたキャラクターじゃない!

スイート〜はここで終わりのようですが、作者様の他の作品も読みたくなるシリーズでした。

8

情緒不安定過ぎる恋の結末、と丸くなった顔

有償50P小冊子特装版、50Pなんて連載よりページ数が多いから楽しみにして張り切って購入したのですが、今までの書店限定ペーパーや電子限定ページ、単話配信表紙などのカラーイラストにインタビュー…楽しめましたが書き下ろし漫画が無いのには残念。

完結の3巻は、レズビアンカップルに精子提供することに意見が違えるストーリーで、BLコミックでこの様なテーマを読んだ事がなかったので面白かったし興味深かったです。人のために良いことをすると考えるアレックスと、好きな人の子供が他の女との間に生まれるのが嫌なコール。どちらの気持ちの一端も理解できます。
二人の全く違う生き方から生じる考え方のズレが毎回良い。そして平穏や安心より、ジェットコースターのようなアレックスとの生活を選ぶしかないコールがやっぱり良い。
そしてお互いの気持ちを尊重しあった結果と、コールが少し周りの人達を見られるようになった成長は良い読後感でした!

話自体は良かったのですが、絵は以前よりキャラの顔が丸くなり、二人の体格差やアメリカっぽい雰囲気が薄くなった気がしました。前は凸凹な二人が一緒にいるだけで萌えたんだけど。
会話や人の見せ方、間だったりも平坦になった気がします。話し合いシーンが多くなったというのもありますが。
絵柄の変化と特装パッケージとしての不満が混じって萌評価になりました。偉そうにすみません…

何はともあれ完結まで本当にお疲れ様でした。楽しませていただき有難うございます。

8

いろんな可能性を手にして

祝・3巻!完結編!!
楽しみに待ってました~~~ヾ(*´∀`*)ノ

ーーというテンションで読み始めたんですが、
なんというか、、、圧倒されてしまって真顔になる。

男女・男男・女女
世界中どのカップルにも当て嵌まる問題にメスが入り、
ここまで掘り下げて向き合うとは…!と衝撃が走りました。

こればかりは何が正解かなんてわからないし、
どの選択をしても何からの感情はつきまとう。
全てのカップルに色んな選択肢があるんだと考えさせられます。

今回はただの喧嘩じゃない。
鳩尾にズンとくる重さがあります。

しかし価値観がどれだけちがって苦しんでも、
愛することを止められないコールとアレックスが尊かった。
追い詰めてでも負の感情と戦う彼等がカッコ良かった…!

1巻ではコールが、
2巻ではアレックスが、
互いに銃を突きつけ合ったカップルのリアルが刺さる完結編でした(;///;)


さてさて。

紙本のあらすじには明記されているので書きますが、
今回降りかかった問題は『精子提供』

アッサリとこの言葉が出るのが文化の違いだなぁ…と。
日本を舞台にした作品ではなかなか見ないですからね。
(というか精子提供問題の話を初めて読んだので色々と衝撃でした…;)

アレックスは「良いことだ」という。
このままコールと付き合っていくなら子供は出来ない。
自分の子供はほしいけど、コールと別れるつもりナシ。
だったらコレが自分の遺伝子を残せる良い機会ーーーという考え方なんですね。

しかしコールには理解出来ない。
自分の知らないところでアレックスの遺伝子が生きてる。
アレックスは自分のパートナーなのに誰かの父親になる。
どうしても受け容れがたく激しいストレスに苛まれてリスカをしてしまってーー。

・・・そうですね。色んな考え方がありますが、
文化の違いなのか、私はコールの気持ちに同意でした。

アレックスの言ってることは理解出来るけど、
理解は出来ても、理解と感情は別物なんだよぅ(大泣)
でもアレックスなりの考え方も否定出来ない辛さよ…。

けれどこれは2人だけの問題じゃない。
新たな命に責任を持たなければならない。
今回ばかりはアレックスの軽さにイラッとする…(T_T)

永遠にわかり合えなさそうなこの問題をどう乗り越える?
という展開から目が離せず心臓ドクドクさせながら読みました。

コールはアレックスの精子問題と同時に
上司からのセクハラ・パワハラも襲いかかってくるし、
ほんともうメンタルボロボロになってて。
(また浮気に逃げようとするシーンがあるので2巻がNGだった人は注意)

自棄になっているコールを支えたのがブラッド…!!!
存在に救われた…すごい優しい…安心感つよ(;///;)ウウ

そんなこんなで大きな壁が出来たコールとアレックス。
「前みたいにセックスで仲直り出来ればよかったのにな」の一言が重く感じられました。

そしてアレックスがコールから離れた本当の理由。
コールを想う気持ちが溢れてて、これもまたグッときます。

きっと離れることが最善なのかもしれない。
けれど好きが止められなくて、
一緒に生きたい気持ちが勝っちゃうのがッッ!!!

「未来の余地」とした選択も、
いろんな可能性が感じられてすごく良かったです…!!
(私はこの瞬間、コールとアレックスの子供がみえた)
(リアルでも男男カップルに子供がいる話もあるよね)
(現代ならマジで可能性は無限大にあると思う…!)

そしてこれからも喧嘩しては何度も別れを繰り返し、
その度に愛を確認しあうところまで見えちゃいますねv
もう一生やってろ~!(∩´///`∩)(幸あれ!)

余談ですが修正について(紙本購入)
白抜き多・時々薄い透かしグレーで見える感じです。

9

スケールの大きい物語

『スイートハート・トリガー』の3巻目にして完結編。
失礼ながら、1巻の時は若干のコマ割りの粗さとかが目についた感じがしましたが、3巻では絵柄もめっちゃ綺麗。コールが美人さんになっていて眼福(アレックスは相変わらずのイケメンですよ!)。

shtはなんて言うんですかね。
決して綺麗なBLではないんですよね。人の裏に隠したいと思うドロドロした部分とか愛憎とか、そういう部分がきっちり描かれている、っていうのかな。噛めば噛むほど味がある。コールのリスカに銃突きつけ事件に、浮気発覚に。別れたりよりを戻したり、紆余曲折ありながら、それでもお互いの愛情と信頼で少しずつ関係を築きあげてきた。

そんな中での3巻、ということでどんなお話かなあとテンションMAXで手に取りました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





同級生でありながら一足先に大学の卒業を迎えたコール。
就活は上手くいかずなかなか決まらないが、そんな中でやっとつかみ取った内定。しかも、役員がコールの腕を買ってくれているのだという。

アレックスとの仲もより深まり幸せを噛みしめるコールだったが、ある日アレックスから告げられたセリフによって二人の間に亀裂が入り―。

というお話。

今作品は「通常版」(コミックスのみ)と、電子限定で「スイートハート・トリガー3【電子限定50P有償小冊子付】」の小冊子付きのものと、2種類が同日発売になりました。で、こちらの通常版の方のあらすじには書いてないのですが、「スイートハート・トリガー3【電子限定50P有償小冊子付】」の方のあらすじには書いてあるのでちょびっとネタバレします。ネタバレ厳禁な方はここでストップされてください。


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アレックスが、ビアンの友人カップルに、精子提供をしたいと言い出して―。

アレックスは子どもを作ることができないビアンカップルへの精子提供は、いわば慈善事業のように捉えている。が、コールにとってはアレックスの子どもがどこかで生まれ、育っていくという出来事を受け入れることができない。けれど、かつて自分が浮気したとき、アレックスはそれを許し自分と恋人出来ることを選んでくれた。その負い目もあってアレックスに精子提供して欲しくないとは言いづらくてー。

んー、なかなか難しい話だなあ、と読んでいて思いました。
キラキラな恋愛ものが多いBL作品において、shtが一線を画すのはこういう展開が盛り込まれているからかと思われます。

もともとはノンケで、結婚して子を持つ未来が当たりまえだったアレックス。
ゲイで、自分の子の存在をハナから諦めているコール。
二人は、「子」という存在を介した意見の相違を乗り越えることができなくて。

男女のカップルも子を持つことの意見の相違はもちろんありますが、けれどコールにはゲイであり男である自分がアレックスの子を生むことはできないという壁がある。その壁を、コールの友人のアンディやブラッドといった存在に支えられ、少しずつ自分の感情をコントロールしていく。この展開がめちゃめちゃ良かった。

お互いに価値観の相違やずれを、人の手を借りながら乗り越えていく。さながらヒューマンストーリーです。

3巻に入りコールの色香がダダ洩れになっていたところもナイス。
目の下のクマ、チェーンスモーカーでタバコを手放せないさま、情事の際の飲酒や喫煙。これ、下品になりすぎないように描くってなかなか難しいと思うのですが、コールのそれらは彼の退廃的な魅力に直結しているところが凄い。

コールは職場のスタッフにはめぐまれませんでしたが、それが悲壮な感じではなくあくまでコミカルに仕上がっているのも良き。上司のダレンのクソっぷりがドツボでした。

そしてもう一人忘れちゃいけないのがブラッド。
今巻も彼はカッコよかった!彼のスピンオフを読んでみたいです。

先述しましたが、今作品は50Pの小冊子付きのものも刊行されました。小冊子付きは電子限定。有償特典で本代とは別に440円必要にはなりますがこの小冊子がめっちゃ良かった。今までの各書店さんごとの特典やニャンニャ先生のコメントも書かれていて読みごたえがありましたので、興味のある方は是非。

1巻、2巻ともに紙媒体で持っているので3巻も紙媒体で買うつもりでしたが、紙媒体では小冊子付きのものがなかったので電子で購入。買って後悔のない小冊子でしたが、紙媒体でも欲しいのでたぶん複数買いしてしまうでしょう。

今巻でshtは完結ということで非常に残念。
またどこかで彼らに会えることを願って。
ブラッドとかダレンの話とか読みたいな。

7

ポッチ

ゆうんさま
コメントありがとうございます。コメントに気づくのが遅く、返信が遅くなりました。申し訳ありません。
わー、嬉しいコメント、ありがとうござます。とても嬉しいです。
sht、素晴らしい作品でしたね。私も大好きな作品の一つなのでこれで終わってしまうのが寂しい限りです。スピンオフもぜひ描いてほしい!
同じ作品で萌えを共有できたり語れることは幸せなことなので、こうしてコメント欄を介してゆうんさまと繋がれたことを幸せに思います。ほかにも素晴らしいBL作品は沢山ありますから、ぜひともこれからも萌えを分かち合えたら嬉しいです。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
コメント、ありがとうございました!

ゆうん

レビューの中で、最もしっくりくるご意見でした!
わたしは初心者で、この作品が初といってもいいくらいモノを知らないのですが、本当に素晴らしい作品でした。
エロ欲しさではなく、ヒューマンドラマとして受け取れることが幸せです。
そして、ポッチさんのレビューも微に入り際にわたってSHTへの愛にあふれていて、とても嬉しかったです。
このカップルが大好きで、他の登場人物たちの幸せも願わずにいられません。
ありがとうございました!

もう、だいすきっす

シリーズ最新作、とてもとても楽しみに待っていました。
ネタバレなしでじっくり読んだほうが心にもくるので詳しくは書きませんがシリーズで一番好きかもしれません。買ってよかったと思えた続編です!
コールの絶妙な精神描写とアレックスの性格ほんと全然違うのに、ちゃんと違和感なく二人の歯車が合うのをうまく描いてくれてます
ほんとこの二人大好き!面白かった!

4

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