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表題作くいもの処 明楽

鳥原泰行 バイト・26歳
明楽高志 居酒屋店長・32歳

同時収録作品フォギー・シーン

高校の英語教師 井西 31歳
生徒 八枝透 16歳

同時収録作品リバーサイド・ムーンライト

南田 27歳
同じ職場の川辺さん 今年30歳

その他の収録作品

  • 店長記 くいもの処 明楽 SIDE MENU

あらすじ

居酒屋『くいもの処 明楽』の店長・明楽高志のそこそこ順調な人生は、年下の生意気なバイト店員・鳥原泰行からの、突然のマジ告白と「危機感ヨロシク」発言によって一変する。年上としての意地も、男としてのプライドも通用しない鳥原に平穏な日々を乱されビビる明楽だが―!?

作品情報

作品名
くいもの処 明楽
著者
ヤマシタトモコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784902671896
3.7

(139)

(56)

萌々

(30)

(31)

中立

(12)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
33
得点
505
評価数
139
平均
3.7 / 5
神率
40.3%

レビュー投稿数33

一発は一発

◾️表題
年下攻めの旨みが詰まりきったこちら。しかし6歳差か。たった6歳という気もしないでもない。鳥原がおネガ気味なので、歳の差が大きく見える。
明楽はアキラって読むんですね。10年以上越しに知る事実。なんか記号的に読み流してた。
ヤマシタトモコ先生の初期の絵柄が好きです。眉と目が近いタイプのほっそいイケメン。でも皆んな顔同じなので髪は切らないでほしい。

牧さんと松城さんの組み合わせもドリームです。ブロマンスでお願いします。

◾️フォギー・シーン
彼は真面目だからきっと真剣に考えてくれるけど、それが幸せになれる道とも思えない。

◾️リバーサイド・ムーンライト

萌2〜神

0

感情移入できず客観的に読みました

ヤマシタ先生初読みです。

市川◯い先生の某作品が、本作に似ているとのレビューを見て確認したくて読みました。

結論として、似ている、と思いました。
一部でも丸ごとというより、設定、キャラの関係性、セリフのやりとりがまんまその通り、と言われても仕方ないという印象。

だからパ◯リというより、まあよくある設定よね、ということで、市川先生の方は編集が通り、作品の良さはあるので人気が出たのかなと勝手に解釈しましたが。
どうなんでしょうね(私はまだBL初心者なので事情に明るくなく、勝手な憶測です)

この作品としては
絵が少し見づらい。
笑いのノリが合わない。
明楽が鳥原を好きになる過程がよくわかりませんでした。

あと、牧がかっこいいけど、ちとキザだなぁと思ったり(キザなのが苦手なので)

ストーリーとしても唐突感が否めなかったり、キザな言い回しがあったり、私には萌えは感じられませんでした。ざんねん。

後半になるにつれてと
もう一編の「フォギー・シーン」の絵が、市川先生の絵に似ているなという気がしました。
しかめっ面の顔とか。
あくまでも主観ですが。

表題作以外の2本も、わかるけど、わかるけど、ふーんそうなのね、くらいで萌えはなく。
こればかりは作家さんとの相性なのかなと思いました。

0

カッコいい男たちの恋と苦悩の物語

さすがヤマシタトモコ先生というべきか、
一筋縄ではいかないラブストーリーが秀逸です!

32歳の明楽は居酒屋の店長をしており、
バイトの26歳鳥原に告白され迫られている。

表紙・右が明楽で、左が鳥原です。
グイグイくる鳥原にほだされて結局…という明楽です。
だけど、無事カップル!無事H!
…という単純な話じゃない!!

明楽は初めての同性との苦悩があるのはもちろんのこと、
鳥原も先のない世界に引きずり込んでしまった自責の念を抱えているのです。

でも、どうして悩むのか?
なぜこんなに苦しいのか?
全ては明楽が好き過ぎるから…
好きだから何していても楽しい!
そう気付かせてくれたのはやっぱり明楽なんです。

好きの比重が違うように見えて、
実はイコールなんじゃないかと思わせる2人。
悩む男たちに非常に萌えました。

同時収録作も短いながらも切なく、
クスッと笑える良作ばかりです。

1

デビューコミックス

ヤマシタトモコ先生のデビューコミックス。
もう12年も前の発表だけど古さは感じません。

「くいもの処 明楽」
決まった彼女はいないけどノンケで、お気楽な居酒屋店長・明楽(あきら、名字です)は、いきなり年下のイケメンバイトの鳥原から「好きなんスよ」と告られ、世界が一変する。
信じられないし、応えられる気もしないけど、もう頭の中は鳥原の事でいっぱいになっていく。
明楽がいつ鳥原を好きになったのか分かりづらいと言われてるけど、私は明楽の意識の変容はすごくよくわかるんですよね。
鳥原は明楽を好きだと言っても全く甘さはないし、逆に決闘でも申し込んでるみたいな眼光!
そして、明楽にも自分と同じようなマジ具合を求めて、その激しさに明楽も引きずられていくような感じなのかな。
ただし、実際に体を重ねることには躊躇があって「怖ぇ」って…それって当たり前だと思う。それで2人の初Hはほとんどバトル。
その後の鳥原は逆に恋に怯える甘ったるい男になり、明楽のカラリとした明るさに救われるのです。

「フォギー・シーン」
友達に片思いの高校生。
先生との秘密を知られ、何を隠してるのかと詰め寄られる。彼は言うと思う?
私は、彼はきっと言わないで誤魔化すと思う。そして結局友情も前に戻らない…同じ結果になるなら告白する方がいいと思うけど、そこが言えないのが若い怯えなのだ。

「リバーサイド・ムーンライト」
ゲイの社会人。全く眼中になかった小太りのクマっぽいおっさん・川辺さんの夢を見て、急に好きになっちゃう話。
で、どうなんだろ。前向きにアプローチするんだろうか?川辺さんはどうするんだろうか?

「店長記」
くいもの処明楽の店員の面々紹介です。


BLと全然関係ないんだけどね。休憩中に鳥原とか明楽とかタバコ吸うのね。私これやだわ。
飲食店や美容師さんの人は、営業中吸わないでって思う。

4

表題作は受けの心情の変化が読み取れず

◆くいもの処 明楽(表題作)
 攻め受けのビジュアル(特に攻めの鳥原)はとても好みで、キャラ設定も掴みは良かったです。ただ、ストーリー展開には少し違和感を覚えてしまいました。鳥原から告白された受けの明楽が、じわじわと鳥原のことを受け入れていくという流れなんですが、正直どこがターニングポイントになったのかよく分からず。あれ、この2人っていつの間に付き合い始めたんだっけ?とページを戻る羽目になりました。ノンケの明楽がゲイと付き合えるようになる過程はそれなりに丁寧に描かれていたと思いますが、鳥原自身に対する気持ちの変化があまり読み取れなかったかなと思います。最後の明楽による店のスタッフの紹介は素敵でした。

◆フォギー・シーン
 一番好きな作品です。高校生の八枝は同級生で親友の府野が好き。でも、ノンケの彼には絶対好意は伝えないと決めており、バイの教師である井西と体の関係を持つことで寂しさを解消しています。八枝は井西に対しても気持ちがないわけではなく、体を重ねる毎に彼にも情が湧き、府野の次に井西を好きになってしまいます。そこが絆されやすいと感じる反面リアルだなぁと思いました。結構こういう人いるんじゃないかな。しかし、府野を諦め自分を好きになってくれる人と本気の恋をしたいと井西に伝えると突き放され、心配して追いかけてきた府野には問い詰められて、八枝が前にも後ろにも進めなくなってしまったところで終わります。結局1番好きな人も2番目に好きな人も、彼は諦めなければならないのか。できれば希望を持ちたいなぁと、八枝の未来を祈りたいと思わせられる作品でした。表題作だけなら中立評価になりそうでしたが、同時収録作が良かったので萌評価にしました。

2

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