ボタンを押すと即立ち読みできます!
読み応えはありました。
真相が知りたくて、読む手が止まりませんでした。
でも、真相が明らかになって、二人が幸せそうになってもハッピーハッピー!!という気分にはなれませんでした。
というのも、最初はこのアレッシオを攻めとは認めたくない気持ちでいっぱいだったんですよね。
ガブリエーレが今、首を切られようとしていても、黙ったまま見物台から見つめているのみとか、ありえねーーー!!!と。
受けが今まさに死ぬってのに平然としてるだなんてありえねー!!と。
アレッシオの本当の気持ちというのが、本当にまったくわからないんですよね。
わかっていないのは受けだけで読者は丸わかりという仕様ではなく、そこが1mmもわからない。
もちろん最後にはアレッシオ側の真実もわかっていきます。
あまりにも信じ難い状況&酷い有様のガブリエーレを直視できず、「これは何かの冗談か、さもなくば夢を見ているのだ」とアレッシオは思ってしまったそうだけど、なんだか消極的だなーって思ってしまったんですよね。
例えそれが冗談や夢だったとしても、なんらか動いてほしい。
間に合わなかったとしてもと思うのは、攻めに夢を抱きすぎなのでしょうか?
太古の昔、受けのピンチには、ヘリコプターで駆けつけてビルの窓をぶち破る攻めがおりまして、そこまでやれとは言わないけれど、受けのピンチで硬直したまま動けない攻めって正直、なんだかなーと思ってしまった自分がいました。
あとは、アレッシオがPTSDにならないか心配になってしまいました。
だって、かつてのアレッシオは首がなくなったガブリエーレの遺骸を一度見ているんですよ。どんな地獄よ。。。。
二度目はそれを回避できたけれど、でも絶対に忘れることはできないと思うんですよね。
それを思うとアレッシオがかわいそうになりました。
罪を着せられ、処刑されたガブリエーレ。愛したアレッシオには裏切られ絶望のうちに命を落とす。
目覚めたら3年前まで時が戻っている。
ガブリエーレは愛した相手に復讐を誓い行動を起こす。一度目の人生では選ばなかった行動をすることで運命が変わっていくんですよね。
でもいい方向に変わっていくだけでなく運命が逆転していくのは面白い発想だったなぁ。今度はアレッシオが窮地に立たされるわけです。
果たして2人の運命は…面白かった。最後までハラハラとさせられる話で夢中になって読みました。
奈良先生のイラストがまた美しい!
物語にぴったりでした
面白かった!回帰後早々に復讐すると誓った相手とBLフラグが立って一瞬テンションが下がったが、込み入ったストーリーにぐいぐい引き込まれ、気付けば一気読み。挿絵もじっくり見たくなる美しさで素晴らしかった。小説・挿絵どっちも神。
始まり方は回帰ものテンプレの処刑までのエピソード。恨みつらみを抱えて死に戻り、アレッシオへの復讐が始まるかと思いきや、弄んで捨ててやる→失敗系BLな展開に。回帰前も現世でも、アレッシオの本性がなかなか見えず面白い。
ガブリエーレは前回の記憶を、主に自身の反省と成長に活かしていたのが良かった。それでいて剛胆さや強かさを身に付けた感もあり、頼もしい主人公。わりと流されて意志の弱さも見えたのは、柔軟さも得たってことなのかな。
話はテンポ良く進み、事件の規模はどんどん大きくなっていく。絶体絶命のピンチに陥り、この広げ過ぎた風呂敷をどう畳むのかと思ったら、驚きのチートオチ。え?っていう。これってアリなんだ、と正直ちょっと笑った。
はっきり言ってひどく大雑把で強引な終わらせ方だと思う。でもそのおかげで数多ある回帰ものの中に埋もれることなく、印象的な作品になっており、とても楽しく読めた。迫力ある挿絵の影響も大きい。
ガブリエーレは回帰前の堅物だったころですらアレッシオに落ちていたわけで、二度目の愛を誓わない、なんて最初から無理な話だったのかな。アレッシオの前回の人生での罪は相当に重いが、今世では間違えなかったし、拷問で十分な償いになった気がした。
二人の幸せ後日談がもう少し読みたかった。番外編とかあればぜひ欲しい。
先生の「気難しい王子に捧げる寓話」が大好きな作品。こちらも高評価のファンタジーでずっと気になっていたので読んでみました。
中世ヨーロッパ的な世界観。
処刑された聖騎士ガブリエーレ(受)が三年前にタイムリープ。自分を裏切った恋人アレッシオや陥れた人間に復讐を目論むが…というお話。ずっと受け視点です。
序盤はタイムリープする前のガブリエーレが語られる。生真面目で融通の利かないガブリエーレが、何者かに陥れられる描写が不憫でかなりつらかった。
タイムリープしてからは、過去の記憶があり、やり直しの人生を狡猾にうまく立ち回っていく様子が面白くワクワクします。この辺「気難しい〜」に近いものを感じました。
アレッシオとの関係は、1回目は禁欲的でキスまでだったのが、2回目では神への信仰がなくなりすぐに体の関係に進む。
1回目より遠慮のない関係で、アレッシオが年下ワンコで、ガブリエーレを溺愛執着する様子が自分好みですっごく好きです!濡れ場ではちょっとSっ気が出てくるのがまた大変良きでした♡
中盤まではなんとなく想像のつく展開だったけれど(アレッシオの罪とか)、終盤になって1回目とは違う出来事が起きてくると、想像もしなかった展開となってきて読む手が止まらなくなりました。最終盤は驚きの展開でした!
色々な場面に伏線が張られているので、一度読了してからも読み返してしまいます。特に中盤のルッチとの会話はなるほど〜と思いました。
ストーリーも大変面白かったのですが、本作はとにかく攻めのアレッシオが、ガブリエーレへの思慕を隠すことなく、始終甘えたり抱きついたりキスしたり、甘々なシーンをたっぷり見せてくれるので、大変満足しました♡
(小中先生の作品の攻めって、執着してても隠してたり、意地張ってたり、なかなか溺愛してくれない攻めが多い気がしますw)
小中先生の描くファンタジーはやっぱり面白いです!他の作品も色々読んでみたいと思います♪
(こんなに面白くて高評価なのにアワードランクインしてないのは12月発売だったからかな?残念!)
シーモア 挿絵付き(奈良先生の挿絵が大変美麗で素敵でした♡)
本当に本当に面白い物語でした…。
面白過ぎました。面白過ぎてまた1ページ目から読み返しています。
物語中に組み込まれた対比がとにかく素晴らしいです。
ガブリエーレとアレッシオの対比。ガブリエーレの前世と今世の対比。
一度最後まで読み終えてからまた最初から読むことで、それらの対比や伏線などがより色鮮やかに浮き上がってきます。
例えば前世、足の手当をするアレッシオにガブリエーレが「痛みには慣れてる」と言ったことへのアレッシオの反応など。その言葉に、アレッシオは地方での鞭打ちの件を思い出してしまったのかな、などと想像してしまいます。
再読することで二度三度楽しめる、素晴らしい力を持った作品です。
今世ではガブリエーレの変化のみならずアレッシオの心情が(ガブリエーレが彼を理解しようとしたことによって)より見えてくるため、アレッシオの変化も大きいように思えます。
今世でのガブリエーレの、達観したがゆえの思い切りの良さ、周りを見ることができるようになったからこその余裕と包容力、先を切り開き運命を変える力にとても惹き込まれました。
意志も強く能力も高い、計算でも動けて物事に対して決して受け身にならない凛々しさと図太さを備えたさまがキャラクターとして大好きです。
とは言え個人的には、前世の真面目で愚直で余裕がなくて心と視野の狭いガブリエーレも結構、いやかなり好きです。
不器用なところも、物事を自分の思いたいようにしか受け取れず見たいようにしか見ないところも、ただの一人の人間、といった感じで良いよなあ…と。
アレッシオもガブリエーレのそんな部分に魅力を感じたのかもしれないですね。
そしてガブリエーレが転生してからは、彼の持つ二面性に振り回されつつより一層惹かれてしまうという。
ガブリエーレ、罪な男です。
男前な受け、最高です。
