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可愛かった!!可愛かったぜ!
ドラマCDのが先です。あんまり可愛かったので、いてもたってもいられず読ませていただきました。
鈴木あみ先生の作品って文章も読みやすくて好きなのですよねww
はじめて身体を開いた男に売られてきたナズナ。
親にも彼にも喜ばれたことが嬉しくてから始まった遊郭の生活。
身体を開くのも苦とは思ってなかったナズナが、恋をした相手とは・・・!?
楼主とのゲームを含めて~のピュアラブ~ですね。
ここまですれてない子ってのも現実社会にはいないんだろうな~と思わず思ってしまう。どうやったらこんなとちょっとセンチメンタルにもなってしまいますわww
楼主の弟さんと~なお話だったわけですが、個人的な収穫としましては、攻の気持ちが読めたことが大きいかなと思います。
CDでは省かれてましたね~。
「家に来ないか」の後、どんな気持ちでうどん屋で待ってたとか。
ドキドキしたり、そわそわしたり。
ちょっと可愛いと思ってしまったw
だからこそ、ナズナが遊郭で売られていると知り~の迷走っぷりもしっくり来たというかね。
最初に描いてやったキツネの絵を大事に見つめるナズナのシーン。
それを知って、微笑む攻のシーン。
やっぱり好きです。ウマ~ww
後半は、綺蝶と蜻蛉のショートストーリー。
この2人を見ると、どうしても泣きそうになってしまうんですが、ほのぼのとしたこの雰囲気がすごくホッコリした気持ちにさせてくれました。
やっぱりこのシリーズ好きなんだな~うん。
花降楼シリーズは、一部の作品しか読んでいなかったのですが、自分の中での何度目かの花降楼シリーズブーム到来!!!で、今まで未読だった巻を読んでいるところです。
読んでいて思うのは、毎回様々なキャラクター、お話の展開になっていて、マンネリ感や飽きを感じさせない作品だな~という事です。
今作の受け様である色子の撫菜は、歴代のキャラ達の中でも異例なタイプだな・・・と思いました。
良い暮らしを一度もしたことがなく、更には親からも愛されず・・・(歴代キャラは割と良い暮らしをしていたが没落パターンor貧しくてどん底生活でも親には愛されていた・・・パターンが多かった)、更には正直あまり賢くない・・・というキャラです。
なので、撫菜目線でお話が進む時は、ひらがなが多くて、難しい言葉も出てこなくて、ちょっと子供のお話を読んでいるような錯覚を覚えました。
そもそもオープニングから、「昔々あるところに○○という子がいました。その子は・・・」というような雰囲気を醸し出す進行になっています。童話みたいに感じました。
この作品はドラマCDを先に聴いていたのですが、その時は展開が急すぎる印象でちょっと良く分からない部分があったんです。
なので、今回原作を読んでみて、色々としっくりきまして、解決しました。
ドラマCDでもそうでしたが、今回は楼主と鷹村がなんとも妖しい雰囲気を醸し出していて・・・
謎多きこの2人のお話も執筆していただけないかなぁ~と切望中です。(シリーズ近刊のあとがきには、そろそろ鷹村のお話を・・を作者様が書かれていたので、期待しています。)
同時収録作品として、「愛で痴れる夜の純情・前夜」という綺蝶と蜻蛉のほのぼのエピソードが収録されています。
(投稿後加筆修正しました)
男たちの廓・花降楼で働く撫菜。
体を売ることに嫌悪感を感じたり、葛藤を感じたりする者の多い中で、撫菜は仕事が嫌いではなかった。
幼い頃から、子だくさんの家庭で生まれ、あまり自身を顧みられることのなかった撫菜にとって、客に優しくされることでさえも喜びであったし、気持ちのいいことも嫌いじゃなかったのだ。
そんな最中、偶然知り合った氷瑞の冷たい中に垣間見える優しさに惹かれるも、色子の身ではそんな感情は御法度だし、もう二度と会うこともないだろう……と諦めていた。
だが、楼主に呼び出された撫菜は意外なことを聞かされる。
実は氷瑞は、楼主の縁の者だと言うのである。
楼主に「あの男を虜にすることができたら……お前を自由の身にしてやろう」と甘い言葉をかけられた撫菜は、氷瑞を虜にすることなんて、絶対に無理だ、と思いながらも、氷瑞に会いたい一心から、撫菜は負ければ今より酷い境遇の河岸見世に送られるというその賭けを引き受ける。
そして、氷瑞と再会を果たした撫菜は、来る日も、来る日も、氷瑞が訪れるのを待って、うどん屋に通い詰めていた。
そんなある日、客の一人と路上で会話するところを氷瑞に見られ、どういう訳だか怒った氷瑞に対して、撫菜は勢いで体の関係を持ってしまう。
それを楼主に知られた撫菜は、氷瑞の本当の仕事を教えられて……
もう会えない、と決意をする撫菜に氷瑞は本当の撫菜の仕事を突き止めて追って来る。
そのまま撫菜を買い切りにする氷瑞に、撫菜は何か出来ることをと考えた挙句……という話でした。
簡単に言ってしまうと、ちょっと頭が弱くて、人の悪意に慣れ切ってしまって、ほんのちょっとの人の善意に喜びを見出す撫菜と、人を全く信用していない氷瑞の話……でした。
撫菜に対して、最初氷瑞は騙された! と猛烈に怒るのだけれど、結局最後は、その撫菜の裏表のない純粋さに惹かれてハッピーエンド、でした。
ちょっと今までの花降楼の話とは違って、色子があくまでも受け身……というか、現状を享受する力にあふれた話でした。
多分、今までで一番、あるがままを受け入れる力があるのが、撫菜なんじゃないかなー……素直だし。
ちょっと大分毛色の違う話でしたが、とっても面白かったです。
このシリーズは切なかったりいろいろするので、大好きです。
花降楼シリーズ第七弾になります。
時期としては玉芙蓉が身請けされて行ってから数年経ち、綺蝶が傾城として一本立ちした頃のお話です。
今回の主人公、撫菜は貧乏子沢山な家庭で産まれ、相手の手が上がると殴られるんじゃないかとビクビクする癖がついてしまうような家庭環境で育ちました。
そんな中で唯一褒めてもらえたのが身体だったんです。
そんな撫菜なので、花降楼に来たことをわりと前向きにとらえています。
客も仕事も嫌いではなく、家にいた頃よりもいい暮らしができている。
でも完全に開き直っているわけではなく、身売りをするのはいけないことのような気がするという意識は持ち続けていて。
でもそんな仕事に自分は向いているという自覚もあって。
なので攻めの氷瑞には色子だということを知られたくないんです。
でも自分の取り柄は身体しかないとも思っているから、氷瑞を慰めたり御礼をしたかったりすると簡単に誘ってしまったりもする、ちぐはぐさを持ち合わせていました。
ここまで書いた感じだと、なんだかとっても切ない感じですが、作品の雰囲気は暗くなりません。
それも撫菜のキャラクターゆえというか、簡単に言うと撫菜が結構なアホの子だからだと思います。
育ちは良くないけれど素直で可愛い、無自覚ビッチなアホの子受けといった感じ。
氷瑞のキャラクターや過去など暗く重い部分があるし、撫菜も色々悩んだり苦しんだりしているんですが、根が真っ直ぐなので沈まずに読んでいくことができました。
…ですが折檻シーンはもれなく苦手です。
他のトンデモ設定は楽しめるのですが、折檻だけはいつの時代よ!?な気分になってしまいます…
まあ、あれがあったからこそ氷瑞の最後の踏ん切りがついたのだとは思いますが。
同時収録は第二弾のメインカップル綺蝶と蜻蛉の小話です。
綺蝶が水揚げされたばかりで蜻蛉はまだ新造の頃、二人がまだ仲違いする前です
相変わらずの蜻蛉のやきもきした気持ちと綺蝶の独占欲が感じられて、ほのぼのと可愛いお話なんですが…この二人の今後を思うとどうしようもない切なさに襲われました。
売春防止法が廃止された吉原の男遊郭『花降楼』での
さまざまな恋愛模様を描いたシリーズの第七弾。
今作は、見た目は際立って綺麗だった訳じゃないのに
『カラダ』がいい、という理由で花降楼に売られた撫菜と
花降楼楼主の異母弟・氷瑞のお話。
これも、先にドラマCDを聴いていたので(しかもつい最近!)
ドラマCDの復習のつもりでサクッと読むつもりだったんですが。。。
これもまたすごく良かった!
読み始めは
文章だと、学がない撫菜の幼さが際立って感じられて
逆にクールで寡黙な氷瑞との差がくっきりし過ぎかな?
と感じたんですが
その方がより、撫菜の無垢なまっすぐさ引き立って
そんな素直な子が、楼主の悪趣味なゲームに巻き込まれて
振り回される様子がかわいそうに感じました。
ゲームとわかっても、撫菜のことがまだ好きで
思い余って身請けする、と宣言した氷瑞。
ずっと落ち着き払っていたので
この場面だけは、若い熱みたいなのが感じられて良かったです^^
相変わらず、樹要さんの絵は
受けが女の子みたいでどうも苦手なのですが
今回は、撫菜の幼い感じが良く出てたのかな~、と思いました。