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先生買い。2なので、どうだろう?と思っていましたが、良かった!良かったんですよ!めちゃ好き。だったので神にしました。攻め受けとも好きだし、お話も良かったです。芸能界もので、俳優としての幅を出すって感じのお話が好きな方でしたら、ぜひぜひ1作目から!
変わらず人気絶頂の永利。紹惟との同居生活も順調だったのですが、主演ドラマで相棒となる役者がどうやら永利のことを嫌いらしいと分かって・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
十川(永利のドラマの相棒役)、桶谷(永利のマネージャー)、小田(永利と仲良しな俳優)、小松(十川のマネージャー)ぐらいかな。十川くん、頑張りました!
++良かったところ
紹惟がねえ♡良い♡彼にしては珍しくわかりやすく焦ってるし嫉妬してるし♡攻めザマア展開好きなんで、「ふふ、もっと焦れ焦れ」とニマニマしてたんです。
そう、今回は、全面的に、俳優として苦悩する永利、そして成長する永利がもがいて輝いていく様を、傍から見てそっと応援しつつ、焦れてるんですよ、紹惟が!ふふふ。たまらん。おっさんの永利に寄せる愛情の深さが、人間味の深さを伴っているように感じられて、より生々しくリアルに感じられて、映画一本見ているような気分でした。
永利は変わらずキレイちゃんなんだけど、十川に新しい自分を引き出されて、ああ役者としてまた一歩進んだんだわという印象です。これからもこんな風にひっそり一生懸命もがいて頑張っていくタイプなんだろうなあ。そっと応援していきたくなるので、私は桶谷ポジションになりたい(笑)
永利の頑張りと、それに焦れる紹惟と、ちゃちゃ入れてくる十川、小田さん、支える桶谷さん、全部上手くハマって読後感がとっても良かった一冊でした!
『鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?』の続編になります。
こちらを読んでいないと紹惟と永利のちゃんとした関係性がわからないと思うので
先にこちらを読むことをオススメします。
今回もとても面白かったです。
二人の話だけじゃなく、永利の仕事のお話がガッツリ書かれていて
十川くんに興味津々でした。
永利が仕事のことで悩む中、紹惟の浮気疑惑があったりと
はたからみたら紹惟が永利に夢中なのがわかるのに
本人(永利)は全然わかってないんですよね~。
十川に対して嫉妬する紹惟は最高でした…!!!
あの紹惟が…!と感動してしまいました。
仕事のお話がメインになるので、甘々な二人をたっぷりとみることは出来ませんとでしたが
とても面白くて読んでよかったと心から思いました。
うおぉおおおおーーーー!最高だった!!!
とにかく時間が足りない二人でした。
あらすじから主人公が辛い目に合いそうな予感がして、なかなか読めずに寝かせてました。読み始めても十川からの行為への悩みや主人公の自信のなさに共感しすぎてしんどかった。
しかしっ!さすが続編。素晴らしいです!
最後まで読むと本当に至れり尽くせりです。
読んでて、あれ?攻めの出番が少なくない?主人公の一皮剥けるのがメインなのかな?なんなら十川と共に一冊書いて欲しいな♡くらい新しいカップル誕生か?と思うほど書き込まれてました。とっても読み応えがあり、何回もアレですが、主人公が一皮どころか何枚も剥けてて。
でもやっぱり公式はこの二人だな!
攻めの本音がむき出しになるとこ!今回も主人公のために陰ながら助けてたり頑張ってたとこ!お前だけだ!なとこっ!
二人が一段上のステージに上がりましたね。主人公がずっといつも不安だったり、攻めが格好をつけていたかったり、どこか心の底から信じ合えていなかったな〜と思ってたところ!!
ちゃんとちゃんと向き合って伝えあってしがみついて。や〜良かった〜!
相手がどんなになっても愛してるんだね!
前作のあの頃の主人公に教えてあげたいですね。ずっとモヤモヤしてたのが最後の十数ページでスカッとしました。
読む前は気持ちも体も疲れ切ってたのに、読んだら元気になりました。はぁ〜心地よい。
作家買い。
2020年に刊行された『鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?』の続編ですが、前作がとっても面白かったのでこちらの発売も楽しみに待っていました。
めっちゃ良かった…。
前作で恋人同士になった二人のその後、を描く作品はそう珍しくはありませんが、当て馬くんが登場したり浮気疑惑が発生したり、というものも多くある中、今作品は受けの永利の成長にスポットを当てた感がある、そんな作品でした。
続きものなので前作未読だと理解できません。
前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
赤ちゃんの時に芸能デビューを果たした永利は、年齢がそのまま芸歴でもある俳優だ。だが若かりし頃は全く売れず鳴かず飛ばずの芸能人。そんな彼が一躍人気芸能人に躍り出たのは、天才カメラマンと称される高名な写真家・氏家紹惟の被写体として抜擢されたからだった。
その時からずっと紹惟に思いを寄せていた永利だったがー。
というのが前作で描かれていたお話。
今巻は、紆余曲折あり、無事恋人同士となった二人は、同棲しながら今も蜜月の時を過ごしていて…。
というところからスタート。
人気俳優として名をはせる永利は、けれど自分の人気は虚構のものだと知っている。紹惟のおかげで、人気が出ただけなのだと。次々と舞い込む主演の座だが、自分のメッキがいつはがれてしまうのかと不安に駆られてしまうのだ。
そんな中、新しいドラマの収録で、かつて暴力事件を起こしたことがきっかけで自粛していた俳優・十川と共演することに。そして、十川からあからさまな嫌悪の感情を向けられた永利はー。
というのが今巻のお話。
前巻が氏家紹惟と永利の恋の成就をベースに描いた作品だとすると、続編である今巻は永利が役者として、そして紹惟の恋人として、「己」を確固たるものにしていく、そんなお話でした。
永利が新たに主演として演じるのは、さながら、名作「ジキルとハイド」をオマージュしたような作品。誠実で、優しい一面とは反対に、どす黒く自分の欲望に忠実な一面を持つ青年。この役柄を通して、今まで「いい人であろう」とし続けてきた永利とオーバーラップさせながら進むストーリーで、さすが小中先生、という秀逸なストーリー展開でした。
自分の自信のなさを、彼は『いい人』の面で隠してきた。
それは、紹惟との関係しかり。
「瀬戸永利」を演じ続けてきた、と言ってもいいかも。
けれど、永利は、演じる中で、そして十川や先輩俳優の小田さんと絡む中で、自分を模索し、そして瀬戸永利としても俳優としても、殻を破った、そんな感じがしました。
それは、紹惟との関係においても同じ。
嫌われないように、彼に捨てられないように。
それだけが、永利の俳優として活動していく上での原動力だった。それが、彼が本当の意味で「瀬戸永利」になったのだと。
終盤で、十川くんのマネさんとのやり取りがありますが、あの件はもう爽快。
「ジキルとハイド」は極端としても、人はいろいろな面を持っているわけで、永利は今まで「良い人」のガワしか見せていなかったわけで、それがあんな小賢しい(ほめてます)姿を見せてくれるとは…。
それは紹惟との関係も同じ。
お互いに、自分のみっともないところは見せたくない、カッコいいところだけ見せていたい、といういわば「表の部分」だけを見せていた。それが、焼きもちを焼いたり、疲れた、と言えるようになっていったり。紹惟が、疲れて寝てしまうシーンがありますが、そんなちょっとしたエピソードで素の自分を相手にさらけ出せる関係になったのだと、そう読者に読ませる手腕はさすが。
恋人はモデルルームの様にピカピカな、ホコリ一つない、生活感のない、そんな関係ではない。汚いところも、ずるいところも、何もかもさらけ出してこそ、ではなかろうか。お互いの愛情がしっかり繋がったと実感できていればこそ、の関係なので、その点もしっかり描かれていてめっちゃ良かった。
タイトルの「お城に隠れているのは誰?」。
私個人の解釈ではありますが、これは、「素の自分」なのかな?と思いました。
安心できる場所だからこそ。
自分を信頼し、愛してくれる人たちに囲まれているからこそ。
人は安心して素の自分を表現できるのではないかなあ、と。
キラキラな、きれいな部分だけを描いた作品ではありません。
嫉妬、ねたみ、嫉み。
そして、愛情のない世界。
そこをきっちり描いているからこそ、反対の、優しく温かな世界も際立つというもの。自分の足で立ち、俳優として、そして天才フォトグラファー・紹惟の恋人として、前に向かってしっかり歩んでいく、そんな永利の姿に萌えが滾りました。
十川くんはしっかり振られてしまったわけですが、これからきっと俳優として頑張り、そして愛し愛される存在が見つかるでしょう。彼のスピンオフも読んでみたいな。
みずかねさんの相変わらずの美麗イラストもめっちゃ良かった。
とにかくキャラたちが皆さん等しくカッコよくって悶絶しました。
キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良しの最高な1冊でした。
小中先生だし、前作がとても好きだったし、で買うしかないヽ(`▽´)/
こちらはぜひとも1巻を読んで、受け様の永利と攻め様の紹惟のこれまでを知った上で読まれるのが楽しいかと思います。
今回は人気俳優となった永利の仕事面でのお話がしっかりめとなってました。
人気絶頂でも、おごらずに謙虚、というか自己評価低めの永利。
そんな永利を、"繊細“だと表現してた紹惟に、永利のこと、よくよく見てるんだなぁって( ´∀`)
久しぶりの連ドラで主演の永利。
忙しくて紹惟との時間が取れず、不安が付きまとう。
しかも準主役の親友役の十川は、何かとつっかかってきて、気持ち的にも疲弊してきて。
十川には、私も最初なんだコイツって見てたので、永利が言い返した時はスッキリしちゃった。
その後、結局面倒をみちゃう永利で、なんだかんだ十川の才能をかってるんだよなぁ。
ちゃんとその永利の気持ちが伝わったら、かわいいワンコになってた十川に、にまにましちゃう。
でもって、紹惟の年上の余裕の下に隠された嫉妬や独占欲がたまらなくいい(≧∇≦)b
最後の方で吐露した本音に、なんとなく感じていてはいたけど、目が覚めるようでした。
そりゃそうだよね、永利の周りにだって、魅力的な人がたくさん群がってるんですもの。
紹惟だって気が気じゃないわよねぇ、なんて。
1巻での泰然とした紹惟をひきずったままでいて、紹惟にもこんな執着や焦りがあったのか。
そんな紹惟の涙ぐましい献身や愛情が知れて、嬉しいなぁ(*^^*)
閉じ込めてしまいたい、幸せにしたい。
そんな葛藤を抱えた紹惟に、うふふーーーヽ(`▽´)/
めっちゃいいわぁ♡
恋人としてまた一歩踏み出した2人に、大満足な一冊でした。
イラストは引き続きみずかねりょう先生。
今回もイケメンですわ〜( ´∀`)