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鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?

kagami yo kagami oshiro ni kakureteiru noha dare

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表題作鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?

氏家 紹惟
41歳,有名写真家で実業家
瀬戸 永利
33歳、役者、モデル

あらすじ

人気カメラマン×若手俳優の業界ドラマチックラブ続編!! 

今をときめく売れっ子俳優が、連ドラの主役に大抜擢!! 多忙な天才写真家で恋人の紹惟(しょうい)とも、甘い同居生活を満喫中。一見順風満帆だけれど、内心は失敗できない重圧と不安で押し潰されそうな永利(えいり)。しかも準主役の相棒役は、二世俳優の問題児・十川迅(とがわじん)。二年前、障害事件を起こして謹慎していた年下の男だ。初対面から永利を睨んできた十川は、なぜか敵意を隠さず、挑発するように絡んできて!? 

作品情報

作品名
鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?
著者
小中大豆 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011023
4.5

(99)

(70)

萌々

(18)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
19
得点
445
評価数
99
平均
4.5 / 5
神率
70.7%

レビュー投稿数19

心おきなく愛し愛される関係に進んだ2人に拍手。

「嫉妬する攻め」と聞いて続編購入に踏み切りました(笑)
あの紹惟が…!!!???

1作目も好きなのですが、自分の中ではあの1冊で完結してもよいかなーと思っていたのです。長いこと。また永利がグルグル悩むのかなって気もしたから。
でもふとした時にレビューを読んだら「嫉妬する攻め」「攻めが焦れる」というワードが飛び交っていたので、苦しむ攻めスキーの邪心がむくむくと。。

結果、面白かったです。2巻。
読んで良かった。ありがとう小中先生&レビュー書いてくださった皆さま。

2巻の当て馬・迅もちょっと思っていたタイプと違いました。
恋愛じゃないけど気になっちゃうし世話焼きたくなっちゃう。いつの間にか永利の気持ちに共感しちゃってました。

今回は基本いい子ちゃんで一人で抱え込みがちな永利が迅にやり返したり、ぞんざいな口調で先輩ぽく強気でいったり、そんなところがスカッとしました。

そして思った以上に出番が少ないというか、裏でジッと「待て」してる紹惟…!永利の道を阻むことなく、後ろで色々手をまわしながらも、ずーっと心穏やかじゃなかったろうに必死で耐えて永利の前では冷静に振る舞う、そのいじらしさ!!!そして嫉妬したと言い、永利に弱みを見せる姿。
あ~かわい。全然可愛い人じゃないけど大人の男の可愛げが出てきてて最高でした。

最初はまだ永利が片思い気分が抜けないと言っていたけど、最後きちんと腹を割って話し合って恋人同士になれた2人がとても良かったです。心おきなく愛し愛される関係に進んだ2人に拍手。幸せにな。

0

ありえないが多すぎる

 前作で紹惟が他の人たちと関係することをやめて永利だけにする、という心境に至った理由がよくわからなかったので、そのへんの紹惟側の心情がわかればいいなと期待していましたが、こちらも永利視点で話が進み、付き合って以降のエピソードのみで過去についての掘り下げはありませんでした。

 共演者の十川がいわゆる当て馬ポジションだったのでしょうが、十川も十川のマネージャーも事務所も、社会人としても人としてもありえないと思うことが多すぎて、BL的な萌えは少なめでした。
 両親から愛されずに育った十川には同情する点はありますが、大学まで出してもらって、永利の言葉を借りれば教養もある。小学校高学年の頃から寄りつこうとしなかった実家の経営する事務所に所属して俳優として活動していくことを決めたのは自分なのに、傷害事件を起こしたあとの2年間も家を借りることもせずにヒモ生活をしていて、才能を見込んだプロデューサーにチャンスをもらう形で今回の役をもらえたのに、主役に陰で「ここまで来れたのは彼氏のおかげ」だの「存在感が薄い」だの貶したり、酔って騒ぎを起こしそうになったり。
 彼をボンボン扱いして嫌がらせをしていたマネージャーも、所属タレントの評判を悪くして何か会社に恨みでもあるのかと思っていたら、他のタレントの売り込みなんかは積極的にやっているし。理解に苦しむことのオンパレードでした。

 十川がもう少し魅力的なキャラなら、彼に永利が惹かれないかハラハラしたり、フラれる十川に切なさを感じたり、嫉妬する紹惟にも共感できたのでしょうが、残念ながら私には十川のよさがわかりませんでした。
 紹惟との甘いエピソードを垣間見られたことはよかったです。

0

脇役との絡みが多め

待望の鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?の続編、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
お仕事 4
溺愛 3
執着 2
エロ 1
な感じだと思います。

前作に引き続き、紹惟さん×永利さんのカプです。

前作で結ばれた紹惟さんも永利さん。永利さんの前では格好良くいたいと澄ました感じだったけど、今作の紹惟さんは、前作と比べると凄くデレていますね。永利さんへの執着もですが、色んなことで嫉妬しちゃったり、どれだけ想っているのか察することが出来るくらいの分かり易い溺愛っぷりに、あの紹惟さんが…と新鮮でした。

しかし、今作は紹惟さんと永利さんのやり取りよりも、永利さんがドラマの主演をしたり、その共演者の十川さんとのあれやこれやで反発したり、と思ったら徐々に打ち解けて良き俳優仲間になっていったりして、メインカプ要素よりも濃い印象を抱きました。

今作から登場の脇役キャラの十川さん。最初はあまり良いイメージを抱かなかったのですが、徐々に十川さんの内面や置かれている環境を知ると、何だか憎めないキャラになってきて、永利さんとのやり取りや紹惟さんが嫉妬してしまう良いスパイスとしての存在になっていったのが良かったです。

前作よりも甘い紹惟さんと永利さんのやり取りの他に、俳優として演技を頑張る永利さんや十川さんのお仕事や芸能界要素が堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。

0

No Title

すごく面白かった!永利の演技への向き合い方、ドラマ撮影の緊迫感、恋人をいまいち信用しきれない不安の中でまた脱皮していく永利の姿がかっこよく美しかった。紹惟が信用されないのは仕方ないですw コミュニケーションが圧倒的に不足していた2人が本音を吐露してまた新たな関係になっていく。のが良かったよね。小中大豆先生のお話は脇役も含めて魅力的なキャラクターが多いので人間ドラマとしてもすごく面白い。桶谷さん敏腕マネージャーだし人間的にも魅力的。今回はさらに手腕を奮ってましたね

1

紹惟の出番は少ない。でもそれでいい

今回は永利と十川の物語でしたね。
続編で、紹惟との絡みが少ないと思ってしまいますが、1作目でくっついた二人がひたすらいちゃいちゃ甘々生活を送るシーンを見続けるより、永利が本気で仕事に向き合ってそこで惚れ込むほどの才能の持ち主に出会ってある意味で魅了されていくという本作はこれぞ読みたかった続編!という感じでした。

紹惟も大人の男らしく、見守って、でも要所要所では大人しくしておいてはやらないぞ感があって、大人の男でスパダリだけどしれっと嫉妬と溺愛してるのがとても最高でした。
永利はそれでいいんだよ、生真面目に生きて知らぬ間に人を惹き寄せて紹惟をヤキモキさせるくらいでいいんだよと、本当に素晴らしい内容の続編でした。
唯一臍を噛む思いをしたのは最後の最後まで十川くんの前で素っ裸になったことがバレなかったこと笑 バレて欲しかったなー!でもやきもちはたくさん見れたからいいか!攻め様可愛かったです!

何もかもがいい塩梅でした。
小中先生、期待以上のものをありがとうございました。

5

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