いつかお前を飼い馴らしたい

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表題作ドメスティックビースト

大庭壱真,蔵持家の分家長男,桜次郎の監督者
蔵持桜次郎,蔵持家次男,バイター

その他の収録作品

  • 檻の外
  • あとがき

あらすじ

蔵持桜次郎は人血を糧とする「バイター」であり、
実家は「バイター」の名家だ。
だが、自身の起こした不祥事が原因で本家から放逐され、
分家の大庭壱真の管理下に置かれることに。
不自由な生活に不満を抱いた桜次郎は、
本家の命令に淡々と従う壱真を奴隷のようだと嘲る。
すると、壱真は桜次郎の体内の抑制器を作動させ、
桜次郎をペットのように扱おうとしてきて……

作品情報

作品名
ドメスティックビースト
著者
ミナヅキアキラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
スモーキーネクター
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033523
4.4

(252)

(156)

萌々

(66)

(22)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
40
得点
1115
評価数
252
平均
4.4 / 5
神率
61.9%

レビュー投稿数40

執着が美味しい

スモーキーネクターを2冊復習してから読みました。

桜次郎がなんだか可哀想な生い立ちでしたね。親父クソだな!
見て見て!構って!が満たされなくて、なんかめっちゃ能力高くて…。歪んで育つよね(泣)

壱真の執着がいいですね〜!執着大好物です。憎まれても殺されそうになっても手放さない。ここまでされちゃったら桜次郎も満たされるよね?

殺してやる!から僕を見てろ、まで読み応えがありました。壱真すごいね君!
桜次郎の丸ごと心も体も手に入れて看取るまで離れないって。

そうなんだよね!スモーキーネクターの方でも思ったけど、バイターって孤独だもんね。
しかもあのクソ親父だし。これからは自由に生きていけるといいね!

0

特別感が良い

「スモーキーネクター」のスピンオフでバイターの桜次郎と管理者の壱真のお話です。
独特な世界観なので前作を読んでいたほうがより楽しめると思います。

序盤は桜次郎を飼い馴らそうとする壱真の執着が怖くて、甘さの欠片もない展開が少々しんどかったです。

しかし、壱真の真意を知った慶宗によって壱真と引き離された桜次郎が自らの意思で壱真の元へ戻った時は心に来るものがありました…!
桜次郎の孤独を癒せるのは壱真だけという特別感が良かったです。

シーモアはトーン修正でした。
お互いを求め合う壱真と桜次郎にときめきました。

最後はもう少し説明が欲しかったですが、有生とみつるの仲睦まじいところが見られたので概ね満足です!

0

お兄ちゃんが好きすぎる

ドメスティックとは家庭内のという意味だそうで。
乱暴に直訳をすると家畜やペットとなってしまいそうなところですが、今作を読んでみると「俺だけの獣」かな…なんて印象を持ちました。

前々作・スモーキーネクターで存在感を出していた桜次郎のスピンオフとのことで、これは一筋縄ではいかないんだろうなあと思ってはいたものの、相手となる壱真もなかなかのクセ者でしたね。
あんみつCPとは真逆のヒリヒリとした関係性がとても新鮮で、環境が異なるだけでこうも雰囲気が変わるものなのかとバイター設定のおもしろさに唸る。他の家がどうなのかもすごく気になります。
全体的に仄暗さが漂う、彩度と糖度が低めの世界観+下剋上+主従+執着…と、刺さる人には刺さる組み合わせなのではないでしょうか。
私はどちらかといとスモーキーネクター組の方が好みでしたが、このタイプの執着攻めの執着っぷりは読んでいてわくわくとしました。

スモーキーネクターを読んだ際、桜次郎という人は歪んだ心を持った小さな子供のような人だなと感じたのです。
そんな彼のバックボーンと共にその後の姿が描かれていくわけなのですが、歪んだ心を持ったまま育ってしまったのも理解が出来るもので、なんというか非常に生きづらそうなんですよね。
美しくて孤独な獣。桜次郎を欲してやまない壱真もある意味獣なのかもしれません。
飢えた獣同士の攻防戦のようなやり取りは読み応えがありましたし、一筋縄ではいかない関係性も良かった。
しかしながら、2人のCP的には萌かなと。
あんみつCPほど大きくは刺さらず…壱真が桜次郎にここまで執着をする過程がもっと読めたのならと思います。
ただ、桜次郎の兄・慶崇のエピソードが良かったので萌寄りのこちらの評価で。
不器用な愛情が切なくもどかしい、弟大好きなお兄ちゃんが気になって仕方がありませんでした。兄弟エピソードももっと読みたかったな。
お兄ちゃん好きな方はコミコミスタジオさん特典のリーフレットをぜひ。

1

チッチッ…

読むの勿体なくてずっと読めてなかったんですけど、やっと読みました。やっぱミナヅキ先生は天才だなって.................

本作はスピンオフ作品なので、スピンオフ元のスモーキーネクターを読んでないと、ちょ〜っと世界観が分かりづらいと思います。
まだ読んでないという方は、絶対に、絶対に、読んでくだだだだださいーね、ガチ、へへ

以降はネタバレしかない感想です。

スモネクだと当て馬...にまではいかないちょっとしたスパイス程度のキャラだった、桜次郎が主人公です。
この桜次郎くんはバイターという吸血鬼みたいな存在なんですけど、ちょっとやっちゃあいけないことを色々したわけで.......ア〜〜〜ッ説明すんのがめんどくさいので、手っ取り早く試し読みして下さい!!!!

この桜次郎の面倒をみることになった、攻めの壱真の歪み具合にゾクゾクきましたね。
試し読みの時点では、真面目なイメージしかなかったのに、本性はドロドロ執着剥き出しチッチっ男なんですから...チッチッ

桜次郎は強気で俺は誰からにも指図は受けねえ〜!シャーシャー猫ちゃんみたいな受けなので、相性最悪じゃん!!こんなのどうやってセックスに持ち込めば...!?って思ってたら、それを逆に嬉しそうに受け止める壱真よ...
違うわこれ相性最悪じゃなくて、相性最高なんだ...

壱真は飼い馴らしたいと、桜次郎は飼い殺すと、どっちもどっちやんけ〜!って
誰にも求められてこなかった桜次郎が、壱真に求められて懐柔させられてハッピーエンド?でした。
桜次郎は猫ではないけど、猫ちゃんって最期は家族から離れたがるってよく聞くので、猫っぽい桜次郎が壱真に、飼うならちゃんと看取ってって思ってるのきゃ〜らしか!!!て思いました。にゃ〜ね〜〜〜〜(?)

ミナヅキ先生の画力が高くて毎度驚くんですけど、ドメスビでめちゃくちゃ良いな〜って思ったのは表情でした。
桜次郎の余裕のある時とない時とコロコロ表情が変わるのに対して、あまり態度を崩さない壱真が、濡場では余裕がなく獣くさい表情がちゃんと描かれてて良い。
画力が高すぎる故に分かる、壱真が何着ててもちょっとパツパツの服たちがかわいい、かわいそうに、、、え?笑

こういう逆転主従関係いいな〜って目覚めました。ミナヅキ先生ありがとうございます。これからも最高な作品を生み出していってほしい。
あ!ちゃ〜んと、スモネク好きには嬉しいあんみつもちょっと出ます!!ねえ〜嬉しいねえ〜あんみつはいくらあっても助かりますからねえ〜〜...あんみつforever...しんじろforever.......ほな...チッチッ

5

新鮮なかんじ

最近のBL作品は似た内容が多くて新鮮味を感じられなかったのでなんとなく離れていました。
前作が面白かったので買ってみました

最初から最後まで歪んでて、これハッピーエンドでいいんだよね?って感じで新鮮味があり読み応えがありました。
受けの歪む原因のエピソードは結構納得できたんですが、攻めの執着の理由がなんとなく弱かった気がして、あれだけだとただのMやん…って。まだきっとあったと思うんです。そこら辺の心理描写もう少し深掘りしてほしかった感じはあります。
かなりボリュームはあるんで読み応えはバッチリ
それに加えて作者の絵が上手いので評価を底上げしてくれました

居場所?愛?家族?受けが欲しかったものが手に入ったけど、攻めは結局受けの何を求めてたんだろう。
恋人になりたかった?服従させたかった?居場所を作ってあげたかった?それともそばにいてくれれば愛なんていらないオッケー!くらい歪んでたとか?読み取れなかった私はまだまだ未熟者です。

最近お決まりのBL作品よりもこうゆう新しい終わり方の方が好きかもしれないです

2

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