電子限定カラー
好きにならなきゃよかった
絵とタイトルに惹かれて読み始めて
先生の喫煙シーンの「だから秘密ね」で
落ちてしまいました。
湊の恋と同じくして私の恋も始まりました。
先生色々ずるくて、エロくて、可愛い。
湊は勿論圧倒的に無垢な可愛いさなんだけど
先生のは色々違う。
でも仕方ないよね。大人なんだもの。
そして、あの時あれ以上手は出せないよね。
きっと会いたいと思って行っただけの同窓会であんな事になっちゃって。
事後の「ありがとう」のチュ。
先生よかったね。
湊が夜の公園で着ている服が可愛い。
ボーダーから靴まで全身全部好き。
社会人になってからの私服も素敵。
オシャレです。
先生のおうちスエットは萌えました。
最後に
校舎いいですねー。
重くしようと思えば重く見せられる要素を割と軽く流して話を進めて行っているところが好印象でした。離婚や親の不在や男同士、先生生徒といった要素を、劇的な雰囲気にはあえてしていないところ。人生って案外そんなもんかもしれない。
色々サラリと描いているところをいいと感じるものの、サラリとしすぎているゆえに2人の人間性がやや未消化。特に吉岡先生。あまりにも簡単に挿入できちゃったので、黒沢だけではなく先生も、会わない間に男の人となにやらあったのかなと思ったけど、多分そうじゃ無い…よね?そして吉岡先生のあの適度に緩い感じで何故離婚に至ったのだろう。結婚前にいい顔しすぎたのか?
先生と生徒。
また1冊、とんでもない瑞々しい良作を読んでしまった(頭を抱えながら!)
なにがいいってさあ、こんな結末とは誰が予想した?!!!って話ですよ!!
ねえ? そう思うでしょ? このレビューを目にして下さった読了済のあなた様も!!(おい!)
未読の方はネタバレなくぜひ最後まで読んでほしいです(まりあげはとの約束、指切りげんまん)
いや、でももうみんなすでに読んでるよね…だって良作だもの…(有償特典の小冊子付き狙いで在庫確保から出遅れた民より)
8月に刊行された、大好きな幸田みう先生の新刊。
繊細な作画、表紙の色使いにうっとり。
先生の作品は全作集めるほど大好きなのですが、、
こちらの作品は、特に”ぐっ”と心に響くポイントがなく(いや、いいストーリーではあるんです!)さらっと読み終えてしまいました。
生徒→先生への恋心は切ないし理解もできてうんうん、と思いながら読めたのですが、逆に先生の気持ちは再会したところで体を許すほどの情熱になり得るか?という部分がどうしても引っかかってしまい…
先生の心情の変化をもう少しじっくり読みたかったなあ、と。
あっ!
一つ、完全に予想外だったことが。
攻め受け、完全に逆だと思っていました。。びっくりして読みながら「えええ!」と声が出ましたね。
もしかしたらそれも、いまいちハマりきれなかった一因かもしれません。。
高校生の湊が先生の吉岡に恋する話。いつも一人で他人とあまり関わらない湊。イケメン紳士で完璧な大人として振る舞っている教師の吉岡を湊は信用できない人間と思っていました。が、吉岡が実は隠れて校内でタバコ吸っていたり、シャツもヨレヨレしていたりを見つけて、湊は自分だけが知る吉岡の姿を知り彼に惹かれていきます。
真っ直ぐに吉岡に近づいて行く湊の目が、初々しいのに、その真っ直ぐな真剣さで、危うい色っぽさがありました。そして、その真っ直ぐな湊からの接近を大人の余裕でかわしているつもりの吉岡が、だんだんと、自分の生活の余裕の無さから、湊の前では完璧主義から離れて、本音の顔が出てしまうようになって、、大人ってズルい!
タイトルどうり、一旦は湊の初恋は終わってしまいます。
しかし、5年後に二人は再会して。そこからの湊がもう、カッコいい!そして吉岡は、大人になった湊を前に、、。以前は仮面を被った吉岡がもう、大人になった湊を前にグズグズになっていくのが、可愛くなってしまいました。
大きな出来事はないのに、読み終わるとお互いを見ていた二人の目が頭から離れない。そんな印象的なお話でした。
幸田先生の絵のタッチが素敵で、こういう静かに心理描写するお話にとても合っていると思いました。
噛み締めて読みたくなる作品でした。