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表題作はなれがたいけもの 恋を知る

ユドハ、金狼族、国王代理、ディリヤの番、29歳
ディリヤ、(マディヤディナフリダヤ)、人間、アスリフ族、24歳

あらすじ

遠吠えをするように
愛しいつがいの名を叫びたい

金狼族と人間、種族の差を超えて結ばれた
ユドハとディリヤ。ユドハと同じ獣として
生きることを選んだディリヤはアシュに続いて
双子を出産。愛するつがいと家族を成し
幸せに暮らしていた。
だがディリヤが“狼狩り”に所属していた過去を
知るかつての上官が家族を狙い―…?

作品情報

作品名
はなれがたいけもの 恋を知る
著者
鳥海よう子 
原作
八十庭たづ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
シリーズ
はなれがたいけもの
発売日
電子発売日
ISBN
9784799764039
4.1

(39)

(16)

萌々

(13)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
159
評価数
39
平均
4.1 / 5
神率
41%

レビュー投稿数4

愛の強さが煌めく

ユドハ×ディリヤ


まだオリジナルの小説は読んでないけど、
これから、じっくり読破する予定です。


コミック『恋を知る』では、

家族がひとつの群れのように、
守りたい人がいるからこそ、
愛のゆえにこんなにも強くなれるのが、
毎ページから伝わってきて、胸が熱くなる!
国の陰謀や狼狩りへの憎悪劇の中で、
王族や種族、立場の壁を超えて、
2人の愛し合う姿が、本気で泣ける。
人間と金狼族の交わりや、
体格差もキュンとする愛しい〜もの!
これほど心をえぐられる作品なんて滅多にないのだ。


ユドハと狼社会で生きることを選んだ
ディリヤの強さには、心から尊敬する。
愛する家族を守るために立ち向かっていく姿は、
番として、親として、人間としても本当にカッコ良すぎる。

ユドハへの愛、
会えない時の切なさや、
ユドハが亡くなったと思った時、
恋して恋しくてたまらない気持ち、
そして絶望感や狂気の姿を見ると
こっちも号泣!

ユドハの溺愛、
ディリヤのために全力で動く姿には、
もう男前すぎて、
愛が溢れすぎて、悶絶してしまう!

2人の愛の深さと、
アシュと家族の絆が、
死別の寂しさと絡み合っているところ、
胸がざわざわ・・・。
もしユドハが先に逝ってしまったら、
「アンタの元へ行くよ」とディリヤがそう言った瞬間、
愛って、もうね〜心が震えるのだ。

双子のララとジジが2人の愛の結晶で、
それに、
アシュがディリヤから強さを引き継いだ素敵な子で、
狼子たち本当に可愛い〜!

2人で手を取り合って、
向き合う試練が見事に組み込まれていて、
困難が山積みの中でも、
すべてを克服していく姿は、
本当に感動的だし、
ディリヤの過去にも関わらず、
ユドハがそばにいて支えてくれることが、
敬うべき愛情の証拠になっている。
もう、心がいっぱいになりました!

次が楽しみで仕方ないです!



・電子限定描き下ろし1Pカラー漫画(Kindle版購入):
お兄ちゃんのアシュが、
ララとジジとのお父さんのゴッゴの結末・・・癒される〜!

・コミコミスタジオ限定特典描き下ろしマンガ入り4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
お兄ちゃんアシュが、
ララとジジと一緒にクッキータイムを楽しんで・・・超可愛い〜!

3

原作ファンです!

前作コミックス「はなれがたいけもの」の時にも思いましたが、あの長いお話を綺麗にまとめて一冊で終わらせていました。普通の厚さなので2巻があるのではと思いながら読みましたが、ちゃんと一冊で完結してました。これって凄い事だと思うんです。
ちゃんと過不足なく原作の内容を伝えていました。
前のレビューにも書いてますが、このコミカライズを足がかりに原作を読んで貰えたらと思っています。

個人的には原作の挿絵が大好きなので、あの無機質なのに熱量を感じる佐々木久美子先生の絵と比べてしまいがちなんですが、鳥海よう子先生のディリヤは家族限定でとにかく表情が豊かなんです。それにアシュがメチャクチャ可愛いです。もちろんララとジジもです。

今作で一番切なかったのは原作と同じくアシュが人間と金狼族との寿命の違いについて知るところでした。

ちょっとだけ駆け足感が否めないですが、コミカライズはこのくらいが丁度良いと思っています。

1

子どもたちかわいい‥!

正式に結婚せずとも家族になって、そこからディリヤの過去との対峙、アシュの成長、正式な結婚が描かれています。

正直個人的な萌度はそこまでではなかったです。
ディリヤが過去に狼狩りをやっていたせいで隣国との関係が悪化、隣国も一枚岩ではない、誘拐されて監禁されて‥とハラハラ展開です。
展開はハラハラなのに、なんかこう、急いでる感じがするというか、コミカライズあるあるなんですがなんとなくそう感じます。

ディリヤ1ヶ月以上監禁されてめちゃ汚れてるのにそういうの気にしないで、助け出されてすぐおっぱじめるのはあるあるなんですが、やっぱり身体きれいなほうがいいなーと思いました。

国同士の諍いあり、アクションあり、そして相手国の人間とケモCPも出てきて世界観は広がりました。

子どもたちはめちゃくちゃかわいかったです。チビケモがうますぎる。

1

貴方と共にある未来を目指して

今回は金狼族最強を誇る国王代理と番の元敵国兵士のお話です。

受様がゴーネ帝国内の抗争に巻き込まれ
攻様が国内の反乱分子を鎮めて受様と正式な伴侶とするまで。

この世界は人間の国の他に狼の頭を持ち
人よりも強大な力を持つ金狼族の国があります。

受様は達悦した身体能力をもつアスリフ族の人間です。
アスリフは特定の国に属さない傭兵業を生業とし
受様は人間のゴーネ帝国と金狼族のウルカ国と戦いに
狼狩りとして参戦します。

受様は任務としてウルカ国王暗殺に抜擢され
死を覚悟して王の閨で身を任せての暗殺を謀りますが
その一夜は受様の人生を変えることになります。

ゴーネの敗戦で戦いが終わると受様は用無しとなり
受様は一夜で宿した息子を1人で育てるのですが
父親こそが兄王の影武者を務めた攻様だったのです。

攻様は我が子を宿したであろう受様を探し続け
2人は番となり、さらに双子を産みます。

攻様は国王代理としてよく国を治め、
受様はそんな攻様の最愛の番ながら表に出ることなく
子供達を守りながら慎ましく暮らしていました。

攻様はそんな受様と子供達を愛し大切にしていますが、
ゴーネ帝国との停戦記念式典にかつての上官が出席した事で
受様はゴーネの陰謀に巻き込まれて
攻様や子供達から引き離されてしまうのです。

受様を捕えた元上官は受様に攻様は暗殺されたと言い、
ゴーネのスパイとして寝返れと迫ります。

果たして攻様の死は真実なのか!?
受様を奪ったゴーネに攻様が打つ手はあるのか!?

八十庭さんの同名小説 「はなれがたいけもの」続刊の
コミカライズ化で国王代理を務める攻様と
国王代理の番であり3人の子のをもうけた受様の
人外ファンタジーとなります♪

原作の小説版は受様を主軸に受様の攻様への想い
家族への愛が丁寧にがっつり描かれているのですが
本作では主要キャラそれぞれの役目を際立たせる事で
物語を進めていく流れになっています。

受様は攻様と番った事で
金狼族である攻様の群れの一員となります。

それは人間である受様には難儀なものと思われますが
受様にとっては愛する攻様と子供達のためであり
彼らの幸せが受様の幸せなのです。

そんな受様を攻様の身近な者達は受け入れますが
受様が狼狩りだったという過去は消えることはなく
不満を抱く者がウルカ内での不穏分子となっていくのです。

自身を客観視する受様は常に最善と思われる道をとりますが
それは攻様や愛息と読者をたいへんジレジレ、ハラハラ、
ドキドキさせます。

小説に比べてギュギュと圧縮された展開でしたが
攻様が受様と共にある生き方を認めさせるまで
楽しく読ませて頂きました (^o^)/

本作のカバー下には今回もあとがきが収録されています。
お2人の思いが溢れていましたのでお忘れなく♪

1

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