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転生したらブルーアルファの許嫁でした

tensei shitara blue alpha no iinazuke deshita

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表題作転生したらブルーアルファの許嫁でした

ユーリウス 23歳 皇太子
怜 19歳 大学2年生

あらすじ

大学生の怜はある日、巨漢の白猫にいざなわれ異世界――ネイオール王国へとスリップした。 なんと怜は元々希少なホワイトオメガとしてこの国で生まれ、ブルーアルファである皇太子ユーリウスの番になることが決まっていたが、二歳の時、世界線の歪みに吞まれ忽然と消えてしまったのだという。 信じがたい話に加え、冷徹なユーリウスの態度に反感を抱く怜だったが、彼の過去や孤独を知るにつれ次第に心が揺れていく……。

作品情報

作品名
転生したらブルーアルファの許嫁でした
著者
安曇ひかる 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532901
3.3

(6)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
20
評価数
6
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

良いお話だけどなぜか閉塞感

盛りだくさんでした。安曇さん初の異世界ものだそうで。

色んな愛憎が入り交じり。
とにかくコミュニケーションが足りない!これはBLの王道なのかな?
あの時ちゃんと…ってのが何年目だ?な親子関係と、何日目だ?な主人公怜と許嫁のユーリウスも。

なんとか奇跡的に再会できた二人の温度差やその後も、ユーリウスの気持ちがわかると、ああ!!って感じです(泣)
怜がなぜ彼の気持ちを知らない間にそこまでユーリウスを?とも思いましたが、まあ運命の相手だからかな?

王位を狙う存在に命を狙われたり、なかなか本心が通わない二人と。断絶した親子関係のユーリウスと父王と。

そしてデブ猫の食い意地にそそのかされ危険なトリップに挑んでしまう怜。やめときなさい!と思ったら…。

良いお話でしたが、なんだろう閉塞感を感じました。
トリップ前の小さい頃を語るユーリウス!とてもとても幸せで大切な思い出だったんだね!
これからは二人でお幸せに。

1

チュール最強


不思議の国のアリスかな


養護施設で育ち、バイトの忙しい学生生活をしている怜(受け)はある日出会ったデブ猫について来いと言われているような気がして思わず追いかけていくと、突然屋上から飛び降り、助けようと飛びつくと空中に真っ逆さま。
気がつくと知らない部屋に。
件のデブ猫はというと隣で餌を貪り食っています。
そこには某歌劇団のような格好をしたキラキラした男性が立っていました。
実はここは異世界で、怜は元々のこちらの住人で、ブルーアルファのこの国の皇太子ユーリウス(攻め)の婚約者でホワイトオメガだというのです。
ユーリウスのきつい態度に、反感を持った怜ですが、ユーリウスの皇太子としての多忙な日々や重責やツンデレな人となりを知るうちにどんどん惹かれるようになるのです。

怜は2歳の時、時空の歪みで転移したらしく、養護施設で育てられます。施設長夫婦はに大切に高校卒業まで育てられます。
そんな時にデブ猫(ヴァロ)に導かれ元の世界に帰還するのです。

ユーリウスはアルファの中でも特別なブルーアルファという希少種です。
全てに優れているブルーアルファですかホワイトオメガとしか番えないという欠点があります。
滅多に生まれないホワイトオメガですが、幸運なことに4つ下で怜というホワイトオメガが生まれ、王宮に呼び寄せ一緒に育つのですが、ある日突然時空の歪みに巻き込まれて行方不明になるのです。



「転生したら」というよりは「転移したら」の方が正しいのではいかと思います。

唯一時空を行き来できる王宮で飼われている白猫(デブ猫)ヴァロが迎えにいってくれるのですが、これがとんだ食いしん坊猫で、一度迎えにいったのに、食い意地が張っていたため1度目はちゃんと出来ず、こんなに時間がかかってしまったというお粗末な展開に。
戻ってきてからは、命を狙われ続けるユーリウス、父王との確執など問題山積みの中で2人の距離は縮まります。
いろいろな問題が解決して大団円。

話の展開はユーリウスの大変な過去に同情し怜の態度が軟化するのですが、
最初怜はこちらの世界の記憶がなく(2歳ならさもありなん)全く警戒を解かず元の世界に返せと騒ぐため、ヒート誘発剤使われ無理やり契らされます。(番うのは我慢した)
それなのに、全く怒らないのが解せません。

話の流されから見ても、やっぱり最初のヒート誘発剤を使っての強姦は必要なかったんじゃないかと思います。
私は何が嫌って無理やりが一番の地雷なので、ここで一気にユーリウスへの好感度か地に落ちてしまい、読む気が失せました。
ヒートに陥ってるので嫌々ではないのがせめてもの救いでした。
実際その部分は読み飛ばしてしまった。
一昔前のBLではよくあったけど、無理やりから始まるのに、恋に落ちる心理が理解できない。

話は最後までハラハラする展開でよかっただけに、これさえなければなーと残念でなりません。


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