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恋の幸せ、降らせます

koi no shiawase furasemasu

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表題作恋の幸せ、降らせます

鳴瀬拓司、洋食屋経営者、25歳〜26歳
市宮睦生、ジーンズショップ店員、24歳〜25歳

その他の収録作品

  • 書き下ろし:『リベンジデートは愛がいっぱい』(攻め視点)
  • あとがき

あらすじ

睦生が学生の頃から密かに想い続けている拓司のレストランが、金を持ち逃げされて閉店の危機に。歴代の彼氏が漏れなく出世する“アゲ尻”パワーを持つと言われる睦生は、彼の店を救うため、拓司とつき合うことになるけれど……!? 「ぼくのお尻でたくちゃんを救わせて!」強面硬派攻×純情一途受の恋のフォーチュン・ダイアリー!!

作品情報

作品名
恋の幸せ、降らせます
著者
彩東あやね 
イラスト
青山十三 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525957

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90

3.7

(14)

(5)

萌々

(4)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
50
評価数
14
平均
3.7 / 5
神率
35.7%

レビュー投稿数7

友情から恋へ

アゲ尻とは?と気になり購入。元カレが出世するのは勿論、別れた後もプレゼント?お中元?的なのが届くのが面白かった。
睦生にしたら振られてるのにプレゼントが届く状態は謎でしかないですよね。
で、拓司。睦生にしたら付き合って一緒にいれるなら、それご利用される事でも良かったんだなぁ。好きが伝わって可愛かった。初デートも楽しい時間になるよう一生懸命で健気。
対しての拓司。初デートの後の別れは酷すぎるけど、誠実だと思った。睦生にしたら複雑でしょうが。
一発逆転した時は安堵しました。そして改めてお付き合いできた事も。更に拓司も睦生を想ってくれてるって最高。あんな一生懸命で可愛ければ好きになっちゃいますよね。お似合いな2人でした。
そしてリベンジ初デート。拓司の睦生大好きも伝わって微笑ましかった。
すごく可愛い2人で癒やされました。アゲ尻パワーというより睦生の愛のパワーが大きいんだろうな。そんな風に思える睦生が素敵でした。

0

No Title

今回は洋食屋のオーナーシェフとアパレル店員のお話です。

受視点でアゲ尻を武器に攻様を救おうとする受様のお話と
攻視点で恋人になってからの続編を収録。

受様は物心着いた時から恋の相手は同性です。

いくつも恋をし、終わりを迎えてきましたが
いつも「受様にはもっといい人がいる」と振られるのに
歴代の彼氏達は受様をいつまでも気にかけてくれ
季節の贈答品が届いりします。

というのも受様は交もれなく交際相手の運気をあげる
アゲ尻男だったのです(笑)

今回はお付き合いして弁護士となった元カレから
極上肉が届き、友人3人とすき焼きパーティをしますが
その中の1人が今回の攻様になります♪

攻様は高校を1年留年した1つ上の同級生で
3年前に住居付きの喫茶店を買って
洋食店をオープンとたオーナーシェフです。

事務担当の姉と共と地道に働いてつい最近
外観と内装へと改修をし、これからもっと人気が出て
忙しくなると受様は確信していたのですが

攻様の姉が恋人のためと店の口座の改装費と売上金を
引き出して行方をくらました為に店も開けられない攻様は
もう神頼みくらいしかないとアゲ尻目当てに
受様に交際を申し込むほど追い込まれます(激笑)

しかしそれは友情以上を抱いてもらえないからと
恋心を封印していた受様にとっては大ラッキーで
攻様の交際申し込みに飛びつくのです。

お願い。ぼくのお尻で攻様を救わせて。

果たして攻様にも受様のアゲ尻効果は現れるのか!?

雑誌掲載されたタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
長く友人の攻様に恋をしている受様の恋物語です♪

まずアゲ尻って言葉がインパクトがあり過ぎですね。
彼氏達が次々と成功していっても
いつも「自分よりもいい人がいるはず」とふられるのなら
受様にとってはあまり良い事に感じられます。

高校時代から攻様を好いていたのに
友人関係を壊したくなくて口にしなかった受様ですが
大好きな攻様と付き合えるなら
アゲ尻効果を期待されての交際でも飛びついてしまうほど
攻様が好き過ぎる受様かけなけ過ぎる ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

攻様のためにミセリ宣伝チラシを作ってポスティングしたり
人件費削減のためと先払いの臨時バイトをしたりと
受様の言動は全て攻様の為と言っても過言ではなくて

こんなに尽くされたら攻様だって本気になるよね♡
と思っていたら、攻様も受様の歴代彼氏達と同じ思考回路で
受様にとってはめでたくない選択をするという展開に

ハピエンな幕引きまでハラハラされられましたが
楽しく読ませて頂きました。

描き下ろしが本編とは逆の攻視点で
本編では見え難かった攻様の本音がただ漏れなお話で
とても面白かったです。

1

強面硬派を何度も惚れさせる乙女男子の一途な最愛

【たくちゃんと付き合えるんなら、ぼくは一生、たくちゃん以外の人と恋なんかしない(睦生)】

エロス度★★★★★

おやおや、〝アゲ尻〟というパワーワードが素敵ですね。
強面だけど優しくて男気のある拓司と乙女男子の睦生の正反対なカップリングに萌えまくり。

拓司に片想いしていた睦生に降ってきたチャンス。
〝アゲ尻〟がきっかけで恋人同士となり、大大大好きな拓司に尽くす睦生のデッカい愛が尊く、明るくパワフルな睦生の可愛さが魅力的でした。

まあ、恋人になるきっかけがあんなんだったので男気ある拓司がケジメをつけるのは納得ですが、切り出すタイミングがよろしくないですね(笑)。

拓司視点での悶々な彼の気持ちが非常にGOOD。

1

登場人物達の思考回路が理解出来ず

アゲ尻とはなんぞや状態から読み始めるも、主人公の睦生の性格がパッと明るいものだからなのか、全体的にテンポが良く読み進めやすい1冊でした。

結論から言いますと、お話のトーンと睦生の天真爛漫なキャラクターは好み。
設定と展開には強引さと疑問、乗り切れなさを感じたかなといったところです。

今まで付き合った相手が皆なんらかの形で成功を手にする…と、謎の効果を持つ尻設定は非常に面白いのだけれど、うーん。
拓司と睦生が付き合うきっかけとしては、姉の件の唐突さもさることながら、ときめきも何もないなんとも言えないものだなーと思ったりもしました。
拓司の硬派そうなキャラクター的にも、さすがにこんな始まりはないだろうと。
けれど、キャラクターを生み出した作家さんがそう描いているのだからそれが正解なのでしょうし、睦生が嬉しそうにそれでも良いと言うのだからありなのでしょう。
ただ、読み手的には微妙な気持ちになりましたね。

その後の展開でグッと萌えさせてくれることを期待して読み進めてみたものの、登場人物たちの考え方が斜め上というか、なんでその考えになるのか?と現実味がない展開にどんどんなっていってしまって残念。
デートのフォーチュンクッキーのくだりなんてものすごくかわいいんですよ。
だというのになぜこの展開に…?
睦生の回想で学生時代の拓司の性格に好感を持っていただけに、個人的に萌えなかった延々と続くお前呼びとてめえ呼びも相まってすっかり萎えてしまいました。
元鞘に収まるのも早ければ店が持ち直すのも早く、テンポが良いと読みやすいのだけれど、ちょっとそこのテンポの良さはちょっと違うかなあと。
拓司のために水商売をし始める睦生の思考にもついていけず…なぜ…

良かった点は、睦生がなぜ拓司のことがこんなにも好きなのかが分かる学生時代のエピソードと、拓司視点の後半部分で無意識に拓司の感情をぶんぶん振り回す睦生の図。
そして、全体通して一途で明るかった睦生のキャラクターでした。
文章もテンションも読みやすいというのに乗り切れないエピソードが多く、これで自分の萌えのツボにもっとザクっと刺さってくれたのなら最高だったなあと思います。

1

てめぇ 呼びも愛情を感じさせる終わり方

初読み作家様。

切ない雰囲気のあるあらすじと表紙に惹かれて読ませていただいたのですが、中身のメインは糖度高めなイチャラブでした。
普段、ちるちるで「あまあま」タグがついていて、あらすじからも甘々であることが伝わってくるような作品を自分からはあまり読まないので、むしろ素敵な出会いとなりました。
切ないシーンもあります。
拓司も睦生もお互いのことを想うがあまり空回りしてしまって、少し遠回りしましたね。
後半のデレデレ拓司がとても良かったです。
描き下ろしの糖度の高さ...癒されまくりました。

タイトルにも書いたのですが(他の方も書かれている)、拓司が睦生を てめぇ 呼びするのが当初とても気になりました。
最後まで てめぇ 呼びがデフォルトだったので、最後の方では何だか愛情を感じさせられました。

1

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