電子限定カラー
好きな人と一緒にいられたらそれだけで幸せ
世の中はこんなにも多様性やハラスメント禁止など高々に謳いあげていても、ゲイが生きにくいのは言うまでもないが、無精子症の男性もまた生きにくい世の中だと痛感させられた社会派問題作でした。
お話の二人はとても可愛くてほんわか男子達なのに。
自分が子供ができにくい体か普通かなんて分からないけど、あえて子供が作れない男性と結婚する勇気は正直自分にはない。結婚して、不妊治療後判明したら話は別だけど。
この主人公たちのよう好き同士の二人がいつまでも幸せに暮らせる世の中になれるといいな。と思いました。
上巻はふわふわしててちょっと苦い展開だったのが下巻にやっとくっついて甘々追加。
下巻も読み応えのある内容でした。
2人ともこれまで散々悩んできた2人なのでこれからは仲睦まじくお部屋のお掃除頑張ってほしい。
王子が青柳くんを可愛いって思うたびに良かったねー青柳くん!って気持ちになりました。
青柳くんが自分のことなんて誰も好きになるわけがないって思ってしまって諦めてるのが切ない……。それにしても掃除スキルが素晴らしいw 王子の過去のショックも計り知れないだろうなぁ...
そしてあんなことに……!なかなか本音を話し合えないところに現れた救世主よかった!お互いがいてほんとに良かったね
泣けて泣けて。
読み終わった今、どこがどうだったとか具体的に言えないのですが。
良い人と良い人がすれ違っちゃって、悲しくて悲しくて。
でもすれ違うのも無理もないというか…。
誰も悪くはない。ただ話をしなくて青柳が暴走はしてしまったけど。
本当は自分はどうしたいか?
それを見つけて叶えるのは大変ですよね(泣)
つい目を背けて逃げがちですが(私も)
誰でもいいことなくなったね!君じゃなきゃダメみたいだよ!青柳。
浅桐もやっと自発的に掴んだね!
ご機嫌な二人の顔がニコちゃんマークみたいで可愛いです。
君だけの王子になるのも悪くないよ♡
もうどこがどうでだからこうでとか考えるの無理!心が動いたから神で。
上下巻、まとめてレビュー。
作家さん買いです。
秋平さんの作品を上下巻で読むことができて、まずは幸せ!
キラッキラのイケメンエリート浅桐さんを「心の王子様」と崇めている青柳くん。
青柳くん、かわいかったなぁ。
なんていうか、全編通して存在そのものが癒し。
だから、ノンケの浅桐さんが青柳くんを選んだ理由がつべこべ言わなくてもわかる。
なんでこんないい子が、粗末な扱いを受けていたのかしら……
過去の男たちを成敗したいわ。
ほわほわコミカルなテイストだけど、浅桐さんのゴミ屋敷化に至った残酷な理由と「好きな人と結ばれたら、青柳くんはどうしたいの?」という問いに対するシンプルな青柳くんの答えがガッチリ組み合わさって、浅桐さん!青柳くんと出会って良かったねぇ!!という気持ちでいっぱいになります。
「青柳くんじゃなきゃだめ」ってのが無理なく本当にその通りだと思える。
ほんと青柳くんいい子。
残された写真と共に過去のことを打ち明けてもらった時も「残っていて良かったですね」と心の底から言えて、そして「俺の存在も浅桐さんの一部になれるのだろうか この先会えなくなっても‥‥」というモノローグなんか、いじらしすぎて泣ける。
攻めの浅桐さんもナイスでしたねぇ。
休日のノホホンとした姿のメガネ浅桐さんにも萌えたし、ポンコツなところも萌える。好き。
そして書き下ろしの攻め視点が最高でした。
顔しか取り柄がないと思うに至ってしまった王子様の悲哀と、そして怯え。
愛が滾りすぎるがあまり、青柳くんはいつか他の男に目移りする日が来るのでは……と無駄に苦悩する王子様。
(永遠にそんな日は来ないに決まってるのに!)
こういう攻め、大好きなので読んでてニマニマが止まらなかったです。