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ざっくり説明すると、不憫受けが愛と居場所を見つけるお話です。
王道ストーリーだけど陳腐に感じなかったのは、キャラクターがとっても魅力的だから。
リオンくん(受け)は不幸な境遇に負けず、自分にできることを探して努力する前向きな人です。応援したくなっちゃう。
大我さん(攻め)はぶっきらぼうだけど優しくて。リオンくんが大我さんに惚れた理由がよく分かります。
女性キャラもいい味を出してます。大我さんの元妻・有菜さんは明るくて頼りになるお姉さんだし、顧客の麗子さんはとってもチャーミングなマダム。
スキャンダルに巻き込まれ、世間から攻撃されたリオンくんが幸せを見つけて本当によかった! 言葉ではなく行動で愛を伝えるタイプの攻めって新鮮で、大我さんのファンになりました。
そして、平明かつ簡潔で、キャラクターの心情を的確に描写した文章が本当に素晴らしかったです。
リオンくんが欲していた愛とは、大事な人たちと日々の生活を慈しむことなのかもしれないなーと思いました。
癒やしが欲しいけど甘ったるいだけのお話では満足できないという方におすすめです!
ストーカーであるとあることないこと言われ芸能事務所を追い出されて傷心だった時にひょんなことから大我に拾われる所から物語は始まります。
人に必要とされたい、愛されたい、そんな思いからいつもは良い子の振りをしてしまうリオン。
でも大我にはついつい反抗的な態度をとってしまう…第一印象が悪かったから?いやいや、めっちゃ意識してますやん!
そして一方の大我はというと偏屈、堅物といった言葉がしっくりくる感じなのに時たま出る優しい言葉と笑顔…嫌味がないからもう刺さりまくるわけです。
大我に作ってもらった姫(ウサギのぬいぐるみ)をギューっと抱きしめたり、ほんと可愛すぎるよリオン…。
過去話もとても良かったし、麗子さんの温かさにリオンだけでなく私もほっこり癒された。
そしてそして木島ー!
お前ってやつは…許しはしないけど、まぁいつか幸せになれよ!
美味しい料理と温かい人達に囲まれたリオンが幸せそうで何より。
最初は不穏でしたが、心温まる素敵なお話でした。
まごうことなき"偏屈"であることがうかがえる大我の態度からは
恋愛の予兆が感じられるところがなくて、
大我の気持ちが動くときは本当にくるのだろうか?とちょっぴり疑いを持ちつつ。
突然甘さを見せたりはしないんだろうなーと思いながら読み進めました。
やはり予想通り、というか予想以上に大我の態度は最初から最後まで目に見えた変化はなく
リオンの想いを受け取っても、さらには自分の気持ちを明かしてもなお淡々としていて
その徹底された熱量の低さは感心してしまうレベル。
でも平常運転がそんな感じだからこそ少しの感情の揺れからリオンを愛おしく想っていることがダイレクトに伝わってきて、
細かい部分からわかる愛が本当に素敵でめちゃくちゃキュンとしました。
お互い、振り回したり振り回されたり…という感じでしたが
一つひとつを振り返ってみれば何もかもがぴたっとはまっていたなと感じます。
出会うべくして出会ったふたり。というところに着地してくれてすごく嬉しかったです。
スキャンダルで芸能界を干されたリオンが洋裁店店主の大我に拾われるところから始まります。
リオンが過去に共演者の木島に抱かれていたことがあり、大我はバツイチなので苦手な方はご注意下さい。
誰かに愛されたい一心でリオンが取った言動がすべて裏目に出てしまったことが不憫でしたが、大我と一緒に過ごしていくうちに心の傷が癒え、優しい人達との触れ合いを通してリオンが元気になっていって良かったです。
しかし、ずっとリオン視点で大我が何を考えているのかよく分からなかったので、大我視点のお話もあったら良かったなと思いました。
イラストの優しい雰囲気とストーリーがマッチしててとても素敵でした。
攻めの大我の、大人で包み込むような愛情が
とても素敵で最高でした!
仏頂面の大我が、少しずつリオンに気持ちを開いて、いつも一歩ひいたところから、リオンを見守るその様子には、そこかしこに好きが溢れていて。
リオンがくれたシンブルをネックレスにしたり、さりげなく庇うところが素敵。
リオンは不遇な生い立ちと、芸能界から追放されてしまった過去があり、人を信用することができない。大我のところに来てからも迷惑をかけない、早く独り立ちをしようと頑張ってる様子が健気。
有菜や麗子など、優しい人たちに可愛がられて、少しずつ再生していくリオン。
1番大事な大我のため、好きな気持ちを抑えて、迷惑をかけないように、大我の元を去ると決めた覚悟が健気で。姫を持っていくリオンがかわいい。
"おまえが勝手に幸せそうにしてるのを見ていられればそれでいい"
最高に痺れました。野良猫リオンへの愛が溢れていて、ほんわか温かいストーリーでした。
