電子限定かきおろし付
大好きなシリーズの最新刊、ということでテンション高く臨みました。なのに、次巻で完結と知り、ショックで一気に気分が下降したのです。
同じ市民楽団に所属する、セフレから恋人に昇格した2人のお話になります。
楽団の活動も恋も順調だったのですが、志筑君が勤め先のバーを継ぐ決心をしたことでお話が大きく動き出しました。
忙しい日々と慣れない仕事にお疲れの志筑君に、精一杯支えようと奮闘する矢野君。そんな中で帰った実家で、志筑君を実父に貶されて。矢野君の幼少時代のトラウマもあって、揉めに揉めてしまいます。
交際も店長も反対され、頑固親父にイライラしたのは言うまでもありません。
ですが、2人は違いました。2人共にそれぞれ父親と向き合って、同じセリフで黙らせたのに感動しました。加えて、誰に何を言われても、揺るがない関係に萌えるのです。
結局未だ認められていませんが、彼らならきっと大丈夫でしょう。劇団の活動を休止してまでやり遂げると決めた店長も、次巻では立派な姿を見せてくれると信じてます。だって、そんな未来のために、彼らは今奮闘していますから。