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過保護で甘え上手な虎神様×けなげな社畜な青年 ◇限界社畜生活から幸せと溺愛がたっぷりすぎる愛され異世界生活へ◇
小説
BL小説でもぐらがキーアイテムとして出てきたのは初めてでは・・・まじでモグラです。びっくりしたのですが、読んでみましたら、可愛くてお話としてどんぴしゃでした。可愛い系統のお話が本当に良いなあと思った一冊、本編290P+床のお話30Pほど+あとがき。
保守担当のシステムエンジニアとして真っ黒ブラック、社畜生活を送る巴。毎日限界だけど、ある日エナドリを飲んでいたと思った次の瞬間、まったく知らないところにぺいっと放り出されます。目の前にいたのは耳しっぽ付の神様で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
異世界ビンインを守る五神のうちの3人、天帝、ビンインの人間たちぐらい。
サブキャラで目立ったのは特になかったでした。
++ 攻め受けについて
攻めは神様なんだけど、他の神様がさぼりぎみなので、ご苦労されているんですよ、なんか涙ぐましい。目の下にクマ作っちゃって、風呂も入らず(魔法でキレイにしちゃう)、飯はカ●リーメイト的物体で補い。そのためしっぽの毛並みもぼさぼさというありさまです。
受けは人の好さというか押しの弱さで、社畜になっていたですが、異世界行ってからは健康そのもの!良く寝て、良く働き(主に畑仕事)、美味しいものを作って食べ、あー健康的!そんな生活に攻めを巻き込み、攻めをどんどん健康的にするという、おかんな様子から、だんだん大きな猫に懐かれて・・という感じでした。
特筆するべきはもぐら。受けの獣性がもぐらだったわけで、もぐらになっちゃうんですけど、あああまあ可愛いこと!!!いやんなっちゃったら土の中どんどん潜っちゃうんですよう、あーもう可愛いったら!
あと攻めがリアル虎ちゃんになるんですけど、その腹毛などをもふりたい気持ちになりましたねえ。先生、そういう描写がほんとに最高。
そんな攻め受けの恋話でした。可愛かったなあ。
こちら、伊達きよ先生の新刊で、
”もぐら”が主人公のBL、で異世界もの!?
しかも、つた子先生のイラスト!!と、
Xでの告知を拝見した時から楽しみにしていた一作です。
(※以下、エンディングにも触れるネタバレありのレビューとなります。
未読の方、ご注意ください)
お仕事に疲れ切った虎獣人の神様・ゲンロン(攻め)が
”元気の出るものを”と望んだところ、
異世界(現代)で社畜生活を送っていた巴(受け)が
たまたまエナジードリンクを手にしていたがため、
召喚されてしまいー!?
と始まる、モフモフ×異世界トリップもの。
帯の”ハッピーエンド全力保証!”という言葉に偽りなしの、
どこまでも可愛らしいお話です。
…なんだけれど、うーーーーん...
ちょっと今回の新刊には、正直物足りなさを覚えてしまいました。。
胸ときめいてしまうような萌えとか、胸締め付けられる切なさとか、
どうするどうなる!?というワクワクドキドキ…
そういったものが、全体的に薄味だったような気がします。
読書中、そして読後振り返ってみても、
”物語の山場”ってどこだったかな、、という印象で(あくまでも自分には)
ゲンロン×巴、攻め受けそれぞれのキャラや恋愛模様に
それほど強く萌えを感じることができず…
特に個人的に「うーん」だったのが、受け・巴の言動に
ところどころ感じてしまう幼さ...のようなものです。
例えば描き下ろしの二人のエッチ、巴の「にゃっ!」というセリフや、
地の文にある擬音語・擬態語。(「巴は”ほけ…と目を開けた」のような)
”てしてし” とか ”ほけっ”といった独特な擬音語・擬態語は
伊達きよ先生ならではと言える可愛らしい表現だと思うのですが、
ちょっと今回、多用されたそれらの表現+「〜て。」という形で終わる
文章の連続に、読んでいて疲れを感じてしまった…というところもありました。
地の文の「そんなことを言って。…は頷いて。…話が進んで。」
という「て。」の連続が、こう、なんというのか、、
読み進めよう!とするのだけれど
度々出てくる「て。て。」の連続に、足を取られて都度つんのめる、という
ような。。
そして、最大のもやもやポイントはお話の展開、かなあ。
結局巴が”土の神”でしたー
というエンディングに向かうには、いろんな部分が
長過ぎたり(巴が初めてもぐら姿になるまで、も若干長く感じました)、
逆に短く感じたり。
(結局なぜ、巴が”土の神”なの?というところ、そこはあまり
突っ込むべきではないのかもしれないのですが、疑問が残りました)
300P強というボリュームの一冊なのですが、
そのボリュームならではの物語の濃さ…という点で考えると、
薄味だったような。
途中誤解・すれ違いは起こりつつも、
ゲンロン×巴の恋は甘くて可愛いテイスト100%、
二人を取り巻く天帝・五行のそれぞれの神といったキャラも
コミカルで愛らしい。
…のですが、今作はちょっとずつ、いろんな要素が
自分の”萌えツボ”とは違っていたのかな、と思った一冊でした。
辛めの評価とレビュー、すみません。。
伊達きよ先生の、思わず涙してしまう
”切ないファンタジー”が大好きなので、
そちらの物語をまた何度でも拝読し、萌えと感動を感じたい!と思います。
ライト目な印象な表紙とタイトルと文体に感じましたが内容は盛りだくさんです。
システムエンジニアの巴の限界社畜生活がすんごく過酷で上司や同僚からも仕事を押し付けられ本当に辛いです。そこを読み進めると…。
異世界召喚もの。
エナジードリンクを飲んでいたら同じく社畜な異世界の神グンロンに何か元気がでるものをと呼び出され…。え?オマケ?
あたたかくて優しくて素敵なお話でした。
グンロンにもっと体の疲れを癒して欲しい、きちんと食事をとってほしい、元気になってほしい。その一心で現世では自分に出来なかったことを巴がグンロンに世話して。
神界立て直し物?と思いきや!
巴の好きなことがそんなふうに繋がってたんですね!
堅物不器用天然な神様グンロンと世話焼き健気もと社畜な巴のほのぼのあたため系な物語。
天帝サマ!まさかあなたがそんな方だったとは〜。わかりますよその気持ち!見守っててくださいね〜。
土いじりがしたくなりますね。
火・水・木・金・土、の自然哲学である五行思想をモチーフにしたファンタジー作品。蔓沢つた子先生のゴージャス可愛いイラストが目を引く一冊です♪
世界観としては中華系かな、中国発祥の思想ですし。でも、あんまり中華中華していなくて、言われてみればそうかーくらい(笑)
…なので、この作品オリジナルの世界観として楽しめますし、五行思想と言っても、この異世界の統治形態にだけ作用するものなので、難しさを感じずに読み終えることができると思います。
そうした五行思想をベースに、異世界転生が加わり、獣人が住まう舞台背景が加わり、なにやら色んな設定がてんこ盛り。タイトルにある"社畜"も物語の大事なキーワードの1つで、ブラックな企業にブラックな就業形態、ブラックな上司と同僚に、ブラックな生活習慣……見事に真っっっっ黒な世界で身を粉にして働いている人物がこの物語の主人公です。
更にこのお話の面白いところは、攻めのグンロンも異世界において社畜…いや、天畜となっているということ。社畜と社(天)畜のBLなんて見たことありません(笑)
グンロンの激務は土の神が不在なことによってもたらされたものなので、そこを解決できればこの忙しさから解放されます。…じゃあ土の神はどこにいるのかって感じですが、そこがこの物語の核心部分。
誰が土の神となるのか、ぜひ予想しながら読んでみて下さいね。……ヒントは"モグラ"です^ ^
伏線が色々と散りばめられているので、最初の方で分かる方もいるかもです。
呼ばれるべくして呼ばれた運命の召喚はドラマチックで、何ともあっぱれな素敵エンドに拍手喝采でしたヽ(´▽`)/
やっぱり伊達きよ先生の作品の受けキャラは、ハズレがありませんね。
前向きだし、読んでるこちらも元気が出ます。頑張り屋さんで卑屈にならないポジティブ思考はつい応援したくなっちゃうし、何よりも可愛い……^ ^ ほわほわとした空気感には癒されっぱなしでした。
思わぬ収穫だったのは、この作品で私の中のモグラ評価が爆上がりだったこと。
これまでの私の人生において、"もぐら"について考えたことなんてそうありませんでしたが、今すっごくモグラの生態が気になってたまりません(笑)
土と相性のいい金の神・グンロンとの同居生活で、心身ともに潤っていくのどかな土いじりにはホッコリ。畑で野菜を作って、お裾分けして、美味しい料理を作って、美味しいと言ってくれる言葉が励みになってまた土を耕してと…、こうした牧歌的なサイクルの中で育まれていくグンロンと巴の惹かれ合う恋心がとっても素敵です。
2人を見守る他の三神も個性クセ強で、良き存在感でした。
終わりを迎えたとて、彼らの未来はまだまだこれから。
夢か現実か分からないけど、2人が迎えるであろう未来の姿のビジョンがチラッと見えたときにはワクワクしました!
疲れた身体に2人の愛が沁み入る……そんな癒しのストーリーです。
日々に忙殺され、気持ちにゆとりを失いかけた人たちにぜひ。