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表紙絵を見た時、おっ、と思いました…ヨセフとディルクが窓を挟んで違う側にいたからです(゜゜)
周囲からの教育と援助、それに自身の戒めもあって洗練され磨かれたかのように美しくなったヨセフ。
戦争での勝利、そこから齎された過酷な現実のせいで新たな業を背負い、冬の嵐を心の奥に抱えることになったディルク。
お互いに求め合っているのに、抱えるものの方向の違いから最初はすれ違っているのかと思いました。王族の守護という重い任務ですが、そこは甘く明るい光の庭で。一方は疲弊した人々の暮らしを何とかして底上げしなくてはならない酷く暗い荒地で。
あまりの業の深さに、ディルクが身を引くのではと危惧したくらいです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
マルツェルの導きがあって、少し足元がしっかりしたような気がします。あと機微を悟るくせに、前向きで猪突気味のヨセフのおかげもありますよねww
やっと甘い雰囲気となって来たこの二人の、恋の成就の形を早く読みたいです。
それとは別に、政に関する記述も見られたのは、次の物語への布石と思いました。楽しみです✨
髭剃りシーンの色気よ…なに髭剃って見つめ合ってんだこの2人…やっぱこの2人がくっついてもよかったのでは???ディルクがイオニアに近すぎて無理かなぁ。弱みを見せ合うような瞬間があればその可能性もあった気がするけど、機会はないまま。しかし人生の続く限り因縁の相手だとディルクも確信してましたね。
ディルクが仕事の書類燃やすシーンが印象深くて、ヨセフの手紙燃やしたらウケるな、と思ったけど流石に燃やしませんでした。
サブタイトルが毎度可愛くて大好きです。「智将は恋文に溺れる」とか。がんばれ智将と剣士。
お預け長いな〜主にディルクが笑
3巻も楽しみです。
「背中を預けるには」のページを開くたびに、その世界に戻れるような気がします。
そんな世界を作ってくれているのが、「背中を預けるには」の物語です。
外伝は、ヨセフとディルクの物語です。
ヨセフの成長物語でもあります。
体は強くて、誰にも絶対に負けないヨセフですが、心はとても幼くて純心なままです。
そんなヨセフを周囲の人は心配してこっそり(?)世話を焼きつつ、ヨセフは誰かを傷つけることを恐れながらも、自分の心に正直に行動します。
ヨセフの真っ直ぐすぎる視線と気持ちを行間からたくさん感じました。
本編も外伝も本当に素晴らしい物語です。まだ読んでいない方には、ぜひ読んでいただけたらと思います。
外伝3巻も心待ちにしています。
このシリーズが好きで、続編楽しみにしてました。
前作で始まったヨセフとディルクの恋。
前作最後で旅立ったディルクの帰還からお話が始まります。2人の上司たちに可愛がられ見守られ揶揄われながら少しずつ恋心を自覚していくヨセフとそれを辛抱強く待つディルク。ヨセフは数年で更に洗練されて、ディルクにとって邪魔な虫が多くなってしまった。ディルクは新しい仕事に向き合いながら、合間をぬってようやくデートに行くことになります。
ヨセフが過保護に可愛がられていて、特にルーカスとの親子関係が可愛かったです。ヨセフの不器用な恋が可愛くて、皆んなに過保護に見守られてる感がよかった。特に手紙!!あれ反則です笑 笑っちゃうし可愛いし、あれはディルクも敵わない!笑
ディルクも歳上のお兄さん達に揶揄われながら見守られていて、野生味が増した彼ですがその様子にホッとします。
国絡みの問題…ディルクのお仕事は不穏ですが、恋の面はややこしそうな当て馬君も現れて面白さも加速しています。続編があるそうなので楽しみに待ちたいと思います!
ディルクが精悍さを増して帰還。貴族として洗練されたヨセフとの新たな時間が動き出す。
ルーカスとヨセフの関係も私は好き。互いに良い影響を与え合い、素敵な親子っぽくなってて笑えます(笑)
魅力的な新しい登場人物も増えて物語に厚みが増し、とにかく何度も読み返すほどに面白い。
