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『アルファの渇愛』で、脇役ながら大きな存在感を放っていたターミルのターン。
ターミルは、前作の渇愛の方では"カーミディ"の名で度々登場し、レックスと瑠衣にチャチャを入れるよき見守り役だったのを覚えている方も多いのではないでしょうか^ ^
キングであるレックスの悪友であるアラブの王子さまは、キングのポジションにこそ就けなかったものの、そのカッコ良さはキングに匹敵するほど。皆から憧れられる容姿と体躯を有するターミルは、まさにザ・アルファです。
王族という出自の良さを始めとし、エドモンド校生としての品位、周囲を惹きつけるカリスマ性、冷静に物事を見極める知力、狡猾な根回し調整力……などなど、アルファとして申し分のないスパダリスペックです。
愛する運命のオメガ・佑真のことに関して言えば、求愛力もそこにプラスされますので、向かうところ敵なし。オメガバースにおける王道のドラマティックラブストーリーをたっぷりと堪能できるストーリーなのは間違いないでしょう。
佑真の仕える主人が、ターミルを敵対視するターミルの異母兄・ハムディということもあり、彼らの想いが報われるにはかなり困難な道のりです。
というのもですね、ターミルとハムディとの兄弟関係と、佑真とハムディとの主従関係が2人の恋愛成就を阻む最大のハードルで、これがなかなかに厄介だからです。もーーー…諸悪の根源のハムディが気持ちが良いほどのクズで、見てるだけで吐き気がしました。
ターミルの方では、兄弟関係の立場っていうものがあって、報復するのは簡単ではないし、また。佑真の方は親の事業を握られているもんだから強くは出られない。双方に繋がる複雑なパワー関係が、この2人の恋愛模様を焦ったくさせています。
佑真がハムディの策略にハマり、腹パンさせられたり、薬を盛られたり、怪しいショーで陵辱させられたり、水責めで溺死させられようとしたりと、まぁ嫌がらせが酷いもんです。
それをターミルが助けにくるので無傷っちゃ無傷で守ってくれるけど、ハムディの怒りの矛先が佑真に向けられているぶん、兄弟バトルというより弱い者イジメのように見える構図は何とも言えないやるせなさでした。
マジこいつ、早く詰んでくれよと何度願ったか。。。
やることが全部裏目に出るので後味は悪くはないけど、いつも佑真が割を喰らっているので、何か奴が仕掛ける度にため息が出ます……
でもそこはやはりアルファ。やられたら倍返しでやり返す、半沢の精神でズバッと断罪ルートへと落とし込むターミルの手腕はさすがでした。
自分で直接手を下すのではなく、周囲に裁かせるやり方は腹黒が見え隠れしていて、そんなところも良き^ ^ キング最有力候補になるだけのことはあるなと、ターミルの周りを固めていく手腕には惚れ惚れしました。
アラブの王子らしいターミルの一途でひたむきな愛は、砂漠の灼熱にも負けない情熱的なオーラを放っていました。
このシリーズ作品は、どれもアルファがアルファらしくて王道の良さを感じさせてくれるのがいいですね。しかもパブリックスクールという、独特な学園事情も余計にドキドキ感を煽られました。
あと、結構な割合で家族が恋愛に絡んでくるお家事情も各シリーズ作品それぞれで面白い。今作は兄弟でしたが、断罪されたクズな異母兄にも有り難いことに救済エンドが設けられているので、そこんところにも注目して読んで欲しいなと思います。
「アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~」シリーズの5作品目にあたる一冊です。
大好きな作品なので、新作を心待ちにしていましたが、今回の作品も、とてもよかったです。
サフィール王国第四王子、エドモンド校アントニウス寮の寮長のターミル・ビン・アフマド・カーミディと、エドモンド校アントニウス寮の副寮長で、ターミルの異母兄の学友の海堂 佑真とのお話と、調教ショーの男と、海堂 佑真とのお話が収録されていて、読みごたえがありました。
王子様のお話で、スケールの大きなお話ではありますが、テンポよく話がすすむので、たのしくよめました。
続きがたのしみです。
佑真を幼い頃から慕い焦がれ続けているターミルは完璧そうだけど、結果的に佑真を危険に晒しているんですよね。何度も何度も危険に晒されながらも決して諦めない佑真。どんなに酷い状況下でも正しさをもってターミルを嗜めることができる強い精神を持っている。ゆりの先生の物語の主人公たちはどこか品位があって、粗野にならないとことが好きです。いつもweb SS を公開してくださるので、特典小冊子などの他にも彼らの物語が読めるのが嬉しいです。
ゆりの菜櫻先生のパブリックスクールの恋シリーズ、大好きです!
今作はいつも以上にハラハラドキドキしながら拝読しました。ハムディが非道すぎる!このシリーズでは1番の悪役だったと思います。そんなハムディに振り回される佑真と見守るターミル、この関係性ももどかしくて。波乱万丈な分、ラストの華やかさに心躍りました。
サブキャラも良かったですね〜特に不思議系サリファが可愛かったです。
スクールでの秘めた恋から成就した時の華やかさのギャップが楽しいです。また笠井先生の美しすぎるイラストも秀逸。
気になっていたターミルの話が読めたのも嬉しかったです。
1作読むと他のカップルも気になって読み返すのがお決まり。オススメです!
シリーズ5作目。
パブリックスクールの愛寮精神や独特な規律、
キングの座争奪戦といったことも
お馴染みになってきました。
読み始めてすぐ、うんうん、この世界観やっぱり
好き♡となりました。
今回は4作目に出てきたターミルがメインですが
既刊未読でも楽しめます。
褐色肌アラブの王子×黒髪サラサラ日本の男子、
笠井あゆみ先生の絵面も最高に萌えます♡
子ども時代のふたりのカラー絵には悶絶!!
ターミルが根回ししまくりで、佑真を奪還どころか
結婚まで持ち込んでしまう手腕に脱帽です笑♡
