SS付き電子限定版
読後にレビューを書きたくなる作品ですね
すごく感情が良い意味で忙しなくなる作品です
読み始め、少しこのまま読めるかしら?と不安にもなりましたが気付けばしっかり夢中で読んでいました!!
少し怯んだ元奥さんのキャラも、知れば知る程印象が変わっていきました
序盤の座りの悪さは確かにあるのですが、そこを越えてでも読む価値が必ずある作品となっていたように感じました
お仕事も家族も恋も
全ての側面を中途半端にせずに綺麗に1冊の纏め上げています
綺麗に纏まるそのどれもの中心に、しっかりとヒューマンドラマが在るのが本当に素晴らしかったです
読み応えがあり、読んで良かった!と心から思える1冊でした
前作の「BUDDIES」から読み始めた作家様ですが、過去作もとても気になります!
少しずつ遡り読書をしてみたい作家様です
十分読後に甘やかになる三十路の恋が素敵でした♡
おもしろかった、間違いなく
でもどこか満点にできない未消化が残ってしまった
サバサバした元妻、離婚後も友人関係を築くよき理解者の元妻、今彼の遊び相手でもある元妻(というか離婚原因)
元妻に、都合良さがあれこれつまりすぎなんですよね
実家との折り合いの悪さもなんだかサクッときれいに片づいたし、元妻か実家、どちらかをもう少し絞って深めてもよかったんじゃないかなというのがなんとなく消化不良になった点です
とはいえ、これだけお仕事のリアリティ、時間の経過、人間関係、作りこめるのはさすがです
妻の不倫相手とサレ夫の再会という
字面だけ見ると最低最悪なスタート。
出オチならぬ出不倫なので、
うわぁ…無理。と回れ右されちゃう読者様、
少なくないのではないでしょうか。
かく言う私も試し読み数ページで数歩引いてしまいました。
ただ、読み進めてみると…
おや?泥沼不倫BLというわけではなさそう?と
先が気になってしまい、購入に至りました。
とは言え、不倫が実は誤解だったとかそういうわけでもないので、
不倫が地雷という方はやっぱり無理だろうしゴリ押しはできません。
ただ、二人の出会いのきっかけは妻の不純だけれど、
彼らの恋は紛れもなく純愛だったということだけは申し上げたいと思います。
大手コンビニチェーンのデザート部門で勤務している佐伯は
度重なる妻の浮気によって遂に離婚を決意します。
離婚後はこれまで以上に仕事に打ち込み、
惚れこんだパティシエの元に仕事の交渉に訪れると
その相手は妻の浮気相手の笠原で…。
最悪な再会に笠原との仕事を辞退しようとする佐伯でしたが、
なぜか笠原の方は佐伯と言い出して…。
読み進めていくと判明していく笠原の佐伯への想いや一途さに
思わずぐっときてしまいました。
不純と見せかけて、実は純愛というギャップに不覚にもやられてしまうかも?
こんなにも登場する主要キャラの印象が変わるなんて・・・!!
という嬉しい誤算というか驚きを得られるとは♪
どのキャラのどれが?どんな所が?
を言ってしまうと折角の創り込んだ作品の面白味を削いでしまうので割愛してしまいますが、1つ言える事は・・・
この作品は攻めと受けだけで成り立つお話しではない!と言う事
ちゃんとどこかで実在してるかも知れない?という程良い現実感と、現実的にはなかなか無いんじゃない?!と思える偶然の巡り会わせを無理なく読ませてくれる上手さに酔いしれます
キャラが持つ色んな側面を仕事や家族、そしてお付き合いを通して多角度的に味わい尽くせます!
そしてキャラを味わって行く事で結果的にストーリーの上手さに読まされてる!という充実感を感じられます
折角なのでネタバレなしレビューにしましたが、感想をひとつ♪
読み返しの時には好きなスイーツ、若しくは日本酒を用意してじっくり味わいたいと思います(´▽`)
皆様も良かったら♡
倫敦巴里子先生、毎話の引きがうますぎます。
続きが気になるインパクトがありつつ、1話ごとにスパッと終わるのが気持ちが良いです。
2話の終わりはずるいなあ…!
そして、なんといってもストーリー展開がおもしろいのです。
特にお仕事描写は本当に読み応えがありました。
真剣にぶつかり合って、より良いものを作ろうとする大人ってかっこいいですよね。
笠原も佐伯もプロ意識が高い人物で好感が持てました。
元嫁の不倫相手と仕事をすることになり…と、これまたインパクト大な設定から始まる今作。
序盤から登場する元嫁がなかなかに強烈なキャラクターに見えたので、もしかしたらこの感じは肌に合うかわからないなあと思いながら読んでいると、なぜかまったく気にならなくなってくるではありませんか。
むしろとても重要な人物になっていのだからおもしろい。
彼女の存在があるかないかで、かなりお話が変わってくるだろうなと思います。
佐伯と笠原の関係がどうBLになっていくのかが1番の疑問だったのだけれど、コンビニのスイーツ開発を通して、読み終える頃にはするするするっとあれもこれもが自然にまとまっているんです。
いったい倫敦先生の頭の中はどうなっているんだろう。すごい。
登場人物の掘り下げもうまかったですし、だんだんと笠原の年下らしいかわいらしい部分が見え隠れするのも良かったです。
ただ、ものすごく萌えたか?と考えると今回はこちらの評価になりました。
個人的には前作のBUDDIESのほうが恋愛・お仕事ともにバランス良く楽しめたかなと。
うーん…彼らの恋愛描写よりも、どちらかというとお仕事描写のほうに魅力を感じてしまったのかもしれません。
