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数珠繋ぎなオムニバス、まさに男子迷路…タイトルがいいですね。
でもただの迷路ではなく、キャラが迷いながらもつながって最後は丸くおさまる落とし所が気持ちよかったです。
児玉と心。ヘンタイ VS バカ ←に笑いました。
児玉を好きすぎてすぐ泣いちゃう心に萌え。
そんな心に児玉がほだされるお話好きです。
児玉がちょっとずつ心にエロいことを許しちゃって、かわいくなって、キスするシーンが最高でした。
ようこと心。
阿仁谷先生は女性キャラの心情を描くのもお上手だし、描き方が好きです。
心の顔がかっこよくて前のお話と同一人物?とビックリしましたw
まさみと楚川。
まさみが悪い男で攻めザマァな展開かと思ったらハッピーなお話で。
ブーメランでやっつけられるかと期待したんですが、そうではなかったのでなんちゃって悪い男だったんですかね。
Bと大山。この2人の話がいちばん好き。
前の話ではピエロ的存在だったBの素顔が結構イケていて。
Bのキャラ、リアクション、セリフ全部おもしろい。
阿仁谷先生はエロも萌えも闇もいいですが、笑いのセンス、描き方がめっちゃ好きです。プロの漫画家さんに失礼ですが、漫画がお上手だわ〜とこういう時しみじみ思います。
人物像がしっかりしているから笑いが活きてくるんたわといつも感じます。笑いやセリフが浮かない。ブレない。
ドラと要ちゃん。
ドラが裏のある子?とちょっと疑ってしまいましたがそうでなくてよかった。
そのままで十分おもしろいし魅力的だし筋が通っている。これ大事。
生き餌漁→地引網もツボでしたw
要ちゃんがゲラでギャハハハと笑うのも好き。
意外なオチもおもしろかったです。
久々の再読だけど、はじめに読んだ時より面白いね…
というのは、一読では分かりづらい、のよ。
この一冊、「キャラクターリレーオムニバス」で、つまりは色んな人が出てくる。
だけど正直、絵が違ったりしてて。
まず冒頭の心(しん)と、2話目の心のルックスが全然違うじゃん。
ここで最早混乱し。
でも読み進めて、あぁ1人づつリンクしながら話進めていくわけね…と理解はしつつ、今度は双子が出てきて超絶分かりづらいわけ。
要一と肯一の見分けやら、要一の昼の顔と夜の顔の見分けやら。
これは誰だよ。って感じで。
それでも頑張って読む。
要一の相手と要一の関係性。
肯一の相手と肯一の関係性。あー?どっちがどっちだよ。
ここで腑に落ちてくる感情は…
「心と躰は繋がってる」。同時に、「心と躰はウラハラ」。
ヨーコヨーコ言ってるけど心(しん)に流されて行為をする児玉。
ラブがわからなくて児玉を振るけど、心に恋しちゃうようこ。
逆恨みゲームハンターの大貫(ようこの兄)は、遊んでたはずのビッチの楚川にオチる。
楚川を蹴散らせて大貫となんとかなりたい遊び人の「B」。その昼の顔は大学職員の要一。
要一の双子の片割れ・肯一は塾講師で、高校生の大山くんをホテルに連れ込み?
肯一に怒鳴り込むつもりで要一の所に来てしまった大山と要一がつるむようになり。
元はと言えば大山は肯一の年下彼氏・猿谷の新しいカレで、肯一が猿谷と大山の仲を裂くつもりで大山を誘惑した?
無事?大山と別れた猿谷が肯一の元に戻り。
一方大山は要一に本気になっていく。
ガキに本気になりたくない要一だったけど、大山は可愛いカオして凄い巨根で、バリネコの要一はオちてしまうのです。
…とここで迷路ループが一応全てま〜るくおさまる感じ?とはいえ、何しろ複雑というか、一筋縄ではいかないストーリー展開。
カラダとココロの微妙な矢印。
ぐるぐる迷う迷路そのものです。
阿仁谷先生の絵柄は断然昔の方が好きです。「刺青の男」から入ったからかな。
「男子迷路」「男子迷路インアウト」気になったら「因果性のべゼ」の順で読むのがいいかな。
「完璧な飼育」収録作は「男子迷路インアウト」と被ってるので、差分マニアでなければ読まなくても問題ない
スピンオフでつながりのある短編集でどれも面白い。どの作品も三角関係じみてるのですが、他の選択肢もありながら君を選ぶって展開が好きなので、大満足です。
◾︎児玉・心・ようこ (大学生)
児玉(黒髪眼鏡 ようこに片思い)のことが大好きな心(長身モテ男 児玉に片思い)ですが、普通に女の子にモテるのとか、児玉の前ではデロデロなのに、児玉の前以外ではめちゃくちゃキリッとしてるとことか、いいですよね。人によって態度変わるキャラ好き。
ようこと心、二人で会話してる時の完全に男の心が格好よくて格好よくて。この男になかなか落ちないで頑張ってる児玉も大したものよ。
◾︎ドラ(キラキラ可愛い大学生)×伴内(大学職員)
経験豊富な年上受けの「振り回していいよ」発言、最高です。
メタ発言が多いところはちょっと苦手
「男子迷路」という表題作はありません。
いろんな男達が恋という迷路でぐるぐるしまくってる様子が描かれていて、そこが情けないけど愛おしい感じ。
好きなのは一番目のカプ
彼女に振られて傷心の児玉と、そんな児玉に好き好き言い寄るゲイの心(シン)
児玉のことが泣くほど好きで、何かとびゃあびゃあ泣いて鼻水と涎で酷い顔になってる心がブサ可愛い。
もう一つ好きなのは やっぱりドラ。
かわいい。
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男子迷路の同人誌のレビューがあがってて、そこで超〜衝撃の事実を知ってしまい、ええぇぇぇ……となってしまいました。
が、ドラ×要一しか思い出せず、楚川って誰だっけ?と思い出せなかったので、とりあえず思い出そ……と久しぶりの再読。
私はドラ×要一が好きで、「完璧な飼育 ~その後~」のイチャコラっぷりに癒されていただけに、ショックだー、ショックだー、ショックだぁ(こだま)
ドラを裏切るな、このやろー、ち◯こモゲろ!と呪いをかけてみたけど、あいつはネコだからダメージさほどないかも…ということで、おまえ(の肛門括約筋)はもう死んでいると呪っておこう。
で、楚川はあのフランス語ヤローか!くっそー。
登場人物を辿っていくと全員どこかで繋がりのある短編集になっています。全員の関係性を整理しようとするとかなりややこしいので、それぞれ独立した話として受け入れた方がいいかもしれません。最後に先生が分かりやすく絵で纏めてくださっているので、ここはどういう関係性だっけ?となったらその相関図を見返しながら読んでみてください。
◆線の上でトモダチ / ❤︎のトートロジー
結局冒頭を飾るこの作品が一番萌えたかも。ヨーコという女子を追いかけ続けやっと付き合えたのにすぐ振られてしまった児玉は、自分がヨーコにしつこくしたのと同じくらい、同性の友人である心からしつこく迫られています。口では拒否するものの、はっきりとした拒絶はしない児玉。狡いと分かっているけれど、相手が男とはいえこれだけ一途に熱く想われることに悪い気はしないようです。恋人になる描写はありませんが、徐々に児玉が心を受け入れていってしまうところに萌えました。何より、阿仁谷先生の濡れ場の描写がエロい。水音が聴こえてきそうな生々しさを感じました。
◆悪い男
バーで働く大貫は、相手を自分にハマらせてから去り、その時の相手の反応を楽しむという悪癖のある男。自分と同じように男を惑わせている楚川という客がどれほどの男なのか?と気になり、彼と関係を持つようになります。大貫は段々明らかに楚川にハマっていくんですが、楚川にもいつもと同じ方法を試してしまいます。その時の楚川の泣き顔に、初めて胸を締め付けられるような感覚を味わった大貫。悪い男が、自分よりさらに魅力的な男に落ちた瞬間ですね。他人を魅了する雰囲気を持つ2人の駆け引きが見応えありました。