ボタンを押すと即立ち読みできます!
表紙に惹かれて購入しました。
竹美家先生の描いた人物はとにかく可愛いくて見ているときゅんきゅんします。
でも可愛いだけじゃなくて、温かみがあって血が通ってる感じが好きです。
で、内容ですが。
杉原先生の文章は読みやすくて、するする胸に入ってきます。
主人公の章彦は重度のブラコン。8つ下の弟(義理)が日々の癒やしのもと。
ある日、弟の友人が居候することになり・・・
ということですが、私は兄弟ものが好きなので、7割読み進めるうち弟とCPになるのでは?! と期待してました。
まあ、無事にブラコンを卒業できて良かったね、というところでしょうか。
ヘテロがゲイになるのにもう少し葛藤とか悩みとか、無くていいのかい? おばちゃんは心配だよ、と思ったので萌評価でした。
スピンオフを先に読んでからこちらを読んだので、
感想がズレてるかもしれません( ;´Д`)
先にスピンを読んでいても特に問題はなかったですが
スピンを読む前にこちらを読んだ方が面白かっただろうなぁと思いました。
勘違いやすれ違い要素部分の楽しみを先に知ってしまってる感よ…( ;∀;)oh
血の繋がりはないけれど、弟を大切に育てて目に入れても痛くないほど可愛がっている受け。
弟と2人暮らしの楽園にある日突然居候が加わることとなり。
早く出て行ってほしいのに出て行くどころか何かと絡まれ、受けはウンザリしてます。
その上、居候がゲイと知り、弟の様子もおかしくなってーー。
弟のセクシャリティや過去のトラウマを乗り越えながら、
受けと攻めの恋愛が少しずつ始まっていきます。
スピンで弟が何度も「天使だ」と形容する兄。
どんな人かなーと本を開いたら、ただの弟バカの超ブラコンなのが面白かったです。
弟との世界を邪魔する攻めが憎らしく地味な嫌がらせをする本性w
本気で天使みたいなキャラじゃなくて安心しました。
弟のこと以外になると天然炸裂でツッコミどころが多々…。
男に襲われた過去がトラウマのくせに警戒心の薄さにビックリ。
というか、ノンケだから自分の振る舞いが性的に見られると気付かないのかな?
鳥肌立つほど男がダメという点はノンケっぽさがあって良かったです。
ただ、そこから攻めのことを好きになる流れは良く分かりませんでした。
兄も弟も相思相愛(?)のブラコンはメルヘンでしたねぇ…。
弟:「お兄ちゃんは恰好いいよ」
兄:「俺よりお前のが恰好いいよ」
と、ギャグではなく真剣に褒め合う兄弟。
5歳そこらなら微笑ましいのでしょうが、28歳&19歳がやるとなると…。
攻めが嫌味を言う気持ちが分からなくもない(笑)
でもホワホワ〜とした空気はイラストとマッチしてて、ほのぼの楽しめました。
大学生の弟・太一と、会社員の兄・章彦。互いに大好き!という空気を振りまいている二人暮らしの家に、太一の親友・亮介が転がり込んでくるというストーリー。
最初は兄と弟+その親友という三角関係ものかと思って、もしそうなら複雑だなーと思ったのですが、わりと早い段階でそうでないとわかり、それ以降はスンナリ面白く読めました。
亮介のイジワルでワイルドな攻めキャラと、しっかりしていてどこか抜けている章彦の受けキャラの組み合わせが好みでした。
太一は兄を「天使だ」と言っていて、社会人の男性に向かってそれはないだろうと思うんだけどなんとなくしっくりくるから不思議です。
「お前はいい男だよ」「お兄ちゃんこそ」なんてやってる兄弟実際はいないと思いますが、でもその所為で太一は本当は兄が好きなんじゃ?と、最後までちょっと悶々としました。
太一と章彦の兄弟の仲の良さが結構重視されているので、せっかく個性あるキャラなのに亮介と章彦の恋愛部分が予想してたより薄めに感じてしまって勿体無かったです。
亮介が「太一に手を出す代わりに俺に奉仕して」という展開もちょっと唐突に感じたかも。
亮介が最初強引っぽかったのはオオカミぽくてドキドキしたのですが、わりと早くしおらしくなってあれれ?という感じでした。
せっかく「オオカミ」なのだから、も少しワイルドでイジワルなキャラを貫いてほしかったです。
亮介にも弟がいて、弟離れするために家を出たといういきさつがあるのですが、何だかんだでブラコンどうし上手くやっていくんだろうなぁと思いました。
イラストはすごく可愛くて、特に亮介の弟の双子なんて天使のようですが、章彦の「シュっとした王子様」という容姿がちょっと分かり辛かったかも。
どっちかというとかわいい学生って感じでした。
いつもと雰囲気の違う作品を目指したそうですが、確かにこれ杉原さんかな?という、いつものせつなさは控えめで、ふわふわしたかわいい作品。でもこういうのもよいと思います。
『赤ずきんとオオカミの事情』のスピンオフ元です。
わたしは先に『赤ずきん〜』の方を読んでしまいました。
それでも問題はありませんでしたし、意外にこの順序で読んで、目からウロコな部分もありました。
受けの久遠章彦は、見た目は王子様系、中身は完璧な主婦というサラリーマン。
大学生の弟(太一・スピンオフ先では攻め)相手に世話を焼きたがるブラコンで、28歳。
攻めの高林亮介は、つねに人の目を引きつけるような容姿端麗で長身。
太一の友人であり、ただいま久遠家に居候中の大学二年生。
『赤ずきん〜』の方で、太一のブラコンぶり(大学生になってもお兄ちゃんと呼ぶ…)と実は腹黒計算ありな部分を読んでいたので、章彦が素直に太一を純粋だと称すると、思わずニヤニヤしてしまいます。
お兄ちゃん、天然過ぎ!
この作品だけだと、太一が良い子過ぎて気持ち悪!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スピンオフも読むと角度が変わって面白く感じるのではないでしょうか。
こちらを読んで驚いたのは亮介。
『赤ずきん〜』では面倒見の良いイイ男という印象だったのですが、実はイケズーな部分があったんですねえ。
かなりなフェロモン系…
竹美家さんの描かれる亮介がカッコ良過ぎでウットリいたしました。
亮介と太一が実は…という想像に章彦がジタバタしながら中盤まで進みますので、その辺りはちょっと中だるみしがち。
章彦が亮介の出したとある条件を飲んだのは太一のためでしたが、それが太一だけが理由でなく好意だった!?というのがちょっと語り不足かなと思いました。
けっこう毛嫌いしていましたから、章彦は亮介を。
ただ反面、亮介自体は、章彦へ惹かれていく様、葛藤する様がひじょうにわかりやすかったです。
この作品は二冊で一作品かなと思います。
できれば二冊お読みになる方が楽しめますね。
ふだんの杉原さんの書かれる『切なくてもどかしくて』みたいなものも良いのですが、こういう作品も毛色が違って気軽に読めて好きでした。
某所で出ていた羊話からの連想で読みました(笑)
杉原理生先生、「夏服」「ハニーデイズ」と私的にはイマイチが続いたのですが、
これは三度目の正直というか、三人目の正直というか
(だって、前二作受けがダメだったんだもん)好きな作品でした。
基本的に作者も後書きで述べているように、ラブコメならぬホームコメディです。
章彦(玩具メーカー勤務、担当はぬいぐるみ♡)は、弟の太一(大学生)と二人暮らし。
幼い頃母を亡くし、お母さんや兄弟がいたらいいなと願っていた章彦の願いがかなって、
父親が再婚して出来た新しい母と弟。
ところが高校生のときに両親は事故死、兄弟二人きりになってしまいました。
血の繋がりはなくても太一は章彦の大切な弟で宝物、
つきあう彼女に「私より弟が大切なのね」と見限られる程、愛情溢れるお兄ちゃんの
ブラコンぶりは会社でも有名。
そんなとき突然、太一の友人の高林という男が家に居候することになります。
このブラコン話が、ほのぼの暖かでコミカルで読んでいて楽しい。
実は高林にもまだ小さい双子の弟がいて、彼もまたブラコン。
あっちもブラコン、こっちもブラコン、ああ、美しき兄弟愛〜♪
この高林くんがゲイだと知ったお兄ちゃん、弟の防波堤になろうと我が身を差し出し(笑)
キスなんかしちゃうんですが、何故か高林くん、途中から手を出してこなくなって…
その方がいいはずなのに、なんだかモヤモヤしちゃって…ふふふ。
という展開です。
ラブ&Hは後半あっけなくトントントンと進んじゃって、物足りない感じがありますが
全体としては、楽しめた物語だったと思います。
血の繋がらない弟、もしやお兄ちゃんが好きとか?って途中まで疑いましたが、
それはなし。そういう展開に毒され過ぎたワタクシの邪推でした(笑)
お兄ちゃんのキャラがなんともいいです。
美形だけれど、色気がなくて、所帯染みているけれど、純粋、
「天使のようなお兄ちゃん」wだけれど、ちゃんと社会人している。
竹美家先生のイラストは話の雰囲気とはよくあっているのですが、よーく考えてみると、
え?これ28歳ですか?と思わずにはいられません。
でもそこはほら、3頭身のヌイグルミみたいなノリで、見逃してさしあげましょうww!