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麻生ミツ晃先生の作品が好きで色々探していたところ、こちらの作品に辿り着きました。
…読み終わって、これはぜひ続刊&原作も読まなければ…!と燃えています。
記憶を失った状態で病室で目覚めた透。親族や友人などは誰も訪ねて来ず、唯一来てくれたのはバイト先の友人だったという藤島。藤島の好意で家に居候することになっり、必要なものはなんでも与えてくれる藤島だったけれど、透が自分の過去を探ろうとすることは嫌がりー
という内容で、透と藤島は本当に「友達」だったのか?
なぜ、藤島はただの「友達」であるはずの透に住まいを与え、お金も与え、尽くしてくれるのか?
なぜ、透の過去については嘘をつく&何も教えてくれないのか?
と、主人公の透と一緒に読者も疑問の渦に投げ込まれ、物語に惹き込まれていきます。
この巻で一応の顛末は明かされるのですが、二人の新しい関係は始まったばかり…
ということで、早速続刊を読んでこようと思います。
透が買ってきたケーキを美味しそうに頬張る藤島。口の端についたケーキをとろうと手を伸ばした透に、ビクッと反応する藤島のシーンが映画のコマのように繊細で美しくて、うっとりしました。
おもしろかったです。
ミステリー仕立てで、高久の過去が徐々に明らかになっていくにつれ、2人の心情の揺れが描かれていて、その流れがよかったです。
さすが元は小説なだけあって、プロットが緻密ですね。
それに相まって麻生先生の描写がいい。
藤島が何も言わないけど、高久のことを大事に思っていることがわかってくるし。
高久も混乱しながらも、藤島の気持ちがわかってきたり、藤島への思いが高まってくるところがドキドキしました。
特に、高久が藤島に好きだと言いたい、触りたいと思う場面は最高潮でしたが、同時に、あ、これはうまくいかんやつや、とわかってしまいましたw
ま、ドラマチックではありますよね。
細かいところで
藤島「すみません」
高久「すいません」
のキャラに合った言葉の使い分けもさすがですし、こういうところ好きです。
まだ明らかにされていない過去については続編で描かれるのでしょうか。
すぐに続編読みます。楽しみです。
あと、これは完全に余談ですが、シリアスな場面なのに
「私の弟を殺したのよ」の後の、高久が絵に描いたような(絵なんだけど)ガビーン顔で、暗闇で懐中電灯を下から灯らせた時のようでちょっと笑ってしまいましたw
追記
本作を読んだ段階では萌2でしたが、続編を読みシリーズ作品として神評価にさせて頂きました。
記憶喪失の青年×サラリーマン。
記憶喪失ものなのであんまり内容に触れるとネタバレになってしまうのがもどかしいです。暗い話、切ない話がどうしても駄目な人以外は全員読んでほしい作品です。
木原音瀬先生の原作の小説を読んで感動したので、コミカライズ版も買いました。世界観のイメージを壊さず漫画で再現されてて素晴らしいです。ただ小説で読むのが辛かった暴力シーンは、絵で見るのはさらに辛すぎました。内容を知ってたのにショックで一旦ページを閉じてしまいました。
続編のCOLD HEARTも大好きなのですが、さらに辛い話なのでコミカライズは難しそう。
小説を持ってるのですが辛くて切なそうで読めず積んでましたが、コミックならとこちらを先に読んでみました。
お互い謎だらけですね。
でも記憶をなくす前の透はろくでなしっぽかったのに、最後の小説では藤島は透を好きなようで。
誰かと経験もあるみたい、それは透なのか?
透に過去を話さない理由がわかりましたね。
そこまで考えてくれてたのか!
生活の面倒も全部みてくれて一体二人の関係はどうだったのか。このまま二人はどうなるのか?
もし透が記憶を取り戻したら二人はどうなってしまうのか?
しかし藤島の身元がわかるものが家に一切なく透の事故のタイミングで転職し、誰とも関わらないようにしてたのは一体?
それに家庭にもなにやら訳ありっぽいし。
続きが気になります。