BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
作者様ご自身が、自分の萌えを詰め込んだらこんな感じになりました、と仰っておりますが。
まさに萌えが凝縮されておりました!
あらすじに釣られてよかったっ。
閉鎖的空間に幼少より閉じ込められた少年たち。
同性愛は禁忌、けれども義兄弟の絆を結ぶことは暗黙の了解という慣習。
少年たちを守り、厳しく見守る大人。
馬に跨る軍服っ!制帽っっ!!
肝心のシーンでは和装っ! 絹の布団に朱襦袢っっ!!
………妄想が暴走でたまりません。
彩さんの挿絵が秀逸です。キャラがイメージ通りで美しく、且つ主人公はきちんと凛々しい男子。これで挿絵の雰囲気との差異が大きかったら自分的にはかなりのイメージダウンでした。
もちろんストーリーもきちーんと面白かった。
登場人物が皆さま個性的で、キャラが立ってる。先が気になること気になること。
いろんな視点でのエピが読みたい。
「もしやこの人は…」と、つい想像してしまった結果が気になる。
次巻が楽しみです。
レビューを書くのも恐れ多いくらい、面白かったです!
ここの皆さんのレビューを信じて購入して、本当に良かった。読めて幸せでした。
あらすじについては皆さんの素敵レビューを参考にして頂いて、私は誰得感想文です。
★いきなりネタバレします★
ミステリ的な要素が強く、そのセンはないと一度思わせた“結果”が、一回転してもう一度、真実としてやって来るのが面白かった!
最初にそれはないと分かった時点で、主人公目線で他の可能性を色々考えさせられた上での、意表を突く展開で、寝た子を起こす(?)勢いのある結末でした。
そして常盤(攻め)のキャラが凄く良いなと思いました。
この作品は、登場人物の書き分けが本当にシッカリ出来ていて、読んで行くうちに個性的な彼らに夢中になってしまいます。好きキャラが出来たり、この子とこの子は今後どうなるのかな?などと興味をそそられます。
その中で、常盤がずば抜けて魅力的だったと思います。
制服ブーツ制帽姿で颯爽と馬に乗って登場。
地位もあり、文武両道の美男で、全てを持っているように見える常盤の弱み。
それが薔(受け)です。
完璧に見えて、ただ強いだけじゃない、優しさと脆さを持っている常盤のキャラクターがすごく良かった。
とにもかくにも、宗教団体の全寮制教育校という舞台が素敵すぎなのです。
影があり、裏があり、陥れられたり秘密があったり嵌められたり襲われたりと、息つく間もないようなドキドキ展開です。
そして、不幸になって行く人間が多い中で、薔の前向きさ、健気さ、正義感と精神的なタフさが、この物語を明るいものにしています。
余談ですが、小冊子の番外編「雛鳥」は、薔が常盤のもとに、ケーキを食べさせてあげようと持参するお話で、あまりの可愛さに頬がゆるみました。
本編がダークな世界なので、こういうホっとする日常のお話がオマケでついているとすごく嬉しいですね。
次巻も絶対買います!!
「普段、耽美ぽい作品読まないんだよね…」という方にもオススメです
・宗教団体(淫祀教団つまり邪神教)が母体の全寮制学園。
・建物はもちろんゴージャスで和洋折衷
・自分の生い立ちは不明で外の世界から隔離されている少年たち
・名前は皆、偽名(竜生名)で花や樹木の名前
・宗教施設は五重の塔
・表紙左、攻めの常盤様(竜虎隊隊長)の移動は馬
・神子選びと神託の儀式が同性間のセックス
という
作者様が「好きなものをつめこんだ」という濃密!!妖艶!!淫靡!!な世界観なのですが…
主人公の薔(ショウ)が
そこまで薔薇っぽい…可憐!!みたいなかんじの性格ではないので安心して(?)読めます。
内容が濃ゆいので、現実から離れたい時にどうぞ。
あと、特に制服・軍服フェチの気は無かった私もときめいた彩先生の作画がとてもキレイなので必見です
このサイトで知って我慢できず
本日購入…
素晴らしい!
なんといっても、
閉鎖空間の中での独特な世界観
それに合った綺麗なイラストの数々、神です《゚Д゚》
これを読まなかったらあなたのBL人生大分損してます。
シリーズ5巻を呼んで、久しぶりに1巻を読んでみました
。完全に5巻まで読んだうえでの感想なので、読まれてない方はスルーしてください。
なんだか薔がとても未熟で若くて驚きました!常盤に対して、初めはあんなに反抗的だったのね... そして自分でも常盤への憧れに気づいていないという笑
初めのエッチシーンはなんだか可哀想でしたね...。でも、薔がちゃっかり常盤の神業に感じちゃってるのが健気。常盤も、弟じゃないと分かればすぐ抱いちゃう辺り、悪い男ですね。でも、弟じゃなくても薔のことは特別だし、彼に惹かれてたんだと考えると嬉しくなります。後で、弟だとわかってめちゃくちゃ後悔するわけですが、これがないとBLが成り立ちませんものね。こうして常盤の欲望のおかげで、薔は毎月男に抱かれないと、死ぬという身体になりました。笑
薔くん、悩んだら走り出す癖、この頃からあったんですね。5巻でも走り出していましたが、読んでいる側はハラハラするので自重してほしいです。笑 でも可愛いから許す。笑
そして楓雅さん、この頃から椿に対する想いを微妙に表していたのですね。そして薔に対しても、今だから微笑ましく読める場面が沢山ありました。
一方の椿は.....常盤と別れ、未練も無く剣蘭に抱かれろと彼に命令されて辛そうでした。常盤もそう考えたら酷いやつですね。椿が常盤のことを本気で愛していないことを知ってあっさり別れてしまうとは...。でもまあ、薔と惹かれ合う運命だったのかもしれませんね。
レビューというか、独り言に近い形になってしまいました。1巻だけだと、よくわからないことが沢山ありますが粘り強く読んで行けばこの世界の魅力にはまっていきます。ぜひぜひオススメのシリーズです。