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表題作くちづけは嘘の味 2

和智大介 青年実業家
槙尾ひじり バーテンダー・元詐欺師

その他の収録作品

  • 空港にて
  • キス・マーキング

あらすじ

人を好きになると、どんな些細なことでも知りたくなる―――
経営者としては優秀だが、情が薄く人間的に難アリの青年実業家・和智を虜にしたのは、
元詐欺師で現在はバーテンダーとして店を構える槙尾だ。
だが、和智の部屋で一緒に暮らし、幾度も身体を重ねているにも関わらず、
束縛を嫌う槙尾の行動は謎だらけで、和智は翻弄されてばかり。
ある日、槙尾を尾行した和智は、何者かに襲われて―――!?
薄情な青年実業家×元詐欺師のしたたかな恋の駆け引き!

作品情報

作品名
くちづけは嘘の味 2
著者
サガミワカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
くちづけは嘘の味
発売日
ISBN
9784796407182
4.1

(117)

(53)

萌々

(39)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
484
評価数
117
平均
4.1 / 5
神率
45.3%

レビュー投稿数12

好きすぎる神作2巻

今回も始まりからハラハラドキドキする展開。槙尾の有無を言わせぬ空気感、色っぽさ、本当に好きです。槙尾の顔が、性格が、ギャップがツボすぎる〜!ほんと、ギャップのオンパレードで気が狂いそうになる。和智は和智で槙尾のことが知りたくて必死でかわいい!この2人に幸せになって欲しいー。お邪魔虫役(?)もいい味でてていい感じでした。イケメンしか出てこないー伊勢さんもいい人だし、どの登場人物も魅力的で大好きです。

0

ワンコ度が増した二巻


一巻から設定がツボで迷わず二巻も購入。
受けが攻めを掌で転がす感じが万歳だった一巻に比べ、二巻は槙尾の態度が少しずつ変化していった気がします。
それでも全然、和智の方が槙尾への思いは強いですが…それがまたいい!

今回新たな刺客として登場した人物を巡り、言い争ってしまった後、槙尾の帰りを待つ和智のシーンがすごく良かったです。
まさに一途で恋しがるワンコ攻め。

また、一巻ではあまり知られなかった槙尾のことが少し明るみになり、益々面白くなっていきそうな予感。

0

信じるか信じないかは

槙尾の反応次第です。

というわけで2巻。
同居生活が始まって、ますます槙尾に夢中な和智です。
一緒にいれば自然と分かることが増えるのがふつうのCPですが、槙尾の場合は逆で、いればいるほど謎が深まる。無理に知ろうとすれば扉が閉ざされる。
だけど和智のことを単なるカモと思っているわけではないから、ちらっと素を見せる。
この駆け引きが引き続きたまらんのです。

和智はもともとお金持ちのぼんぼんっぽくて、育ちもいいし、身のこなしもスマート。絶対いい匂いのするタイプ。
これだけなら槙尾にとってカモにはなっても面白みがないけど、能力があって理性的で頭の回転が速い和智が、槙尾にだけは熱くなって執着してくるのが楽しくて仕方ないんだろうなというのが端々に感じ取れます。

今回、槙尾への執着が高まりすぎて尾行した結果危ない目に遭ったり、槙尾を手に入れたい関西の企業詐欺師・清丸が仕掛けてきたり、波乱万丈です。
どっちが上手か、騙し合いみたいなゲームがあちこちで勃発するものの、名うての詐欺師にかかっても上手を取れる和智に惚れます。
「俺に偶然はない」という台詞が最高。
そもそもひとを信用していないから、騙されるようなタマではなくて、惚れた槙尾限定で信じて転がされてるわけで。敏腕経営者は名ばかりではないんですよね。

描き下ろしのキスマークの話ににやにやしつつ、2巻終了。
今回は尻尾を巻いて逃げた清丸のバックにも誰かがいて、槙尾も暴力団とつながっていたりと穏やかではありませんが、少しずつ自分の仕事のことも和智には話して、事務所にまで連れ込んだ槙尾。
3巻ではこの関係のパワーバランスがどうなるか、見ものです。

0

嘘も真実も。清濁併せ呑んでこそ。

分からないものは怖い。和智さん相変わらず槙尾に執着しております。
1巻に1事件って感じで進んで行くのかな。
本作は和智に近付く詐欺師・清丸と槙尾との対決。

槙尾に執着している和智さんは、まだ槙尾が詐欺師という事以外何も知らない。
槙尾の事が知りたいという一念でストーキングまでしてみるが、途中暴漢に襲われ大怪我をしてしまう。助けてくれたのは銀行のアナリストを名乗る清水という男だった。
和智さんも1巻で学んだと見えて、そうそう詐欺師には騙され無いんですが、槙尾については謎のまま。1巻の終わりで、槙尾が暴力団の組織と繋がりがありそうだという事が分かりますが、本作ではまだ不明。槙尾の言うには情報屋との事なんですが。

和智さんは自分が一方的に振り回されていると思ってるみたいですが、槙尾はもうとっくにほだされてるし、和智を特別に想ってもいる。そんなダダ漏れ感も可愛いくて。バーテンダーの時のソツのない美人っぷりと普段の乱暴な言葉使いのギャップとエッチの時は格別おねだり上手。エッロエロです。ふはっ。これはたまらんよね。
槙尾の何が真実で、何が嘘なのか。男前なら清濁併せ呑んでこそ。
和智さんの男前度が試されて行くんでしょうな。

あとがきによると作者は関西で活躍(?)しているチャラいイケメン詐欺師・清丸を気に入ってるとかで、再登場の予感。
本作はイケメン和智さんも美人の槙尾も顔をボッコボコに殴られシーンがあって怪我してるので、台無しなんだけど、作者はそれが楽しかったみたい。もー見てるだけで口の中が切れてそうで痛いんだけど。
カバー下、攻めしか入れないサウナ。むさ苦しくて可笑しみ。

0

攻めが成長してしまった寂しさ

いつのまにか一緒に暮らすようになっていた2人。ある日槙尾の行動を不審に思った和智が後をつけると何者かに襲われてしまい…。

今回は槙尾絡みの事件がメインでした。清丸という詐欺師も登場し騙し合いは前回より大がかりに。
和智も巻き込まれた事で、槙尾の本音(デレ?)が垣間見えるようになってきて2人の関係として一歩進んだ感じ。

なのだけどなんとなーく全体的に物足りない。何故だろう。
事件に関して言えば大がかりにはなったものの、裏をかいてしてやったりのパターンが前回と同じような内容だったからかな。new詐欺師のキャラは良かったのですが。

和智と槙尾に関しては私が前作で好みだった「おバカな和智さん」が鳴りを潜めてしまったからかも。振り回されっぱなしの大きいおバカワンコから普通の攻めに成長してしまったような寂しさ…。
まあそれは2人の関係が進展したって事なので喜ばしいのですが、心の通ったイチャイチャは増えても個人的にいまひとつ萌えられませんでした(*´-`)

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