コミック

  • 終わらない不幸についての話

終わらない不幸についての話

owaranai fukou ni tsuite no hanashi

  • 紙書籍【PR】

表題作終わらない不幸についての話

清竹 誠司(大学生・バスケ部)
烏童 隆之(大学生・烏童兄)

同時収録作品誤算のハート

烏堂 隆太(高校3年生・烏童弟)
三城 俊久(高校3年生)

その他の収録作品

  • これからの幸せについての話(描き下ろし)
  • 「誤算のハート」ドラマCD収録レポ

あらすじ

彼の好みは、小さくて可愛らしい女の子。
彼より長身で男の自分は、何もかもが理想にはほど遠い──絶望的な恋だった。
中学の頃に密かに好きだった清竹と、予期せず合コンで再会した烏童。
昔と変わらず清竹はまっすぐで、すっかり遊び人になった自分はやっぱり彼に相応しくない。
けれど燻る想いに突き動かされ、烏童は清竹と強引に身体を重ね…。苦い片恋の行く先は──。
「誤算のハート」の短編も収録。

作品情報

作品名
終わらない不幸についての話
著者
緒川千世 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
誤算のハート
発売日
ISBN
9784796407694
4.3

(546)

(332)

萌々

(119)

(56)

中立

(23)

趣味じゃない

(16)

レビュー数
68
得点
2327
評価数
546
平均
4.3 / 5
神率
60.8%

レビュー投稿数68

受けがかわいすぎます

誤算のハートに出てきた烏童兄の話。
好きな人に告白できずに寝てる間にセックス、というか逆レイプ?
虚しくても相手が覚えていなくても、『完全な一方通行でもおれはうれしかったよ』って泣けてくるよ。
『自分では終わらせられなかったこの恋をお前が終わらせてくれ』って泣きながら頼む烏童兄に、清竹がとった行動って結構残酷だと思うんですよね。
烏童兄の気持ちの推移は結構分かるけど清竹は正直全く分からん。
烏童兄は、結構クズい人間だと思うけど(セフレ的な人に暴言吐いたり)清竹の前だと素直で、でも素直になりきれなくて可愛いんですよね。

清竹から逃げてお風呂場で体育座りするところとかベッドの中で涙をうかべて世界よみんな幸せであれとか思ったりすごく私の好みの行動ばかりとるので可愛いなこの人と終始ニヤニヤしていました。

清竹からしてみれば、友達だと思っていた人間に裏切られ再会したらなぜかレイプ?され、と結構すごいことされてますけど烏童兄が自分に見せる姿がどんどん変化していってそれをかわいい、愛しいと思ってしまったんだな、分かるよと謎の共感をしてしまいました。

烏童兄とストーリーは好みでしたが、個人的に清竹が魅力的な人物でなかったので、萌2です!

0

烏童兄編

誤算のハートで、メインカプを邪魔するたらし役だった、烏童兄。

しかし、タイトルが示すように、隆之(烏童兄)は一生抱えるはずの悲恋に苦しんでいた。
高校のバスケ部時代、自分より背が低かった、清竹。密かに焦がれていた。
大学生になった今、清竹は大きく成長して、自分より高く、かっこよくなった。それでも、ずっと明かせない思い。
鬱屈は、性に自堕落でたらしな男という隠れ蓑に隠して生きている。

でも、あるとき我慢できなくて。。

弟カップルの時もそうですが、受けになると乙女になっちゃうギャップ萌えかな。
烏童兄の乙女っぷりがやばひどい。そして、そんなめんどくさい隆之を、甲斐甲斐しく世話を焼く清竹。こちらもいいカップルです。

0

健気な悪役

何度も何度も読み返している作品です。何度も読んでいるのに毎回泣いてしまいます。
悪役のように振る舞うことで自分を守りながらも、健気に攻めを愛し続ける姿が切ないです。大好きな一冊です。続編が見たい!

0

とても可愛い

とても可愛い

0

きっとまた、傷つきながら恋をしていく。

終わらせられないこの恋は、奇跡によって成就するものでは無くて。
自身で不幸にもなり、幸せにもすることが出来る。
烏堂が、そのままならない恋に疲れて。哀しくて。人を呪って。生きてきたこと。
そのまま、面倒くさい烏堂を受け入れてくれる、どこまでも男前な清竹。
烏堂のその面倒くささには呆れます。イケメンで、オシャレで、キャンパスでも知らない者がいないほど目立つ彼のこのひねくれ具合。せっかく歩み寄ってくれている清竹から逃げて、ホテルに女の子を寄越してみたり。それは彼が拗らせてきた8年もの歳月がそうさせてしまうのだろうけれど。
弟の恋人にやつ当たってみたり。ハタ迷惑この上ないです。
そんな不安定さや脆さにまた色気を感じられてしまうのだとも思います。
なので、より一層、弟と三城の恋が爽やかに見える。
放っておけない、烏堂・弟の行動力もいい。弟は男前です。彼が清竹を連れて行くシーンが好き。
ドアスコープに見える、弟がきっちりピーコートを着込んでシレッとした表情で立っている。
緒川先生らしい、スタイリッシュなカットには今回も惚れ惚れ。
「誤算のハート」のその後があるのも嬉しい。三城の黒髪とメガネは新鮮で可愛かったので、しばらくそのままでも良いのに!親に叱られても、烏堂・兄に八つ当たられても。「見返してやるんだよ!」「俺の気持ちを見くびったこと、後悔させてやる!」清々しいまでの、強さ。バカなんだけど、愛おしくて。烏堂・兄は三城をちょっと見習った方がいいよ。
三城の言うように、このカップルは大丈夫。
2組のカップルが対比するように描かれているのが良くて。もし、烏堂・兄だけのお話しだったら、ジメジメ過ぎて、読んでいられなかったかも。
清竹は振り回されたけど、終わらない不幸が転じて幸せになってホッとしているよ。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP