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表題作今夜ぼくはシェフのもの

北川冴久,29歳,フィンランド在住のシェフ
深森碧人,23歳,元会社員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

幼い頃受け取った手紙の送り主を探すためフィンランドを訪れた碧人。縁あって日本人青年の営む小さな食堂に居候することになるが?

作品情報

作品名
今夜ぼくはシェフのもの
著者
安曇ひかる 
イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344835535
4.2

(52)

(28)

萌々

(13)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
220
評価数
52
平均
4.2 / 5
神率
53.8%

レビュー投稿数9

途中まではいい。

サンタさんとの手紙のやり取りはとても素敵だったし、フィンランドの景色が浮かんでくるような描写もとても素敵だった。


なのに、後半!!
受けへの好感度がだだ下がり。

後半、恋人同士になってから、受けが帰国するんですね。
母親がガン検診でひっかかったと知って。

「一度、日本に帰る」から「(フィンランドに)戻る日が決まったら連絡する」
と約束して、攻めから「ずっと待ってる」と言われたのに、日本で就職活動を始めてしまう受け。

……えっ?!

半年の間、なぜメールの一通も、電話の一本もないのだろうって思ってるけど、自分から電話すればいいじゃん!
自分からメールすればいいじゃん!!
というか、なんで二人とも半年間音沙汰なしなの?

そして受けは聞けば一発で解決することを聞かずに疑心暗鬼に陥って結論出してる姿に、なんでそーなるよ……と。
前半は生真面目ゆえにちょいズレたところも可愛いと思ってたけど、後半は思い込み激しいし、変な頑なさが好みじゃないというか、なんかめんどくさいやつだなー……って思うようになってしまいました……。

攻めは一見、無愛想に見えて……というタイプでとても良かったです。

1

萌えて萌えて萌え転がって萌え尽きる!

なんてドストライク!なお話なんでしょう!
すっごく良かったです。読んでて萌えて泣けて萌え尽きて。

冴久が最初はあんなに迷惑そうだったのに、面倒見が良くてちゃんと褒めてくれて。
だんだん碧人を構うようになって、独占欲とか出てきて萌えました。
碧人も素直で天然でどんくさくて生真面目で可愛くて。
やっと両思いになれたのに一度離れ離れになって…。

碧人よ何度も思ったけど、なぜちゃんと聞かない?確認しない?
昔のレストランの場所も冴久とエリーサのことも一言聞けば済んだのに!

しかしそれをしなかったからこそこんなに素敵なお話になったんですね!

誤解が重なって切なかった(泣)二人とも心が空っぽになっちゃって。だからなぜ…以下略。

冴久の覚悟。もし碧人が幸せそうなら身を引こう…ってやっぱり無理!俺のだ!な男気。
成田に着くまで住所も知らず、もし引っ越してたら?実家を留守にしてたら?だからなぜ…以下略。
バッチリ決めて良い部屋をとったのも碧人を今度こそ!て意気込みなのかな?

二人の縁も、冴久の義父も母も碧人の手紙で良い思い出ができたし、碧人も返事で救われたし、はぁ〜なんて良いお話なんでしょう。

冴久がカッコよくて照れ屋でだけど狼で碧人のことを襲いそうだったとか、リアル壁ドンや、伴侶候補とか帰ってこいっていうところとか。 
碧人の夏至祭に真っ裸で湖を覗こうとする純真さとか、とにかくどこもかしこも萌えて萌えて萌えつきます。

碧人も色々自分を見直せて長年凝り固まった思い込みやらを自覚したりもしましたね。

はぁ〜良かった!とにかく良かった!本当に良かった!!
しかも私もフィンランド大好きなんです。

あ〜余韻が長引きそうです。

1

律儀な天然受け様がかわいい(⌒‐⌒)

カワイチハル先生のかわいらしい表紙に惹かれて手に取ったのですが、内容も好きな萌えものでした(*´∀`)


受け様の碧人は、幼い頃サンタクロースからと称して受け取った手紙を心の支えとしていて、仕事を辞めたのを機に、フィンランドまで本当の送り主を探しに訪れた。
その矢先、ひったくりにあったのを助けてくれたのが、フィンランド在住日本人シェフとフィンランド人の医師ヒューゴ。
このシェフが攻め様の冴久で、そのまま碧人は冴久のところでお世話になることに。

お世話になるからには、と碧人は冴久が切り盛りするお店の手伝いを申し出る。
これが不器用ながらも真面目で精一杯の接客ぶり。
初めは無愛想だっのが、碧人を知る内に好意を持っていったのであろう冴久ににやにやです。

また、冴久の作るフィンランド料理がなんだかとても美味しそうで。
実際にフィンランドに行って、現地で食べてみたい、と思いました。


夜中に裸で湖畔を覗くと未来の伴侶が見える、なんて言い伝えを信じて、きっきり脱いだ服を畳んで挑もうとする碧人(*´ω`*)
さらには「俺じゃダメか」と冴久が言ってるのを、都合のいい夢だと思って「ご出演ありがとう」って(*≧∀≦*)
どんだけ律儀な天然やねんって笑いました。

えちシーンでの「お気づきかもしれませんが」ってイきそうになってる碧人のセリフも、かわいくて楽しい(*´ω`*)
慣れてない初々しさがめっちゃきゅんでいいわ〜。


帰国してからのスレ違い。
無理をしている碧人の様子に胸を痛めていたのですけど、冴久がシナモンロール持って来てくれて、やっぱり夢にしてしまってる碧人ですよ。
冴久としても、シナモンロールという言い訳がないと、送り出した手前、会いに来れなかったんだろうなぁ。

ほかほかとあったかい気持ちにさせてもらえるお話です(⌒‐⌒)


イラストはカワイチハル先生。
かわいい碧人とカッコいい冴久ににまにまでした。

2

フィンランドの雰囲気が伝わってきます

カワイチハルさんのイラストに惹かれて手に取りました。
初読み作家さんです。

攻の冴久は手足が長くて仕草に艶がある美丈夫で
ぶっきらぼうで照れ屋だけれど優しくてエロいところが素敵で
作る料理は就寝前に読んだことを後悔するくらい凄く美味しそうでした。

受の碧人は、真面目で一生懸命で頑張り屋さんなところに好感が持てたし
人の話を真に受ける純真さは可愛かったです。

冴久の友人で店の常連客でもあるヒューゴさんは、親切で優しくて紳士な外科医。
学んでいる最中の日本語の間違い方が面白かったし
フィンランド人らしくない率直さが冴久や碧人との遣り取りを面白くしてくれました。

壁ドンを「壁丼」だと思っていた冴久が、碧人にマジの壁ドンをしたときには
その格好良さに痺れて萌え転げました!
湖畔で碧人に告白する冴久も素敵でした!

完成したシナモンロールを最初に碧人に試食してもらうために
クリスマスに店を休んで日本にやってきた冴久にはビックリ!
その時の服装にウットリ!
押さえたホテルの部屋のランクにはビックリ!
そして、目の前に現れた冴久に募る想いを吐露して泣く碧人にはもらい泣きしました。

フィンランドを舞台に繰り広げられる恋話はとっても可愛くて感動もできました。
内容展開には、不自然さも無理もなくて最後まで愉しめたし、キャラ設定も良かったです。
でも、この本の前に割と重めの内容の本を読んでいたせいか
重くはない割と軽めのこの話は大満足とまでは思えませんでした。
だけど!やっぱりお気に入りの話です。






2

読む時間帯は日中であるべし

カワイチハル先生の挿絵狙いでget。
挿絵だけの評価だと神レベルに美麗。
でも基本 ファンタジーに神はおいておきたいので、すいません、萌2で。

いいお話です~
が、料理もの。決して夜遅くに読んではいけません。
小腹すいた時にシナモンロールのエピソードなんか読むと
無性に甘いものが食べたくなるはず!危険です!!

童顔、几帳面 生真面目 童貞 ゲイくん の受けさん。(たぶんA型だ!)
味見してるところ見るだけで妊娠する(!) といわれているイケメンシェフの攻めさん。
攻めさんのお店の常連客 ヒューゴさん(日本好き お医者さん 一生懸命日本語勉強中)と
ヒューゴさんの姪っ子と受けさんのご近所の先輩が当て馬ちっくに出てきます。

受けさんがいい子で。涙もろいっぽくで。
攻めさんに「ちーん」とか言ってもらって鼻かませてもらって。
ヒューゴとのエピソードがまた面白い!
あまーいところあり、せつないところあり、笑うところあり でバランス良しでした!
BL初心者の方には とってもオススメなんでは?

4

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