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表題作ギヴン 2

上ノ山立夏
高校1年生・ギター担当
佐藤真冬
高校1年生・ヴォーカル&ギター担当

同時収録作品ギヴン(2)

吉田由紀
真冬の幼馴染
佐藤真冬
由紀の幼馴染

その他の収録作品

  • 板谷の本職
  • 同居人とゆかいな生活
  • 小さい頃から
  • 背後
  • 虫とか獲って自慢げに見せてくる犬いるよな
  • 貴重なタンパク源
  • 海へ

あらすじ

初ライブが近づくが真冬の歌詞は出来上がらない。
緊張感が高まる中、ライブの本番直前、真冬のギターの弦が切れ……!?
待望の第二巻!!

作品情報

作品名
ギヴン 2
著者
キヅナツキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
ISBN
9784403665035
4.4

(465)

(330)

萌々

(72)

(35)

中立

(5)

趣味じゃない

(23)

レビュー数
28
得点
2048
評価数
465
平均
4.4 / 5
神率
71%

レビュー投稿数28

ギヴンの初舞台、真冬の過去、立夏の思い

引き続き2巻のレビューします
真冬の恋の告白、立夏の恋の自覚とともにぎこちなくなり音楽が上手くいかなくなる2人
「誰かを好きな真冬の歌をききたくない」
あーっと胸がキュッとなりました
そんな2人を見ていた年上2人組の秋彦、春樹が動きます、

そんな中で知る秋彦の過去と今
「好きになるということは自分の1番皮膚の柔らかい場所を差し出すことでしか成立しない」
いや、意味深すぎるだろ
だれだその雨月という男は!!!!?

そして真冬の過去へ
いや、吉田由紀、なんという男
また柊の思いも知りめちゃくちゃ辛い

様々な思いが錯綜する中でギヴンの初舞台
「どこにいても君がいる」「さみしいよ」
真冬の心の叫びに、涙がでました

まだまだ続きます
音楽と青春はやはり良いですね

0

ベタだけどやっぱりこういうの泣く

バンドで揉めつつBLが進行したの?な二巻。
立夏は真冬への恋心を完全に自覚したってことなんでしょうか。真冬の方は過去に苦しみ続けてたから、新しい好きな人がいるってことと、それを自分で認められたことが意外でした。好きになってもすんなり自覚できない感じかと思ってたので。きっかけはあの歌なのかな。上手に泣けたってことかな。
バンドで盛り上げて歌を伝えるってよくあるベタな展開だけど、こういうのはやっぱり泣いてしまいます。感動演出がすごい!
真冬が一つ傷を乗り越えて、思ったより早い進行。次は何がくるのか、とても楽しみです。

0

初めてみた所謂BL作品!

神でした!アニメーションではじめ観て、ハマりすぎて劇場版を観て、心鷲掴みにされて、漫画も一気見しました!本当に、真冬と立夏の初々しい感じにキュンキュンしちゃいました!たまにどうにもならない恋愛してる時特有のキュンキュンとは違う、もっと気持ち悪いというかもっと痛い気持ちも味わえます!本当に漫画も映像も全部楽しめて、最終的にApple Musicにギヴンがアーティストで入っているので永遠楽しめます!最高でした!

0

展開が早い

アニメが衝撃的でマンガを購入しました。
どちらも死ぬほど泣きました。

内容としては真冬が自分の過去と決着をつけ、今の気持ちに気付く的な感じですが
それでいいのか…!?と私は思ってしまいました。
ライブの感じや全体の雰囲気はとてもいいのですが、展開が早いなという気がしてしまいました。
真冬の過去を知った読者としてその重たい過去(由紀の存在)をまだ大切に扱って欲しかったという気持ちがあって、今まで言えなかった気持ちを歌として伝えて過去と幼なじみとのわだかまり?が解決したくらいでよかったのでは?と思ってしまいました。

過去を詳しく知らない立夏なので仕方ないと思いますが、知っていたらあそこでキスはできないんじゃないかな…とか、
ましてや立夏に関しては特にそれっぽい事何も伝えてないですからね。

由紀と真冬、お互いの気持ち…特に由紀ですが。気持ちがわかった上で立夏に更新されるのが結構辛かったです。
気持ちが追いつきませんでした、特にアニメを見た後だと…。
話の流れ的に深く出来ないのはわかりますが
それなら少し過去が重いかなと思いました…。
なので色々考えて中立です…。

1

冬から夏へ

再読です。
このレビューを書いている2020年時点で、2巻の表紙と装丁が1番好き。
イラストはもちろん、カバーの紙質、配色、デザインが作品と絶妙に合っていて本当に素敵。

2巻はなんと言ってもライブシーンでしょう。
他にも展開はあるのですが、このシーンの迫力がすごい。
すごいとしか言えない。
真冬の慟哭のような激情溢れる歌唱シーンがとにかく印象に残ります。
でも、1番好きなのは描き下ろしの「海へ」かもしれない。
制服とマフラー的に、これは由紀が亡くなる少し前のお話なのかななんて勝手に想像をしてしまうのですが。
本編中にあった由紀との今までのエピソードと、ラストに入る「海へ」によって、由紀と真冬の関係性の深さが痛いほどに伝わって来る。
表情と会話のすべてが優しいんですよね。
2人の関係はなるべくしてなる関係だったのでは。
ある冬のはなし。些細な喧嘩だったはずが、そこからぽっかりと真っ黒な穴が大きく広がってしまった後悔とやるせなさと寂しさ。
一体2人の間に何があったのかについては、柊や真冬の発言とモノローグから断片的にこうなのだろうか?と推測するしかないので…
ちょっと、回想シーンが穏やかで幸せなだけにあまりにも切なくて、もう少し詳しい描写があったらなと思ってしまいます。

初めにも書きましたが、ライブシーンでの真冬のモノローグにある、由紀との「冬のはなし」が「ある夏のはなし」になるまでの迫力と悲しみと喪失感がすごい。
由紀を喪って以来、もしかしたら真冬の心はずっと冬のままだったのかもしれません。
少々強引かもしれませんが、「由紀(ゆき)=雪=冬=冬(ゆき)のはなし」だったのかな。
弦がボロボロだった、傷を負ったような由紀のギターを背負いながら生きていた真冬。
そんな、真冬の心のように傷付いたギターの弦を張り直してくれた立夏という人。
傷付いた心に新しい弦を誰かに張って貰えたのなら、少しずつ、一歩ずつでも前へ進めるのかもしれない。
立夏と出逢って、ギターを始めて、バンドを始めて、共に過ごしながら巡っていく新しい世界と新しい季節。
どうしようもなく辛くて、悲しくて寂しくて仕方がないけれど、どの季節にも、どの景色にも由紀が居るからもう寂しくないよと言葉にして歌うことが出来た真冬の姿に思わず涙が出た。

新しい好きな人とこれからどんな道を歩んでいくのか。
想いを自覚した真冬と立夏がどうなっていくのか。
バンドのこれから、春樹と秋彦についても気になるところです。

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