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表題作憎らしい彼 美しい彼 2

平良一成
清居と同棲中の大学生
清居奏
鬼メンタルを持つ若手俳優

その他の収録作品

  • エピローグ
  • あとがき

あらすじ

ずっと憧れ崇めていた清居と、同棲生活を始めることになった平良。
こんなに幸せだなんて、神様の采配ミスなんじゃ……!?
若手俳優として頭角を現し始めた清居を、公私ともにストーカーして追いかける毎日だ。そんな時、大学の撮影サークルの縁で、業界屈指のカメラマン・野口のアシスタントに抜擢されることに!!
ドラマの仕事も決定し、忙しくなるばかりの清居とすれ違いの日々が続き…!?

作品情報

作品名
憎らしい彼 美しい彼 2
著者
凪良ゆう 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
美しい彼
発売日
ISBN
9784199008610
4.7

(616)

(527)

萌々

(48)

(28)

中立

(3)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
44
得点
2914
評価数
616
平均
4.7 / 5
神率
85.6%

レビュー投稿数44

無自覚俺様キング平良には敵わない

おもしろくて夢中で読んでます。
可愛さ余って憎さ百倍?
今作のタイトルは平良のことかなと思いました。

清居は俳優として、平良は清居ために働き出す巻。
芸能界のお話は好んで読まないのですが凪良先生の高解像度のストーリーに引き込まれました。

清居と平良にとって「見られる」(舞台俳優) 「見る」(カメラ)という行為は特別で、互いの願望がピタッとはまりかけがえのなさを感じます。

恋人なのかファンなのか?(もしくは信者?)
清居が平良にとって崇高であるあまり、彼氏としての欲求を満たしてくれないという大きな問題。
無自覚俺様キング平良に翻弄される清居が切なく可愛くてたまらないです。

「ファン心理」というテーマを深掘りしていてとても考えさせられました。
昨今の推しとファンとの距離感の危うさ。
平良の「真のファン道」が正しく感じられます。清居を救うシーンはかっこよかったです..!
平良を心配しグチャグチャになる清居は自らの殻を破った気がして胸に迫りました。
愛が人を変える..と涙した後に「神よ⋯」でまた笑わされてしまいました。
安定の清居崇拝思考、平良ダイスキすぎる。
スパダリじゃなくていい。スーパーファン、痛ファンのままでいてほしい。
ビフォーアフターのかっこよく変身した平良の挿絵を切に求めます!
これからの巻にあるのでしょうか〜。
ますます楽しみに続編をいただきます!

1

平良、、、

いやもう清居が可哀想だよーと何度思ったことか。
平良の無自覚俺様っぷりに清居可哀想やんとヤキモキしましたーでもこの2人だからこそそこが面白くもあって、とにかく面白かったです。
そして野口さん、いいですねー平良と野口さんの関係も大好きです

1

揺るぎない俺様

待望の美しい彼の2巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
もどかしい 3
俺様 3
エロ 2
な感じだと思います。

前作に引き続き、平良くん×清居くんのカプです。

紆余曲折を経て、恋人同士となった平良くんと清居くん。だけどやっぱりすれ違い、というか変なところで上手くいかなくて、もどかしかったですね。前作の「美しい彼」は清居くんのことでしょうが、今作の「憎らしい彼」は清居くんから平良くんへの想いでしょうね。

2人の仲や関係性もですが、今作は特に、俳優として仕事を熟す清居くんとカメラマンとしてのビジョンがモチベーションに戸惑う平良くんのお仕事や将来についての要素が多かったり、脇役キャラも絡んできての芸能人とファンの距離感や無関係な人達の誹謗中傷など、読む人によって色々と刺さる描写が違ってくるのかなと思いました。

それとは別で、清居くん視点での解読困難な平良くんのある意味俺様な脳内や独自の帝国など、なかなかにもどかしい距離感と何だかんだ平良くんのことが好きな、清居くんの想いに切なさも相俟って、少し心苦しくもなりました。好きな相手からの、別れる前提の将来を見据えられてたり、両親と関わることはない、なんて言われたら…そりゃないよ、俺様平良くん。

相変わらず、言わずもがなの平良くんと清居くんの心理描写とそれぞれが抱える想いや葛藤。置かれている状況や周囲の環境など、読者すらも考えさせられる物語りの展開なので、是非とも読んでほしいです。

2

キモうざと大好きは紙一重

ついこないだ、美しい彼のドラマ第2期を観て、続きどんなんだっけ?とすごく気になり「憎らしい彼」を今しがた読み返したところです。
初めて読んだのは2年くらい前だったかな。レビューしてなかったのでこのタイミングとなりました。


再読なのでストーリーは知ってるはずなのに、新たに読んだときのように読み入ってしまいました。そして、クライマックスのシリアスシーンも涙してしまいました。

平良の頭のネジがぶっ飛んでるとこや清居の乙女的な思考、脇役の面々の濃い〜存在感に、時にクスッと誘う笑いのスパイス……何年経とうが色褪せなく、読み返しても初読みのような気持ちを湧き上がらせてくれました。

あまりにも面白く楽しいので、私の鼻の下もデレっと伸びっぱなしでグフフと笑っちゃう。
こんな私も平良に劣らず十分キモい部類に属しているようです(笑)


平良の清居に関わる思考はある意味哲学的で、彼の言葉にはブレない一貫性と惹きつけるパワーがありますね。
キモくとも「清居」という絶大な信仰対象があれば、それくらいの考えは普通かもですね。清居を始め周囲はドン引きだけど、私はクククッと笑ってしまいました。
それでこそ清居教の平良教祖。
 

この「憎らしい彼」は、平良の進むべき道が示された大きな意味のある巻でした。
写真を趣味じゃなく仕事にすると決まった平良の今後の行動が以降とても気になります。奇跡的に関わりの近い職種になったことが2人の結びつきを強くさせそうです。

平良は清居を美しく撮れるようにカメラマンとしてがむしゃらに努力していくだろうし、清居も平良に撮られるに相応しい俳優になるため頑張っていくのだと想像できました。お互いの存在がいい刺激で目標になってるところが、唯一無二の関係なんだなと感じざるを得ませんでした。


タイトルは「憎らしい彼」なのに、読み終えてみれば清居の平良への愛情が濃く深い…まるで「愛しい彼」だと訴えているようでした。
清居の平良大好きが溢れていて、美しい恋人からのラブレターみたいな一冊に、最後の最後まで2人の愛に満たされ幸せな気持ちです。

2

若い彼らが紡ぐ、愛の成長ストーリー

前作「美しい彼」はあまりの面白さに瞬足で読み終えました。そしてこちらも速攻で読み終わりました。はっきり言って面白い。「美しい彼シリーズは巻を追うごとに面白くなる」と聞き、本当にそうなのだろうか…と半信半疑で読み進めましたが、まさにその通りでした。前作より最高でした。

平良と清居が同棲を始めましたね。いや〜平良が良い奥様になっております。実家では全くしていなかったとは思えないくらい、完璧に家事をこなしていてすごいです。私も見習いたい。清居が芸能と大学を両立させるために生活を支え、キングを一途に思う平良、素晴らしいです。
それなのに「不審くん」とあだ名をつけられて、清居や関係者、ファンから気持ち悪がられてるの、なんか可哀想になってきましたよ笑
それと、平良と清居ってまだ大学生だよな…。お互い仕事も大学も両立してるってすごいわ。性格は全く違うけど、なんだか大人びていて自立している感じがします。それは2人の愛がそうさせているのかもしれませんが…。もちろんまだまだ若くて幼いところの方が多いですけどね。

私が一番好きなのは、後半で清居が安奈のファンに襲われるシーンです。清居のピンチを聞きつけ、すぐに命懸けで助けにきてくれる平良がカッコ良すぎる。そして鼻血と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながらも平良に縋る清居が逆に綺麗で、2人の愛の美しさが眩しかったです。でもハラハラしたシーンでしたね。

そして、愛を確かめ合うかのようなエッチシーン。病院から抜け出すって、なんだかスリルがあって良いですね。鏡越しでお互いの体を見ながらエッチ、良いですね。変態おばさんは興奮しながら読みましたよ。こんなおかしなアラサーに読まれているなんて、2人は思ってないでしょうね。

とにかく素晴らしかった。語彙力に乏しく大変申し訳ありませんが、この言葉につきます。平良と清居がもっと幸せになりますように。そしてこのような素敵な作品を生み出して下さった凪良先生、本当にありがとうございます。

3

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