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親同士の再婚で5歳の時に義兄弟となった平等(タイラ)と存(アリ)。常に危険を求めて突っ走るアリを理解できたのはタイラだけで、そこから冒険者アリを守るため追跡者となるタイラ。
2人は義兄弟だけどセッもするし、お互いの存在だけが全てになっていくのが実にヒリヒリして切ない。
今まで命綱なしで崖の上を綱渡りしたり深海に素潜りする人間の限界に挑むようなエクストリームは、自分の理解の範囲を超えすぎて共感できなかったけれど、アリの駆り立てられる死と隣り合わせの想いにその深淵を垣間見た気がした。
アリの体にチップを埋め込み、呼ばれたら地球の裏側でもすぐ駆けつけるタイラ。あぁ、なんて愛おしい。
いつかアリが先に逝ってしまう日が来たらその体を必ず見つけ出し拾うと約束してるタイラだけど、どちらかが残ってしまうのは耐え難い。逝く時は2人同時に旅立って欲しいと切に願う。
一心同体な2人だから。
『死にそうになることによって生きてる』
そんな風に、義兄に形容される【アリ】と、そんな彼の衝動を赦してずっと監視して(見守って)いる【タイラ】の話。
めちゃくちゃ業が深いです。一般的な感性では彼らの関係性を理解するのは難しい・・・。
アリは、見方によっては異常者、見方によっては天才。彼をどのように定義するかは、見る者による。幸いなことに、物語の中では『エクストリームスポーツプレイヤー』として活躍している。支えてくれるマネージャーの【フリー】もいる。
一方のタイラは、一見マトモだけど本当は全然そんなことはなくて。アリへの愛?執着?で雁字搦めになっている。
平凡な感性ではこれに萌えるのはなかなか難しかったですが、セックスするときに『アリちゃん』、『おにいちゃん』と呼び合うのがツボだったので萌にします。
いやぁぶっ飛んでました!設定からキャラ造形から全てが。身近にこういう人いるいるっていう共感はゼロなのに、キャラの性質的なところがすごく良く伝わってくる不思議な描写力。絵に魅せられるシーンは少なくても、とても惹かれる作風でした。
メインカプは義兄弟のタイラとアリ。本能のままに生きるアリと、そのままのアリでいさせるためだけに生きているようなタイラ。アリのためなら一流ハッカーになれるしCIAにも目を付けられちゃう。こういう、とことんまで突き抜けた設定大好きです。
転機はタイラの誘拐事件から。アリはずっと二人一緒に過ごすために生き方を変えようとします。放浪癖のあるキャラなんかに共通するパターン化した流れではあったんですが、この展開のオチがBのLで!ちょっと笑っちゃいました。え?痴話げんか?無意識??なんなのこの子たち!?っていう。
振り回されたフリーの心労に共感しまくりです笑。
なんかすごいものを見たなあっていう感想。これが二人の形だ!っていう主張強めで分かりやすいと思います。面白かったです。
これはまた今までに出会ったことのないキャラ! 義弟であるアリの、生きていることを実感するために一歩間違えれば死に至る行動を衝動的にしたくなるという性質が斬新で、とても興味深かったです。創作では初めて見たけれど、なんだかいそうですよねこういう人。ある意味リスカのような自傷行為とも似ているのかもしれませんが、別に日常で追い詰められてなくても本能的にやってしまうという点では、似て非なる行動なのかも。
彼が生きようが死のうが問わない代わりに、彼が孤独を感じないよう、そして自分から興味を失わないよう常に監視する義兄・タイラ。アリからタイラに向かう気持ちが恋なのは分かりますが、タイラからアリに向かう気持ちは、はっきり愛と呼べるものなのか、私には確信が持てませんでした。アリ以上に、相手に捨てられたくない気持ちが強いタイラ。親を慕う子にも近い執着心の方が近い気がしました。ただ、これからも互いの気持ちをもっと晒し合うことによって、義兄弟であっても恋人のように愛し合える日が来ることもあるかもしれません。2人が共に心地良く安心できる関係性を見つけられればいいなと思います。
1巻では足りないです!
未散先生、続きを描いてください。お願いですから。
多幸感の理由は「死をも超越した兄弟の絆」。
恐ろしいことをするほど発せられる、ドーパミンやアドレナリン。
それらをコントロールできない。
危ないことジャンキーの弟のために、「どんな骨でも拾ってあげる」とまじめに言い切る異常な兄。
もちろん弟が望めばセックスもする。それもとても気持ちよさそうに。
この強く強く強い、兄弟の絆にうらやましく感じ、2人の幸福感が作品から伝わってくるのでしょうか。
それにしても、エージョンととは何か、なぜ2人はセックスするようになったのか。
裏側ももっと描いて欲しい作品です。
