限定ペーパー付き
「ろくでもない」が「いとしい」になってから――。
正直1巻は、倫理観なしビッチももちゃんのはちゃめちゃストーリーみたいなイメージがあったのですが、(それはそれで何も考えず読めるので好き)2巻でももちゃんの過去の話とか、隣人の栗田との絡みでかなり人と人の繋がり、みたいなところにフォーカスされた感じがします。
モモちゃんの感情が溢れ出るシーンはうるっときました...
やたくんがそばにいてくれて本当に良かった...
須田の話も後半にあって、それはそれで須田視点のストーリーで面白かったです。
読み返しです。くりちゃんに嫉妬するモモ可愛かった!2巻で明かされた因縁のモモと母親の関係。
2人は親子という関係だったものの、モモが金を貰う代わりに自分の男と寝ていたことを知り、女としてのプライドを壊された母親はモモを妬んだ。だから、モモが痛い目を見た時も見て見ぬフリをしていた。モモは大人ぶって嫉妬なんて見苦しいと言っていたが、母親のことを愛していたし、男と寝た金で母親とのペアリングを買った。
まさかこうやって母親との関係が崩れていったとは...。母親のこともモモのことも憎めないんです。母親とモモの気持ちがすれ違っていくのが、見ていて苦しかったです。親からの愛を受けられなかったからこそ、愛されたかった。そんな気持ちがこみ上げてきて、初めてやたちゃんの前で号泣するモモを見て切なくなりました。
どしょっぱなから出てくる新キャラの栗田くん、彼がもういい子で可愛くて大活躍の2巻
全部にゆるゆるそうなモモくんがやきもち焼くシーンが見どころです
一巻でちょっと出てきた母親との確執が掘り下げられる巻なので少し暗いところはありますがモモには八田くんがいるので安心して読めます
モモくんは八田と出会えたからペットから人間になれたんだなと実感する2巻でした
あとショタモモ可愛すぎる
体売るショタは多分一部のフェチに刺さる
1巻を読んで、モモちゃんの破綻したあばずれぶりにビックリして、どうなるのか展開が気になって2巻と3巻を読むと、・・
2巻で、突然訪れた母から、16才でシングルマザーになった事情や母が憎しみをぶつけてきた事情を知ることになり、人が好いモモちゃんはそのまま「自分が悪い」と受け止めて凹んで、笑ってごまかすことができなくなって、八田さんがモモちゃんの気持ちを受け止めて、初めてモモちゃんが「寂しかった愛してほしかった」と、本当に欲しかったものを言葉に出せて泣く・・このシーンを読んだら感情移入してしまって、涙があふれて止まらなかった。可哀そうすぎる。
3巻で、栗田さんが登場した意義を知ります。栗田さんと八田さんの計らいでモモちゃん母子の確執が解ける切っ掛けが作れました。栗田さんはその後、モモちゃんの体験をネタにして作品を書いて受賞。ハッピーエンド。
ツマミ程度に、須田さんがホントは、モモちゃんをとても深く愛していたという話が付いていましたが、ヤタモモのモモの母絡みの登場人物の愛し方はみんな不器用で分かりにくい。
八田さんは動物好き=言わなくても気持ちを汲める人という設定だったんですね。
はらだ先生の作品は、幸せな結末で〆られているので好きです。はらだ先生の作品には、サイコなどんでん返しが有ったり、展開にびっくりする仕掛けが仕込まれていますが、「やたもも」は思い切り泣かせる落とし穴が仕込まれていました。この漫画はただのBL本じゃないわ。
もし、モモちゃんが母に似ず可愛らしくなかったら、八田さんは、モモちゃんを受け入れる事ができたのか?モモちゃんは運が良いと思う。愛される人柄と容姿に恵まれたキャラデザでよかったと思う。カワイイだけでも運が良い。
〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:あり
帯:なし
裏表紙:なし
備考:1巻は修正甘めだったのに2巻はがっつり白抜き・・・エロいのに変わりはないけど残念。
〖紙媒体〗
未読