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表題作澪つくし

南雲公耶,34歳,参謀を務める政治家の第一秘書官
桂木澪,25歳,天才ハッカーである調査員

その他の収録作品

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  • あとがき

あらすじ

政治家参謀x天才ハッカー

南雲が秘書を務める衆議院議員の事務所に潜り込んだスパイを調査し、あぶりだすよう依頼された澪。
依頼よりも早く任務を完遂した澪に報酬を払おうとする南雲であったが、澪が望むものは金ではなかった。
それは南雲に触れることーーー。

一途に尽くす澪と、野心の為に平気で他人を切り捨てる冷徹な南雲。
澪の献身と想いが実る日は来るのか――!?

作品情報

作品名
澪つくし
著者
扇ゆずは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
澪つくし
発売日
ISBN
9784799733257
4

(140)

(58)

萌々

(49)

(19)

中立

(11)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
21
得点
554
評価数
140
平均
4 / 5
神率
41.4%

レビュー投稿数21

映画のパロディでしょうか。

とある映画のパロディ、またはその映画から着想を得てお描きになったものかと思いました。
しかし巻末の作者様のコメントには、映画の存在については全く触れられておらず、これではただの模倣、酷く言えば"パクリ"として扱われてしまうのではないかとモヤモヤしております。面白い作品なだけに残念です。
もし本当に映画からの着想を得て制作されたのであれば、そう明記するべきかと思います。

0

既刊作の中では珍しい設定の受け


扇ゆずは先生の作品は、ほぼ所有しています。
その中でも珍しい、受けの方が攻めを好きな設定です。
一巻時点では、攻め←←←←←(→?)受けくらいの感覚です。

攻めのためなら自分の命だって惜しくない天才ハッカーの受け。
クールに見えて内心に抱えるものすごい忠誠心と危うさがすごく良かったです。
体に刺青があったり、耳に拡張していたり、過去を隠していたりと萌え要素がたくさん!

対する攻めは議員の秘書で一見、完璧に見えるけれど何やら画策している様子。
表と裏の二面性を持っていて、こちらも既刊作の中では見かけないタイプの攻めは婚約者もいますが、それでも一途な受けの思いが切ない…。

扇ゆずは先生もあとがきの方で、受けの設定は初めてだと仰っていました。
受けが攻めを神聖視している作品が好きな方にはオススメです!

そして、やはり絵がとても綺麗で脱帽です。
たとえ地雷だろうと読みたいくらいに大好きな作家先生です。

0

もはや崇め愛

妖艶な天才ハッカー・桂木澪は政治家の秘書・南雲公耶を目にした
その瞬間から彼を自らの〝王〟と崇め、仕えることを決める。

表の顔は優秀で善良な政治家の参謀、しかし、その裏では
邪魔になる者は容赦なく全て消す、冷徹非道な男・南雲。

そんな危険な男に自らを顧みず、全身全霊を捧げて尽くす澪。

澪の南雲への想いは崇拝にも恋愛感情のようにも思える。

そう感じるのは仕事の報酬が〝抱かれること〟だから。
金銭での報酬の支払いを敢えて断り、澪自身がそれを選んだ。

普段はクールでストイックに仕事をこなす澪が、
南雲を目の前にするとどんなに乱暴にされようと、
その行為に愛がなかろうと、南雲に触れられることが
嬉しくて仕方ないという表情をしていて可愛く見えた。

だけど、同時に澪の生き方はいつも目の前の
死を受け容れていて、刹那的のようにも思える。
自分の生は軽んじるくせに、南雲に対してはどこまでも一途なのだ。

だからこそ、せめて南雲には澪を大切にしてほしいのだけれど…
あくまで南雲にとっての澪は優秀な駒に過ぎず、
澪もそれを承知の上で体を張って尽くしている。

現段階では2人の関係は〝主従〟にすぎない。

とはいえ、話がすすむにつれて、南雲の澪に対する
態度にも若干は変化がみられるのがちょっと救い。

全くの〝無関心〟からほんのちょっとの〝興味〟
くらいは芽生えたのではないでしょうか?
でも、愛や執着にはほど遠く…澪報われてくれ…。

後半には南雲のために潜り込んだ調査先で命の危険に晒される澪。
死を予感し、自分の死後の準備を進めていたのだけれど…

その全てが南雲を守るための用意であり、
そこに込められた澪の想いが切ない。
パスワードの〝forget.me.not〟に胸を締め付けられる。
こんなの呪いだよ。

事件直後のセックスはいつもより優しかった気がする。
澪の過去を知ったからか、澪の献身に情が湧いたのか、
いつも後ろからだったのが突然、飽きたから前も試してみろと言ってみたり。

対する澪の反応も、顔が近づくだけでテンパってしまったり、初々しくて。
そんな澪を見て笑いを堪える南雲に澪への愛着が感じられた。
南雲は案外ツンデレなのかしら?

危機を乗り越えてなんとか繋がり続けた2人の糸。
けれど、各の素性や澪の過去、南雲の野望、とまだまだわからないことだらけ。
ハッピーエンドを望んでいるけれど、この2人の幸せな結末って…どんなだろう?

0

眼福と前え

謎の政治家参謀と天才ハッカーのお話です。とにかく主人公の二人がイケメンです。とくに攻めはとんでもなく完璧なイケメンです。そして受けは存在がエロい。立っているだけでエロい。そして話の根本にある攻めに対しての執着と忠誠がすごいです。私が思うこの作品の胸熱ポイントは攻めのオンオフの風貌の変化で、とくにオフである時に受けである澪と対峙するシーンは熱いです。受けの澪のセリフのひとつひとつもとにかくキュンとさせてきます。攻めの南雲はポーカーフェイスであまり表情を表に出しませんが澪のセリフに動かされているであろう瞬間をこちらが感じてしまうと思わず「うぅぅ」と声を漏らしてしまうほど胸熱です。絵柄が美しくて裸の描写が圧巻です。始終ツンな南雲ですが澪に動かされていく姿にキュンとします。そんな前髪長めなイケメン二人の話です。

0

アンソロからの連載

生意気な受けがあれこれされるっていうアンソロ単話からの連載に発展した作品だそうです。
これが久々の連載ということでちょっと以外。

テーマがあったので致し方ないのでしょうが、天才ハッカー、街にも出てスパイや肉弾戦も出来る、でもご主人様に従順、っていうキャラがちょっとちぐはぐに感じて最初つかみきれなかった。

結局受けっぽい受けなのですが、お仕事できすぎる設定なので、その高いスキルというかモチベーションがどこになるのかっていうところが、一人の男性とはあまり思えないんですよね。
というわけで、ご主人さま大好きなメスっこをただただ愛でるつもりになればOKかもしれない。

1

攻めと受けが美しい

2巻が出たので1巻から読み始めました。最近の扇ゆずは先生作品の中ではダークで謎が多い作品だと思いました。

澪が南雲に対して健気で献身的なのがたまりません。そして背中にあるタトゥーが美しいです。南雲の発光するような身体も美しく、余計に彼の得体の知れない恐ろしさが増してます。

澪は何者なのか?南雲の本当の目的は一体何なのかはまだ分かりません。

南雲のオーラだけで澪が命まで差し出すのか?まだまだ途中なのでこれから2人の関係に変化が現れるのかとかが、とても楽しみな作品でした。

0

二人とも謎だらけ。ある意味忠犬な澪

え!まさかこれで終わりじゃないよね?でも1巻ってないし、でもBLって1巻は表示ないことも多いし。

謎だらけでした。南雲の正体は?目的は?そして澪に少しでも好意はあるの?
澪がすべてを南雲に捧げて守って自分は死ぬ覚悟をしても。なぜそこまで?王の翼が見えたから仕えるのが使命であり幸福なの?意味のない人生だったけど死にかけて南雲に会いたいと生き延びて。

続きを読みたい!謎をあかしてー!

ここまででは南雲が高慢で何考えてるかわからなくて澪の扱いがひどくて…。
でも感情がなさそうだった澪が幸せそうで。

せめてエッチの時は少しでも甘さがあればまだ良かったかなあ。でも最後のエッチは澪に何か望みを聞いてたし澪を迎えに来たし、ちょっとは期待していいのかな?

一度萌にしましたがやっぱり澪の一途で健気さに萌2で。

0

凄い呪文みたいなパスワード

なんというか、ダークでハードなこちら澪つくし。

政界の中で生きているフィクサーと云っても過言ではない南雲。
情報屋、そして神的な凄さの天才ハッカーの澪。

この澪は、オーラが見えるのですが、それこそ王者のオーラを持つ南雲に惹かれて、仕えていこうとするんです。

しかし、読み進めるに、南雲がほんとに悪党‼️
澪とセックスしますが、バックからガンガン突くだけです❗
まあ澪が望むかたちみたいですが、最初は、ほんとに穴扱いというか…愛あるセックス推奨派としては、イタタって感じます。

ですが、話が進むにつれて澪は決して隷属的なだけじゃなくて、確実に南雲を愛していることが分かりますね。

南雲は過去がない。意図的に抹消して、政界のフィクサーとして生きている。

なにがあったのか、次刊でわかるのでしょうかね~

そして、本当に扇ゆずは先生の描く男の人が格好いい。澪の締まった身体、南雲の鍛えたちゃんと筋肉の付いた身体。澪に入ったタトゥーも、どストライクなセクシーさ❤️

この二人に愛が芽生えたらどんな風に変わるんだろ?
「forget.me.not」なんて、南雲に遺した澪の財産管理パスワード。

うわわ、やばいですよね。絶対忘れない。澪ができる最大の拘束呪文のようです。

どうなるのか全くわかりませんが、扇ゆずは先生のハピエン主義を信じて次を待ちたいと思います❗

1

圧倒的フェロモン…!

鬼畜眼鏡俺様絶対王者×健気誘い黒髪美人タトゥーあり
(ハードエロ・主従関係・裏組織・シリアス)

男性の肢体が美しい。その一言。
終始受けのビキニパンツに釘付けでした(笑)
昔ながらの耽美系BL貴重だなぁ…絵がもんっっの凄く美しいです。

政治家参謀の攻めが天才ハッカーの受けにスパイ調査を依頼し、
その報酬に身体を求められるというお話。
攻めに抱いて貰うためにめちゃめちゃ頑張る受けが健気。

心理描写少なめで、恋愛としてのストーリーは弱い。
世界観とエロを楽しむべし。

1

tatoo最高

tatooだ〜っ‼︎
しかもトライバル。これ私の好きなヤツ。
とにかくtatooカッコいい!
…という第一印象で読み始めましたが、内容はかなり独特です。
根底に「オーラが視える」という特殊設定。
はじめはクールな超有能調査員というだけだと思っていた澪の、デレデレな南雲への服従具合。
意外すぎて、ここからどんな話が始まるの?と一気に引き込まれました。
同時に、南雲という男の並外れた冷酷さ、ほぼ鬼畜に近い他人への冷たさ、腹黒さ。
澪が初めて南雲に抱かれる?場面。これもキツい。
決してレイプではなくそれどころか澪が望んだ行為だけれど、首を絞めたり非常に一方的。
この1巻で何回かHシーン描写がありますが、ほとんど甘さもない。
澪は南雲に傾倒しているけれど、南雲の方は一体何を考え、最終的に何をしようと目論んでいるのか、何より出自を捨てて「南雲公耶」として生きているこの男は一体何者なのか。
同時に澪の過去も興味深すぎて、続き待機!です。

澪のtatooデザインのカッコよさ、ビキニパンツ姿最高!そこは「神」。
一方南雲の冷酷さと澪のデレすぎの温度差が激しすぎて、まだ1巻だしこれからに期待というところで全体として「萌」です。

1

圧倒的片思いの究極の幸福

何度も読み返してしまうほど大好きです!

読めば読むほど2人の過去が気になるし、絶対的な服従にゾクゾクした。

何もかも軽く思えてしまうほど相手の存在が大きいのに、何かを与えて貰えることが恐れ多いのに幸せで…

神様に出会うってこういう事なのか!
と思えてしまう。

出会えた事が奇跡で、側にいる事があり得ないほどの幸福で、尽くす事だけが澪にとっては全て。

こんな片思い、切ないはずなのに、それでも多幸感で溢れてる。と、思える事が堪らない

2

色気は凄いが、それだけ

 ストーリーが斬新で、読後は「なんか凄いものを読んだな…」と余韻があったのですが、いまいち攻めには魅力を感じず、続きを積極的に読みたいとは思えない作品でした。受けの桂木は人のオーラが見える特殊能力を持っていて、攻めの南雲に惹かれたのはそのオーラが人と違っていたから、という導入なのですが、正直それだけ?と疑問に感じてしまいました。2人とも色気のある顔立ちなので濡れ場は濃厚ですし雰囲気もあって、それでストーリーをカバーしているような気もしました。確かに議員同士の対立をベースに骨組みはある程度しっかりしていたとは思うんですが、肝心の2人の関係性にそこまで引き込まれないというか、展開も早いし攻めの感情が読み取れないので一歩引いて見てしまう感じが続きました。次巻では評価が変わるかもしれませんが、今作だけでは世界観に上手くハマれませんでした。

2

表紙買いしました。

大正解でした。
久々にすごく興奮しました。
主人公のつくし具合がほんとに好きです。

続くらしいので楽しみにまっていたいと思います。

0

冷血×冷淡

 1巻を読み終えた時点では、とにかくほとんどが謎のままです。続きが気になりすぎるので、完結してから読めばよかったかな、と後悔するほどです。
 
 南雲公耶という他人の戸籍で政治家の第一秘書を勤める攻めと、5年前に恋人である腹違いの弟を刺した過去を持つ天才ハッカーの受け・澪の主従ラブ。といっても、南雲に関しては、出生やこれまでの経歴から政治家を操ろうとする本当の狙いまで、何もかもがまだ明らかになってません。澪については、出生やこれまでの経歴については同じく不明ですが、南雲に従属する理由としては、澪には他人のオーラが見え、南雲が発する王のオーラに強烈に魅かれたから、ということになっています。

 澪にとっての報酬は、南雲に触らせてもらえることと触ってももらえることで、そのために命の危険も省みず南雲の命令に絶対服従するのですが、その危うさと挺身ぶりに心を打たれる場面が多々ありました。普段は南雲ほどではなくてもクールで冷酷な雰囲気のある澪が、南雲に対してだけは恋する乙女ばりに赤面したり、南雲の裸を見たいがためにこっそりプールに行ったりする、そのギャップにもやられます。まともに南雲の顔を見れないから、いつも後ろからされたがってたんですね。可愛すぎかよ!
 一方、南雲の澪に対する扱いは、表面上は「使える捨て駒」的な感じですが、澪の可愛さに時々こっそり苦笑したりしているところや「お前の身体は気に入っている」発言なんかを見ると、少なくともそれ以上の愛着は持ってそうに思えます。いや、きっとそうであってほしい!死ぬかもしれない任務の前に澪に「会ってほしい」と言われてすっぽかしたのも、いざという時に澪が簡単に命を捨てないように未練を残させたのではないかと、勝手に拡大解釈しました。「死体を回収にきた」とか言っちゃうところがやっぱり南雲さんですが。

 神作品でもよいかと思ったのですが、とにかく色々と謎が多すぎなので、今後の展開次第で神に昇格させることとし、現時点では暫定の萌2にしました!

2

澪つくし、ってそういう意味なんですね

キラキラのイメージが強いゆずはさんの作品ですが、この作品大好きです。
1話だけ読んでいたのですが、続いてたので大興奮でした。

スピリチュアルな理由で受が攻に尽くし倒す今作。
南雲も澪もまだまだ謎が多く、基本シリアスで危険な物語ですが・・
何と言っても、澪がエロかっこいいのに、南雲に一途で尽くしまくってメチャかわいいです。
南雲にとって自分なんか数あるコマの一つだと信じて疑わないところとか、命さえも差し出そうとするところとか、とにかくいじらしい。
体の関係はありますが、今のところ澪への報酬として、なので今後行為自体の意味合いも変わってくるのか、期待です。
話が進むに従って、ほとんど表情のなかった澪がとにかく可愛いらしくなってきます。
南雲も澪に興味を持ち出し、いろいろ探り出してきたところで終わるので、今後がとっても楽しみです。
ゴリゴリのシリアス展開だと面白そうだなあ。
南雲が、秘書(?)らしからぬイイ身体してます。

2

南雲がセクシー過ぎて興奮!

久々の完全新作だそうで、続き物なのでまだまだ二人の身元や目的に謎が多いのですがここまでのところは完全に攻めの南雲にヤられています。

受けは天才ハッカーで弟との間に色々あり、と基本的なことは明かされているのですが何でそこまで攻めの南雲に尽くすのか。絶対王者のオーラが見えるとか、スピリチュアルな理由を述べてはいますが何であそこまで生に対して執着がないのかなど南雲との話を聞いたり、抱かれているときの興奮の仕方を見るとまだまだトラウマとか抱えていそうです。

ただ、澪が南雲に何をされても抱かれたい、触れたいと思う気持ちはものすごくよくわかります。乱暴に抱くし、騙すし、平気で他人を駒として使う南雲は本当に非情なのですがそれでも圧倒的なオーラとか力があって、とても魅力的なキャラです。なにしろ、小学6年生の女の子まで水着姿で南雲の写真を撮りたかったと駄々をこねてるんですから。

プロの澪が南雲が水着を着て親子水泳に参加すると聞いて、仕事をなげうってこっそり見に来るシーンは少し可笑しかったです。

始まりはダークだけど、最終的にはいつもの甘やかしハッピーエンドにしてほしいなぁと願っています。

1

表紙かっこいい~

 いつもとはひと味違う世界観で、新境地ですね~。扇さんが好きなので、全部目を通していますが、どの作品も、画と世界が華やかでいいです。キャラや物語や設定が好きというわけでもないのに、何故か惹かれる……。BLへの愛をバンバン感じるからかなぁと思います。勢いと情熱がすごいです。議員秘書と天才ハッカーが、どの様な事件を経てラブラブになっていくのかがとても楽しみで、続く感じなので、これから先長く楽しめそう。議員秘書の南雲の、冷徹で残酷なところがステキ。徹底的に非人間的であって欲しいです。尽くす美青年っていいものです。

0

予想外におもしろかったです

読み始めは、今までの扇先生の作品と感じが違ったのでとっつきにくいなあと思いました(少しレオパード白書の雛胡編にも感じが似てるかも)。

でも、読んでみてビックリ。どハマりしてしまいました。

今までの扇先生の作品だと、主役はホストナンバー1とか、トップアイドルとか、大財閥の御曹司とか、そんな感じだったのですが、天才ハッカーの主人公の澪につくされるのは、議員の第一秘書という一見地味な役回りの南雲です。なんでも、澪には南雲に王者のオーラが見えるんだとか。そのため澪は南雲に尽くしまくります。

南雲の過去も目的もまだ分からないことはたくさんあります。謎が多いストーリーが好きな人には向いてるような気がします。

1

クールでセクシーですが、何故か受けが攻めを好き過ぎる

絵柄はとても美しく、ダークな雰囲気で攻めも受けも色気ムンムン。
受けの背中のタトゥーがとってもセクシー。
なのですが、どうしても攻めを素敵に思えず。。
受けが命はるほどのものなのでしょうか??
圧倒的王者の風格なら政治秘書なんてやってないで、自分で上を目指せば良いのに。。と思ってしまいました。
まぁ年齢的にありえないのは分かるのですが。。
政治家の秘書というシチュエーションが個人的にあまりハマらなかったのだと思います。

3

尽くす

作家買いでしたが、つくし愛サイコーでした!続きが楽しみです!

0

続き物です

作家買いです。
扇さんて芸能人ものが多いせいか表紙もきらびやかなものが多い気がしていますが、この作品はブラックを基調にしたちょっとダークな雰囲気。なんか、超カッコいいんですけど…。

という事で内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。





主人公は桂木澪。表紙で背中を向けている黒髪の彼です。
ほぼほぼ彼視点でストーリーは展開していきます。

澪は非合法すれすれの案件を請け負う調査員。かつて天才プログラマーと呼ばれた彼は、どんな情報も入手できるという優秀な調査員。
そんな彼がとある政治家の参謀である南雲から受けた依頼を調査することで、彼らは知り合うのですが…。

というお話。

目的達成のためならどんな手段も厭わない、冷徹、けれど有能な南雲。
10代で天才プログラマーとして世界中に名を轟かせるも、5年前に同姓の恋人に対する殺傷事件を起こしていた澪。
どちらも秘密を抱えていて、そして謎めいた存在。

実はこの巻で読み切りではなく、続き物。なのでこの巻はストーリーとしては序盤に過ぎず、多くの謎が残ったまま。
この巻で分かったのは、澪が、なぜ南雲に執着するのか、という点だけ。

有能な調査員だった澪ですが、南雲と出会い、彼のために南雲専属の調査員として働くことに。
報酬は金銭ではなく、南雲に触れてもらうこと。

それがなぜなのか。
が、この巻で明らかにされています。

澪は南雲についても調査していて、彼について詳しく知り過ぎた自分もいずれ南雲に消されるだろうと覚悟しています。それでもなお、南雲に尽くし、彼のためなら死ぬことさえ厭わない。そんな健気な澪の気持ちが南雲に届く日は来るのか…。

南雲の目的。
彼の持つオーラ。
そして、澪の過去の恋の話。

もうもう、続きが気になって仕方がないです。

扇さん作品なので、この作品中に漂う「男の色香」が半端なかった…。
南雲も澪も、めっちゃカッコいい…。
仕事中の彼らも、脱いでる時の彼らも、着衣の時でさえにじみ出る色香にKOされました。

南雲に抱かれるときには必ず後ろからしてもらうことをせがむ澪ですが、その理由がね…!すんごい可愛いんですけど!
カッコいいときの澪と、南雲が好きで好きで仕方がないときの澪。
このギャップもまたよかった。

扇さんてエロ甘なイメージが強いですが、この作品はそのイメージを覆すダークでシリアスな作品でした。

でもでも、続き物なら続き物ってわかるようにタイトルに(1)ってつけてほしいな。
っていつも思うのって私だけじゃないと思うんだけど。

でも、ダークでカッコいい、ナイスな作品でした。

9

この作品が収納されている本棚

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