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ラベルド・タイトロープ・ノット

labeled tightrope knot

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表題作ラベルド・タイトロープ・ノット

加々美夏生,28歳,サラリーマン,営業
瀬田榛臣,28歳,バーの雇われ店長

その他の収録作品

  • phase after
  • 連載開始前キャララフ
  • あとがき
  • 電子おまけ漫画
  • カバー下 : キャラ設定
  • カバー下 : 「宅飲み中」

あらすじ

同級生の結婚パーティで再会したのは 10年前に告白され振った男、榛臣。
嫌いだったわけでも 男同士に抵抗があったわけでもなく
ただ自分のヨコシマな考えを知られたくなくて逃げたのだった。

榛臣の様変わりした見た目と挑発的な言動に戸惑いを隠せないでいると、
嫉妬する資格もないくせに、自分の知らないところで会っていたという
友人・雁屋と榛臣の距離の近さに苛立たしさを感じてしまう。
そのうえ、二人に「ある場所」に連れてこられた夏生は、
初心だと思っていた榛臣の淫らな姿を見せつけられて――?

こじらせ、こじれた10年来の両片想い。
不器用な大人たちの焦れったいムーディストラブ

作品情報

作品名
ラベルド・タイトロープ・ノット
著者
緋汰しっぷ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
ラベルド・タイトロープ・ノット
発売日
ISBN
9784801959392
3.9

(255)

(90)

萌々

(99)

(40)

中立

(11)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
34
得点
977
評価数
255
平均
3.9 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数34

歪みながら、繋がる

両想いだった高校時代、告白された夏生は榛臣の気持ちを素直に受け取ることができなくて、すれ違ったまま終わってしまったふたりの恋。
10年ぶりに再会した彼らは当時の想いを今も宿していて、結局両想いのままではあるのだけど。
いい感じに大人になっているので子供のように素直に伝えることもできず、かといってそのまま手放すこともしたくなくて。
身体だけの関係でもいいから繋がっていたい、そんなちょっぴり歪んだ想いが見えてゾクゾクしました。

自分の気持ちを抑え込もうとしているのはふたりとも一緒なので、たとえ両想いだったとしてもすんなり上手くいくはずもなく。
そのうち当て馬も登場してハラハラしましたが、今度こそ逃げずに向き合うと決めた夏生の覚悟がしっかりと榛臣に届いて、無事に幸せなところに着地してくれて本当に良かったです。

続編を読むために久しぶりに読み返しましたが、デビュー作とは思えない完成度の高さに改めて惹き込まれた作品でした。

1

誘い受けの神

 受けの榛臣がTOP5に入るくらいエロかった。
 攻めを誘惑し、煽り、翻弄し、嫉妬させるのも上手い。男遊びから男の扱い方まで慣れてるスーパー受け様。
 しかも黒髪ウェーブのホクロ美人。受け神様です。
 話を読んでて終始ドキドキハラハラした。

 ただ、攻めの上から目線が謎すぎる。どうしてまだ榛臣が自分を好きだと思い込んでるのか(実際榛臣は攻めの事引き摺ってたけどもその時点では確証なかった)、自惚れすぎていて共感性羞恥。

1

なんですか…この美しい作品は

今までBLで泣いたことって、片手に収まる位しか無かったのですが…
まぁ美しくて感動して、気付けば天を仰ぎながら漫画を読んでました。笑

いわゆる男性向けの、エロ!ドーン!じゃなくて、しっとりと耽美的にストーリーが進んでいくのも美しくて引き込まれました。
またこういう拗らせに拗らせた愛情って上手くいかないイメージですが、しっぷ先生はそんな心情を細かに再現しつつも、昇華してハッピーエンドに持っていく…凄い…
そんな技術が頭一つ抜き出ている先生だと思いました。

そんなストーリーの中でも、後半の榛臣の「ほんとはいつも今なら死んじゃってもいいなって思ってたよ」のセリフからの展開が圧巻です。
死んでもいいって、そう簡単に言える言葉じゃない。究極の愛を感じました。嫉妬・執着・愛を拗らせに拗らせ…もはや純愛ってこういうものなんじゃないかと思わされます。

購入した次の日にまたアニメイトに行き、その場にある分のしっぷ先生の作品全部購入してしまいました笑
久しぶりにこんなに刺さりました!
絵も100点、ストーリーも100点、うーん、何回読んでもいいです…過去最高傑作更新されました。


ドラマCD榛臣役の声優が増田俊樹さんなのもピッタリで、とっても良かったです^^

2

しっとり大人の恋愛

上品な色気がある、しっとりとしたお話です。言い換えると、頭空っぽにして読む系ではなく、味わって読むタイプの作品。

Qpaといえばどちらかというとカラッと明るい!エロ!エロ!エロ!みたいなイメージがあるので(笑)、Qpaらしくないと言えばらしくないかも。
カラッと明るくないだけで、設定的にも、しっぷ先生の画力・絵柄的にもエロはしっかりあります。
糖度ですが、両片想いでしっかりと心理描写がなされるので、設定の割に最初から甘めに感じます。

ストーリーとエロ、心理描写をしっとりと味わいたい時におすすめです。

2

大人の拗れきった両片思い

高校時代、お互いに好き同士だったのに
攻の加々美が土壇場で意地を張ってしまい、すれ違った2人。
音信不通のまま10年越しに再会した2人の拗らせきった両片思いのお話です。

加賀美は、榛臣が他の男とたくさん寝るような遊び人になったという事実に腹立ち、榛臣を抱くことで高校の頃の淡い初恋を振り切ろうとし、
榛臣は、加賀美が自分に求めているのは身体だけだと思いつつ、抱いてもらえるならそれでもいいとわざとビッチのフリをする。
本当にすれ違い続ける両片思いの2人が焦ったくてキュンとします。

拗れきっていて、でもその根本にあるものはお互いへの純粋な愛。
ようやくお互いの思いを確認したって結ばれた後、幸せいっぱいに泣いて笑う榛臣が本当に美しく可愛いです。

両片思い好きには是非読んでほしい一冊。

2

10年の両片想いの果ては?

初めて読んだ緋汰しっぷ先生の作品です。
緋汰しっぷ先生のデビューコミックスになります。

大手食品卸会社のサラリーマン 加々美 夏生とBarの店長 瀬田 榛臣のお話。

高校の友人の結婚パーティに出席した夏生は、そこで高校生の時に振った榛臣と再会しました。
夏生は榛臣に告白され、嫌いだったわけでも、同性同士に抵抗があったわけでもないのに、榛臣に対するやましい気持ちを悟られたくなくて逃げてしまったのです。
あれから10年…純粋だった榛臣は別人のようになっていました。

本当は好きだったのに…あの時のことを今でも夢に見る夏生。
違う言葉を伝えていたら別の未来があったのかも知れないと後悔していました。
一方、振られた榛臣はどれだけ経っても夏生のことが忘れられず、卒業後は自棄になってしまいます。
誰と寝ても夏生の代わりにすらならないと知った榛臣の想いは拗れたままでした。
完全に両片想いの2人ですが、再会後も自分の気持ちが伝えられません。
「これだけで十分だな」と夏生を繋ぎ止めるために身体目当ての振りをする榛臣がいたたまれない(泣)
気のない素振りを演じれば演じるほど、榛臣の心は張り裂けそうだったのではないかと思います。
個人的には、過去にいろいろあってもビッチ系が苦手です。
最初は榛臣の過去も含めた行動に疑問が湧いてしまい、感情移入ができませんでした。
でも、読み進めるうちに榛臣の純粋で繊細な心に触れて、きっと不器用でどこまでも一途なんだろうなと思うようになりました。

この作品は、榛臣の挑発的で淫らな外見と拗らせた内面がクローズアップされていますが、じつは夏生がポイントだと思っています。
変わってしまった榛臣に動揺しながらも、夏生は執着して追いかけるんですよ。
「あんな思いは二度としたくない」
過ぎた時間は元には戻せない。
だから、過去も現在も受け入れてリスタートするしかない。

当て馬の他にも脇キャラが重要な役割を担っています。
猪塚さんはかなり癖があるのですが、想像していたより悪い人ではなかったようです。
榛臣のことを本気で好きだったんだろうなと感じました。
当て馬と言うのか脇キャラと言うのか…2人の高校の同級生 雁屋くんが賛否両論のポジションで登場しています(汗)
読まれた方は、おいおい!既婚者だろう?とツッコむでしょう…。
あとは、夏生の元カノ 絵美さんも登場しています。
何も悪くない絵美さん…他の方と幸せになってください。

Hシーンは、どれもエロいです。
両片想いの時は夏生がややSっ毛でしたが、榛臣は幸せそうでした。
「俺しか欲しくならないようにできたらいいな」と思う夏生に、「今なら死んじゃってもいいな」と感じる榛臣。
そんな2人が両想いになったセックスは気持ち良くてとろけそうです (〃艸〃) キャ

描き下ろし『phase after』
お付き合いして1ヶ月後の夏生と榛臣が雁屋くんと飲むお話。
見どころは、榛臣くんが夏生くんのゴムの中身を飲むシーンです。
愛情のなせる業ですな。

デビューコミックスとは思えないクオリティの高い作品です。
絵が綺麗で、心理描写も丁寧に描いているのでストーリーに惹き込まれました。
途中は2人の気持ちがすれ違いハラハラしますが、最後は多幸感に包まれます。
ただ、緋汰しっぷ先生のあとがきにもありますが、榛臣の「ふしぎなかみがた」が気になってしまいました(汗)

気持ちを伝えらえた2人にはもう甘くて優しい未来しかありません。
ずっと幸せでいて欲しい♡

4

うーん、あと一息っ!

煽動的な表紙デザインとイラストに惹かれて読んでみたかった作品。
もう、存在自体が色気の塊な榛臣。
髪型、身体つき、視線の送り方、手付きといい思わせぶりすぎでしょ。
10年ぶりに会った初恋の相手夏生の目の前で友人である雁屋にフェラするなんて勝負仕掛けてさー、超煽りやがんの。
そのクセ挑発に乗った夏生にガン掘りされたら可愛く乱れてさぁ。
淫乱だけど恥ずかしそうにしてるって最高かよ!

両片思い拗らせ歴10年の2人。
案外攻めの夏生が昔の自分の態度を後悔している事もあり素直。
挑発した受けの榛臣のがややこしい。

なんやかんやあってハッピーエンドでよかったよかったなのですが、もうちょっと欲しかった部分がある。

描き下ろしでMっ毛のある榛臣とアブノーマルなプレイして欲しかったー。
最初がハプバーで3P紛いだったし、榛臣のセフレおじさんと、マニアックな遊びしてた位なんだから2人で性的にも極めていって欲しいところだった。
まぁ、そんな事しなくても満たされてるからって事なのかもしれませんが、榛臣は虐められて花咲くタイプだと信じていますw

3

友人は一体...

BLがそれなりのファンタジー世界というのは理解できますがこれを何と言うべきか...
メインカップルの話ではないとはいえ、それだけでとても気分が悪くなります。

1

好きな作品です

面白かったです
遠回りなんですけどお互いに気持ちあるのが分かっているので、もどかしいというよりどうせくっつくんでしょーと思うのにはまっちゃいました
絵がキレイでテンポが良く、読みやすかったです

友達のためとはいえ、奥さんいるのに同級生としかも男同士で友達の前でいたそうとするところは、ちょっと無いなと冷めてしまいましたが、それ以外は絶妙なリアリティでドキドキしながら読みました

攻めが、自分のせいで自棄になっていろんな人と関係もったことに嫉妬するけど興奮するみたいなこと言うんですけど、それを嬉しく受け取れるので、好き嫌いが分かれる作品なんだと思います

4

遠回りしすぎ!

キレイな絵ですね。受けが美しくて色気があって。攻めも清潔感があって。

なんという遠回りでしょう。
あの時から受けは攻めを忘れられず誰彼問わず受け攻め問わずヤりまくって。悲しいですね。あんなに純情な子だったのに。

そして攻めもずっと忘れられず夢にも見て。
だったらあそこでとりあえず付き合ってみれば良かったのに!乱暴にしなかったかもしれないじゃん。

まあ再会して駆け引きして、やっと素直になって。

攻めは嫉妬深いですね。今さらそんな権利ないでしょって本人も自覚してますが。

最後は爽やかに終わりますが、こういう何年も両片想いですれ違って忘れられずにいるお話はあんまり好みではないので萌ひとつで。

1

緋汰しっぷ先生初コミックス

夏生(食品系商社 会社員)×榛臣(バー店員)
お互いが沼にハマりたがって、案の定ハマっていく様を見守る1冊でした。榛臣は若い頃に既にハマりきって達観しちゃってる感じかな。夏生がどんどんズブズブ行きますね。

榛臣みたいなビッチ受けがとても好き!結構スレちゃってて可愛げ少なめなのですが、後日談は可愛さが爆発してました。

後日談で2人の人間性が少し見えてくるので、話の中でもう少しそういう描写があってもよかったなぁ。夏生がどんな人間かいまいち掴めないまま終わってしまったので、会社ではどんな風に働いてるかとか描かれていたらよかった。

エッチの時の榛臣の足がめちゃくちゃエロかった!折りたたまれる足が特に!さすがいるだけでなんかエロいお兄さんよ。セリフと書き文字もそれ程多くはないのに的確にツボをついきます。攻めの夏生の身体もセクシーですし、絵がとてもお上手です。

雁屋のポジションが謎すぎる!突然ヤリ部屋に連れていくし既婚だし、サラッと同性はノーカウントとか言うし、1番ぶっ飛んでるのは間違いなく彼。

※電子限定おまけ おもちゃエッチ4ページ
正直萌2か神か迷ってましたが、限定おまけの榛臣の可愛さに神を

5

タイトルからして難解

ずっと読んでいなかった本を読み始めています。
こちらも、その一冊。
緋汰しっぷ先生のデビュー作です。
とても、一筋縄ではいかない作品でした。

高校時代に告白して、振った・夏生と振られた・榛臣は、お互いにその時の恋を引きずったまま大人になりました。
10年経っても忘れられない2人…夏生は榛臣が好きだったのに、純粋な榛臣を汚したくなくて振ってしまったらしいのです。
夏生を忘れられないまま、他の男たちと多くの関係をもってきた榛臣。
こうなってしまったのは、夏生のせいだと言います…。

再開してからは、両片思い状態です。
榛臣が何を考えているのか、思いと態度が違いすぎて理解が難しかったです。
夏生の方は、一貫して榛臣への思いが伝わってきました。
でも、どうして10年もお互いに忘れられなかったのか…そこが私には理解できなくて、そこまで感情移入できませんでした。

タイトルの『ラベルド・タイトロープ・ノット』と同じように、私にとっては難解なお話でした。

当て馬?の同級生、雁屋も嫌いです。
同性は浮気にはならない?
からの、子どもが出来て浮かれて報告…嫌すぎた。

2

思ったより暗過ぎない純愛

 学生時代両想いだったのに、受けの榛臣に告白された時に攻めの夏生が怖気付いて断ってしまい、お互い長い間当時のことを引きずって過ごしてきた2人。再会して体の関係を持った時には、既に榛臣にはたくさんの男と寝た経験があって、夏生は心をかき乱されます。薄暗い闇の中で繋がるシーンが多いのがとても印象的でした。途中で夏生を牽制してきた猪塚は、榛臣に振られたらもっと悪質化しそうだったので、悪態1つで去っていったのにはちょっと驚きました。本命がいるのは分かった上での付き合いだったから、心のどこかではこんな日が来ると覚悟していたのかもしれませんね。

 お互いまだ相手のことを好きなのは分かりやすいほどなのに、榛臣が振られて傷付いたのを理由に積極的に踏み出さなかったり、夏生が彼が寝てきた男達と自分を同一視したりして、なかなか関係の進展しない2人は見ていてもどかしかったです。でも、そんなセフレ状態の時でも独占欲からくるSっ気を見せる夏生や、本当に好きな人に抱かれる幸福さを隠しきれない榛臣の色っぽさに萌えました。過ちは人間なら誰でも犯すもの。これだけ長年後悔してきた2人なら、晴れて結ばれてからはすごく安定するだろうと思いました。

1

皆んなビックリするくらい、友人の雁屋に引っ掛かっていて。

こんな話だったか…。久々に再読して、すっかり忘れていた事を思い出す。他のレビュアーさんも皆さま引っ掛かっていらっしゃる。脇役である、主人公たちの同級生、雁屋の奔放さ。彼のインパクトが凄くて、ある意味でこれこそが作者の狙いだったのか? とも思う。

10年もの間、拗らせていた初恋を実らせる為に、周りの人に迷惑しかかけてない…、かけてないよ‼︎ 榛臣‼︎ 夏生以外の誰と身体を重ねても、情を覚えることの無かったというこの怜悧な男は、夏生が手に入ったからと、6年もの間付き合っていた猪塚さんをアッサリ捨てる。猪塚さんは悪趣味なヘキを晒してまで夏生を脅したりする様な下衆は下衆なんだが、これはキレて、ストーカー化してもおかしくないよ‼︎ と、いうところだ。病的に痩せこけたこの男はそれでもアッサリと去ってくれる。捨てセリフに「お前、最ッ低だな」と言い残し。お前もなっつ!なんだが、榛臣の夏生への尋常じゃない執着に、他はどうでもいい、と想うその強さに、やっぱり引きます…。
そうは言っても魔性系の美人、榛臣の魅力に、まぁ、でもいっか。と思ったり。そんな事より、雁屋のトンデモさに相殺されてしまう。というか、誰が一番下衆で SHOW⁉︎ なのかもしれない。作者が雁屋のことをどう思ってるのかを聞いてみたい。彼の様な人がいるから、このアンダーグラウンドの世界観がアンニュイな雰囲気を醸し出している様な気もする。タイトロープ(綱渡り)なのだ。

あとがきに「連載開始前のキャララフ」が紹介されているのだが、榛臣は本編より大人っぽく、ラテン系の男前だった様で、こちらのバージョンも見てみたかった気がします。このバージョンだと夏生の事を有無を言わせず抱いていた気もする…。いや、このルックスで夏生に乗っかっちゃうのもエロくてアリだったかもしれない。…などと、とっても妄想が拡がります。

0

こじれた両片思い

学生時代の友人 夏生(攻)と榛臣(受)が、こじれた両片思いを引きずり続けながら大人になり、再会後に駆け引きののちに夏生から告白、めでたく結ばれる物語です。

榛臣の一途さとひねくれた欲深さに、すごく共感しました(^^)最終的に夏生が素直になって告白しますが、両思いになってお付き合いを始めたら甘やかしてくれるんですよねー!!両片想いだって互いに絶対分かっているし、意識しているし、でも学生時代に告白した榛臣も告白された夏生もその事がトラウマ過ぎて、互いに踏み込めないんです…近くにいるのに遠い一歩。。もどかしいけど、それだけ繊細な関係なんだなと感じました。

榛臣…エロ過ぎだろ笑(〃ω〃)こじれた2人の関係がハッピーエンドになるまでの感情の変化が面白い作品ですが、エッチなシーンもすっごく色っぽくて素敵なので、そちらもおススメです(^^)/

1

読み返したら…

最近続編CDを聴いたので読み返しました。正直、最初に読んだときは二人とも拗らせ過ぎてないかなあ、と思っていたのですが…今読むとけっこうすんなりと入っていました。皆様にかなり不評な同級生の雁屋くんですが、最初も今も、私はそんなに嫌な感じは持たなかったです(クズで最低な男だとは思いますが個人的に嫌いではないです。)
10年は長いし(特に高校卒業してからの10年なら特に、と思うのですが)、その間の出来事をなかったことには出来ないわけだし…でも、「嫉妬はするけど、自棄になって抱かれまくったのも俺のせいだと思うと興奮する」と言う夏生くんが妙にツボでした。このテンションでの前向き加減が好きですね。

1

印象に残っていること=同級生の友達は最低な奴。

一言。
いろんな人が、いろいろ病んでる…

主人公の二人の病んでる原因は、お互いが好きで忘れられなかったから。

冒頭の二人の久々の再開のシーンは、
だいぶビックリ。
ゲイの榛臣は、同級生の友達と、夏生で、
3Pするつもりだったようで…
しかし、
ここでまず、一番びっくりなのは同級生の友達。
咥えられてるのに、奥さんとメールしてるし。
(…そいつも、ある意味病んでるな。
登場人物の中では一番最低な男だとおもうぞ??
男とするとかは浮気じゃない!ノーカンだとかほざくし。ラストの方で、奥さん妊娠したとか、
夏生が心配だったとかゆうし。
お前、何様?)

と、まぁ、同級生の友達の愚痴は尽きないわけですが…
病み系マンガの中では、実に面白い。
二人が幸せになった最後を見られて、ホントによかった。

3

長い意地の張り合い

高3のとき告白されて、振ってしまった相手との10年ぶりの再会。
いつも思うのですが、10年って長いですよね?
再会ものは10年後、という決まりがあるのかなと思うくらい、みんな10年。
それくらい経つと結婚してるひともいるから、その時点で篩にかけられてないという事実が思いの大きさを表すのにちょうどいいのか、10年。

ビッチと既婚者攻めと束縛系Sセフレが出てくるのは苦手なのですが、この作品は!
苦手とか言って読まないのは損!!
まあ、ビッチ苦手って言って避けてたらBLはほとんど読めなくなってしまうのですが、このビッチはいいビッチでした。
他作品のビッチとやってることは一緒なのにいいビッチと思えたのは、ひとえに夏生目線だけじゃなく、榛臣目線でも物語が進行したからでしょうね。
通常なら攻め目線からの情報だけでビッチ化した理由を予測しなきゃいけないからモヤモヤするのですが、そのモヤモヤをスカッとさせてくれたので読みやすかったです。

元同級生の既婚者が誘いに乗っちゃうのはアリかナシかと言えば当然ナシなのですが、本人が自分の役割を理解して当て馬上等なノリだったので、ここではアリなのかな。
もうひとりの当て馬・猪塚さんはちょっと切ない。
当て馬はさっさと去るべし!と思っていたものの、榛臣と最後に会った場面で執着ではない気持ちが垣間見えてしまったのがツライ。
女の人にいっていたのはきっと、榛臣のためだったんでしょうね。
自由にしておかないと、自分だけと思われて重いと思われないようにしないと離れていってしまうと感じていたから、時計を送ったんだろうな。
指輪をつけられない職場のひととか、結婚指輪代わりに時計をつけてたりしますよね。
そういう気持ちがあったプレゼントだったんだろうな、と。切ない。

全体的に暗いトーンで進行していただけに、描き下ろしのテンションが違いすぎてちょっと違和感。
ハピエン後のあまあま番外編は大好物なのですが、この作品に限ってはない方がよかった気がしてしまいました。

ふう、ふだんイライラモヤモヤしてしまう系統の作品を満喫できて満足しました。

2

絵も綺麗だし、神評価でもいいのですが…………。

表紙で、これはきっと好みのはず!と購入。
当たりでした!
受さんがとても好みです。
ずっと攻に執着し続けてる美人受とかたまらんです。
話も表紙から受ける印象ほど暗くもなく、当て馬は何か微妙でしたけど、頑張られても困るのでほどほどでよろしいかと。
絵も綺麗だし、神評価でもいいのですが…………奴がいたので。
友人、怖くないですか?
すごい怖くて、話の半分くらい持ってかれてしまいました。
笑ってこんな事できる愛妻家って、すごいサイコパスっぽくてダメでした。嫁、逃げて!
ここさえなければ、満点なのですけれど。

惜しい!

4

愛妻家の友人にドン引きましたが

とても色気のあるキャラクターと、ちょっとソワッとするようなストーリーで、楽しく読めました。

高校のときに仲が良かったふたり。攻めは受けのことを可愛いと思っていたし、ひそかに劣情まで抱いていました。でも受けに告白され、「そんな気持ちは持てない」と振ってしまいます。
その出来事をずっと引きずっていた攻めは、同窓会で受けと再会します。でも共通の友人と3人で場所を移したところ、受けとその友人のある関係を知ることになり…という展開。

実際に受けを振った時の攻めのモノローグと、くっついたあとに「実はあのときこんな気持ちだった」と告げた内容とが微妙に違っているのが引っかかりはしましたが、基本は長年こじらせた幼い恋心が成就する純愛話でした。攻めに振られた後の受けがビッチ化していたり、セフレが複数いたりするので、そういう設定がお好きじゃない方には向かないかもしれません。

ビッチやセフレよりも個人的に気になったのが、タイトルにも書きました受け攻めの共通の友人。受け攻めにとっては結果的にキューピッドになるのかもですが、これがめっちゃ気持ち悪いキャラでした。愛妻家なのに、愛妻家なのに…。「同性は浮気にカウントしない」って、どこの世界のルールなのか。夫婦そろって気持ち悪いわ。
ろくでなしな浮気者設定だった方が、まだしもマシだった気がします。

7

デビュー作でこの完成度ってすごい!

蠱惑的な流し目に惹かれて表紙買い。
中の絵も表紙のままの綺麗さで、コマの見せ方も良いし、キャラの気持ちが伝わってくるストーリーも良いし、かなりの”アタリ”でした!
これがデビューコミックスだなんて驚きです。

高校の時はエロ本に頬を赤らめるような純情男子だった榛臣。
夏生はそんな榛臣をオカズにしていたことを知られたくなくて、榛臣から告白されたのに「そんな目で見れない」と嘘をついて断ってしまう。

それから10年、再会した榛臣は、昔と違って蠱惑的な雰囲気をまとわせて夏生を誘う。初めて抱く榛臣は経験豊富そうで、いままで男達にどれだけのことを許してきたのか…夏生は怒りにまかせて酷く抱いてしまう。

そこからセフレのような関係に。
「あの時つかまえてくれてたら…今でも夏生くんだけのものだったかもしれないね」榛臣の一言が二人の関係を象徴してるように思えます。
榛臣はヤケになって相手が望むまま抱く側も抱かれる側もやってきて、自分を抱きたいと思ってる男達が夏生と同じ目をしてることに気付く。
そしてノンケのように生きてきた夏生も泥酔して「榛臣に会いたい」と本音を漏らす。
会わなかった10年の間も、お互いを忘れることができなかった二人。
こじらせた両片思いが通じ合った後は、今までを取り戻すように、甘々になっていく気がします。

榛臣は経験豊富な誘い受けだけど、夏生だけを想い続けていたから”恋”は初心者。
想いが通じ合った夏生に抱かれて、涙をにじませてる顔は高校の時に戻ったように見えました。
かなりエロいエッチなのに、淡い初恋が叶ったようなキュン感があるんです!

高校の時にそのまま付き合ってたら、意外とアッサリ別れて新しい人に夢中になっていたかも。10年迷走してきたからこそ、相手を思いやって、一緒に歩いていく未来を大事にできるはず。

それにしても、デビュー作でこの完成度ってすごい!
これからの作品にも期待が高まります。

8

受けが美しく、攻めが可愛い。

とっても好みの作品でした。

物語の流れも自然で、絡み中のやり取りもすごく色っぽくて、良かったです。

私はわりと、受けが絡みの最中にペラペラ喋る作品が苦手なんですね、男性向けのエロ漫画みたいで笑

だから、しっぷ先生の描く、受けちゃんの自然な喘ぎ声とか、ふふ、みたいな笑い方とか、仕草とさ、そういう部分がすごく自然で、物語にすんなり入ることができました。

攻め視点の、イライラや焦りや色んな感情が見れて、可愛いなぁと思う。
すごくヒットした作品でした!

11

受けの表情にグッとくる

10年ぶりに再会したらウブで奥手だったはずの榛臣(受け)が、同級生(男)と平気で寝るようなビッチになっていた…。

受けの榛臣が自暴自棄なビッチになったのは、高3の秋に急激に仲良くなった夏生(攻め)に告白したんだけど振られたから。どうやっても夏生を忘れる事が出来なくて他の男と寝ている間は忘れることが出来たからという理由なんだけど、振った夏生は榛臣の事が嫌いとか、同性に抵抗があるから振った訳ではない。それどころか夏生は頭のなかで榛臣の事を何度も犯していて、そんな自分を知られたくない、そんな自分が榛臣の事を傷つけるかもしれないから榛臣のことを守るつもりで振ったのに、本人がまさかのビッチになってしまっていたなんて泣くに泣けない。

結局再会しても、お互いの本心を見せ合う事がなく寝てしまう二人。
そして榛臣が今度こそ夏生と決別しようと思っていた矢先に夏生の元カノ登場。うわーって思ったけど結果オーライ。あの時に見せた榛臣の表情がすっごく良かったです。
でも元カノが登場しなかったらあのまま二人とも本心をさらけだす事もなく終わってしまったのかなぁ…。

榛臣がしっとりとした色気がある美人さんで、ときどきグッとくるような表情を見せてくれるのでそこがとっても良かったです。

この作品を読みながら途中まで思ってたのが「あぁぁタイムマシンがあったらな…。」ってやつでした。
イヤラシイ妄想をしていたからって嫌うような榛臣ではない事を知っているだけに、10年前に二人が付き合っていれば、榛臣もビッチになる事なく夏生も後悔に苛まれて過ごすこともなく二人でハッピーな十年間を過ごせてこれたのにと。
でも最後に夏生が「自棄になって他の奴に抱かれまくって こんな体になったのも 全部俺のせいだって思うと 正直…ちょっと興奮する」と榛臣を抱きながら言うセリフでなんか救われた気がします。


だけど同級生の当て馬くんと榛臣の関係がモヤモヤします。本当にやっていたのか?
それとも当て馬として自分の役割を引き受けた割だけで、実際は榛臣と寝ていない(フェラはされてたけど)のか?
でも夏生と二人で飲んだ時はリアルな体験談ぽい気もするし真実はどうだったんだろう。最後に三人で飲んでたときにヤツの子供話なんかどうでもいいので、実は寝てないよ!的な種明かしをして欲しかったなぁ。

ブックパス読み放題

4

名台詞頂きました

結構後半まで切ない感じのお話でした。
高校の同級生同士なのですが、高校時代は榛臣からの告白を断る夏生がなんとももどかしい。だって、榛臣のことを好きすぎていやらしい妄想をしてたってだけなのに、相手も自分のこと好きっていってくれてるのになんで逃げる?!

振られた榛臣が夏生のことを忘れようと自棄になって色んな男と関係をもってビッチになっていくのは残念なのですが再会してようやく二人がくっついたときに
「自棄になって他の奴に抱かれまくってこんな体になったのも全部俺のせいだって思うと正直ちょっと興奮する」って夏生が言うの。グッと来ますね。この言葉でどれだけ榛臣が救われたか。ビッチ救済の言葉だなぁ。

ちなみに、皆さんが引っ掛かっている共通の友達、私もどんだけ性に奔放なのよ!と理解できませんでした。

4

色気たっぷりな受けさん

電子版にて購入。
あやしい雰囲気な表紙ですが、両片想いがテーマです。

何と言っても、受けの榛臣が色気の塊です(笑)
高校生の頃は可愛かったんですが、10年という月日と経験の結果なんでしょうか。
全話にHシーンがありましたが、非常にエロかったです。

再会して何だかんだで付き合ってからは、ラブラブカップルになった2人。
個人的に甘々好きだから、良かったです。

電子特典があったんですが、内容は『大人のオモチャ』。
出張帰りの夏生がそのまま榛臣の家に行くと、前日に榛臣が使って洗って乾かしてた大人のオモチャが。(榛臣は不在)
榛臣が帰宅して、夏生は嫉妬もありそのオモチャを使う事に…。
いやぁ、榛臣が可愛いです。
やっぱり夏生>>>>>…オモチャ、ですね(*´Д`*)

こちらが初コミックとは思えないほど、絵は綺麗だしお話がまとまっていると思います。
次作が楽しみな作家様でした。

3

10年間の両片想い…

高校生の時の榛臣の告白を、普通の友達のままとしか答えを出せなかった夏生は離れ離れに。10年後再会しますが、どちらもこじさせまくっていてなかなか距離が縮まりません…どうなる事かと心配しましたがハピエンだったので良かった(´ー`)
最後の表情とても良かったです。
絵が綺麗です!初コミックだなんて。全ページに渡って丁寧に描かれていて読み応えがあります。受けの榛臣さん、色気だだ漏れで…表情もとても好き!ドストライクでした。

3

表紙ほどダークではないw

予想外のヒット作です((ノェ`*)っ))タシタシ
最後の最後の受の幸せそうな顔がこの上なく可愛いと思ってしまうのは
きっと私だけじゃないと信じてる☆

さかのぼること10年以上前。
学生時代、少しの間近い関係にいた。
好きだった。でも好きな相手からの告白に
自分の邪な気持ちを向けるのが怖くて拒絶。
傷ついた受は、見知らぬ相手に股を開きいつの間にかビッチな身体に。
そして再会。
あのころの想いをくすぶらせたままの再会は
思いがけない展開で・・・!?
というところです。
友人どのがちょっと軽すぎやしないかと思うものの
実は友人と受は身体の関係はなく、シコミとしてしゃぶらせてた。。。
とかならありだなと。

ビッチになった受をみてサッパリ振られようと心に決めたはずの攻。
結局あらがえずずっとそばに居ちゃうところが可愛い。
なにより、受をかわいがりたくて、ギュッとしたいの我慢してる様が
ちょっと見え隠れする場面が好きです。
受のがちょっとだけ体格がいいっていうのもなんとなくツボ。

それに反して受。
攻に振られて、身体を開拓されて。
痛いことも気持ちよくなっちゃって。誰でもいい~っていうスタンス。
攻の事は今でも好き。彼女がいたっていう事実だけで嫉妬しちゃうくらい。
でもこいつがメンドクサイ。
最初が最初だっただけにトラウマあるやもですが
いい思い出で満足vなスタンスがなんともメンドクサイ。
素直になって甘々な部分がもっと見たかったかな。
痛いのに気持ちよくなっちゃう姿も好きですが、
ゆるゆるーっと気持ちよくされて、我慢できなくて~な攻とのシーンが好きでした。

好きな子が自分のせいでエロエロの体にされて
最終自分の腕の中にいるのがなんだか燃える。
そんな攻の気持ちにぞわっとした。
私もそれ萌える!!笑

10

私の好み炸裂(≧∀≦)

いやぁ~良かったぁ~
個人的な私の好み満載でした♡

絵が艶っぽい、美人受け、ビッチなくせに一途な面を持ち合わせている、
など受けさんがどストライクでした^^

両片想いのいじいじしたカンジの展開も好きです。

何人かの方が書かれていますが、第3者の友人なる人物の設定というか
登場に疑問を持たれた方もいるようですね。わかります。

私の捉え方は当て馬でもなんでもなく、「こいつはモブ男だ」です(笑)
顔もテキトーだしきっと作家さんの中ではモブ男だったのではと思うのです。

ただ攻めさんと受けさんが10年ぶりに出会うために、ストーリー展開上
必要だったのかなと受け取りました。

そのぶん受けさんのビッチさも強調されるし、攻めさんと会えるのなら
手段を選ばないという一途さもより強調されて良かったです。





8

友人って…

楽しみにしておりましたが、想像していたより萌えられなくて残念です。
ストーリー構成、設定、絵柄は非常に好きですが主人公達の共通の友人が不快でなりませんでした。
それを受け入れて三人でほんわかしてるシーンでは疑問というか違和感しか感じません。
全部とはまではいかなくても主人公達の気持ちに気付いてる素振りまでしておいてそりゃないだろうって。
もうこの最低な友人の存在が常にチラついて集中できませんでした。
この友人の立ち回り方が違うのならば個人的にもっと楽しめたかな。

9

ウォォォォォォォォォォォォ萌えました(^ω^)

個人的に受の榛臣さんが好みすぎて購入しましたがストーリーもとても素敵でした!
10年も拗らせた両片思いなのですが、攻の夏生くんに関しては榛臣さんへの想いがダダ漏れなので見ててかわいいというか頑張れよ!!って言いたくなりますw
榛臣さんはビッチなのですが本質は一途なんです!天使(^ω^)
夏生くんへの想いを断ち切りたくても断ち切れずに苦しむ榛臣さんと榛臣さんのドMビッチ具合に複雑な気持ちになる夏生くんのすれ違いが切ないのですがすごく引き込まれます!!!
当て馬??というか榛臣さんと関係を持った人が2人ほどいますがその人たちのそれぞれの心情にも注目です!!
たくさんの方に2人が結ばれてイチャラブするまでを見届けて欲しい!!
しっぷ先生デビュー作ということですが、絵も綺麗でストーリーも細かくて是非これからも作品を見させていただきたいです!

5

個人的な好みの問題ですが

絵がとにかく綺麗で、エロも濃厚なのにスッキリと美しいです。登場人物の表情もとても豊かで、特にエロでの受けの表情が大変色っぽいです。初コミックで、このクオリティは素直にすごいと思います。

しかし、個人的な好みの問題であまり萌えませんでした。
作品の、全体を通して流れる暗く重い雰囲気に、読んでいて引きずられます(;´Д`)
そして、萌えられなかった一番の原因が、主役2人に共感が出来なかった事。

10年前の受けからの告白を断った理由が、「傷つけたくなかったから逃げた」「(自分から)守ったつもりでいた」というのに違和感があるのですよ。傷つけたくなかったて!充分、傷つけてるよ!!
そしてビッチ受けにも共感出来ず・・・。これだけ一途で健気な受けなのに、ビッチなのが私には理解出来ない。
また、一番理解出来ないのが主役2人の共通の友人。二人の橋渡しをしたいい奴扱いですが、奥さんがいるのに受けに誘われてホイホイ寝たクズだからね!!本人に罪悪感が無く、3人で和やかに会話しているのに驚愕します。

と、このあたりが気になって駄目でした。たぶん私がちょっと青臭い部分があるせいだとは思うのです。
アダルトテイストで、キャラクターの複雑な深層心理なんかをじっくり楽しめる方には面白いと思うのですが。
散々拗らせた純愛の部分にはとても萌えたので、乗り切れなかったのが余計残念です。
私と同じタイプの、倫理観の部分で引っかかっちゃう方は気をつけて下さい。

17

遠回り再会もの

すごい良かった!
遠回りした両片思いの再会もの。
受けが攻めに振られて自暴自棄になってビッチ化しちゃうのもエロくて良かった。
展開に無理やり感がなく、読みやすかったです。
初コミックスとの事なので、今後も楽しみな作家さんだと思いました(*^^*)

7

10年ごしの拗らせ愛

ちるちるさんの作家インタビューでお見掛けして購入。内容はすでに書いてくださっているので感想を。



高校3年生の秋に出会った夏生と榛臣。
卒業までのたった半年間。けれどその短い期間の間に、お互い恋心を育てていた二人。
自分の想いを夏生に告げた榛臣にたいして、夏生の取った行動は自分の気持ちにふたをして榛臣を振ること。
榛臣に対するよこしまな想いをそのまま彼にぶつけることが恐かった、という理由で。なんともまあ身勝手な理由だなとは思うものの、なんとなく夏生の想いも理解できる。

夏生はおそらくノンケさん。そして榛臣は生粋のゲイ。
恐かった、という理由だけではなく、そのあたりの性癖もあったのではなかろうかと推測できる。

そして10年後。
共通の友人の結婚式で再会した二人。
高校生の時とは違う、アダルティな雰囲気をまとった榛臣に動揺する夏生だけれど、榛臣は蓮っ葉な態度を取り続ける。

なぜなら、また振られるのが恐いから。
身体だけでいい、短い期間でいい。少しの間だけでも夏生に触れたい、という切ない恋心故。

お互いに好きなのに、好きなのは自分だけと思い込んでいるという、王道の片両想いの二人。

けれどそこに榛臣に群がる男たちの存在があることで、切なさと、こじれきった10年越しの片想いを見事に描き切っていました。

誰に抱かれていても夏生を想わない時はなかった榛臣。
そして当て馬・猪塚さん。
この猪塚さんがねえ、切なかったですねえ…。

榛臣を愛してたと思うんですよ。
けれど夏生を忘れられない榛臣に対して、あえて一歩引いたところから接してたんじゃないかと。
重すぎる愛情は榛臣は求めてなかったから。
榛臣に去られる形になった彼も幸せにしてあげてほしいな。

榛臣はビッチさん。ビッチ受けさんてあまり好きではないのですが、彼がビッチになったのは夏生に対する想いがあったからで、なのであまり嫌悪感は感じませんでした。

すごくツボな作品だったのですが、どうしてもいやだったのが夏生と榛臣の共通の友人である雁屋の存在。
既婚者なのに悪びれることなく榛臣と関係を持っていたのがちょっと生理的に受け付けなかった。
で、彼らをくっつけたキューピッド的な役割だったな、とドヤ顔なのもいや。

いやホント、これは好みの問題でして。
既婚者じゃなくてせめて彼女持ちの独身者、という設定だったら全然気にならなかったと思うんですよ。
むしろ、序盤で夏生に見せつけるように榛臣が雁屋のモノを舐めるシーンなんて激萌えしたんだけどな…。
不器用に相手からの愛情を求める男性ばかりだったので、彼の能天気な空気が若干浮き気味だったような気がします。

なので☆4つで。

絵柄もとっても綺麗で、これがデビュー作とはびっくりです。
今後も期待度大な作家さまです。

8

ビターな拗らせ両片思い

こじれた10年来の両片思いはスイートなものでなくとてもビター。
再会した2人の間に流れる空気は重苦しく、甘々スキーにはチト息苦しい。

萌えられるのか心配になってきたところでようやく2人の転機がきて、
そこからは坂を下る速さで萌えてキュンキュン(∩´///`∩)

インタビュー記事を見て、期待半分・不安半分で手に取ったのですが
途中から不安はぶっ飛んですごく萌えました!大満足です( ´͈ ᐜ `͈ )

高校時代の恋を10年も拗らせた両片思い。
長く会わない間に変わってしまった姿へのショック。
表情に出さず淡々としながら、腹の中に抱える黒いモヤ。
恋心とは裏腹に、甘さの"あ"の字もないセフレ関係への発展。

ーと、糖度低め・ビター度高めながらも、
そこかしこに漂う愛と執着が楽しめるお話でした。



友達に対して犯したい感情を持っていた攻めは、告白されて怖くなり逃げてしまいます。
振られた側の受けは、その後自暴自棄に適当な男と寝るようになりーー。
【不器用な意気地なし×開花系ビッチ】のカップリングです。

10年ぶりに再会し、高校時代の回想を交えてお話は進んでいきます。

ちょっとネトラレ要素もあるかな?
攻めをハプバーに誘い、受けが当て馬①のtnkを舐めてるのを見せつけるシーン有り。
これが中々萌えでしたねぇ…(∩´///`∩)
受けは煽るように攻めの反応を伺いながら当て馬にフェラしてて、
攻めは嫉妬丸出しの怖い表情で見てて、平静を装いながらタバコを潰すのが良かった!

そんな衝撃の再会から歪な関係が始まりー。

『淫乱ビッチになった受けの現状を見てからキッチリ失恋させてもらおう』と考える攻めと、
『誰に抱かれても忘れることの出来ない攻めを脅してでも体の関係を持ちたい』と思う受け。

互いに心はすれ違ったままセフレ関係へ。
すれ違ってる間は萌えよりシンドイが勝った(´•̥ ω •̥` )
あああ、もどかしい。

かーらーのー萌え萌え展開はすごく良かったです(∩´///`∩)

当て馬②が登場して引っ掻き回すのですが、
攻めは当て馬②に良い感情を持てなくて、受けに関係を切るよう忠告するんですね。
そしたら受けは当て馬を庇って、逆に攻めを突き放すような言葉が飛び出て。
その時のショックをうける攻めの顔に萌え転がった…。
(精神的な)傷つき萌え属性持ちなのでコレはドストライク!(∩´///`∩)

よくよく考えたら、10年も拗らせる結果になったのは攻めが原因。
過去には受けを酷く傷つけてたので、コレは10年越しの攻めザマァ展開。
ああああ!萌える!!

んでお次は攻めの元カノ登場!
嫉妬で顔を歪める受け(∩´///`∩)堪らん。

半ばまでクールを気取ってたのに徐々に剥がれ落ちるのがとても良いです。
剥がれ落ちた下のお顔は「好き」って気持ちが満ちていてキュンと+゚。*(*´∀`*)*。゚+
キチンと本音を話し、長く続いた片思いが終わった時にはウルっとくるものがありました。

描き下ろしは1話と2話の間+後日談で合計38Pのボリューム!
大量にありガッツリ楽しめますヾ(*´∀`*)ノ

後日談では当て馬①の友情がにジンワリします。
ポジションは当て馬だったけれど、2人を見守る優しいお友達でした。

で、ラブラブエッチも濃厚。
食ザーする受けの表情が淫靡なエロさがありドキドキ///
で。淫乱受けを見て、過去の男に嫉妬しつつ興奮してる攻めw

会わなかった期間の溝を少しずつ埋めていって幸せになってくんだろうなぁ
と思える幸せなラストに心温まりました(﹡´◡`﹡ )


余談ですが、当て馬②の不器用さが後に引きます。
胡散臭いし悪そうな人なんだけど、
誤解されても仕方ない言動をしてきたんだろうけど、
本当に受けが好きで大切に思ってたんだろうなぁ…と。

気持ちを軽く見られてたのが不憫で、捨て台詞は切ない気持ちになりました。
当て馬②さんも幸せになれるといいなー。

10

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