SS付き電子限定版
前作よりパワーアップで楽しく読ませて頂きました(*´∀`)
まずは印南の秘書である酒匂視点のお話が。
第三者目線のカップル2人のイチャイチャぶりを見るのはとても楽しいので、とっても萌えました。
恋人の存在を愛しそうに、嬉しそうに語る印南と、そんな印南の幸せを見守る酒匂と研究者のベルさん。
いいねぇ(⌒‐⌒)
元当たり屋だった受け様の青依は、今は攻め様である印南の会社の工場で仕事を頑張っている日々。
真面目で頑張り屋さんの青依は、工場の同僚からかわいがられていて、安心しましたよ。
料理の腕も上がって、印南は愛情弁当まで作ってもらっちゃって(*^^*)
そんなある日、酒匂しかいなかった秘書課に秘書を募集するとの案内がまわる。
ダメ元で申し込んだ青依は、最終選考まで残り、精鋭メンバーと研修することに。
自分の至らなさを痛感しながら頑張る中、印南と青依が恋人同士だと週刊誌に掲載されてしまう。
築いてきた居場所を失うのかも、と喪失感を味わう青依だけど、出張から大急ぎで帰って来た印南ですよ(⌒‐⌒)
印南が本当に変わりました。
めっちゃ青依のことをわかってくれてるし、手も言葉も差し出してくれる。
溺愛レベルで大事にしてくれていて、嫉妬も独占欲もいっぱいで、とってもきゅんが溢れる(≧▽≦)
「お前が笑うと安心する」なんて、さらりと優しく言っちゃったり。
やだ、印南ってばいつのまにそこまで攻め様として成長したのσ(≧ω≦*)
2人のやり取りに、笑ったりほっこりしたり、きゅんきゅんにやにやしたり。
今回秘書はダメだっけど、学ぶことや働くことが楽しく、意欲的な青依だもの。
未来はまだまだこれからだ!可能性が広がってるよ!
こちらも元気をもらえる素敵なお話でした(*´∀`)
1巻読んで、続き一気にぽちって読み耽っています。
もう、1巻を上回る面白さでした(≧▽≦)
愛妻(?)弁当にデレる印南に萌えるし、根本的に頑張り屋でいい子な青依にキュンとなるし、酒匂さんの優しさにほのぼのするし、最初から最後までダレることなく読めました。”そこには愛が詰まっている”、酒匂さんの視点が新鮮でかなり好きでした。
とても感心したのが(!)、家庭カレーの協定ですね。ほっほーと思いました。お互いの価値観の大きな溝をどのようにクリアして、持続可能な関係性を構築するか!というとても難しい命題に対する二人の解、とても勉強になりました( *´艸`)
自分たちだけではなく、周囲も巻き込んで幸せになっていく(していく)二人のこれからをもっともっと見ていたいです。
シリーズ2作目。表紙にある通り、青依が「ふんす!」と頑張るお話、雑誌掲載の小編40Pほど+表題作220P超+あとがき。1巻同様、「頑張れよ」と青依を応援したくなるので萌2.酒匂さんも相変わらずな役どころで大変です。
印南の工場の資料室で正社員として働く青依。工場の皆に可愛がってもらいながら順調に働いています。印南との同居もラブラブでしたが、ある日疲れ果てて帰ってきた印南。疲れマラなのか怒涛のようにベッドに流れ込んだ後「酒匂が倒れた・・」と告げ・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
秘書に応募する諸星(♂)、柳沢(♀)、工場の仲間たちと、大好き!酒匂さん!
**青依が今回ガンバったとこ
酒匂が倒れたことにより、いかん秘書を増設せねば!と目覚めたのか急遽社内募集された秘書枠に、青依が応募しまして。頑張るんですよ、座学やら実地研修やら色々。自分に場所を与えてくれた印南をもっと支えたいという思いで、一生懸命頑張るの、エライなあと本当に思います。
基本素直な青依、出来ないこともあるのをちゃんと受け止めて二度は繰り返さないようにしているでしょうしねえ・・・お仕事頑張る子は大好きです!
それに印南との関係バラされてしまうというお約束の攻撃にも頑張って持ちこたえるしねえ。本当に忍耐強い、頑張り屋さんのいい子でした。
今回酒匂も印南もどっちかっていうと青依が頑張るのを陰から見守るといった感で、本編だけだと1巻よりやや印象が薄いかもです。冒頭の小編でのお話(フィリピンの母みたいな方とのエピとそこからの帰国後のラブいちゃ話)で笑わせてくれてはいますが。
総じて、キャラが変わらずイキイキしていて楽しいし、我儘くそ王子みたいな印南が執着ワンコな様子も醸し出してきたので面白かったです!
前作は印南と青依が結ばれるまでの波乱の物語の趣でしたが、今作では恋人同士になった二人の心の内がじっくり描かれていています。読後の満足感は、断然今作の方が上でした。読んでよかったです!
「そこには愛が詰まってる」
酒匂視点の短編。青依が印南の会社の工場にある資料管理室で働き始めて半年ほど経っています。
フィリピン支社に出張の印南と酒匂。研究者・ベルは、社員に気遣いを見せる印南の変わりように驚き、良き恋人を得た印南を祝福します。帰国後、印南は酒匂に自宅に寄るよう誘っておきながら、キッチンで青依と色っぽいことを始めてしまい…というお話。
青依が印南のために作った色とりどりの弁当の写真を見て、ベルが「よかったね」と印南をハグする場面に、心が温かくなりました。幸せは弁当のようなささやかな日常に宿るものかもしれません。母親のように印南を気に掛けるベルは、弁当の写真に印南の幸せを感じたのでしょう。
愛が詰まっているのは、弁当だけでなく、印南が青依のために山のように買ったお土産を詰めたキャリーケースも、ですね。
最後まで当てられっぱなしの酒匂が気の毒です(笑)。
「玉の輿謹んで返上します」
先の話から、約一年半後のお話。
タイトルから、青依が印南から離れてしまうの?と想像しましたが、違いました。二人は、困難を経て、ますます深い愛情で結ばれていきます。
本社秘書の募集にダメもとで応募した青依は、予想外に最終選考まで残り、最終試験を兼ねた研修を受けることになります。
途中、週刊誌に印南との関係を暴露され、周りの反応に深く傷つきますが、印南の支えもあり、乗り越えていきます。
青依が、自分の足りないところや強みを知り、精神的に成長していく描写が、とても好きです。人は学ぶチャンスがあれば成長できるのだと、あらためて感じました。
そして、印南が、仕事の上では青依を囲い込むことも甘やかすこともしないのが、本当によかったです。それは青依が望むことであり、青依の成長に必要なことだと、印南は分かっているのですね。見守ることは、甘やかすより難しいです。不安に涙する青依のまぶたに口づけて慰めつつも、その距離を守る印南に、器の大きさ、芯の強さを感じました。青依を愛して、印南も成長したのでしょうね。共に成長していく二人の関係がとてもいいなと思いました。
青依が「印南は自分が隣に並ぶのを待ってくれている」と感じるラストに、タイトルはきっと青依の未来への決意なのだ、と思いました。玉の輿ではなく、いつか印南を支える存在になりたい。そんな気持ちが伝わってきます。
秘書研修のライバル・柳沢女子の人間性は、少し疑問に感じました。思い込みで青依を非難するような人物は、秘書に向かないのではないかしら…。反省していたので、これからに期待していいのかな。いつか青依が秘書になれたら、たくさん助けてくれる気もしますね。
印南と青依。二人の関係がこれからどのように変わっていくのか。ますます楽しみです。
社長×元チンピラ!年齢、学歴、身分、収入その他もろもろ…格差だらけのCPのシリーズ2作目です。
はーー良かった。
1作目で漸くCPとなった二人のその後…1作目を気に入った人にとってご褒美以外の何者でもない!
受けの青依くんが社会的にも恋人としても精一杯もがく一冊で、その奮闘ぶりと健気さに胸が熱くなりました。
攻めの印南さんの公平さと前作より更に増した愛情も良かった。
二人のラブラブぶりと絡みも前作より増し増しで良かったです。元ノンケの青依くんもなかなか染まってきて…そこにおいての成長にも涙。
余談ですが、印南さんの秘書であり友人の酒匂さんがシリーズ通して完璧超人すぎるので是非幸せになって貰いたい!