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三国の位置関係を忘れてしまうのでメモがわりのタイトル。
このシリーズの表紙が好きです。可愛い。
冒頭のあらすじが非常にわかりやすい。本編で語られてないことも書いてあるんじゃないか?と思われるほどに。そしてこの書き振りだとポールが裏切るなんて展開はなさそうで一安心。あまりに出来る部下にはドキドキしちゃうんですよ。コメディ要因なので大丈夫だろうと思いつつ。
ロッチも登場シーンからして悪役の風情がありましたが、そっち方面のフラグが立たないので、そのままでいてくれと思っている。
メインCP貫通前にサイドというか彼らこそ悪役なのでは?という彼らが盛り上がりきってます。お盛んもお盛んで。
そうこうしていたらもっと分かり易い悪役が登場しました。
ページ数が多いので、普通の単行本ならそろそろ終わるなってところまで行ってもまだ6,7割というところ。お得感があります。
「私からは出るかもしれないじゃないか」がめちゃくちゃ好きです。そして髭なしでもシャラーンみたいな効果音はでなかったのが好感。まさに「意外とそのまんま」。
Iはまだまだ舞台設定といった感じでしたが、IIに入るとだんだんお話が進行してきます。
隣国の王子兄弟がやってきたり。
王子と、その家来が体で深い中(王子受け)というのがメインカプと対照的。
家来は元奴隷で、王子に恨みがある立場。あわよくば寝首をかいてもよいはずだが。。
という微妙な関係なのがいい。そして王子受けの下克上H。
一方、怪しげなイベントで競売にかけられた美貌のアダムを救い出したりと、メインカプの方も動きが。
ちょっと喧嘩っぽくなっていた二人も、友情?を取り戻します。
迫られたらキスを許してしまったりとジョエルも絆されかけ。。
しかし、相手が恋に目覚めてない時の攻めづらさ。アダムがんばれ。
巻頭にバーバリティースの世界が纏めてあって、Ⅰ巻のおさらいも出来てお話に入り込み易くなりました。
更にお話も大分動いて来て、とても面白くなっています。
心配だったアダムとジョエルの関係も改善されて、アダムが別人のように真面目になったのには驚きました。
そして今巻では全ての鍵を握ると思われる、少年王クリスの叔父のサイモンが帰国しました。
ロラインにちょっとだけ波風を立てようとしていたルイスが、ジル共々サイモンの策略に呑まれようとしている所で終わっていました。
果たしてアダムはサイモンからジョエルを守れるのか、リスト達はどんな活躍をするのかとても気になるところです。
そして番外編と描き下ろしでほのぼのとさせて貰いました。
ちなみに枢機卿がお気に入りキャラです。
美貌のちゃらんぽん貴族アダムと
堅物司法卿ジョエルの恋の攻防戦、引き続き。
2巻もプラトニックな関係のままでした。
相変わらずの真面目さでアダムの愛の囁きをはねのけ続けるジョエル。
対するアダムは持ち前のポジティブさで拒まれれば拒まれるほどに
ジョエルへの恋心を燃え上がらせてしまうのでした。
そんな二人の攻防戦が微笑ましくもありますが、
今回はジョエルがアダムの献身に絆されかけるなど、
ほんの少しの進展をみることができました。
前巻のつづき―
友人でありたいジョエルと、友人のままではいられないアダム。
互いが互いに求める形の違いからすれ違って以来、よそよそししげな二人。
ジョエルに送り付けられた脅迫状の犯人の調査を始めるも、
方向性が噛み合わず、意地の張り合いになってしまいます。
ぎすぎすした空気で、アダムもなんだかそっけなくて、怖い顔。
だけど、ジョエルのいないところでは
珍しく凹みまくり、メソメソしていました(笑)
いつも自信満々なのに、ジョエル相手だと
ヘタレてしまうアダムに萌え(*´﹃`*)
ジョエルも怒ったり、反省したりの百面相で冷静さを保てず、
やるべきことは山積みなのに頭の中はアダムのことばかり。
なんだかんだジョエルにとってもアダムの存在感は
日々大きくなってるってことですよね。
そして、ジョエル恋しさに先に折れたのはアダムでした。
いや、この場合、折れたのはジョエルってことになるのかな?
「せめて元に戻りたい」というアダムの懇願を受け容れ、片思い続行に。
恋人とはいかずとも、とりあえず元サヤに戻ってくれただけで嬉しい!
鬱陶しいほどに一途なアダムとツン多めなジョエルのわちゃわちゃした感じ!
やっぱり、この二人はこうでなくっちゃ♪
この距離感、大好きです~!
そんなじれったい二人の傍らでは小さな王様クリスと
隣国タンセの小さな王子様ルカの恋の芽生えが…♡
純粋で素直なクリスの「けっこんしよう!」にキュン!
男同士は結婚できないよと言うルカに
じゃぁ、ジョエルに法律を変えてもらおう!と無邪気なクリス。
さすがは小さくても一国の主、無茶ぶりも王様級です(笑)
障害は多そうだけど、大人になった二人の恋模様も今から楽しみです。
一方、謀反の疑いがあり、国外逃亡していた王の叔父サイモンが帰還すると、
外遊のためにロラインを訪れていたタンセの次期国王ルイスが面会するなど、
怪しげな動きを見せます。
きな臭い陰謀の香りがぷんぷんです…
冷酷で野心家としての一面を見せるルイスですが、
実はベッドの上では従者のジルに組み敷かれる側。
今のところ、作中唯一のアダルト担当で、幾日も昼夜ぶっ通しで
絡み合いますが、あくまで主人と従者というスタンスは崩さず。
このジルの愛憎入り混じる感情の行き着く先が気になります…!
描き下ろしはアダムとジョエルを見守る従僕目線のお話。
仲違いする主人たちをハラハラしながら見守り、
二人の恋を応援する優しい従者たちにほっこりでした。
二つ目は髭無しジョエル!
大きな変化はないけれど、なければないで美人が際立っていました。
また本編でも髭無しジョエル見てみたいな♪
2巻もまだ長編の序章といったところでしょうか。
アダムとジョエルの仲は進展せず。
政治やら周辺の事情がややこしくなり。
コマは小さめで文字量多い。
萌えエロは、ジルとルイスが担当。
この作品で先生は何を描きたいんだろう。
中世洋風の世界観?
プレイボーイと堅物とのもだもだ?
そのうちおじ受け登場?
国やら権力やら渦巻く男の戦い?
勝手なツタ先生作品のイメージから、さくさくパキッと、萌えありギャグありでダイナミックなお話かと思っていたのですが。
それはこの先、見られるのかな。