• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作許可証をください!

前原健一郎/喜美津化学製部 頼れる若頭
阿久津弘/喜美津化学品証部 理系大学卒

その他の収録作品

  • クレーム受けます!<前編><後編>
  • 消火訓練デー

あらすじ

中小化学薬品製造業・喜美津化学の品証部に勤務する阿久津弘は初の四大理系卒のホープとして期待されている身。そんな弘が社命でフォークリフトの免許を取ることに。慣れない乗り物の操作に難儀する中、指導係として遣わされてきたのは製造部の若頭・前原健一郎。弘と同い年であるにもかかわらず同僚からの信頼も厚く、独特の迫力と風格を持ったこの男に、弘はとある出来事がきっかけで苦手意識を持っていたのだが、意外にも前原の方は――。
それなりに平和な工場ライフを送っていた弘を襲う前代未聞の“男×男”関係、ガテン系濃厚ラブ!

作品情報

作品名
許可証をください!
著者
烏城あきら 
イラスト
文月あつよ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
許可証をください!
発売日
ISBN
9784576032009
4.3

(81)

(53)

萌々

(13)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
20
得点
344
評価数
81
平均
4.3 / 5
神率
65.4%

レビュー投稿数20

もっと早くに出会いたかった

美人受け、強引執着攻め、コメディ、お仕事もの
好きな要素全部詰まった作品でなんでこの作品知らなかったんだろうって後悔しました。
お仕事ものの描写はありつつ、攻め受け2人の性描写と恋愛描写もしっかりあります。こんなバランスがよく取れた作品はそうそうないので私の理想でした。

1

工場って良い!

工場BL!!
作業着で汗水垂らして走り回り、泥臭く切磋琢磨してる姿が良い!!

色恋沙汰でゴタゴタしてても仕事モードになればキリッとしたり、仕事にかこつけたり…最初はちょっと文体が合わないかなぁと思ったんですが、フォークリフトにあくせくして、工場トラブルに奮闘する姿、苦手だと思ってた人と仕事を通して認め合ってくのが面白くて!!自分がしたこと、したいことを認め合い高め合う高揚感に特別感!!

無自覚に誘ってくるくせに連れなくて逃げ惑う阿久津に、ぐいぐいオラオラ迫る前原、仕事では必死な姿がカッコイイ2人なのに、こと恋愛の必死な姿はちょっと情けなくて可愛い。流されての関係だけど、惹かれ合うものがあるからか天性の才能かエッチの貪り合うのもグッとくる。

オートバイで腰の掴ませ方から前原の執着は感じてたけど、長く重い片想いだったとは!でも。それ全然、阿久津には伝わってないんですよ!だから、阿久津の態度もイマイチなのがなぜ分からない!!先にちゃんと言おうよ!言ってるつもりなのか、伝わってるつもりなのか…モヤモヤモヤモヤ…きちんと想いが伝わるとこが見たいので続きも読んで見届けたいです!!

リーマンBLとは一味違った現場で働く男の姿が堪能でき、広く知って貰いたい!という意味も込めて神!

3

工場系、こんなに面白いとは…

 ちるちるユーザーさんからのオススメでよく挙がっていたので気になって読み始めましたが、評判に違わず文句無しの名作でした。

 ガチ中小企業で、しかも製造業系で、工場が舞台という男臭さのオンパレード。
女性には慣れない未知の領域(?)なので、読み始めた時少し心配でしたが、「製造系工場のあるある…」がこんなに面白いとは、、、。
工場で日々起こりうるちょっとしたミステリー事件ものを読んでいる様に先が気になって一気に読みました。工場で日々地道に業務に励む人達にスポットが当てられるのがとても良かったです。

 BL要素も結構ありますが、阿久津&前原コンビで未来の喜美津工業を担っていくところが何より燃えますねw 阿久津&前原コンビが生まれた経緯を知った時は不覚にも号泣しました。現場の空気が伝わるリアルなお仕事ものとしても◎な上、人情物小説としても良く出来ています。キャラクターが一人一人立っていて、心理描写も明確なので、ストーリーにとても入りやすかったです。難しい用語も使われていないので読み易いです。シリーズものなので、先が気になります。

 雑誌に掲載された本編の二編は勿論のこと、書き下ろしの「消化訓練デー」もまたまた面白くて。辻さんの怪談(?)話が面白すぎw。おじさんが絶好調活躍するのも許可証シリーズ名物で微笑ましい。阿久津の○と○の豹変ぶりは、ホラーだ…。辻さんの話が現実味帯すぎで、前原のこれからが思いやられます。
 
 BL小説は新刊も気になりますが、古い作品にもダイヤモンド級のものが紛れているので、ホント困りますね。。新刊、旧刊どちらを手に取る???永遠の命題です…。

3

お仕事BLの金字塔

お仕事BLの中でも燦然と輝く「許可証をください!」シリーズの第1巻です。

1巻のテーマ
◾︎弘、フォークリフトの許可証を取る
◾︎弘と前原、クレーム対応でボルトを数える
◾︎前原視点で弘との出会い、時々辻本

このシリーズで何よりも好きな点は、やはりお仕事BLとしての完成度が群を抜いていること!中小化学工場という、正直いって自分の日常生活とは接点がない分野のお仕事なのですが、こんなにもリアリティがあると感じ、小説の中で働いている皆んなに尊敬の気持ちを持ち惹かれるBL小説はなかなかありません。
読んでいて難しいと感じず、出てくるキャラクターたちの一挙手一投足に笑える、最高の小説です。

かつ、BL小説しても格別に面白い。お仕事描写と比べると、恋愛に関してはリアルなゲイ物というよりあくまでもBL小説として萌えられるものになっている、そこも大好きです。
弘(受け)は可愛く美しく、しかし決して男性らしさを失っているわけではなく、こと仕事に関しては熱い情熱を持っています。
前原は見るからに(小説なので見えてはいないのですが)男らしく、勿論のこと仕事に一家言を持ち、そうでありながら弘には弱かったり甘かったりする。時にぶつかる2人が愛おしくてたまりません。

3

ふたりのキャラが最高

やっぱり面白いお仕事BL。コメディタッチなのもよいです。

製造業の工場の日々のお仕事の様子の描写が、馴染みのない人にもわかり易く良い塩梅で書かれています。少々古い作品なので、きっとこういった業種に馴染みの深い人が今読むと「古いなー」と思う所も多いのでしょうが。(私も自分の職業に近い業界を舞台にした作品を読むと、細かい所のおかしさに気がつくことも確かにありますが、お話が面白ければ、そういった不都合は多少だったら特に気になりませんしね。)

このシリーズには、仕事上で起こるあれこれ、登場人物の心の動き、男同士であること…それらが絶妙なバランスで配合されて、全体として楽しいラブコメディに仕上がっています。登場人物も魅力的ですし。

未読の方には全力でお勧めいたします。

6

工場BLの金字塔

元々「お仕事BL」が好きな私ですが、本作は肉体労働とは行かないまでも完全に男臭い?「工場」を舞台にした作品です。
化学薬品製造業・喜美津化学の工場始まって以来の四大卒理系出身社員、阿久津弘。(一応工場勤務とはいえ事務系の品証部所属です。)
その彼が、少々畑違いのフォークリフトの免許を取るようにとの会社方針。講習は難なく、しかし実技がヤバい……そこで講師?になってくれたのが、製造部の前原でした。
なんとか実技合格となった弘にいきなり前原が襲いかかる?そこから弘も意識し始めて、、、
工場内でも、時に些細な、時に大変なトラブルが起き、工場内全員一致で解決に当たる姿、社員それぞれがそれぞれの職域で全力を尽くす姿が描かれ、これぞお仕事BL!の面白さが味わえます。
男前で少々強引な前原と甘く流されていく弘の初めてのHシーンは必読。

「消火訓練デー」
初めての夜の後、弘から避けに避けられて欲求不満の前原。そこに工場を定年退職したバイの(!)辻本が消火訓練の助っ人としてやってきて、『品証の美人を可愛がってやりてぇな』。
オヤジと本気で張り合う前原です。

5

力いっぱい拒否ってるのに~!がみそ

笑えるBLが好きな方にはぜひお読みいただきたい作品です。笑えるのにえろいんだ。この作品!
苦手意識を持っていた相手からの突然のちゅーvはありきたりですが、そこからはじまる受けのまさかのエロ素質!はじめてなのにv
筋肉がしっかりついた男らしい攻めのエッチは読んでるこちらが腰砕けになるほどです。受けは筋肉が無わけではいないですがガテン系の筋肉にかなうはずもなくなされるがまま・・・きゅんきゅんしてまいますう!

6

古い作品だからか・・

得点が低いのですよね
絵柄も自分の好みであるのに通年で検索してもでてこないこの作品・・・
どこぞで質問検索したところこの作品にいきあたり読んでびっくりしました
いろんなBLよんできて、今のところこれ以上の作品はありません
受け視点が中心ですが攻め視点も巻末に結構なp数載っていますし。
文体もすべて言葉で説明するのではなく読者に想像させる(エロ面では
ありませんよ)書き方がとてもうまいです。
その想像した分が攻め視点の描き下ろし部分で解消される感じですね。
いや、もう
読み始めは受けの魅力はいまいちでしたが、お仕事描写が面白いのと攻めが
かっこいいのでどんどん引き込まれます
で、2巻以降は受けもどんどん格好よくなっていきます
も~~~~
たまりませんっ
神レベル超えてます!

9

むぼち

ぴろしさん、私のレビューがきっかけで「ロマンスの黙秘権」と出会われたなんて、ものすごく嬉しいです!ありがとうございます!

この本もそうですが、ランキングベストテンに入っていても不思議ではないほどの傑作なのに、得点やレビューが少ないですよね。

そんななか、ぴろしさんの、両作品に対する高評価レビューを見つけて大喜びしていたところでした。

続編が待ち遠しいですね。

こんな傑作を読み逃すところだったとは。

主役二人が、責任感と誇りを持って働く姿が大変好ましいです。
こんなふうに、自分の仕事を大切にできたらいいなと、憧れながら読みました。

私の全く知らない、工場の現場のことがわかりやすく描かれているところも、興味深く楽しめます。

もちろん恋愛描写も感じがよく、萌えます。

お仕事BLの面白さには、うえだ真由先生『ロマンスの黙秘権』で開眼していましたが、このシリーズのことも、烏城あきら先生のことも全く存じ上げていなかった私は、運が無ければ読むことはなかったでしょう。

教えて下さった方に、感謝してもしきれません。

10

ソイラテ

むぼちさま、はじめまして。突然のコメント失礼します。どうしてもお礼を申し上げたくって。。。
貴方様のこのレビューおかげで、烏城あきら先生と、さらにはうえだ真由先生に出会うことができました!おかげさまで毎日が楽しいです。7巻出るまで死ねない!本当にありがとうございました。

むぼち

snowblackさん、コメントありがとうございます。

この本は、他の方もおっしゃる通り、恋愛と仕事のバランスがばっちりで、あまあまBLが大好きな私でも、十分満足できました。

まだこの一冊しか読んでいませんが、これから主役二人が、仕事を通してどんどん愛と絆を深めて行くんだろうな、と想像するだけでよだれものです。

snowblack

むぼちさま、こんにちは。

そうなんです。これは、ものすごく面白いお仕事BLなんです。
甘さ第一のお好みの方にはどうかな?と思うけれど、
お仕事BLお好きという方には是非手に取って頂きたいです。

私も出会った時に一気読みしたのですが、残念ながら未完……
早く続巻が出るのを、ご一緒に心待ちに致しましょう!

お仕事BLの神

「お仕事BL」大好きな私が一番好きな小説

久しぶりにシリーズ通して読みなおして、やっぱり面白いなぁと心から思いました…


こんなにも「仕事」と「恋愛」を絡めて両方ガッツリ楽しませる小説は他にないのでは?と思います。

大卒でインテリだがどこか間の抜けた品証部の「べっぴんさん」阿久津弘(受)と

高卒でガテン系製造部の「組長」年長者からも一目おかれる前原健一郎(攻)


立場の違う二人が
お互いに意識し合い
時に、競い合い
惹かれ合い
労働基準法の就労時間をぶっちぎりながら(笑)
工場の危機を乗り越えていきます。



1巻では、同い年だが職歴が長く同僚からの信頼に厚い前原に、苦手意識を抱いている弘と

そんな弘にあらぬ感情を抱いている前原(笑)



同じ職場にいながら距離のあった(弘が避けていたから)二人が、仕事+前原の肉食系アプローチで急接近します(笑)



未読の方にはぜひ、読んで欲しいシリーズ。





現在未発表のまま

6巻発売から3年半の月日が流れましたが…

最終7巻を…心待ちにしています!!!!

11

製造現場って……そうだよ、大変なんだよ(汗)

プラントもののBLってーことで腐友からご推薦されて読んでみた。
プラントというには小規模なんだが、製造工場内でのドタバタを
うまく書いています。
実際はもっと書いてあったんだろうなーと思う痕跡がそこかしこにあり
(いやだって製造内部って書きだしたらもうね…大変なんで)
どこまで描写するか、書いて削ってで悩まれたのではないか。

惜しむらくは、前原の男気ある態度はよくあらわれているのだけれども、
主人公である阿久津の魅力というか、なぜ前原が阿久津に惹かれたのか
というのがちょろりと弱い……。実際はもっと魅力的なハズだと思うんだ!
前原にはスカッと惚れられるんだが、阿久津はウジウジちゃんなだけなのか
天然系のかわいい子なのか微妙なテイストです。
せめてイラストで補完してほしかったかな~というのはあります。
まあ、阿久津視点なんで、視点になっている人物の描写ってたしかに難しい。
そういうところに「うぉーデビュー作だよなぁ」とニヤニヤしてしまった。

7

工場で働く男達

リーマンモノとはちょっと違う工場で働く男達の話なのですぞ。
阿久津〔受〕は会社命令でフォークリフトの免許を取得する事になるんですが、慣れない操作にあたふたしまくり。
そんな阿久津の指導にあたってくれるのが前原〔攻〕なのですね。
これがきっかけで品証部の阿久津と製造部の前原が直接知り合うんですが、その後、大事な取引先からクレームが入り、その原因究明の為に2人はコンビを組んで取り組む事になり……と次第に彼らの距離は近付いていきます。

しかしリーマンモノでの会社の仕事というのはまあ何となく想像は付くのですが、工場の仕事って全くといっていい程に知識が無かったのでその仕事内容が興味深かった~。
成程……奥が深いぜ!製造業は!!
そしてそこで働く男達もまた魅力的で、特に脇に出てくるオヤジ達がいい味出してます。
坂上●郎さんにそっくりだからジロウと呼ばれてるオッサンとか、今は定年退職したけれど若い時分は男女問わず食いまくったという辻本のオッサンとか、魅力的なオヤジが沢山!

そんな現場で働く前原も阿久津も男らしくてしっかり製造業に誇りとやりがいを持って働いているところがかっちょいい。
特に前原は男らしいです、いや、阿久津が女々しいとかいうんじゃないんですが前原の男っぷりには惚れ惚れします。
シリーズ物でまだ1巻しか読んでないんですが続きも楽しみ~!

4

情熱と矜持のタッグ

働く男は素敵です。もちろん意義はありません。
が、誇りと志、いい仲間に囲まれた(というオプション付の)
男達が働く姿の方が、そりゃもう断然格好いいこと必至です。

製造業なんてちょっと馴染みのない業界、舞台は薬品製造工場という
小難しそうな設定でも躊躇いは無用です。
若手からおやじまで、それぞれの持ち場で活き活きと
働く姿と、随所で語られる分かり易い製造工場のシステムが、
歯車の様にぴたりとかみ合ってとても魅力的に書かれています。

高学歴にして期待の星、真面目で温和で妙な所で天然な阿久津と、
現場叩き上げで無愛想ながら面倒見の良い男、前原を中心として、
工場現場でのトラブルを乗り越えていくのですが、
この2人のドタバタ(主に阿久津のじたばたっぷり)がまた
妙に笑いを誘います。
更には、お互いの熱心な仕事振りに対して尊敬と負けん気を
抱いており、共に組んでトラブルに立ち向かう
息の合ったコンビネーションが素敵なのです。

とんだロマンチックストーリなのが、この2人の馴れ初めで、
入社前から既にお互いが運命の人だった事が3年経って
ようやく分かります。
そもそも、知識不足な現場にふさわしい人をと望んでいた
前原の願いが叶い、阿久津がスカウトされました。
そして、お互い面識はなくとも、誰も見向きもしなかった
業務日誌を介してコメントをやりとりしていた事を、
前原本人から聞かされた時の阿久津の慌てようと言ったら。
いやー、心中お察しします(笑)
どれだけ前原の片想いであったかが読者にも痛い程分かるので、
おあずけを喰らって焦れに焦らされた前原が無体をかますのも
頷けるというものです。

それにしても、無意識な誘い受けで前原を悶々とさせる阿久津の
昼と夜との違いがまた美味しい所で(笑)
他部署のおやっさん達からもかわいがられ
「美人さん」呼ばわりされているのだから、
前原でなくとも貞操を危惧することしきりです。
恋愛のステップを見事にすっ飛ばしてきているので、
それは今後に期待です。

3

お仕事物

お仕事物、かつ、アホの子、天然ボケ受けで、受けの逆ハーレムちっくでもあるかもしれない。わりと、そんなふうに始まっちゃうんだ、というエッチが強引でご都合主義っぽいけど、全体的なノリが新鮮。
楽しみました。

2

1ページ1ページ、見慣れない製造業の描写が続く活字の羅列が こんなに苦にならないのもめずらしい。

中小化学工場で繰り広げられるBL
とにかくお仕事メインで、工場がどのように動いて
どのように働いているのかを懇切丁寧に説明してあるのに
うっとおしくない!
島城あきらさんの説明は、おしつけがましくなくて
わかりやすんだよね。本当に素晴らしい。

4大卒のインテリ品証部の阿久津と
高卒、製造部の若頭の前原と
互いに尊敬しつつ競い合い仕事をして
恋に発展していく。

ふたりともノンケ。
男同士がプライドと汗にまみれ、まわりはおやじ多しw
それでも物語が若々しく、工場という閉鎖された空間に
こんなドラマがあるのか!と、ただひたすら楽しんで読めた。

インテリで仕事はできるのに、どこかおひとよしで
かわいい印象の阿久津が、前原の男性的魅力に惹かれていくのはわかる。
前原は、女には不自由しない感じの要領良し。
ひととおり女は知っていても、目の前に現れた男の阿久津に
振り回されながらも、ものすごく強く自分の意思を通していくw
それもSっ気があるとかまで強引じゃないんだよね。
根底にライバルって認め合ってるから、我慢するところは我慢してて!
阿久津のシャワー中、辛抱たまらん状態で、おあずけしてる前原が
個人的に非常にツボでした。
あの描写がなかったら、前原が自分勝手な強引男に見えてしまったかも。
細かい部分で、きちんと心情のフォローがあるのもよかった。

11

ガテン系。

製造部・前原健一郎×品証部・阿久津弘

フォークリフトの免許を取らなくてはならなくなった弘は、指導員として前原を宛がわれる。
前原とは以前、ある事がきっかけでぶつかったことがあり苦手に思っていたのだが、前原の方は…。

部下たちからも信頼され能力もバッチリの製造部の若頭・前原。
4大卒で入って来た弘は理論面ではバッチリでも、フォークリフトの操作となると大変で。
仕事の合間に前原に教えてもらってテストを受けに行くことになるんだけど、その仕事の方でテスト前に大きなトラブルに巻き込まれ徹夜勤務に。
それでもなんとかテストに合格して、お礼を言いに前原を尋ねたところで…。

それまでの苦手だったのから仕事ぶりとか見て、やはり尊敬に値する人物だと思った弘は仲良くするようになるのだが。
前原の方は弘のことが好きになったようでどんどん積極的に!
弘がいくら「ダメ」と言っても「どうしてダメなんだ」という前原にだんだん自分の常識が正しいのかわからなくなって…。

前原が強引なところがあるので、ちょっと流されたかなーって思わないでもないけど。
いや、きっと尊敬できる部分があったから、それなりの好意もあったんだと思うんだけど。
「好き」とかは言ってない気がするし…。
まだ自覚するに至ってないだけかな。
ヤることヤちゃってるわけだし。
そこで必死に逃げるわけでもないんだし。
ホントのホントに両想いって感じになるのはまだもう少し先、ということなんでしょうか。

2

攻めも受けも素敵すぎっっ♪



いわゆるガテン系作品と言われてるが、表紙を見ても解るように、そんなにブルー労働者には見えない。
かといって、リーマンものともびみょーに違うような気はする。

とある工場での物語り。

攻めは学歴は無いけど仲間の信頼も厚く、仕事のこなせる努力の人。
受けは学歴はあって、工場でも入社初日から期待の新人。素直で実直。

このふたり、初めはお互いが誤解をしててチグハグだけど、だんだん仕事を通して結びつきが強くなり、
尊敬の気持ちが恋に移行していく。。。。

と語るとなんてこと無さそうだが、その描写が見事!!!
えちシーンもちゃんと濃厚にしてるし、しかも仕事の描写も工場の事を知らなくても、なるほど~と感情移入できる。

騙されたと思って初め、ちょっとだけ読んでくだされば、あとは怒涛のごとくに読めます。
続きが気になるので、一気読みがお勧め。

でも!!!肝心の5巻の続きが出てません。
まぁ、一応5巻まで読めば、まとまってはいます。

でも!続きが見たいです。
先生お願いします。ここで話題に乗せて『続き書いて♪』運動したいなぁ・・・・

7

可恋

ともふみさん、はじめましてvv
コメントありがとうございます♪
だいぶ前に読んだ作品なのですが、派手な作品ではないですが、
とってもかっこ良すぎる二人が紆余曲折しながら愛情を深めるさまは
何度読んでもホントあきませんよねvv

IOS取れたんでしょうかね?続きが読みたくて仕方ないですvv
続き出して運動♪賛同ありがとうございます~先生自身お忘れになってないだけ良かったです。

ともふみ

はじめまして、可恋さん。

レビューを読んで、むくむくと読み返したい病が発生。
積読書を横目に思わず2冊一気読みしてしまいましたよ…!
ほんとにこの攻めも受けも二人とも素敵ですよね。
面白さはもちろん、私の中ではそれ以上にものすごく好き度が高いシリーズです。

>『続き書いて♪』運動
賛同しまっス \(ハ ̄ー ̄イ)/
HPでは、許可証をください!6『放水開始!』を執筆中、と書いてらっしゃるので、首を長――ーくして待っております。
無事ISOは取得できるんでしょうかね?わくわく

仕事か恋愛じゃなく、仕事も恋愛も

萌萌萌。(MAX:萌萌萌)
ワーキングBLの魅力に目覚めさせてくれた記念小説、イチオシのシリーズ第1作目です。
情○大陸よりプロ○ェクトX派、ネクタイ&スーツより汗と埃にまみれた作業服派、何より働く男にハァハァする方には問答無用で押し付けたい本作品。
仕事に懸ける男達の奮闘ぶりと恋愛、どっちも余すことなく味わえるたいへん骨太な小説です。

なんといっても魅力なのはその詳細な仕事描写でしょう。
地味な薬品製造工場という世界を、ここまで魅力的に書き切っている知識と筆力にもう脱帽です。工場で働く人達への筆者の愛情がひしひし伝わってきます。
工場という特殊な業界の専門知識がわんさかでてきますが、読んでいてそれが負担にならないのはひとえにキャラクター達の魅力があってこそ。
主役二人を先頭に脇キャラに至るまで、どいつもこいつもみなイキイキしてます。

工場サイドで初めて高学歴で採用された期待のホープ、いわば頭脳派の品証部の弘。
真面目で誠実、繊細で温和な外見に反して意外に頑固、ちょっと天然も入った性格は笑いも誘うほどの愛すべきキャラ。
仕事ばかりで地味になりがちな内容の中、彼独特の抜けっぷりはほんとにいい緩衝剤です。
対する前原は、高卒以来現場で叩き上げの製造部の若頭的存在の男。
精悍な外見同様粗野な言動ながら職場の信頼も厚く、その発言力と行動力は会社の上部も認めるところ。
オラオラ系で漢っぷりもいいのですが、弘相手だとどうにも余裕もなく調子が崩されちゃうところがまた可愛げがあるというもの。
外見から性格、所属する部署までも対照的な二人が共通するのは、会社を担う人材として将来を期待されているということなんですが、これがまたこのシリーズの最重要ポイントです。
“仕事に懸ける男同士が同じ職場で恋愛をしたらどうなるのか“
「許可証をください!」は、弘と前原が抜き差しならない関係になるその玄関口という位置付けなので「萌」評価にしました。
しかーし、男と男、恋愛と仕事、一歩もひけない二人の関係はこれからが本領発揮です!

舞台が薬品製造工場だなんてなんて地味な…と尻込みしてしまったアナタ(とかつての私)もったいないですよー。
そして仕事ばっかり?それもなぁ~と心配なアナタ、大ジョブです。
うひひな描写もしっかりも挟んでくるので、私の複雑な腐女子心も大満足。
息使いが聞こえてきそうな二人のまぐわい(まぐわいて!)、やっべえ好みだ。
早く6巻でないかな―!
待ってますよ、烏城さん!

7

ガテン系お仕事BLシリーズ1作目です

前原健一郎(喜美津化学製造部 若頭 周りからの信頼が厚い)×阿久津弘(喜美津化学品証部 理系大学卒の期待のホープ)

国立大学工学部を卒業し、化学薬品製造業・喜美津化学に入社して3年目になる阿久津は、工場で初めての4大卒入社という期待のルーキーですが、ある日工場長に呼ばれフォークリフトの講習を受けて来るよう指示を受けます。しかし実技の結果が散々だったため製造部の前原に操縦法を習う事になりますが、阿久津にとって前原は苦手としている人物で……

お仕事BL小説としては有名なシリーズですが、気になりつつもずっと読み逃していて、購入後も未読本のエリアに長らく置きっぱなしになっていた作品だったのですが、何故もっと早く読まなかったんだ!私!!と激しく後悔するぐらいとても面白い作品でした。いつものごとくちょっとだけ…と思いつつ読み始めたら、途中で辞めるなんて無理な話で寝不足覚悟で一気に読んでしまいました。

まずはお仕事BLとして本当に読み応えがあって抜群に面白かったです。製造業の工場で働く人たちといういかにもなガテン系な部分(製造部)と、品質管理のため検査などを行いトラブルの原因を探っていく頭脳系な部分(品証部)の連携があって成り立っている職場という中、それぞれの部署の代表(若手のホープ)が主人公の阿久津と前原ということになっているので、おのずと恋愛だけでなく仕事上でも良きパートナーになっていく過程も読めて2倍楽しめるのも良かったです。

それから登場人物のキャラも魅力的でした。本来はすごく仕事ができる人なのに度々ちょっと残念な行動をしてしまう阿久津に何度笑ったことか…。とりあえず似ている芸能人のあだ名を付けるのはいいけど、それを口に出さないように注意してもらいたいものです(笑)前原は若いながらも周りの人望が厚く、自分の仕事を黙々とこなしていくというガテン系そのもの!!って感じで普通にカッコいいお兄ちゃんです。BLドリームのありえない男前というよりは、実際にいそうなタイプの男前という感じでしょうか。何かHのときもあまりスマートではなくむしろガツガツしているんですが、そんなところもキャラに合っていて良かったです。
(その他脇キャラも実際にいそうな感じの人たちなんだけど、ちゃんとそれぞれに個性があるのも◎)

恋愛に関してはHはしつつも、まだお互いはっきり「好き」と言い合っている訳ではなく、特に阿久津はかなり意識はしていてもそこまでの気持ちにはなっていないので、甘い雰囲気が楽しめるのはまだだいぶ先におあずけかなという感じですが、まぁその辺はゆっくり楽しんでいきたいと思っています。

10

仕事に熱い男はカッコいい

『仕事をしている男を堪能したいBLならこれだよ!』と、
知人に薦められてて手に取ったシリーズです。

製造業は私にとって馴染みのない世界でしたが。
初っ端から面白くて、最後まで一気読みしました。
仕事の描写が細かく丁寧に描かれていて、興味深かったです。

前原×阿久津の恋は勿論、大変萌えましたが。
メインカップルをはじめ、喜美津化学に集う男達が!
オヤジも若者も皆、熱いのです。

真面目だし、自分の仕事に対して誇りを持っているところがたまりません。
あと男ばかりの職場なので。男臭いんですよね(笑)
行間から漂う汗臭さが、またまた萌えです。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP