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表題作ギヴン 4

(仮)上ノ山立夏
高校2年生,ギター担当
(仮)佐藤真冬
高校2年生,ヴォーカル&ギター担当

同時収録作品ギヴン(4)

梶秋彦
大学生・ドラム担当
中山春樹
大学院生・ベース担当

その他の収録作品

  • 設定資料集①〜⑥
  • とびだせモブ!①〜④

あらすじ

フェス出場を目指して、審査と新曲作りに明け暮れる中、春樹(はるき)は若い真冬(まふゆ)や上ノ山(うえのやま)の才能に圧倒される。息苦しさを感じた春樹は、メンバーに隠れ元カノのバンドのサポートを受けてしまう。だが、春樹が密かに想いを寄せる秋彦(あきひこ)がそれに気づき……。春樹と秋彦の恋が、生々しく軋む。澱のようなオルタナティヴ・ラブ!

作品情報

作品名
ギヴン 4
著者
キヅナツキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
ISBN
9784403666148
4.2

(326)

(217)

萌々

(48)

(24)

中立

(11)

趣味じゃない

(26)

レビュー数
21
得点
1360
評価数
326
平均
4.2 / 5
神率
66.6%

レビュー投稿数21

春樹、秋彦、雨月のメイン回と言える みんな幸せになれ

4巻はタイトル通り、春樹、秋彦、雨月メインで話が進んでいきます
いや、ほんとにひたすら春樹が辛い
いや、秋彦も雨月も辛いけど
どうなればみんな幸せになりますか……
と、1人頭を悩ませる巻でした

大好きな人なのに一緒に居ることで大好きな音楽が損なわれてしまうから、決別したい
でも自分から大好きな人から離れることができない
雨月の弱さ、その叫びに胸が痛いです

秋彦も諦めたいのに諦めきれない、手を振り払ってくれれば良いのに、未練を断ち切って欲しいのにともがいています
そしてその矛先が春樹へ

いやほんとに春樹が良い男すぎる
惚れた弱みとはいうものの、ここまで包容力のある男がいるのか……?と
春樹自身、高校生組の才能をみてもどかしさを感じていました
でも春樹は必要ですよ
天才だけではバンドができない
秋彦、よく言った

秋彦と春樹の始まりは褒められたものでは無いけども、これが起点となり関係が再構築されればよいなと思います

無理やり描写や男女描写ありです
苦手な人は注意してください

0

秋彦がクズ

秋彦が春樹が好きなの知ってて今まで思わせぶりなことしてたのも、雨月にもヒモしてくっついているのも、むしゃくしゃしたら春樹も雨月ともヤルのも無理でした

2

せつない

この巻から5巻の途中までが映画化された部分です。
4巻では映画で端折られていた立夏と真冬の学校でのキスシーンが見れます(確か...7巻に付属の限定DVDにも収録されていたと思います)。

秋彦と雨月。
一番好きな人とは上手くいかないもんなんですね。
わかってるけど、こんな現実をアニメや漫画で見せられるとなんか悲しくなっちゃいます。
でも春樹が秋彦にただ振られるエンドも可哀想すぎてありえないし。こういう落とし所しかなかったんだろうなと思います。

0

こういうの嫌いじゃないけど…

順調にメインがハルと秋彦に移行してきてます。さすが1000年代生まれな大人組、真冬と立夏カップルの子供っぽさが際立つったら。高校生組は完全に脇に追いやられてしまった感。
今回は秋彦とハルがそれぞれの視点から描かれてました。秋彦の片思いは切ないですし、荒れてもイイ男なのは分かります。だけど天才と凡人の違いに悩むハルへの言葉だけは、なんかお前が言うなと思ってしまいました。
四人のキャラが皆別々のことで悩んでもがき苦しんでて、青春だなって思うし感動するとか共感するとか、すごいのは分かります。こういうの好きです。でも視点が動きすぎて一人の掘り下げが甘く感じてしまい、キャラのことが理解できた気になれません。
肩入れできる好きなキャラが一人いれば違ったのかな。上手くハマれてないなあと思いながら読み終えました。

0

春と秋と雨

再読です。
前巻が良かっただけに、かなり評価に迷いました。
良かった部分と、こうあって欲しくはなかった部分がガツンとせめぎ合う1冊。
高校生組と雨月が語る秋彦とのお話だけ、もしくは展開があと少し違っていたのなら萌評価でした。
高校生組が本当にかわいい。

私は、もし春樹があそこまで願掛けのように伸ばした髪を切るのなら、それは恋愛が成就した時が良かったななんて思っていたんです。
なので、あの理由でというのがとても悲しくて。
とは言え、成人組の恋愛模様は、恋愛以外でもぐちゃぐちゃとした決して綺麗とは言えないものがあって、すごく人間臭くて好きなんですよね。
雨月と秋彦の、両想いなのに一緒に居るとどんどんだめになってしまう切なさと、依存だと分かりつつも離れられない関係。
この辺りを真冬だけに語る雨月が苦しくて「冬のはなし」を歌った時の真冬と似たものを感じます。
秋彦のやるせない気持ちも、ぐるぐると渦巻くような危うい感情も決して理解が出来ないとは言えないんです。
でもちょっと、春樹とのレイプシーンは必要無かったような気がしないでもない。
もし描くのであれば、そうなるまでをもう少しじっくりと長く読みたかった。
唐突かつ、あれでは春樹があまりにも辛い。

秋彦は、春樹には弱い部分や情けない自分を見せず、対等・もしくは少し余裕のある姿で居たかったようにも思えるんですよね。
大人びて見えますが、秋彦はまだ20歳ですから…
「自分を好いていてくれているのが分かる」春樹から逃げられないように、嫌われないようにしていたのかな。
自分から離れて欲しくない気持ちが強く見えるというか、彼は思っていたよりも子供な部分があるのでは?
一方で、バンドの中で「自分は唯一の凡人だ」と疎外感を覚え、周りの才能に苦悩する自己肯定感が低い春樹。
いやあ…春樹の気持ちがすごく良くわかる。
うーん、なんでしょうね。なんとなくなのですが、春樹は秋彦の事をなんでも出来る人だと思っていたようですし、決して対等な関係だとは思っていない気がします。
この2人のすれ違っているお互いへの印象の齟齬のようなものが、あの「ほぼ和姦シーン」になってしまったのかもしれません。
酷い行為だったけれど、なぜか秋彦の事が嫌いになれないのが不思議。
むしろ、今までよりも気になっている自分がいます。

傷付けられても、秋彦を見捨て切れずに同居を許してしまってから、好きだったはずの秋彦の今まで知らなかった面ばかりを知っていき、どん底に落とされた相手からの言葉で救われるのが皮肉だなあ。
いつも必要だと言ってくれていたのは秋彦だった。
うん、これは離れられないですよね…
秋彦の春樹への気持ちは一見すると恋愛感情ではないように思えるのですが、実は好きなのでしょうか。
この後一体どうなるのか。
読めば読むほど3人がどんどん好きになってしまって、どんな形であれ、幸せと救いがある事を願いながら次巻を読みたいと思います。

1

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