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許されないほど燃える、欲情――。
受けは、絶対自分が攻めの最後を看取ることになるの分かってて一緒にはいられない、と一度は拒絶しますが、その後すぐにやっぱり一緒に幸せになる決意をし、やっと身も心もつながります。
絵もずっとキレイで、吸血鬼モチーフの作品がもともと好きなこともあり、シリーズを通して☆4にするぐらい好きな作品なんですが…
<モヤった点>
・1巻同様、いろんな無理くり感がやっぱり残念
特に師夏が雨降り始めた直後に現れて 傘2本持ってるのが、あまりにも都合が良すぎて。
「冒頭でキスを拒絶→公園でブランコ→すぐに帰ってくる」も「なぜ?」と思いましたが、これは自分のために死を簡単に選ぼうとしたことを怒るため、受けはそれについてじっくり考えるため(でも公園では理由が分からなかったので帰ってきた)と理解できました。
・傘と同じくらい「ん?」と思ったのが、元々ノンケ(?)である受けがそんなに簡単に後ろを差し出すのかな?と…
世話を焼いてもらってる間にいつの間にかほだされて、しかも年下だし、凸側やりたいって言うし、みたいな感じで流された…って理解で良いのでしょうか?
<良かった点>
・あとがきにて、1960年代にスキンもローションもあったとはビックリ。
「深夜喫茶」の存在もだし、なんとためになる作品なんでしょう…勉強になりました!
・タンスを利用した「少しずつ 失ったモノがまた埋まっていく」の描写が良かった
・モノローグ「溶けて 境界線がなくなるまで 俺たちは求め合った」も好き
1巻では友達の距離感だった2人ですが、吸血鬼である自分を化け物扱いせず慕ってくれる昭彦を次第に受け入れる和重さんなのでした。
ところで2人の下の名前は合わせて昭和なのでしょうか?
幸せになるかに思えたところ、そうは問屋がおろさない2巻でした。
やはり人間と吸血鬼の寿命の違いがネックになります。
これまで愛する人を見送ってきた和重。今度の恋にも慎重になってしまいますが、そんな葛藤を抱える2人のところに、和重を吸血鬼にした将門が首を突っ込んできます。
将門って今度は平安時代か!というツッコミは置いといて、将門の真意は、昭彦の出す答えは、そして将門とパートナーの関係が純愛っぽいのが気になる!というところで3巻へ。
やはりベテラン作家さん、ちゃんと巻の切れ目でドキハラの展開に持っていくあたりにくい!
1巻あとがきで「次は裸体と汁」とあったので
期待しておりました、2巻!
どっちが受けかな…若いし昭彦が被さっちゃいそうだよナーと想像しつつ、期待通りの展開♡
いずれは来る死別を恐れて距離を取ろうとする和重。
話し合って関係続行を求める昭彦。
その流れで初エッチ。
昭彦、チェリーなのにスムーズにほぐすねww
ゲイじゃない和重、まさかのネコにたじろぐもよく受け入れられたな!
な~んて思いつつ、みちのく先生のがっちりしつつも肉感的なBの睦みあいを堪能させて頂きました♡
こちらの吸血鬼シリーズ、攻め(人間)も受け(吸血鬼)も美しくて、眼福以外の何物でもありません✨
ストーリーもラブの方も一段階進んだ、2巻。
昭彦と一緒にいることがだんだんと心地よくなってきて、それを怖いと感じる和重。
このまま一緒にいたら、ずっと一緒にいたくなってしまう。でも、昭彦の血を飲んで吸血鬼にさせたくはないし、かといって妻・娘のように看取ることもしたくない。それならば傷の浅いうちに離れるしかないー
そんな和重の想いが切ない巻でした( ; ; )
異種同士の恋に立ちはだかる寿命の壁を、二人でどう乗り越えていくのか。
和重が一人取り残されることなく、二人ができるだけ長い間一緒に生きていくという夢は、果たして叶うのか…
そして、将門の住処に招かれた昭彦の危機…!! えええ気になる!というところで終わり、3巻へ続いています。
BがLする展開も、この巻でグッと進んでます◎
童貞の昭彦が必死に和重を求める様子、我慢できない感じがたまらなかった…
隣で目覚めて和重を見つめ、ニコッとする大型年下わんこ、可愛いなあ〜〜〜
吸血鬼の体質である不死身のせいで過去に家族である妻と娘が自分より先に逝ってしまった和重さん。
そんな和重さんも妻と娘の墓の前で笑い話が出来るように。これも明るくて強くて真っ直ぐな昭彦くんと一緒に過ごしているから。
和重さんは自分の中の昭彦くんの存在が大きくなっていることに気づいたと同時にまた自分より先に逝ってしまう怖さにも気づいてしまいます。
しかし昭彦くんの真っ直ぐな想いに応えようと幸せになる覚悟を昭彦くんと和重さんが決めたシーンは感動もしましたが、やっぱりすごく切なかったです。
2巻では1巻には全然なかった肌色なシーンが多かったんですが、思いが通じあった後の昭彦くんが反動ですごく甘えたになってるのが可愛くて、それに負けて許してしまう和重さんも可愛すぎました。
読んでない方はぜひ読んでみてください。
