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表題作ジェラシー 2

大和明虎
大和会花村一家組長代行
櫓木 卯一
21歳,プータロー

あらすじ

自分の吐いた嘘のせいで半田は殺され、
明虎(あきとら)は深い傷を負った……
なのに反省の色をみせない櫓木(ろぎ)に
浅生田(あそだ)は憤る。

転がり込んだ組のマンションで
櫓木は傷だらけの明虎と激しく求め合うが、
そこにやってきたのは赤ん坊を背負った
明虎の妻・麻巳(あさみ)で……!?

愛されたい、愛したいーー
男たちの激しくも悲しい愛の物語。

作品情報

作品名
ジェラシー 2
著者
スカーレット・ベリ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ジェラシー
発売日
電子発売日
ISBN
9784403666438
3.9

(124)

(61)

萌々

(24)

(20)

中立

(9)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
15
得点
470
評価数
124
平均
3.9 / 5
神率
49.2%

レビュー投稿数15

「ジェラシー」のタイトル回収(考察)

なるほど……。
卯一(櫓木さん)の側に居る者は望むとも望まぬとも関わらずに彼のその移り気な視界に自身の存在を求めて感情が渦巻いてしまう…
その感情のひとつが「嫉妬~ジェラシー~」という訳ですかね
明虎のモノローグでの語りの差し込み方が巧くて痺れます(>ω<)!

そしてこれはきっと卯一の側にいる側の一方的なものではなく、噛み合わない相手とタイミングで卯一もまた「嫉妬」を抱く
それは相手あってのものなのか、見えない「何か」なのか…
卯一自身もきっとアンコントローラブルな自分の感情を持て余し、それでも進む為に歯車を回していくがその歯車は噛み合っているのだろうか…?

そこにヤクザの世界に於いての絶対的な絆である明虎、妻麻巳、辰之【家族】の存在
卯一・明虎・麻巳が互いを認識した状況。。。
緊迫感がとてつもない。。。
考えただけで胃が痛い
そして麻巳がカッコ良過ぎるょ…(>ω<)私も姐さんって呼んでしまう

これだけの状況を把握するのに要する和数は何と冒頭の第6話の1話のみ(゚Д゚;)
1話に詰まってる内容が重厚過ぎる

そしてその後に続くこの巻の持つ異様さ、放つ異彩に象られたストーリーがすごい…
ヤクザの組関連と卯一・明虎・麻巳の関係性が唯一無二の魅力で目が離せない
更に気になる浅生田さんの必要以上とも思える卯一への警戒(過去に何が???)

正直、すごい体力の要るシリーズです
体力もメンタルも消耗するのに読むのは止められない
目を背ける事が出来ない程、強烈な視線を放つキャラクターが多過ぎる

トーンもシリアルな中にシュールな笑いを交えてくるので緊張と緩和の落差がえげつないったらありゃしない(;゚Д゚)‼
ムーの購買者なんだね君達…とか4コマとか…こっちの感情が忙しなさ過ぎる‼w

2巻は強力な冒頭での掴み、少しのひずみで崩れるギリギリの均衡の中の薄氷の上の平穏が描かれる中盤、そして動き出す組関連と新たな刺激…
誰が誰に「嫉妬:ジェラシー」を抱いているのか…
人間の情念と業の欲深さが恐ろしくも怪しく光ります

一服の清涼剤はハチの存在だがここもこの後どう絡んでいくのか…⁈
先も底も知れない……一級品の物語がココにある

0

陰の魔力。櫓木卯一という男

この卯一。キモいだけでなくてウザい。
自分独自の行動原理があって、それが理解不能だからひとをイラ立たせる。
そのイラ立ちを飲み込んでみせるのが鉄火肌の姐御・麻巳。
イラ立ってイラ立って自分を失いそうになるまで心乱すのが、浅生田。
なら、なんで明虎は卯一にイラ立たないんだろ?
明虎はカリスマ性がある、という設定があるけれど、実は陽の麻巳と共に陰の卯一も強く引き寄せてるのかも…なんて思った。
小説家や半田は、卯一の強すぎる「陰の気」みたいなものに破滅させられちゃった…んでしょうね。
浅生田は…彼は多分卯一が好きなんでしょう。明虎/組が第一で大切、は本当だろうけど、目の前で明虎と卯一が、ってのが許せないんだと思う。
男の嫉妬が見える。
さて、卯一には相場師としての才能があるようで…というところで次巻へ。

0

引き込まれるぅ〜!

2巻も面白かった。。。

この作品の何が凄いって、明虎の迫力ある存在感とカリスマ性に対して、頭がとにかく良いのと、刹那的。この2つが、ずば抜けている卯一の組み合わせ。。。

明虎には既に、妻と子かおりますが…
独身の時に出会っていたら、破壊力抜群の最強のペアになっていたんじゃないかと、読み返しながら思ったり。。。

そしてこの人の存在を忘れてはならない。
明虎の妻の麻巳さん。
麻巳さんは、よく明虎を理解しているね。
器の大きさは、登場人物で1番。

いよいよ、会長も出所して来たし。

さて、3巻へ!

0

ムー

女も友達も息子も全部のポジション奪ってくる卯一。自分は今のところまだこの世界にどっぷりって感じでもなく。どうも卯一にも明虎にもハマってないです。最も動向がきになるのは浅生田さん。ただこの作品、四代目〜で未来が先に見えてるので、ヤクザモノでありがちな死のバッドエンドに怯える必要がないのはありがたい。浅生田さん、辰之に元気に小言言ってましたからね。先生のTwitterで後日漫画をチラチラ見かけてしまったのもあり…なるべく見ないようにはしてましたが。

弥生組の組長がまんま◯ッツ・ミケルセン

0

これから何が起こるのか

文句無しで面白かったです。

櫓木の誰の思い通りにもならない危うさに目が離せなかったです。

そしてやっぱり明虎の妻の麻巳がカッコいい姐さんで好きです。赤ちゃんの辰之も可愛かった。

ただ明虎が櫓木を自由にし過ぎていて、不安にもなりました。浅生田の思い詰めて行く様子と、弥生組の動きも気になるのです。読んでいて破滅に向かって行くような不安を感じてしょうがなかったです。

明虎が実父の大和会会長を殺したい理由も分からないので、ますますこれからの展開に目が離せないと思いました。

並行して描かれてる櫓木の娘の麗華ちゃんの虐め問題がどうなるのかも気になりました。3巻を購入していなかったので、慌てて注文したので届くのが楽しみです。

2

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