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表題作彼等をめぐるすべて

大野司
大学生
藤原計
不運続きだけどポジティブな高校生

その他の収録作品

  • Hello,World!(描き下ろし)

あらすじ

やたらと不幸体質の高校生・藤原は、海辺の街で酒乱の父親と二人暮らし。ある朝、父親の暴力を受け海で倒れていた藤原を助けてくれたのは、爽やかな大学生の大野だった。藤原はやさしくてイケメンの大野にひとめ惚れしてしまう。それからというもの藤原の世界は鮮やかに色づき始めて――?

作品情報

作品名
彼等をめぐるすべて
著者
佐藤アキヒト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796411783
3.9

(94)

(33)

萌々

(39)

(13)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
16
得点
366
評価数
94
平均
3.9 / 5
神率
35.1%

レビュー投稿数16

落ち着いて読めます(*˘︶˘*)

佐藤先生、既刊の「幼馴染みとのアレについて」がもんのすごく好きな作家さまです
そんな先生の商業デビュー作!未読だったのですが、ちょうど電子サイトで使用出来る割引クーポンの対象だったので読んでみる事にしました(*´ェ`*)♪

表紙の感じから切ない感じやしっとり系っぽくも見えますが、心がざわつく様な感じはなくゆっくりとしたBLの甘やかさを楽しむ1冊です♡
デビューコミックスですが表題作を1冊堪能出来るのも好きです

年上の大学生のゲイの男の子と高校男子の年相応の心と性を育んで行く過程が楽しめます
受けになる藤くんが不幸体質なんですが友達など周囲からは愛されています
そして本人が「不幸」と思わないからこそ彼の周囲の空気は温かく見えます
そんな彼の世界を変えていいのか、ゲイと自認している自分が彼を引き込んでいいのか、と悩む司(攻め)ですが彼もまた藤くんを愛さずにはいられないのが伝わります

藤くんはピュアさが素敵なほんとにいい子
いい子過ぎてこれぞファンタジーってぐらいにいい子ですが、最近こういうドストレート子も見かけなくなった気もするので却って新鮮に感じましたw

そんな藤くん、心は少年カラダは青年なアンバランスな感じにエロスが溢れています
司はそれなりの経験がありそうなのでうまく彼をリードしながらもその藤くんが醸すアンバランスな色気の虜になっている感じがちょっと卑猥な感じがしてドキっとしてしまいます(〃ω〃)
エロが全面では無い中のエロは余計に艶めかしく映りエロスを感じてしまいます♡

大きな問題も無い中穏やかに進む落ち着いて読めるBLは休日に持って来いな1冊だと思いました
いい作品を読めたな~♡と思える1冊、そしてコレがデビューだなんて…!やっぱり先生、凄いなぁ~としみじみ唸る1冊でした

修正|めちゃ甘です!白短冊(最小限)anlへの修正無し(指入れ描写にも遮るモノなし!)絡み自体は修正を多く必要としない角度での描写ですが、描かれている箇所はほんとに甘い修正です(シーモア)

0

優しい世界

一日に何度も水をかぶったりボールが飛んできたり、父親ののんだ酒の瓶の破片で怪我をしたりと
何かと不運続きの高校生・計が海で出会った大学生の司。
その時に計は恋に落ち、司もまた計に惹かれて…
という感じで、すごくあっさりと展開していく恋のお話という印象でした。

計はすごくポジティブというか天然というか…
どんなことが起こっても動じないし、周りにも恵まれているし。
たまたま出会って好きになった相手は男だったけど、上手くいくかわからないハラハラ感もなく
彼はゲイで、しかも自分のことを好きだと言う…
こんなに計にとって優しい世界があるのか?ってくらいに色々と都合が良すぎたかなー、と感じました。

母親が亡くなってすごく苦労して、そして周りの友達との絆も深くなった部分があったのかもしれない。
でもそういうのが描かれていないので、計自身のことはよくわからないままだったな、と。
そして…酒飲んで息子に怪我させる父親はあんなに簡単に更生しないでしょうね(汗)

すっきり綺麗にまとまるお話でしたが、気になるところがすごく多かったです。

0

絵と雰囲気がいい

先生作品初読みです。
表紙と絵がいいですね。
口絵、扉絵も雰囲気があって好みです。

お話としては、出会って惹かれてお付き合いして…というシンプルなもの。

細かいことでツッコミたくなる部分は結構ありましたがw

計の父親の悲惨な現状を、計が深刻に受け止めていないのが気になりまして(それはそれでいいんですが、ケガしたり経済的なこととかどうなの?と思ってしまい)それが不穏な展開の伏線ではなく、父親の世界にも色が戻ることになり安心しました。

ピュアなラブストーリーで雰囲気はいいんだけれども、なぜか2人のらぶらぶっぷりに萌えることはなく。淡々と進み、とても客観的な視点で読みました。

計の友だちとかコメディ要素もあるんだけど、いいムードの時に突然訪問して来たり、温泉旅行で偶然会ったり… ベタすぎと思ってしまいw
友だちもやさしい世界を形成する大事な一部なんですけどね。

0

色づく世界を感じて

ドン底な状況なのに、そう感じさせない雰囲気を持つ不幸体質の計が、海で出会ったのは大学生の司。
その出会いで彩りを得た計は司に惹かれ、また司も同じように計に惹かれていた。

不幸体質だけれど、計の人柄の良さで集まる友人もみな計を大切にしていて、その環境だけでも心が温まります。
司とは、あまりにトントン拍子で、計が騙されているのではないかと疑ってしまうくらいでしたが、そうではなくて司は心から計が好きで可愛くて仕方がない。そんな司の心情が分かると、一緒になって計を愛でる気持ちになりました。
それは、計の友だちも同じで、計が親友として好きだから一緒にいたい。
恋人になった司は、友だちとの付き合いも大切にして欲しいと、計の気持ちも大切にしてくれる人。大人ですよ。本当にかっこいい。エロいけど。そのエロさが計を色っぽくさせている!
浴衣での縛りH!書き下ろしでの、積極的な計、エロさ溢れ出してます。

ほっこりもエロさも詰まった作品です。

1

青春もの

高校生と大学生。お互いゲイで惹かれ合う。

何をやっても運が悪い藤原くん。それを支える気のいい同級生3人組がいる。
怪我をした藤原を助けた大学生、大野。藤原は大野を好きになり、大野も藤原を気に入って恋人同士に。

お互いゲイなので特にその辺の悩みはない。
藤原くんは、父親がアル中のようで家庭があれているにもかかわらず、ものすごくウブで少年みたい。そこがかわいく描かれているのだが、ちょっと現実感がなかったかな。
高校生ゆえの思春期の悩みとか、屈折した想いとか。
ものすごく愛されて過保護に育つと純粋培養されるのかもしれないけど、やや消化しきれず。

大野くんと同級生がかわいい藤くんをめぐって卓球対決などわちゃわちゃした感じは面白かった。

0

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