物語の中に転生!?天野かづき×蓮川愛が贈るドラマチック・ファンタジー!

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表題作勇者の恋愛

グレン・ブレンストン,26歳ぐらい,騎士
アイル,22歳,グレンと同郷の孤児

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

勇者の選定のため王都へと向かったアイルは、そこで幼なじみで騎士のグレンと再会する。グレンはかつて恋人だと思っていた相手だったが…。前世で読んだ物語の中に転生!?ドラマチック・ファンタジー登場!

作品情報

作品名
勇者の恋愛
著者
天野かづき 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041072974
3.2

(17)

(1)

萌々

(5)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
53
評価数
17
平均
3.2 / 5
神率
5.9%

レビュー投稿数6

コミュニケーション不足の必然性?

グレン視点が1ページでもあればなあ。

騎士として王都へ向かう前にグレンから告白され求められ体を繋げるアイル。

しかしその後グレンは貴族の家に養子に入ったと聞き、騎士になるために貴族の娘と結婚したのだと傷つくアイル。
切ないです(泣)

しかもアイルは勇者としてグレンと魔術師と3人でドラゴン退治の旅に出て。
グレンは昔と変わらず優しくて。なぜ?他の娘と結婚したのに、自分を捨てたのに…と苦しむアイル。
本当に切ないです。

そこへ実は前世で読んだ物語の世界に転生したのだとわかり…。

天野さんは異世界転生ものが多いですね。ぶれませんね!

そしてBLのコミュニケーション不足の必然?なぜもっと話し合わないのか?
グレンからしたらアイルとやっと会えたのに態度はおかしいし、手紙の返事も来ないしで、?ですよね。

そもそもグレンはアイルのどこをそんなに好きに?
アイルを守るために騎士になって、王宮へ行って4年会えないのって本末転倒では?

楽しく読めましたがすれ違いが切なくて、なぜもっと話し合わないのか?問題委員会を立ち上げたくなります。

0

勇者

天野さんらしい、さらっとした展開。
最近、甘めの設定のものが多いのかなという印象。

時はさかのぼって4年前
幼馴染である攻に好きだと告げられ身体を繋いだ
お前を守るために騎士になると街に行った後に
結婚してしまった攻・・・(´・ω・`)ショボン
な、受がなんと勇者に?!
運命の再会!?
嫁・・・・(´・ω・`)ショボン

結論、受の一人相撲を楽しむ作品でございました。
攻視点で描かれる部分があるともっと面白かったのかなと
思ってみたり。
駆け引きが受視点ばかりで一方的なので
嫁・・・嫁・・・嫁・・・
好き・・・嫁・・・好き・・・嫁・・・嫁・・・
まぁわからんじゃないけどもw

4年間の空白。
読まれなかった手紙
攻からみた4年間

妄想で補填するとちょうどいいのかな。

0

展開は読めてしまうけど

「火竜の恋愛」を読んだ時に、こちらがクラウの兄である竜が登場してると知り、読んでみたいと思っていたんです。

そして本棚から発見しました。既読本だとばかり思っていましたが、何と未読でした。ちるちるさんの関連作品で書影とあらすじを見てて、記憶に残っていただけのようでした。


さて、内容についてですが、ちるちるさんのあらすじより、カバー裏表紙のあらすじの方が詳しかったんです。
思ってた通りのアイルの勘違いのままに進んで行って、ドラゴンの城に着いて皆との話し合いが終わったタイミングで誤解が判明してました。

アッサリ読めてしまったし、展開も予測出来てしまったので、これ最後まで引っ張る必要があったのかしらと思ってしまいました。

アイルが誤解して当たりまくられても、意味不明な言動をとられても、アイルへの愛情が揺らがなかったグレンはとても良い男でした。こういう一途な攻め素敵です。

蓮川愛先生のイラストも素敵で、二人がドラゴンの城から買い出しに出た時のキスシーンにうっとりしてしまいました。

王女と結婚した火竜のその後が知りたかったです。「傭兵の恋愛」にはチラッと書いてあるなら読んでみたいと思いました。

本棚に眠ってないなら電子で購入しようかな?w

1

ちょっと物足りなかった

この作者さんの転生系?3冊まとめ読み。
鉄板系のネタと軽めの文体でサクッと読めるけど
なんかちょっと物足りない〜
でも悪くはない〜
でもなんか消化不良感ある〜

1

他人のものになってもやっぱり好きな人



騎士になった恋人に裏切られた村の青年が勇者に選ばれて、元恋人と旅をすることになり、忘れたつもりだったのに何故か変わらず優しい男に戸惑いながらも相手のことがやっぱり好きでなんとしても元恋人を守りたいと思う話。


<あらすじ>
ドラゴンに攫われた王女を救うための勇者選定のため王都へ連れていかれたアイル(受け)は騎士として王宮へ出仕したきり戻ってこないまま貴族の令嬢と結婚してしまった元恋人グレン(攻め)に再会します。
選定の結果アイルは勇者に選ばれ、グレンとグレンとは何故か仲の良くない魔法使いのウェイドと3人でドラゴン退治の旅に出ることになります。


孤児だったアイルは同じく孤児で弟のようにかわいがってくれたグレンが騎士として王宮へと出仕することになった時、告白され関係をもちます。
が、それから2年半ほどしてグレンはある貴族の家に入ることになったと話しているのを聞いてしまいます。
自分を裏切って結婚してしまった(と勘違いした)グレンを恨むよりも悲しみでいっぱいのアイルでしたが、やっと忘れられるようになったころ、王女がドラゴンに攫われてしまいます。
勇者選定の際、アイルは前世の記憶がよみがえり、自分が前世で読んだ童話と同じ状況だということに気が付くのです。
混乱するアイルでしたが、勇者として騎士と魔法使いを連れてドラゴンを倒す旅にでなければなりません。
騎士に選ばれたのはグレン。
気まずいアイルでしたが、グレンは以前と変わらずアイルに対して優しく世話を焼いてくれ、自分を裏切った相手なのにと戸惑うのでした。


前世で読んだ物語通り話は進むので、迷うことなく旅は続くのですが、ドラゴンとの対決が近くなったある日、忘れかけていた童話の最後を思い出します。
それは、騎士が勇者を庇って命を落とすという展開でした。
裏切られたと思っても、やはりグレンが好きだと再確認したアイルはなんとかグレンを助けようと考えるのですが・・・

アイル視点なので、グレンが何を考えているのかよくわかりません。
何故、何もなかったかのように接してくるのか。
グレンはアイルに対して優しく心配し、ウェイドとアイルが仲良くしているとあからさまに機嫌が悪くなったり、危険を顧みずアイルを助けたりとグレンの心がアイルにあるのは透けて見えるのです。
結局、物語通りになるにはグレンが死ぬしかないというのがどうなるのかは、すごくうまい着地方法だと思いました。
もともと、二人はお互いがいればいいというくらい好きあっているので、客観的にみると不便かなと思うのですが、本人たちは満足そうなのでめでたしめでたしだったのでしょう。


それにしても勇者とはなんだったのでしょうか。
勇者の剣を握れば魔物を感知できたり、訓練してないのに戦えたりと人ならざる力が働いているとしか思えませんが、結局のところよくわかりませんでした。

また、ウェイドと仲が悪かったのにはなにか理由があったのでしょうか。
そして、グレンは今回のことがなければあとどのくらいアイルを待たせるつもりだったのでしょうか。
グレンの騎士時代の話をウェイド辺りから語られると楽しかったかも。

色々あってお互い切ない思いをしていたようですが、終わってみたら甘々な話でした。


蓮川さんのイラストはとても美麗で素晴らしかったてす。

2

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