初回特典ペーパー/電子限定ペーパー付
好きより大事で曖昧な関係
出逢いは小学生、きっとその時から性別とか関係なくずっと大事で大好きな人ーーー。
京介と朔は2歳違でお隣同士、京介は朔を出逢った時は女の子かと思っていた。
京介は京介できっとその時から『朔』が大事で大好き。だからずっと後を追う様に受験大学を決める。
大学生の朔にはあまりイイ噂がない、それは根深い呪いの様な出来事のせい、、、若かった朔は自分の柔らかい部分を傷つけない為に自暴自棄に。
互いに代わりのいない、替えの効かない相手だからこそ、一歩を踏み出すのが怖くて怖くて仕方ないのに、、、自分だけを見て欲しくて互いに心の奥底でかなりの執着。
その執着がまたいい!!!
Cモアさん修正ライトセイバー。
表題作以外に
『相楽くんの恋患い』アオハルDKのDKらしい話の入り方に天晴れ!!!
甘酸っぱい恋患いを堪能できます!!
表紙めちゃよきです。百瀬あん先生とても人気ですよね。でも、読んだら内容残んないから私的にはなんでこんな人気あんの?絵が万人受けしてんの?と謎なんですが、こちら読んでみました。
デビュー作品なんですって。
表題作は、美人年上ビッチ受けと、一途な年下寡黙攻め。話がなかなか動かなくてうーん、でした。
直前に読んだ同じ属性の2人のお話の方がパンチがあったせいもあるのか。
3歳差の朔と京介、可愛い顔と声で朔の事をてっきり女の子だと思い込んでた京介。男だと分かってからも恋心は変わらず、高校、大学生になってもずーーーっと好きな気持ちのまま。
お互いの気持ちが通じ合ってこれからラブラブお付き合い?と思いきや、朔くん唐突に京介を拒否。
そこからまたビッチな生活に。
あれから2年、って!時間経ちすぎやろ!なんかもだもだしすぎてちょっと私はイライラ。
展開早すぎやろ!って作品にも都合良すぎと思うけど、いい雰囲気から突然の拒否そこから2年って京介くん可哀想すぎる。
お母さんの事、初恋の塾の先生の事がトラウマって!そんなん京介はしないやろ。
何だかなーって共感出来ず。
同時収録の[相楽くんの恋患い]はメチャクチャ良かった。むしろこちらをメインにすべきなお話でした。高二男子乃木くんと相楽くんのお話です。
お互い違う中学のバスケ部で、認識のあった2人相楽くんのプレイに惚れてた乃木くんは高校でもてっきりバスケをする姿が見られると思ってたら、バスケ部入ってないし、チャラい雰囲気だしで、勝手に相楽くんにガッカリ。自分を見ててくれた人がいたって事で、どんどん乃木くんの事が気になって仲良くなりたくなっていきます。
お互いラブの感情と気付かずに。
2話完結のお話だけど可愛いしちゃんとまとまってました。ただ、お話の最初のエロい夢のシーンがいまいち腑に落ちません。
乃木くんと仲良くなる前にあんな夢見たって事?正夢かよ!
本編は、受け・朔がひたすらめんどくさいです。
攻め・京介が、ひたすら一途で本当にいい子。
京介の一途な好意を、不安から突っぱねて逃げてしまう朔も、まぁわからなくはないですが、年単位で京介が素直に思い続けている描写を読むと、いい加減手をとってあげて欲しいな、と京介が不憫に思えてきました。
朔は、生い立ちのせいもあって、京介の好意を受け取ってから失うのが怖いのかもしれませんが、それでも京介の好意を無下にしていい理由にはならないよなー、と。
朔は、くっついてからも、終わりを心配してしまうあたり、京介が好きというよりも、自分を好きな京介が好きなのかな、という印象でした。
京介があまりに可哀想なので、末永く幸せでいて欲しいカップルです。
短編
めちゃくちゃ甘酸っぱくて、可愛い〜!!!!
お互いが、いつのまにか惹かれ始めていたことに気づき、やきもちを焼いてしまう自分に戸惑っているところが可愛くてたまりませんでした。
青春を謳歌してほしいカップル!
タイトルの”俺を見て。”は期待してた受じゃなかったので”中立”な気分でしたが、同時収録の”相楽くんの恋患い”にキュンしたので”萌”評価にしました!
”俺を見て。”は、、めんどくさい受と一途な年下攻、幼馴染ものなのです。うんうん、設定いい感じ!と、表紙から、勝手に”受がめちゃくちゃ攻めを好きで執着するやつ♪”を期待してたのですが、逆だったので、、えええ!な感じでした。もっと攻への愛がほしかったです。攻はめっちゃ一途に受を好きなのですが、その気持ちが、受が手に入れたかったけど入らなかったものの代用品みたいに見えてしまって、ちょっとモヤりました。。。
同時収録の”相楽くんの恋患い”は、めちゃ可愛い同級生モノ。一瞬”ショタ?”に見えた乃木くん、キュートな見た目に反して男気があって、でもオカン気質なところが魅力でした。モデルやっててモテモテなのに乃木くんばっかり好きな相楽くんのピュアッピュアな恋にキュンできる、とてもよいアオハルでした。
絵柄に通ってきた作品(同人活動)の名残がある所なんかは『ためになるね〜』みたいな感想が強いですね。
丸みのある鼻や厚みのある下唇なんかになるほどの既視感を感じるし、ここから最新刊までの絵柄の変移を読み取るのも改めて読み返していくと楽しかったです。
『10年越しに繋がるこじらせラブ』と帯タイの煽り文通りにこじらせまくってます。
あまりの回り道にしゃらくせ〜!ってなっちゃう人はいそう。そういう意味では好みの別れる作品だと思います。
個人的に、受けの年上院生が某バッテリーを足して二で割った容姿していて、そこばかり気になって中身が入ってこなかったという感想はありますが、初コミックスとは思えない表紙&仕上がりだと思います。