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表題作憂鬱な朝 8

久世 暁人(久世家当主・子爵)
桂木 智之(久世家元家令、29→31)

その他の収録作品

  • Last scene
  • あとがき
  • epilogue「Life is just biginning」

あらすじ

亡き先代の面影が残る鎌倉の地で、思い出す確執と擦れ違いの日々──暁人の渡英が迫る中、過去と向き合った桂木は「二年間は長すぎます」と本音を吐露してしまう。そんな真摯な桂木に、暁人は「一緒に英国へ行かないか?」と旅券を渡して…!?久世家を守り、未来を繋げるために、二人が歩んだ恋の軌跡、ついに感動の最終巻!!

作品情報

作品名
憂鬱な朝 8
著者
日高ショーコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
憂鬱な朝
発売日
ISBN
9784199607714
4.8

(465)

(424)

萌々

(25)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
39
得点
2247
評価数
465
平均
4.8 / 5
神率
91.2%

レビュー投稿数39

素晴らしい作品

日高ショーコ先生の絵柄、

最終巻で桂木と暁人、それぞれ苦しんできた二人だからこそ穏やかで幸せな姿が見られて感無量です。

執着攻めが好きなので暁人の桂木への想いが良いです。
時代背景と着物と洋装が素敵すぎで、フンドシがまた萌えます。
桂木の色気がすごいのでこれまた萌えます!

暁人と桂木の心情が丹念に描かれた大作で読み応えたっぷり、再読をよくしてます。

暁人に対して厳しい表情だった桂木が少しずつ気を許し、認め、惹かれるうちに柔らかい表情になっていく微々たる変化が尊いです。

ドラマCDを一緒に聴くとすごく良かったです!

0

ついに最終巻!

当主:久世暁人×従者:桂木智之です。
とうとう最終巻です。
本当に!最初から最後までややこしい話で、1回読んだだけでは私の頭では理解出来ず、改めて1巻から読み直しました。それでもややこしい!そして最終巻は分厚いです。でもすごく読み応えがありました。

とりあえず本当にハッピーエンドで良かったです。
1巻から読むと、仕方がないとは言え、桂木の暁人に対する態度が冷たすぎるので、よくそこから良い方向に迎えたなと…。

元々は桂木が当主になる予定だったけど、跡継ぎである暁人が生まれてしまい、跡取りから外されるわ、桂木の出自で先代から冷遇されるという、桂木は何も悪くないのに大変な目に合ったとはいえ、暁人のおかげで最後は並んで歩いているのは本当に良かったです。

それまでに紆余曲折がめっちゃありましたが…
そして何度も言いますが、本当にややこしいw

結局のところ、登場人物たちの腹の中に隠し事が多くて(特に桂木)それで余計にややこしいことになるのでは?と思ったり…。
総一郎が華族社会の中では本当にわかりやすくて良い奴なんだなーとw

正直、2人で直矢をどのように育てるのかが見たかったりしますが…。

2008年から描き始めて最終回が2018年とのことで、10年間本当にお疲れ様でした!!

0

神以外ない!

全巻通してのレビューですが、みう完結していてよかった…
これは単行本のコミックスを待つってことが出来ない、一気読みして世界観に浸りたい作品でした。

日高ショーコさんの作品は、受け攻めお互いに自分をしっかり持った主人公が多いので安心して読めます。この二人も攻めは幼少から始まるのですが、しっかり自分のやりたいことをやりながら、受けの桂木と一緒にいられる道を切り開いていきます。
桂木の方は、暁人に対する当初の思いが巻を進める毎に変化していきます。
ついに暁人の思いを受け入れて相思相愛になるも、不器用な彼は何年も信じて生きてきたものを変化させるのに苦渋します。
表紙の色合いが桂木の心を表しているのでは?という話に日高ショーコさんもそうだと答えられていました。
(ドラマCDのフリトで会話されてました)

脇の石崎も良い友人として登場します。
お見合いシーンはもう何とも言えずニンマリしました!

この物語の時代設定、世界観と日高ショーコさんの綺麗な絵に文句の付け所が有りません、この先の二人の活躍も見たい!!!
と思わされる作品でした。大河ドラマでも耐えられるストーリだと思います。主演は選ぶでしょうけどw

1

完結

◾️久世暁人×桂木智之
最終巻です。穏やかでありながら、全ては分かち合おうとしない2人が、ある意味対等だと物語っています。桂木がそちらを選択するしかこの作品の完結はない。鎌倉に再度訪れた桂木と暁人の表情、重なる舌…一コマ一コマが良すぎてめまいが…涙が出ちゃう…
濡場も舐めるように見てしまいます。素直になった桂木の破壊力たるや。「私も…いい…」「中に…」「好きです」…涙はおろかなんかもう色々出る!!眠る桂木は美の化身!あぁ「憂鬱な朝」!!!

この2人にリバを求めることはないけれど、桂木の腕枕で暁人が眠っているのは萌える…双方が明確に雄であって欲しい。

桂木はまだ29歳か…!ということは暁人に至っては18歳?此奴らににおっさんどもが軒並み手玉に取られていたと思うとホント恐ろしい。

10年…先生は当たり前ですが、この物語を完結させてくださったあらゆる方に感謝です。

2

総じて

一巻での二人の関係性は最悪だったはずで、それこそ幾度とない憂鬱な朝を重ねていた序盤。それから八巻という膨大な巻数によって、二人の関係性の変化や成長が紡がれ語られてゆくことで、堅固な説得力が生まれている。最後になるとただただ鬱陶しいだけであった憂鬱が、朝を迎えることで離れなくてはいけない憂鬱へと意味合いが変化していく。層をかけていくような題名の意味の変化、その響きあう美しさには感嘆させられる。

あと、黒髪つり目好き受けが好きな人間にとっては最高に好みでした。

1

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