イラスト付き
大人気ファンタジーBL「月神の愛でる花」シリーズと同じ世界で巻き起こる、将軍様の嫁取りファンタジーBL!
有能なヒュルケン将軍(ベル)を永住させる為、策を巡らせる王族。そんな事とは知らず、偶然の出会いから仲を深める侯爵子息フィリオとベル。ある日ベルの熱い眼差しに気づいた王子はこれ幸いと結婚の段取りを整えるも‥というお話。
いつも凛々しいベルがフィリオにだけ向ける眼差しから溺愛の度合いが伝わる。でも甘えるのはベルの方で、フィリオは冷静で、そのちぐはぐが可愛いくて面白かった。
王子のミスもあってドタバタしたし、姉は怖いし、危ない目にもあったけど、ふわふわしてたフィリオの気持ちが固まったのは良かった。
ホント可愛いcpでときめきました✧*。
兼守先生のイラストの可愛いフィリオと、フィリオにデレデレなベルが素敵でした♡(❁´◡`❁)
なんて可愛くて平和なお話でしょう!
フィリオの前では将軍もひたすら懐いて甘える大型犬ですね!なぜそこまで?と思っていたら…なるほど。
無口無表情女嫌いな将軍ヒュルケンことベルがフィリオだけは大好きで、可愛くて抱きしめて髪を撫でて膝に乗せてと。
そして王家で勝手にベルの婚活の計画があがり。
色々ありましたがまだまだ気になるところがいっぱいありますね。続きを読むのが楽しみです。
それにしてもフィリオがしっかり者でベルの扱いが誰よりも上手で。ベルは出来る将軍なのにフィリオの前ではまるで別人で、話し方もなぜかカタコト。とにかく抱きしめて甘えて可愛いんですよ。
だけどやっぱり実はとても頼りになって切れ者で素敵な人でした。
独占欲がごちそうさまです。
溺愛ものと知って読んでみましたが、合体せずに終わってしまった……。
なんでさ……っっ!!
かと言って、正直この二人が合体するまで見届けたい!!という気持ちにもなれない。
読み終わって「エロ度」見たら、確かに「なし」となってたわ……。
はぁぁぁ……。がっくし。
そして初読み作家さんなんだけど、文体があまりあわなかったです。
どうしてそこで文を止めるのかなぁみたいなところが結構あるというか。
あと初読み読者に少々不親切というか。
冒頭数行で、強い女性がいっぱいの母系国家であること、攻めのヒュルケン将軍は肉食系女性から虎視眈々と狙われている存在であることをざっくり説明されるんですね。
かなり独特の世界観なんだなぁと思いながら読んでると、
「しかし、忘れてはいけない。将軍は異国出身でクリアラータの男ではない。」
とこれまた唐突な説明が……
忘れるも何も、そんな設定知らんし……みたいな。
一人で悦に入ってるような語り部口調がなんか腹ただしいし。
で、誰が誰だかよくわからんうちに、二人の男とやらの密談が始まるんだけど、これが本当によくわからない……。
国王でもある母親を「うちのババア」呼ばわりしてる王子の粗雑なキャラっぷりとか、「うちのババア」の思惑だの、なにがなんだか‥…。
これは続き物なのか?と思ってしまったほど。
だから元は同人誌と知って、深く納得。
わざわざ同人誌を買い求めてくれる熱心な読者さん相手ならこれでもいいでしょうけど、商業でこれやられるとツライです。
置いてけぼり感くらいます。
あと攻めのヒュルケン将軍のカタコトっぷり!!
「硬派寡黙」とありますが、寡黙というより片言すぎて、なんでそんなに喋りが不自由なの?と最後まで違和感が大きくて萌えられず。
けっして受けの前だと緊張して言葉が不自由になるタイプでははないんです。
そして仕事の時には、どうやら普通に話しているらしい。
態度からは受け大好きダダ漏れなんだけど、あまりの言葉の省略っぷりが、「メシ・フロ・ネル」みたいな言葉を話す労力を極力省略したい方向に感じてしまって、好感を抱けませんした。
同じ片言でも、気持ちを伝えたいために必死に片言で話すみたいな人のほうが好きなので。
ワンコ大好きなので、受けのことしか言うこと聞かない大型犬タイプとか大好物なはずなのに、萌えを阻害するものが大きくてこの評価です。
本屋サイトで、高評価だったので読みました。
同人誌で発売2013/03/03の古い作品に、加筆して商業化した作品だから、
構成がよく練れていて、展開テンポがとても良いです。面白かった。
3巻まで出ている続き物で、1巻から読まないと意味不明になります。
1巻は、国王の願いもあって、フィリオがベルとの仮婚を認める所まで。
設定がユニーク、
クシアラータ国の国民は、小麦色の肌に、銀色の髪、ピンク色の瞳が一般的。
ベルは他国から来た騎士で、髪は藍色、肌は白い、瞳は水色
クシアラータ国は、母系継承、女性は第三夫まで婚姻が可能。
男性同士の婚姻を認めている。
仮婚期間を経て本結婚。
捨て子のベルを拾って育てた二尾の黒い犬は、実は翼を持つ三つ目の幼獣。
他国から婿入りしてきた王子に付き添い入国した将軍のベル;ヒュルケン将軍は、
王子の結婚式で、聖歌隊に所属していた可憐なフィリオを見て一目ぼれ。
以来ずっと、優しくて可愛いフィリオに片思いしていたベル
念願のフィリオと城で知り合い、王子に相談をして、結婚の申請へ。
でも王子は最初、相手がフィリオの姉だと勘違いして手続き・・等々、笑いどころ満載。
最強の騎士なのに、ベルはフィリオが好きすぎて、奇妙な行動と思考をする猪突猛進な人。
同人誌作品だったそうです。
出版社様書籍化していただきましてありがとうございました。
2冊同時発売だったのでずっと手付かずだったのですが、何でもっと早く読まなかったのだろうかと後悔しました。
可憐なフィリオ17歳と寡黙な将軍ベルの出会いから仮婚を経て結婚を決意するまでが本作なんです。
無口故に第三王子に好きな人をフィリオの姉だと誤解されて、仮婚相手が間違いだったあたりは爆笑しました。
この将軍はブレないしフィリオに対しては盲目的に愛情をぶつけます。誰にもフィリオを取られたくないが行動の根底にあります。
反将軍派によってようやく叶ったフィリオとの仮婚中に、屋敷に火をつけられたぼや騒ぎへの仕返しは苛烈でした。怒りに我を忘れた獣のようになったベルの元にフィリオが行って怒りを宥めてからの告白シーンは拍手喝采でした。
仮婚の広報誌に載ったフィリオの似顔絵を描いた画家に侮辱罪だと怒ったベルはやっぱりブレて無いと思いました。