凪良ゆうさんのレビュー一覧

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

何度も読み返すと思う作品です。

「365+1」のスピンオフ作品です。
登場人物が多くでてくるので「365+1」を読んでからの方が関係性が分かりやすいと思います。
「365+1」の終わりで久保田と美山はもしかしてーーー!!!!などと思いましたが、想像していた通りの結果になってくれて本当に本当に嬉しかったです。

久保田の人たらしっぷりも素敵だな。と思いつつ、やはり私的には美山の的を射た言葉に痺れまくりました。(「365+1…

4

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

星みたいに綺麗な作品

相手との出会いは、ネットの掲示板から。
ガツガツタイプではなく、淡々としていて、天体観測の趣味が同じ。自分の悩みをきいて貰ったりしていた高校3年の文人。
本当につらいことが起き、「死にたい」とメールをしたら、急いで駆けつけてくれ。。。

男女で有り得る話し。でも、同性だからより難しくなるし、行き詰まってしまう。
この先、どうにもならないのでは?と途中思いました。
だからか、初めて顔を合…

5

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

切ない、けれど純愛です。

凪良先生の作品は何冊か拝読していますが、一番私の心に突き刺さったのがこの雨降りVegaです。
詳しい内容は他の皆様方が綴られておられるので、感想など。
主人公である文人くんのセクシュアリティの悩みに誠実に応える新開さんが素敵なのに、切ない。
ふたりとも惹かれ合っているのに、お互いを取り巻く現実がそれを許してくれない。
じれったい、もどかしい、でも恋ってうまくいかないことの方が多いので、フィ…

10

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

どこが神作品?理解できなかった

全くいいと思えなかった。

一番の難点は、話の展開が雑であること。こういう風にキャラクターを動かしたいのね…と、作者の意図が見え見えでつまらなかった。
キャラクターが生きているがごとく見せるのが作家の腕では?

皆さん一体どこにそんな感動したのだろうか…と白けました。「泣かせる」話は書きやすいでしょうが、あまりに文章力の技術の低さが目立つように思います。

6

満願成就 ―周と西門― 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

一流アスリートを観ているみたい

「凪良さんは凄く体力がある作家さんだ」と思ったんですね、読後。
なんて言うのかな、42.195kmを軽く走れる感じ?いやいや、そんなもんじゃなく、トライアスロンに出たその晩に、会場周辺で野営しちゃう感じ。
『薔薇色じゃない』とか『美しい彼』を読んだ時にちょっとだけ感じていたんですけれども『続かせる』んですよ、不完全燃焼の状態を。
「ダーッと解決したくならないのかな?」と思ったりしますが、そう…

6

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

恋人には絶対にしたくない攻めくん


吃音
という精神的なハンディキャップを除けば
攻めくんの周りは一般人と比べて、ちょっとすごいこと、で溢れているんですよね。
裕福なお家だったり、親族だったり、とても美しい恋人がいたり。
そして彼自身も、みなぎる雄性や開きたくてうずうずしている才能の芽を飼っている。

ヘタレ、ワンコ、さらっと読めばそんな型に入れられてしまうような攻めくんですが、私は読後
この子は…色んな意味で隠れ…

6

満願成就 ―周と西門― 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

満願成就ってそっちの…

 前作は、続き物だとこちらのレビューで拝見していたので、「完」が出てから読もう、と思っていました。
今回、「満願成就」の題名を見て、ハピエンきたのね、と勝手に想像してレビューを見ることなく読んで倒れました。
「満願成就」ってそっちの…。
ぐわーっ!
しかも今回、先生の後書きがなかった。
けっこう先生方の後書き、楽しみに見てるので、今回あれ?ホントにないの?もしかして乱丁?と真剣に思ったの…

6

もったいない! 小説

凪良ゆう  カワイチハル 

久々にめっちゃ萌でした

あらすじから、私の好みのお話なんだろうなーって言うのは分かってましたが、やっぱり読んで良かったです。
あまり好みの展開で無いといつも途中で集中力が切れてしまうタイプなのですが、ひさびさにノンストップで即読み終えました。こういう作品もっと増えてー!笑
凪良先生にしては珍しいのでしょうか、このタイプのCPは、、いつも先生のCPの性格設定がタイプでなく、「美しい彼」もあいにく趣味じゃないでしたが、、…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

とんでもない攻めの登場だ!!!


小説は二度読む事はほぼないのですが、この作品は、何度も読みたくなる味わい深い作品です!

ストーリーはもう置いといて、キャラクターの感情の描写が多彩で、面白くて、新鮮で、完全にこの本の中でひとりひとりの人間が完成しています。起きた出来事を並べてちょっとキャラクターとしての感想を書く、みたいな小説に面白みを感じないのですが、この作品は一人の人間の脳内を丸ごと味わっている気分になるようで、もう…

8

セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

素敵な人々

夢中になって読みました……お陰で完徹です、若くもないのに……

凪良さんの作品は全部とは言えないまでも、機会があればまとめて買い読み耽る……を繰り返しています

BLというジャンルの中でコミカルもシリアスも幅広く書ける作家さんは稀有ではないでしょうか……

今回の作品、セキュリティ・ブランケットはとても心に沁みました

愛とか恋とか
言葉で一括りにしてしまえば楽だし分かりやすく感…

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