木原音瀬さんのレビュー一覧

COLD FEVER(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

さぁここからは歯を食いしばって

シリーズ3作で、COLD SLEEPとLIGHTは透が記憶を無くした6年間なのでお話は繋がっていますが、このFEVERから読むのも面白いかもしれません。
前2作は「あれ…これは木原さんの中でも“痛くない、初心者オススメ”と言われるやつなのかな^^」なんて思いながら読む、ケーキやお花に囲まれた恋人のお話。
そこから透の記憶と共に暴力性を取り戻し大爆発、ツラ〜〜〜(涙)な展開に。

木原さんは…

3

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

神×∞

読んだのは蒼竜社のHolly Novels『箱の中』『檻の外』だが、現在評価・レビューがこちらにしか書けないようになっているため悪しからず。

全腐女子さん・全腐男子さんに全力で勧めたい。読めばわかる。
私自身以前からこの作品は知っていて、あらすじやレビューを何度も読んでいたのだが、何となく暗そうなイメージで読むのを渋りに渋っていた。
ただ、腐女子として、この作品を読まずして死なないとは思…

1

吸血鬼と愉快な仲間たち 3 小説

木原音瀬  下村富美 

アメリカへ

全裸からの勘違いがお決まりパターンになってきましたね。

二人の仲はBL的な意味では進展するのか?レベルなのですが、そっち目当てにしなくても普通にお話が面白くて満足です。


個人的に印象に残ったのは、今回アルが完全な吸血鬼になれるかもしれないという希望が見えましたが、アルが乗り気じゃないことです。
自分が不完全だからこそ暁のそばに居続けられると思い不自由なことが多いにも関わらず現状維…

0

COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

えっっ ふんわり…?

人気だと知っていてもなかなかシリーズもので手を出し辛かったのですが1冊目。殆ど予備知識はありません。

記憶喪失になった主人公、匿ってくれるこの男は少しからかえば恥ずかしがったり、顔を赤くしたり、ケーキに笑顔になったり…可愛いヤツ…
でも裏では一体…
どんなクズなんだっ⁉︎(ワクワク)
と想像かきられていたのですが、ほわわんと終わってしまいました。

私はケーキ大好きですし、男の人が…

1

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬  下村富美 

やっぱり面白い!

安定した面白さですね。
そしてアルが今回もひたすらに可愛い…!

幼げ感じるたどたどしい日本語についつい微笑ましくなってしまいますが、容姿も中身もいい男なんですよね。
相変わらずギャップがたまらない。

最初のカラーイラストのコウモリ時のアルが可愛すぎて三度見しました。

BLや木原先生初心者でも読みやすいシリーズものじゃないかなぁ、としみじみ思います。
ただ事件が起こると痛い要…

0

COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

殴ったり噛んだり狂犬のようだった

https://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/801authors108/no/17952/
を読んで、読みました。

「残酷な神が支配する」のダイジェスト版のような作品だった 酷すぎる。血しぶきが何度も飛ぶ、何かを打つ音がする。

キチガイに等しい弟。こういうやつは、常に他人が悪いとののしっている。自分が悪いとはちっとも思わない、弱いから認める事…

1

UN KNOWNの柩 小説

木原音瀬 

あの本からの…!

以下レビュー読まない方が楽しめるかもしれないので、そういった方は読まない方をお選びください!(どうでもいい前置き)

作者HPより「一般誌で書きましたが、単行本になる際にシリーズの中の最終話が全体のまとまりに欠けるということで話し合いの上で外し、お蔵入りになりました。そちらに書き下ろし(BL)を加えて一冊にしました。」とのことでした。どのお話のことかワクワクしていましたが、「ラブセメタリー」で…

7

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

あんまり好きじゃなかった

この作品はキャッスルマンゴーっていう作品のスピンオフ的なやつなんですね。知らずにこちらだけ読んでしまい、イマイチよくわかりませんでした笑
キャッスルマンゴー未読の私は正当な評価ができないのかもしれませんが、おそらくキャッスルマンゴーを読んでいたとしても、主人公たちのキャラが好みでなかったので、この評価だったかなと思います。
この作品はBLというよりは映画製作を舞台にした一般小説に近いです。キャ…

1

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

片思いが精算出来ていない人へ

人の恋する内面について描かれた作品で、これ程面白いとのめり込み「やだやだー!」と駄々こね叫びたくなった作品は映画やドラマも含めて他にありません。恋愛話でここまで展開が怖く心臓バクバクで、先にネタバレを読み漁った作品もありません(笑)

自分とはかけ離れた人を好きになることは現実によくあることと思います。
それを引きずった私もこの主人公の宇野がどう落とし所を見つけるのか知りたくて読みました。

1

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

思考への攻撃の恐怖

「じゃあ、本当の話をしようか」

めっ
っっちゃ面白かった!すごかった…!!
「ラブセメタリー」を読んでからであれば更に怖さが増すと思います。今作は恐怖や人の奥底がよりリアルに緻密。主人公河瀬への問いかけはそのまま読者にゾクゾクと刺さりまくり、読んでいてその臨場感と作品の濃厚さに泣けました。

木原さんの作品はほぼ外れなく面白いのですが、今回はことさら畏敬の念を抱かずにはいられません。…

5
PAGE TOP