宮緒葵さんのレビュー一覧

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

光彬無双!

読み終わった瞬間に、大きく息を吸い込んでいるのに気づきました。
『息をもつかせぬ』ってこういうことなんだなぁ。
中盤からの怒濤の展開がとんでもなく劇的なんですもの。
もう『椿三○郎(白黒の方)』を、念願叶ってフルスクリーンで観た時くらい興奮してしまいました。
時代劇、特にチャンバラ好きにはたまらない1冊です。

小山田画伯のイラストも豪華絢爛!
おまけに色っぽいことこの上ない。
も…

6

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

胸焼けするほど濃厚なドルチェ

イタリアのエロい獰猛な軍用犬。

ワンコ・・・・いやいや狂犬・・・・いやいやまるで軍用犬のようです。
麻薬捜査犬のような玲央の匂いの探査能力。
傭兵にスカウトされるほどの戦闘能力。
エロにはもう生命体とは思えぬほどの精力絶倫、体力絶倫。
こえーーーよ。
これに狙われたら仕方ありませんよね。
逃げようものなら共に死ぬよりほかなさそうです。

それにしても玲央さんのお体を心配します…

0

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

御台所さまの葛藤。

『華は褥に咲き狂う』シリーズの4作目。
『華は褥に咲き狂う』→『華は褥に咲き狂う~鬼と剣~』→『華は褥に咲き狂う~悪華と純華~』の続編にあたります。

恵渡幕府の第八代将軍・光彬のもとに純皓が輿入れして3年後、のお話です。序盤、光彬が将軍になった過程や、純皓が男でありながら光彬の御台所として輿入れしてきた経緯が書かれているので、この作品単品でも読めるかと思いますが、でもやっぱり前三作を読んで…

13

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

疲れてる夜にオススメしたい

宮尾先生の定番のわんこ攻さん。

私はこのお話か、俳優ものお話の渇仰で、
宮尾先生の犬ベスト一、二を悩むところなのですが、

シリアスなBLは数あれど
こんなに笑えるBL小説はなかなかない、という点でこちらをトップワンコに笑

もちろん、宮尾先生のしっかりした筆力に裏打ちされての笑いです
安心して、ストーカー犬の愛の攻撃に身を委ねて下さい笑

2

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

狂犬とともにどこまでも

宮緒さんのデビュー作を連想させるお話でした。つい比べてしまいます。

こちらは腹に一物ある狂犬。20年近く待てをし、玲央を見守り、玲央を守る為だけに生きてきた。
玲央を守る為なら玲央を狙う恩人の娘でさえ、恩人でさえ騙したり、要求を通します。

主人公は玲央よりラウルかな?玲央の存在感がどんどん薄くなっていきました。

玲央もラウルにときめいて、奉仕され守られるうちに心を奪われ割りと早…

1

狂犬ドルチェ コミコミ特典書き下ろしSSペーパー 狂犬ショコラータ 特典

真夜中の試練

本品は『狂犬ドルチェ』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、村重視点で
ラウロがある挑戦をするお話です。

都内もつかの間の眠りにつく午前2時過ぎ、
パティスリー・アメティスタの従業員社宅
(という名のラウロ所有マンション)の1室で
村重久弥は深いため息を吐きます。

村重の視界に映るのは
すっと伸びだ長身の男の背中ですが
村重はソレに思いっきり…

2

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

ワンコが唯一求める甘いモノ

今回は食品会社の日本支社事業部長と
見習い修行中のパティシエのお話です。

受様の襲撃事件を絡めながら
攻様が恋した受様を絡めとるまで。

受様の母親は声楽を学ぶために
ナポリに留学して現地の男性と恋に落ち
受様をもうけます。

母は受様の父と正式な結婚をしておらず
母子は囲われたような暮らしぶりで
受様が6才の頃に日本に帰国します。

受様はナポリで迷子になった時、

7

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

the宮緒犬

これぞ宮緒先生の犬!と言いたいお話。イタリア男で犬です。最高です。もう舐めまくるしかありませんという状態の雄犬に、なんとかついていくパティシエのお話、本編270P+あとがき。ベッド等で頑張っておられるシーンが多く感じられて少し飽きちゃったところもあったため萌2です。ああ犬だー。

日伊ハーフで王子様ルックスの玲央。真面目にパティシエを勤めていたのですが、店のオーナー交代直後から広告塔のようにテ…

10

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

宮緒さん初心者にも安心してお薦め出来る『犬攻め』です

あっまーい!
流石『ドルチェ』と言うだけあって、私が読んだ宮緒作品の中では一番の甘さなんではないかと。
そればかりではなくラウロの『犬』ぶりも素晴らしい!
宮尾さんと言えば『執着攻め』なんですけれども(だから『犬』と『蛇』なんでしょうけれども)ラウロの怜央に対する執着は『執着』と言うより『盲信』と言った方が近いんではないかと思いました。
あとね、このお話の『犬』って比喩じゃないんですよ。

14

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

ナイスなわんこ攻めがここにいます

作家買い。

宮緒作品である事、そして、このタイトル。
という事で、はい、大方の腐姐さまが予想されるとおりのわんこを通り越しての執着攻めのお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





主人公はパティシエの玲央。
勤勉で優秀な彼は有名菓子店で働いていたが、職場のごたごたに巻き込まれる形で退職。今後を憂いていた玲央のもとに、ラウロと名乗る男が訪れ、オープン予定のホ…

18
PAGE TOP