おまけ付きRenta!限定版
じゃのめさん、お上手だなぁって思わず唸ってしまいました。
そして線がすごく綺麗になったのか、手癖が抜けたのかわからないけれど、キャラのイケメン度が格段に増したと思います。
(今までの作品は、表紙はとても繊細で綺麗なんだけど、中の絵は線が予想よりも太くて、アレ?みたいなのが多かったので)
だから攻めの伏せ睫毛の美しいこと!
美人すぎる!
あの影のある色気、ずるいわー。
美しさが睫毛の先にまで宿ってるって感じで、すっかり攻めに魅了されてしまったというか、目が攻めに吸い寄せられてしまうというか、最初から最後まで彼に目が惹きつけられたままでした。
名前も知らない新人だけど、スクリーンに出ていると他の誰よりも自然と目が吸い寄せられてしまう……みたいな感じ。
だから私はスクリーンの前の観客気分というか、一冊を通じて映画を見せてもらったような気がします。
ほんと映画。
そして、今後の攻めは演劇部でますます演技に目覚め、何かのオーディションに応募→主役に大抜擢→新人ながらスクリーン越しで観客を魅了しスター街道まっしぐら!みたいな、そういう将来が私には見える!
そして彼は売れる!
私が太鼓判押すわ!
三つの約束と共に「友情」を誓い合っていたはずの二人が、映画撮影を通じて(その際の虚構とリアルが入り混じる描写がとてもいい)その約束が揺らぎ始め本当の気持ちが少しずつ浮き彫りになっていく様子がとにかく良かったです。
そしてエロのアングルもいやらしくて、後背位を攻めのお尻から描いた構図ってあまり見ないので新鮮でした。
あれこれ満足です。
ただし不満が一つ。
残念ながら電子にはカバー下がなかった……。
ハニーミルクって絵津鼓さんの「JOY」でも最初はカバー下がなかったんだけど、それを知った絵津鼓さんの働きかけで電子でもカバー下の漫画が再収録されたという事が過去にあったんです。
作家さんから鶴の一声には(渋々)対応するくせに、読者からの要望には応えないというところが腹ただしい。
だいたいさ、ハニーミルクってweb雑誌からスタートしたレーベルですよね。
なのに電子の読者をないがしろにするってどういう事よ?って思う。
→7月11日追記。
シーモア購入ですが、カバー下が追加収録されました!
そして「黄昏アウトフォーカス 分冊版の7話目」に番外編が収録されているので、追加でこの(7)だけ買うのがおすすめ。
じゃのめ先生は初読みとなりますが、評価の高さに惹かれて購入しました。
いや、ちょっとビックリするくらい良かった。
私の中では神一個じゃ足りない。
全方位にお勧めしたく、ネタバレなしレビューで書かせていただきます。
寮で同室の寿と真央。
寿はゲイですが、「真央は周囲にそれをバラさない」「寿は真央に手を出さない」「お互いオナニーは合図を決めて行い邪魔しない」の3つをルールに、ほどよい距離感を保ちつつ仲良く生活しています。
そんな中、真央が所属する映画部で撮ることになった「BL映画」の主役を、寿に依頼することになり…。
まず作品全体に漂う雰囲気がとてもいい。
本当に雰囲気があるんです。
画面が美しい。引きがある。キャラデザがよい。人物の表情に色気や魅力がある。脇役が活きている。ストーリー運びが丁寧で、恋愛描写がとても切ない。
映像をテーマにした作品だけあって視覚効果が非常に高いんですが、かと言って単純に絵が上手いとかいう話でもなくて、こればかりは作家様のセンスなんだろうなぁと思う。
セリフ、モノローグ、空白のバランスが絶妙で、このまま映像化出来そうなくらい、カメラワークも秀逸。
1シーン1シーン胸に染み入ってきて、これが自分の感性と合うってことなんだ…としみじみ体感させられました。
うまく言葉で表せないんだけど、心のいつもと違う場所、いわば未体験ゾーンに突き刺さってくるような感覚。
高校生の部活ということで、脇役も多いし、ワーキャー楽しそうに活動している描写も結構あるのですが、映画部の個性溢れる生徒たちは、皆どこか大人びていて、スタイリッシュ。
カッコいいんだけど、バリバリ昭和生まれの私が何故かノスタルジーに浸ってしまうような、妙な懐かしさもある。
子供であり、大人になりかけな年頃であり、お馬鹿で単純だったり、複雑で危うかったり、フレッシュだったり、ドロドロした気持ちを内に秘めていたり…そんな10代後半の男の子たちの恋や青春が、ぐっと詰まった素晴らしい一冊でした。
劇中劇がとても美しく、特に本編ラストシーンは驚くほどの美しさ。じゃのめ先生の表現はすごい!感動です。必見です。
エロもすごくよかった…。
寿は元々すっごく色気のある攻めなんですが、エッチシーンでは真央の清純な色気が炸裂します。
番外編のエロなんてもう…。
真央くんあなた一体なんなの…。エロすぎるよ。
レビューをあげてくださった姐様方には感謝でいっぱいです。出会いのきっかけを与えてくださり、ありがとうございます。
電子版で購入しましたが、これは紙版でも再購入したいなぁ。
五感を刺激してくるこの作品を、紙の手触りを感じながら読めたらもっと幸せに違いない。
どちらか迷っている方がいらっしゃいましたら、紙版での購入を強くお勧めしたいです!
気持ち悪いくらい褒めちぎっちゃったけど、もうこれ書かずにはいられなかった。
黄昏アウトフォーカスは、久しぶりにレビューを書きたいと思ったほど素晴らしい作品でした。あらすじは、男子校の寮で同室で同級生の二人は、片方がゲイ(大友寿)で、片方がストレート(土屋真央)。ふたりでお互いのプライバシーには踏み込まない約束を誓います。ところが、同室になって2年目にして、その状況が徐々に変化していた事実が、真央が所属する映画部のBL作品に寿が主役として出演することから浮き彫りになっていく・・・さて、約束は果たしてどれだけ二人の距離を縛るのか?という内容です。
この作品の素晴らしい点は、リアリティーです。大勢出てくるキャラクター一人一人が丁寧に描かれているところや、彼等の動き、台詞・・・読んでいるだけで、まるで男子校のノリや青春を覗いているかのような錯覚を覚えます。全てが途切れることなく流れていく時間と空間のテンポが、卓越して自然に描かれていて、まるで彼等と一緒にこの学園にいるかのような気持ちになって読み進めることができました。
次に、映画について。かなり勉強されたのではないでしょうか?真央のカメラの持ち方や、手紙が汚れた時のスペアの出し方、進行の進め方や、監督の悩み、全てがとてもリアルでした。
好きなのは、最初にふたりで動画を撮影した際、真央が戻ってきてカメラを止める時に、真央が慌てて戻ってきたので、ふたりで並んで座っていた椅子がくるくる回っているところです。こういう細かなリアリティーが、漫画の質をグンと上げています。
彼等が恋愛関係に踏み切るまでに、もう少し時間があっても面白く、良かったのではないかと感じないでもありませんでしたが、彼等が一緒に過ごしてきた時間の、ある意味寮での「同室」という特殊空間を前提としていることで、説得力はありました。1冊に、これほどの密度の濃さを演出できたことは、天才というほかありません。これからが大変楽しみな作家さんだと思いました。
最後に、担当に「イケメン・パラダイス」を希望されたという裏話が載っていましたが、私は個人的に、彼等が変なイケメンでなかったことが、この作品を「神」にしたと思います。この作品の素晴らしさは、イケメンに走らずとも、キャラクター個人個人の人間的魅力が溢れているから、男子校という閉鎖的な中で二人だけの世界が完成されたのだと思いますし、何よりもリアリティーが際立ったのは、彼等の周囲だけでなく、「先生」も決してイケメンではないところにあります。
これだけ丁寧に描かれる作家さんはとても神経を使っていらっしゃるとは思いますが、是非とも長編か、続編というか、同じ学園で起こる別のカップルなど、描いていただけたら嬉しいです!作家買いします。
とても雰囲気があって素敵な作品でした。
読み終わった後の満足感が凄いです。
購入して良かったです。
特に寿の表情のひとつひとつにハッとするものがありました。
それと真央のカメラを構える時の眼差しにドキッとしました。
映画部の面々が個性的で読んでて楽しかった。
演劇部から参加したブッダにクスリとしてしまいました。
寿の過去は気の毒で、真央に出逢った事で元彼と決別出来て良かったです。(元彼が受けだったのには度肝ぬかれました)寿が経験豊富故か真央が初エッチでかなり感じていました。
今回の映画撮影を通して寿のやりたいことが見つかって本当に良かった。
最後まで読むと表紙の意味とタイトルの意味が分かって感動します。そして真央じゃなかったとクスッとなります。
〖DMM電子書籍〗
未読
〖紙媒体〗
修正:ー
カバー下:2人のプロフィール
備考:SEXシーンはありますが、神アングルにより修正不要状態。がしかし、充分なエロさ!!!