残像スローモーション

zannzou slow motion

残像スローモーション
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神73
  • 萌×223
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

17

レビュー数
10
得点
497
評価数
113
平均
4.4 / 5
神率
64.6%
著者
じゃのめ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ハニーミルクコミックス
発売日
価格
¥740(税抜)  
ISBN
9784065200117

あらすじ

男子校の寮生3年、映画部部長・菊地原 仁。眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群、自信家で派手好き。いつも人に囲まれている人気者だが、ひとつ歳下の部活の後輩・市川義一は異様にライバル心むき出しでつっかかってくる。そして菊地原の方もまた、市川を意識していた。ある日、そんな2人が寮の同室になってしまい…!? ぶつかりあいながらも惹かれあう、不器用で切ない青春恋愛譚。大人気『黄昏アウトフォーカス』スピンオフ。

表題作残像スローモーション

菊地原仁,高校3年生,映画製作部部長
市川義一,高校2年生,映画製作部所属

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:イラスト&人物設定

レビュー投稿数10

青春だなあ

黄昏アウトフォーカスのスピンオフ作。
前作で強烈な印象を残した2年生、市川のお話。
スピンオフ作って、あの時実は裏で!な事が描かれていたりすると思わずにやりとしてしまいますよね。
今作は、そんな裏で起こっていたあれこれが判明したり、ちらっと登場する映画部2年生の姿に懐かしくなったりと非常に面白く読めたのですが、それよりも菊地原と市川という人の魅力がたくさん詰まった作品だったように思います。

学生もので、先輩と後輩、犬猿の仲でありライバル、そして再会ものでもある。
蓋を開けて見ると、描かれているものは良くある設定だったりするのです。
この定番中の定番を、そうと感じさせないのがじゃのめ先生のすごいところだなと。
テンポの良さ、独特の間合いに惹きつけられながら読んでいく内に、気が付くと高校生の男の子同士のものすごくピュアな感情でいっぱいのお話に夢中になっていってしまうんですよ。
同室となった寮での些細な出来事によって2人の距離が少しずつ縮まっていく様子がなんとも甘酸っぱい。
高校生2人の年相応の可愛らしさだったり、少し背伸びをした物言いだったり、大人と子供の間ならではの青くささだったり。
前作とはまた違ったアプローチで描かれた高校生像が良かったです。
人前でエンターテイナーのような振る舞いをしてしまう菊地原が、市川と同じ部屋で過ごしていく中で、飾らない素の部分がほろほろと見えて来る描き方が自然で、ここがとても上手い。
2人の関係性の変化、心理描写、人が恋をしている姿。
それらが丁寧なカメラワークとモノローグ、ちょっとした仕草や目線で伝わって来る。
じゃのめ先生のコマ割りのセンスが本当に好き。
コミカルからの繊細さと甘酸っぱさが上手すぎます。
メイン2人だけではなく、周りを彩るサブキャラクター達まで魅力的なのが良いですね。
個人的には、千秋くんと拙い言葉で喋る褐色肌のキュートなルディくんが気になります。

スローモーションのようなキスで始まり、キスで終わる。
学生ものらしい眩しさがあふれる良作でした。
しかし、ギョーザマンのぬいぐるみを抱きながらくつろぐ市川が可愛すぎるな。

3

独特なテンポが心地良い♪

黄昏アウトフォーカスのスピンオフが発売ということで楽しみにしていました。
しかも義一のお話しということで…。黄昏~では知れなかった義一の魅力がたっぷりでした。こんな可愛い子だったのね。まさかBL本をあんなに読んでいるとは…!笑
じゃのめ先生ならではの台詞や展開で最後まで一気に読みました。”前回までの俺は!”で始まるの面白い。
そして仁くん。読んでいくうちに印象が変わって、、ヘタレ攻め!大好きです~。
過去のお話しも良かったです。

セッのシーンは多いわけじゃないんですけどドキドキしました。映画を見ながら暗がりで…とか、あと義一が仁くんの背中を足でぐりぐりしてなだれ込む展開も最高。

映画部魅力的なキャラ多いですよね、双子のお話しも読んでみたいな。

1

ギャップ萌えは嫌いじゃないけど

絵は好きなのよ。
絵は凄くいいんだけどなぁ、、、
高校の寮で同室とかも、昔はすごく好きで、超萌え設定だったはずなんだけど、
なんか、こう、
そこに住まう高校生男子くんたちが、とっても今風なスキルにアップデートされていすぎる的な、
私が全寮制高校に感じるというか、感じたいと思っているというか、そんな、ノスタルジックなのどかさが足りない感で、なんか、こう、惜しい感じ。
高校生の、部活だからこその熱量とか、切なさとかを描きたいのは伝わってくるけど、やってることがハイスペックすぎて、へぇ~きょうびのこうこうせいって、こんなすごいことしちゃうんだぁって、
年寄りの繰り言なので、高い評価が付けられなくてごめんなさい。

6

「黄昏アウトフォーカス」のスピンオフ。

前作も表紙からめちゃくちゃ綺麗な作品でしたが、さらにブラッシュアップされてる気がします…!

今回の主役は、映画部部長・菊地原と、菊地原をライバル視する後輩・市川。
それこそ映画のフィルムを眺めているようなコマ割りが雰囲気抜群で、作画の美しさに終始うっとりさせられました。

特に、光と影が素敵。
まず、窓からの淡い陽の中で市川が着替えているシーン。
逆光なのがいい〜!本当に綺麗で説得力がある。
菊地原がドキっとなるのも納得でした。
それから、プロジェクターで映画を見るシーン。
壁にうつしだされた二人の影はこっくりしてるけど、菊地原の頬に落ちた睫毛の影はやわらかく繊細で。
思わず手を伸ばして触れたくなる、質感まで伝わってくるような描写でした。

タイトル回収ともなっている冒頭のモノローグが、最終話でもう一度出てきたのもよかったぁ…
「黄昏〜」も始まりと終わりにハンディカムのシーンが組まれていたのが印象的だったので、スピンオフ感あふれる演出にわくわくしちゃいました。

正直、ストーリーのテーマ的には「黄昏〜」の方が好みだったのですが、それを差し引いても迷わず神評価を押したいと思える美しい一冊でした。

4

目も心も満たされました

面白かった~
ダチョウ倶楽部のキス芸を彷彿とさせるシーンで、まさにつかみはok!でした。
ホントにテンポがいい。気持ちいい。

『前回までの俺は…!?』で始まるパターンが声優さんのナレーションが聞こえてくるようだったり、シネマのようなコマ運びだったり、映像を見ているようなすてきなシーンが散りばめられた作品でした。
キャラもみんな姿勢や振る舞いが違って個性的で、私は礼の動きや猫背がツボでした。
そして、カッコいいやら色っぽいやらのポーズ(?)が目白押しでちょいちょい足とか腰回りにみとれていました。

コメディな流れの中に、繊細な気持ちの揺れや学生ならではのキラキラも詰まっていて、一生懸命な学生諸君が愛おしかったです。
気がついたらニヤニヤしてました…

5

美しい

めちゃめちゃ良かったです!
じゃのめ先生ほんとに美しい世界です

読みたいけど、進むのがもったいないと思ってしまう
ほんとに良かった

先輩×後半でライバルで、寮で同室で、BL 漫画いっしょに読んでて
定番がたくさん詰め込まれてるのにごちゃごちゃしてなくて
きっと仁の撮る作品のようで、携わった人みんなが幸せになれる作品

義一はどんなモノローグをつけるのかなと思うと、それもまた読みたい

これから二人はどんな風に進んでいくのかなと、思いを馳せながら余韻に浸ります

4

美しい青春映画のよう

またあの映画部のお話が読めるなんて幸せすぎる!
「黄昏アウトフォーカス」のスピンオフ。
メガネの監督市川くんのお話。

映画部3年菊地原と2年市川は、犬猿の仲。
部でもしょっちゅう衝突している。
ところがある事情から学生寮で同室になることに…!?

市川の部での顔と寮での顔、そのギャップに惹かれていく菊地原の心情や、縮まっていく距離に、たまらなくドキドキし、胸キュンが止まりませんでした。
映画論や監督論で熱くやりあったと思ったら、BL漫画を2人で読んで意識し合ったり、エッチな雰囲気になったり、お互いのことをゆっくり静かに語り合ったり。
めまぐるしく変わる2人の表情や感情の揺れがものすごくドラマティックな表現で描かれていて、本当に素敵だった!
少し背伸びしたような大人びた思考も、ある意味高校生らしくてとても眩しいんです。
恋に部活に夢に、何かに一生懸命になることって人生において本当に素晴らしい財産だと思う。

前作でも市川はとても個性的で、存在感と雰囲気があるキャラだったけど、決して美形キャラとしては描かれていなかったように思うんです。
でも今回は本当に美しくて、惹きつけられるような魅力と色気に溢れていた。
菊地原視点で描かれているからだと思います。
菊地原から見た市川ってまるで魔性の男のようで、本当に綺麗なんです。
これが恋フィルターってやつなのかー。

「黄昏アウトフォーカス」でもじゃのめ先生の表現の素晴らしさを延々と語っちゃったけど、やっぱり今回もすごかった〜(感涙)
何故にこんなうまいのか。
ストーリーや人物や絵自体もさることながら、構成、コマ割り、光の使い方。
なんかいろいろうますぎて、何回ドキッとさせられたことか。
エッチも、修正がいらない描き方をしているので画面がとても綺麗。
綺麗だけど、しっかりエロスなんですよね。

それにしても、スピンオフにはいつも、知り合いのセクシャルな部分を見てしまったような照れを感じてしまいます。
市川くん、あのとき裏でこんなことしてたのー!?と、またもや前作を読み返してしまった私でした。

11

NoTitle

映画は一過性の趣味と割り切って部員と楽しく活動出来る事を目標にしてる菊地原、映画を芸術と考え自分の作品に誇りを持っている市川。反りが合わない二人が寮の同室になる所から話が始まる。

菊地原はてっきり部屋でも相手と喧嘩すると思ってたけど市川は思った以上に大人しく友好的ですらあります。しかも市川は腐男子で菊地原にお勧めのBLまで貸すおいしい展開が。

単純にBLとしての出来なら今作が上かもしれません、起承転結がはっきりして展開に無駄がない。ただ『黄昏~』の読んだ後いつまでも心に引っかかる不思議な魅力が失せていて残念。

6

腐女子のドリーム詰め込んで

「黄昏アウトフォーカス」のスピンオフ作。
絵はますます美しげになってる。
「黄昏〜」の時から市川が気になってたの。だから本作はそれだけでもう期待も上がる!
そしてその期待を裏切らず、どころか何倍も上回って最高だった。
というのも。
まず設定からして腐女子の大好きなポイントが盛り込まれてるし。
ケンカしてる最中の事故のようなキス!
高校最後の作品作りという熱!
寮!
ケンカ・その実意識してる市川と同室に!
市川は部屋だとやけに素直!
なのに学校だと敵意!
このギャップ、さてど〜なんのぉ〜?腐女子ならこう思うわな。絶対に。
そこに、2年の作品テーマのBLが出てきて、菊地原と市川が部屋で一緒にBLを読みふけるという、なんとも美味しい展開へと続く。
そして…
まず来るのが菊地原の夢だ。この流れ、上手いですね〜。
まあともかく夢からの意識!そして好き!恋心!
あれこれ悩まずスパッと告白まで行くのは意外だったけど、こういうスピーディさは好きです。
その後は比較的菊地原優勢で、市川が流されるのを是としたのかねぇ…または流された体で自分も捕まえようとしてる、というのかな。
2人部屋を暗くして映画を見る。その2人のしどけない姿。気を許して打ち解けて、そして心も体も相手に開いていく…
事後の市川のカラダの線がぁ〜〜!
そして3年引退とかモロモロ青春場面もバランスよく配されて、もう恋も青春も眩しさに溢れてる。
ただ、市川の言葉で「残りの時間ゆっくり過ぎて欲しいよ なるべくゆっくり」。
煌めきは永遠じゃないからより煌めくんだよね。
とにかく絵もストーリーもすごく良かった。
神寄りの「萌x2」で。

10

一瞬一瞬が煌めく、素晴らしき青春白書

『黄昏アウトフォーカス』のスピンオフです。
同じ世界観でも主人公が代わるだけで、こんなにも雰囲気が変わるのかと驚いています。今回は少しコミカル。
前作未読でも問題なく読めます。

いい映画を作るためには妥協を許さない2年の監督・義一と、部員を気遣って自分を出せない3年の部長兼監督・仁。
この二人がある日、寮で同室になります。
不慮のキスから始まり、腐男子・義一の影響でBLを通して交流を深めていく……という、なんとも意外な展開。

正直、最初に読んだときはアレ?って思いました。
黄昏〜のような、ノスタルジックな印象とは違ったから。
でも、大人なようで子どもっぽくて、恋に未来に悩んでいる等身大の高校生像がいいんですよ。
映画への熱量がすごい!めっちゃ青春してます!!
そして、二人のやり取りや心模様を、ときにコミカルに、ときに切なく、感情を揺さぶるほど美しく描いています。

タイトルにあるスローモーションが作中にちりばめられていて、それがとっても効果的で美しさを増幅してる。
これは、漫画じゃないとできない表現!すごい印象的!!

それから、モノローグで語られる繊細な心理描写が素晴らしい。
視点によって書き分けられるキャラの個性も魅力的なんです!  
眼鏡を外した義一のハッとするほどの美しさ、照れたときのキュートな表情には心を掴まれます。
 
意識しているからこそ反発し合う二人。
同じ監督という立場を通して共感し、惹かれ合っていく姿が瑞々しくて甘酸っぱいのです。
ラストの階段でのやり取りは可愛すぎて、思い出すだけで胸がキューンとなります♡はい、最高。

あと、描き下ろしHの時に「情事って格好とか情けない」と仁が言うと、「だからお前にしか見せらんないんでしょ」って義一が言うの。
ここも、さり気ないけどグッときた!

〝映画が好き〟この思いで繋がっている二人が尊くて、これからもシナリオのない人生を共に歩いていって欲しい。
思い出という名の記憶(映画)を沢山作っていって欲しい。
そんな風に思う、とても素敵な作品でした。
黄昏〜の続編も一冊にまとまるかな?今から楽しみです!

19

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