【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
完璧秘書の相模原。自分の感情もコントロールしていて好きという気持ちがわからない。
そんな相模原が杜羽と出逢い変化していく。
どこを読んでも甘くて幸せが溢れてる。
歪んでいる相模原の心を正しい形に変えていく杜羽の魅力。
破れ鍋に綴じ蓋?相模原には杜羽がピッタリなんだなぁとしみじみ思う。
察しすぎる相模原、感情を表に出すことが苦手な杜羽。この先もずっと仲良くいて欲しい。
密かにワガママな相模原を甘えさせてあげられるのは杜羽だけだと思います。
甘かった!
切なさはいらないの、甘くて疲れてても読める話がいいのという気分の時にはぴったりです。
極端な相模原がいかに巧みに言葉を駆使してウサギを追い込むか。
人を好きになることがわからないから、理想の顔の持ち主で可愛らしいあなたでお試ししたいって。
完璧超人なのに実はストレスで味覚障害で。なのに気力で治しちゃって!
もう甘くて甘くて。3分の1まではひたすらデートして好きになっていく様子が。
次の3分の1でエロエログダグダにされるウサギこと杜羽と絶倫相模原の様子が。
最後の3分の1では極端な相模原が。初めての嫉妬に冷静さをなくし杜羽を抱き潰し監禁拘束までしちゃって。
どんな相模原も愛しくて手のひらで転がされてあげる杜羽と、可愛くてたまらない杜羽をますます追い込んでいく相模原でした。
ただなんだか二人とも共感しきれなかったかな。
杜羽もモノローグや相模原の言葉でどんな子か書かれてるけどイマイチピンとこず。
相模原に至っては超人すぎるのと、敬語攻めというだけではなくどこまでが本気なのか、回りくどくてわかりにくくて。
あと部屋やベッドでは早くメガネ外そうよ。
電子書籍で挿絵あり。
策士オブ策士なスパダリ秘書×クールに見える天然美人です。敬語攻めです。
『キスと小鳥』のスピンオフですが、元の作品は読んでいなくても問題ありません。
最初はお試しの恋人から始まったけど、徐々に惹かれていき…と書くと月並みな印象になってしまいますが、攻の策士ぶりや受の衒いのない可愛さのおかげで、飽きずに読めます。
攻の相模原は、秘書になるために生まれてきたような男。全てを先回りして完璧に行動する、隙のなさが正直言って怖いです(笑)。受の杜羽に対しても、口八丁手八丁で、自分の望み通りになるよう仕向けるのは日常茶飯事。ただ、本気で恋をしたことがないので、恋愛に関してはズレているところがあり、また本人に自覚はないようですが、意外に甘えたなところもある。個人的にはこの手のうさんくさい敬語攻めはあまり好みではないのですが、相模原はうさんくささ以上に変わった人という印象が強いからか、意外と好きです。
受の杜羽は一見クールな王子様に見えるけど、本当はお人よしで押しに弱く、恋にも奥手でキスまでしかしたことのない、奇跡の美人。素直さ故の天然ぽさもあり、彼のそんな愛らしさに触れたら、男女問わず魅了されてしまうだろうなと思います。
途中、相模原が本当に自分のことが好きなのか不安になる杜羽に、杜羽のお姉さんがアドバイスするシーンがあるのですが、こういう「明確な回答がないことに正面から向き合って、作品の中で1つ答えを出す」という描写は、とても間之あまの先生っぽかったです。もやもやを解消しきる姿勢が、いつもすごいなと思います。
杜羽の元カノは出てきますが恋愛にがっつり絡んでくる訳ではなく(むしろスパイスにしかならなかった)、当て馬らしい当て馬も出てこず、安定の甘々でした。
「キスと小鳥」に登場した、一癖も二癖もあった有能秘書・相模原のお話です。
スピンオフ作ではありますが、こちら単体でも読めるかと思います。
前作の2人もちらっと登場するので、あわせて読まれると更に楽しめること間違いなしです。
"恋愛をする"という事が分からない2人が、お試し恋人期間を経て結ばれるまでのお話です。
いい大人が、これって好きなのかな?好きかも?と、段階を踏んで手探りで恋をしていく様子がですね、これまた間之先生の手によってとびきり甘くて可愛い感じに仕上がっています!
恋愛不器用な溺愛策士ソフトS攻め×恋愛初心者な優しい天然うさぎちゃんといったところでしょうか。
口が良くまわる相模原と、そんなに簡単に手玉には取られまい!と抵抗を試みる杜羽の図がどうにもおかしくてクスッと笑えてしまいます。
ああ言えばこう言うという言葉がここまでぴったりな攻めはなかなかいないはず。
ぽんぽんと飛び交う言葉のやり取りに笑っちゃう。
普段は有能な秘書としてきびきびと働く相模原。
彼は非常に食えない人間と言いますか、いけしゃあしゃあとあれこれ皮肉たっぷり・余裕たっぷりに喋るような男なのです。
ですが、こと恋愛面となると専門外。
デートなんてものはすっ飛ばして生きてきた情緒の欠片もない男だと従兄弟から称されてしまうほど、特定の誰かと密に感情を育むということをして来なかったのですよね。
そんな人間1年目のような攻めが、杜羽と共に過ごす中で徐々に「愛しい」という感情を覚えていく様子がなんだかとても可愛くて不器用なやつで。
Sっ気がありながらも常に紳士的で、杜羽を甘やかしつつ自身も意外と甘えたなところも可愛いんですよねえ。
お相手の杜羽は、クールな美しい外見とは裏腹に実はかなりの小心者。
周りから期待されているような自分を作って生きて来たので、恋愛でもプライベートでもなかなか自分をさらけ出せずにいます。
こちらも相模原とお試しのお付き合いをしていく内に、心がほろほろっと解けていきます。
この人相手には無理しなくていいんだなと、気付いた時には自然体になっていた感じ。
相模原は過去の過度のストレスから味覚障害を患っており、食事に対する楽しみを失っているのですが「一緒に美味しいもので幸せになりたい」からと、無理強いするでもなく、少しずつ楽しみながら治療が出来るように"隠し味クイズ"をしようと持ち掛ける杜羽が優しくて。
ここのやり取りが雰囲気も良くてすごく好き。
2人が素で楽しんでいるのが分かるというか、この辺りからぎゅっと距離が縮まっていって、"好きかも"から"好き"に変化していく心の動きが流れるように、とても自然に描かれているんですね。
読みながら「ああ、この2人好きだなあ」なんて思ってしまうほど。
初めは興味本位から来る実験のようで、どちらかというと杜羽を翻弄していた相模原が、どんどん杜羽を通じて恋を知り人間臭くなっていく。
恋を知った相模原はかなり不器用な男でしたね。
嫉妬と焦りという初めての感情に暴走してしまったりもしますが、杜羽に窘められてきちんと反省もし、誤解やすれ違いも話し合いで解決出来る2人なので最後まで安心して見守れました。
ラスト付近ではすっかりしっかり者の杜羽の方が翻弄していましたね。
と、立場が逆転した?と思いきや「気に入っている子をどろっどろに気持ち良くしてあげるのが楽しい」の言葉通り、ベッドではものすごーくねちっこく柔らかめの言葉で責めて杜羽をとろけさせる相模原。
言葉責めと言っても決して痛いものではないです。
ですが、「〇〇ですねえ」口調の穏やかさなのがかえって責め立てている(笑)
たっぷり愛し愛されているベッドシーンも萌え転がること間違いなし。
耳責め描写がお好きな方にもおすすめです。
大人の不器用な恋愛にたまらなく萌えた1冊でした。
恋に落ちていく人間の心情の描き方が非常に丁寧なのです。
相模原が杜羽を終始いい子いい子と褒める溺愛っぷりなので、その糖度の高さと恋人たちのやり取りに癒されます。
間之先生の作品を遡って追いかけたくなりました。
巻末の番外編は相模原視点で、いかに杜羽が愛らしく可愛いかについて語っています。
いやはや、ごちそうさまです。
「キスと小鳥」のスピンオフ。
前作受け様・小鳥遊の相談に乗ったり、攻め様・鷹司を唯一からかうことができるこの有能腹黒秘書が好きだったのでとても嬉しいです。
前作を読んでなくても大丈夫な仕様になっていますが、前作カップル二人もちょっと出てきますし、相模原の腹黒具合やそうならざるを得なかった背景とかがわかるので読んでいたらより楽しめると思います。
<あらすじ>
恋人に裏切られたガーデンデザイナー・宇咲杜羽(受け)は慣れないやけ酒をした翌朝、取引先の社長秘書・相模原志織(攻め)の胸の中で目が覚めます。
縋りついて大泣きした挙句リバースし一切の世話を焼かせてしまった相模原に恐縮する杜羽は、失恋で大泣きする杜羽に興味をもったと相模原にお試しで恋人にならないかと誘われ断るも、ことごとく口達者な相模原に論破されひと月だけのお試しで恋人になってしまいます。
人を本気で愛することができないと言っていた相模原ですが、恋人を甘やかすことには長けていてこれでもかと杜羽を甘やかし、いつしか杜羽は相模原に惹かれていくのです。
効率ばかりを重視しホテルへ直行という相手しかいなかった相模原はデートなど手間のかかることはしたことがない(鷹司談)わりには、杜羽の好きそうな場所をリサーチし複数ものデートプランを考えこれでもかと甘い言葉をささやく相模原は用意周到で手慣れた感がすごいです。さすが有能秘書。
ただ、親族がらみで随分いろいろあったようなので、感情を鈍感にすることで自分を守り続けてきた結果、素の自分がわからなくなってしまったのかも知れないと思うともともとの性格もあったとしても気の毒だと思ってしまいました。
好きというのがわからないと言っていただけあり、はじめは客観的に自分の感情を見ていたのが、杜羽と付き合うことにより、好きになれるかも→好きになってると思います→好き→嫌われたくないに変化していく様子は面白いです。
杜羽は見かけは美人さんで表情が変わらないのでクールビューティーとまわりに
(家族以外)思われているようですが、実は小心者で驚くと一定時間固まってしまうという実は前世が兎なんじゃないかと思うくらい兎っぽい人でした。
小心者ゆえ、周りが思うような人に見えるよう素の自分を見せないように気を張っていたため素を出せる友人もおらず、酔った勢いですべて曝け出してしまった相模原は唯一素で会話できる人となります。
相模原の味覚障害という誰にも気づかれていない秘密に気づいてしまった杜羽は、相模原の心の痛みを慮り、身体をはって治療をしたりと生来の人の好さが出ています。
途中、元カノがらみで相模原が暴走しますが、全体的に杜羽が相模原にたっぷり甘やかされる甘々な話だったと思います。
この暴走は相模原の気持ちをちゃんと認識していなかった(嫉妬するなんて夢にも思ってない)杜羽にも原因なので一概に相模原だけを非難できないかもしれませんが・・・
それにしても、顔が好みだから相手に選んだと言っていた初めのころの相模原は、客観的に見れていたからかちゃんと杜羽の気持ちを読み取れていたのに、杜羽を好きになってからは不安で暴走してしまうのが興味深いです。
その上、最初の鋭い観察眼を見られているから杜羽はとっくに自分の気持ちはバレてると思ってるし・・
このすれ違いは相模原が客観的に杜羽を見れなくなったことからきてると思うと面白い。
流されやすい杜羽も初めは相模原の手のひらで転がされていましたが、最後の方はそれを楽しんでいたり、恥ずかしいのを隠すために利用したりと、すっかり逞しくなりました。
嫉妬した時の行動が鷹司とそっくりなのが、血のつながりを感じました。
ただ、鷹司はすぐ反省して甲斐甲斐しく世話してましたが、相模原は監禁しちゃうんですから闇が深いですね。
お互い言葉を尽くすと決めたようなのでこのようなことがもうないといいですね。
前作の一途で切なさ全開な話とは違い、終わってみれば甘々な話でした。