甥っ子(18)→叔父(アラサー) 優士、ついに陥落⁉

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作STAYGOLD 5

中山駿人、高校生〜(攻め受け無し)
中山優士、叔父(攻め受け無し)

その他の収録作品

  • おまけまんが

あらすじ

中山家を出て、2年ぶりに帰省した駿人はすっかり大人びていた。
もうあの頃のように優士に想いをぶつけてはこないし、射抜くような視線も向けてこない…。

諦めのような、寂しさのような、煮えきらない気持ちに懊悩(おうのう)とするなか、
突然知らされた駿人のアメリカ行きの決意。

激しくざわめく心に優士は戸惑い、そして…。

「この感情につける名前を
俺はまだーー。」


離れた心がふたたび交錯する、
緊迫の第5巻!

作品情報

作品名
STAYGOLD 5
著者
秀良子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
STAYGOLD
発売日
ISBN
9784396784997
4.6

(263)

(196)

萌々

(49)

(15)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
35
得点
1224
評価数
263
平均
4.6 / 5
神率
74.5%

レビュー投稿数35

間があくと変わる事

さて本筋に戻っての5巻。
駿人は恋愛とは離れてのテニス中心の高校生活。そしてプロを目指してアメリカに住むことまでを考えるようになっている。
あらら。
良くも悪くも、やっぱり母の弥生さんによく似ているよ。
優士さんは振り回され損、みたいになってる。
それ以上に、コウが暗い雰囲気になってますね。以前の軽妙な空気感が全く無くなってる。この辺、作者様が上手いなぁと思う。
この巻では、恋愛面ではあまり。
それより駿人が色んな面で成長してる部分が読めました。
コドモの突っ走りから成長したね…
そして、優士さん。心配です。心労が出始めてる。

0

あぁああぁぁぁあぁあ!

切なさで涙が止まらなかった4巻からのこちら。
今回の主役はまた駿人と優士です。

菊花ちゃん目線で最初お話が始まります。
もう8歳になったのかぁ…。
大人びてるけど子供だもんね。
駿人が帰ってきて、菊花ちゃんを抱きしめるのですが
その時の菊花ちゃんを見て、泣ける場所があってよかったと思いました。
この作品にはBLだけじゃなくて、家族の繋がりを感じる部分もあり
だから余計好きなんだなぁと今さら実感しました。


5巻では駿人の見た目はもちろんなのですが、心の成長をすごく感じました。
どんどん大人への階段を進んでいく駿人を目の当たりにして、
優士のモヤモヤが段々と大きくなっていきます。
自分に言い聞かせるようになってきた段階で、
もう絶対駿人のこと好きだよねと思いました。

そして最後…!!!!!!!!!!!!!
この作品はいつもいつも最後にとても気になる展開を持ってくるんですよね。
毎回心を鷲掴みにしてお預けを食らってます。
二人の恋はどうなっていくんだろう…!

0

駿人の成長編?

本格的に駿人がテニスの道に進んでいくのは意外な展開でした。普通の家からプロを目指すって、優士と同じで現実味を感じにくいかも。
それとBL漫画の中で女子との恋愛がこんなに丁寧に描かれるのもすごい。駿人が「応えられない側の気持ち」を知るのが大事なんだろうし、描写が丁寧であればあるほど説得力が出ますが、よく描かせてもらえたなあというのが正直なところ。「あの頃みたいにはなれない」の一言で成長が伝わってきて、見守るこちらは泣いてしまいそうでした。
そしてちらほらその片鱗は見えてたけど、やっと優士に大きな変化が?で、イイトコで終わるんですよねー!寮生活でほとんど帰って来なかったのに、ちゃんと優士の変化に気付く駿人。
あぁぁ次が最終巻…読むのがもったいない気持ちでいっぱいです。

1

その感情に名前をつけるなら「恋」

前4巻はコウ日高編だったので、3巻ラストからの続きになります。

進学後、2年ぶりの帰省で久々に再会した駿人と優士。
家を出たときよりも身長が伸び、顔もすっかり大人びた駿人。
高校ではテニスに打ち込み、夢中になれるものを見つけた駿人は
キラキラと眩しく、以前にも増して格好良く成長を遂げていました。

高校でもモテまくり、差し入れを貢ぐ女子たちに
取り囲まれている光景はさながらアイドルでした(笑)

そんな駿人を前に置いてけぼりを食らったような顔をしている優士。
自分を呼ぶ声も、向けられる笑顔も変わらないのに、
そこにはあの優士だけをまっすぐに見つめる熱い眼差しがない。
それが無意識に優士をもやもやとさせます。

このもやもやの正体はおそらく駿人の気持ちが自分から
離れてしまったことへの〝不安〟なんだと思います。
保護者としては駿人が自分を諦めて普通の道を歩み出したことに
ほっとしているけれど、一方でそのことを寂しく感じてしまっている優士。
それを望んでいたはずなのに、上手く喜ぶことのできない葛藤が伝わってきます。

そんな中、優士は駿人からテニスでプロを目指したいと告げられ、
菊花を連れて二人がアメリカへ行ってしまうと知ってしまい…

うわぁ…
成長した駿人が帰ってきて、優士の気持ちも変化し、両想い!
かと思いきや、ここにきてまた離れ離れになっちゃうの…?

しかも、菊花まで…
学校で複雑な家庭環境をバカにされても「変だとだめなの?」と返していた菊花。
逞しく育っています。
とはいえ、大人びていてもまだ子供、
兄がいなくて寂しいのは当たり前なんですよね。
特にこの兄妹はずっと二人きりだったこともあって、絆も深いんだろうな。
遠く離れていても、駿人が菊花を大切に思う気持ち、
菊花が誰よりも駿人を信じていることがよく伝わってきました。
だからこそ、菊花も駿人について行くという選択をしたんだろうな。

けれど、駿人の決断に戸惑いを感じてしまう優士。
優士への告白も、プロになることも、いつも突拍子のなさで
周囲を驚かせてばかりの駿人ですが、彼はいつだって本気なんです。
優士もそれがわかっているからこそ、見守ることぐらいしかできず、
離れていく駿人の背中を見つめる優士の表情が切なかったです。
せっかく戻ってきたのに、この心の距離感が寂しい…

まるで駿人の世界から弾き出されてしまったかのように心の距離を感じる優士。
「この感情につける名前を俺はまだ知らない」
読者は知っています、それを人は「恋」と呼ぶんです…早く気付いて~

一方の駿人、一体彼にどんな心境の変化があったかというと、
駿人もまた成長と共に女の子たちから好意を向けられるようになり、
〝気持ちに応えられない側〟の辛さ、優士の気持ちを知ってしまいました。

知ってしまったからこそ、もう昔のようには気持ちを押し付けることも出来ず、
駿人もまた〝家族〟の一線を簡単には越えられなくなってしまいました。
けれど、その心の中の熱い想いだけは少しも変わっていませんでした。

途中、高校で知り合った女の子に惹かれかけはしたものの、そのことで
優士に対する「好き」が決して揺らいでいないことを改めて再確認した駿人。
あの駿人が女の子と!と少しショックでしたが…
「やっぱり世界一好きだ」と戻って来てくれたのでホッとしました。
優士が無自覚に嫉妬心燃やしている姿も見れましたし…

高校を卒業後、アメリカ行きまでの残された時間を中山家で過ごす駿人。
実績を残すため、国内の大会を飛び回っていた最中、体調を崩してしまいます。
無理にでも試合出場しようとする駿人に急遽優士が付きそうことになり、
二人きりでホテルに一泊した夜、駿人への気持ちが溢れ出した優士は…!

ふぉおおお!ここで終わっちゃうんですね!
待ちに待って、ようやく動き出したと思ったところで!
互いに意識しまくりのくせに動こうとしない二人に焦らされまくった5巻でした。最終巻へ!

1

駿人が大人に(涙)

おお!駿人やっぱ男前!!
かっこよくなってるのもあるけど、テニスでレギュラーとるまで家に帰らないとか、かっこよすぎん?!
しかも、インターハイ出場て。
優士、惚れてまうやろ〜!?
あ、もう惚れてるねw

駿人からの電話を待ったり、駿人がやっと帰ってきた時、菊花がうれし泣きしていたのが、かわいかった。

駿人、女子に神対応ですね。
中学でもやってたし。
そりゃモテまっしぐらですよねぇ。

優士は成長した駿人を見て、そりゃ、いろいろ思うところはあるよね。

あ、優士、髪切った。よかった。そっちの方が好みなので。

駿人はプロ志望で、アメリカ行きか〜。めちゃくちゃ努力家だな。
自立心の強い子やったもんね。

「この3年間で俺は"気持ちに応えられない側"の辛さを知ってしまった」
「もうあの頃みたいにはなれない」
「やっぱり世界一好きだ」

よかった〜。
世界一好きだ
に萌える〜!!
さすがプロを目指す男。

これまで駿人の気持ちが語られなかったから、どうなんだろうと、優士のことを忘れようとしているのかな、とは思っていたけど、大人になったんやね。
中学生の時みたいに、自分の気持ちをぶつけるだけでは、優士を辛い目に合わせると知ったと。

でも、優士の方はね…と読者は思いますよねw

劣勢に立たされた試合で優士の
「駿人 負けるな」
の後のコマ、ページが鮮やかでかっこいい!!

わーわーわー!!
ホテルで同じ部屋で、駿人はシャワーを浴びながら、優士は仕事に向かいながら、お互いへの気持ちを意識する。
優士が部屋を後にして、エレベーター早くこい、と焦り
そこへ、駿人が来て、10年も見てるから変だとわかると
「駿人」と小声で言う優士
はっとするこの時の駿人がいい
そして、ちゅう
そして、続く……。

ふぁ〜〜ドキドキした!!
そうくるか〜とワクワクした!!
この流れ、最高ですね。

で、コウと日高のその後は最終巻できますか。
コウが雑踏で日高を見たような場面があったし、期待しちゃうわね。

駿人が国枝さんにちょっと惹かれたのは、優士に似ていたから?なんて邪推してみたりw

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP