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映画に情熱を注ぐ真面目で真っすぐな真央と、ゲイで不良で一匹狼の美しい寿。男子校の寮で同室となった2人は、次第に良き友人となり、そして恋人になりました。
そこからの後日談です。
私黄昏アウトフォーカスを読んだあと、この本を読まずに残像と宵々を読んでいたのですが、この1冊も絶対に読んだほうがいいですねー!
メインは真央と寿なのですが、その他2年生の面々がたくさん活躍します。
お付き合い後の色んなエピソードが収録されており、満足感がすーごいです。
エピソードはもちろん、先生の描く画、言葉、なんて美しいんだろうな。
高校時代、その短い時間の中だけにあるキラキラした時を永遠に壁になって眺めていたいと心から思いました。
真央と寿も掘り下げられていて、2人の関係も深まっていて、最高の1冊でした。
真央は可愛いけどかっこよくて、寿は本当に素敵でした。寿の素敵さが世間にもばれちゃったけど、隠し通せぬ存在感だな〜と改めて思いました。
「黄昏アウトフォーカス」の後日談メインの番外編集。
収録内容は雑ぱくに次のとおりです。
・「黄昏アウトフォーカス」take.7 :演劇部に入った寿を応援しつつ変化に戸惑う真央の話。
・「恋色ソフトフォーカス」:映画部2年でBLについて語り、感化されて寿を誘ってみる真央。
・「夜の空に光るもの」:二人で寮を抜け出し夜景の撮影。夜が嫌いだったのに二人なら楽しいと思える寿の話。
・「黄昏アウトフォーカス overlap」:文化祭のコンペ結果と、ネットに上げた映画がバズってMV撮影する話。
・「書き下ろし番外編」:overlapの続き。つきあってることを映画部2年で共有。
・ドラマCDアフレコルポ
・「残像スローモーション プロローグ」:文化祭用の映画撮影時の話。
というわけでほんとうに番外編集。寿×真央がほとんどですがお得感がありました。
(前作を読まないと分からないことが多いですが)
寿×真央は、ちょっと淋しくなったり不安に思ったりを二人でいることで補って幸せを感じるCPで、高校生で寮のルームメイトという設定と相俟って、ピュア感が際立っています。(やることはやってますが)
進路のことを考えて、そうかこの部屋を出てバラバラになるんだ、と我に返ったり。
今がとても楽しいから、終わりがくると思えない。でも必ず終わりは来る。高校生活は3年もあるけどたったの3年、という、祭の盛り上がりと、その後にやってくる寂寥とを内包した作風なのが、魅力かなと思います。
でも彼らの高校生活、楽しいと思うんですよね。大好きなもの(映画制作)に熱中して、好きな人と同室で、友達とも仲良しでなんて夢のようです。終わりたくないって強く強く思うだろうなと。
個人的には市川くんが面白くて。「観衆の目が節穴だったばかりに敗北しましたが」とか「まだ負けてない」「関係ない、断れ」とか、自己肯定感が高いのとメンタル鋼なのと地頭がいいのに加えて負けず嫌い。このままの性格で大人になるのは、鋼メンタルは案外もろかったりするので難しいかもしれないけど、この作品世界では永遠の少年でいてほしい。
黄昏アウトフォーカスの続編です!
その後を描いた話なので
「黄昏アウトフォーカス」を読んでから
読まないとLOVE可愛い胸キュン度が
下がってしまいます!
なので、読んでからこちらを読んでね!!!
で、内容ですが!
ふたりのその後のお話です!
映画を撮り、動画をアップすると
ちょいバズり!そして新たなチャレンジへ
また、寿と映画部が動き出すのですが
前作と違いちょっぴり寿の弱い部分と言いますか
将来への不安と
孤独を知っているから真央との関係の不安
少しガキぽい高校生らしいところが
描いています。
いつも大人びているから
普通の高校生よりなんだか弱々しくて
(そこが愛おしいですが)
心が痛くなるけど!!!!
くぅぅーーーー!
真央の良いところが全面にでてる!
寿が弱ってもそれに気づいて
不器用ながら素直に寿だけを見つめて
将来が不安でもお互い支えあえば
乗り越えられるという、なんの根拠もないけど
いつも真っ直ぐな真央だからこそ信じられる
言葉を寿にぶつけて
あー、このふたり一生一緒にいるな〜
なんて思わせてくれる!
なんか悲しい気持ちになっても温かい心で
終われる作品になっています!
蜜月、という言葉がぴったりな続編でした。寿も真央も気持ちがとても安定していて、高校生にして出来上がっているなぁという印象を受けますね。お互い映画や演劇について触れたり考えたりする機会が多いことが、豊かな心に繋がっているのかもしれません。一方で、もらってばかりの自分は相手に何を返せるのか、どうしたらセックスで相手を満足させられるのかなどを考えてしまうところは恋愛初心者らしく、可愛らしさも感じました。最後にやはりドラマチックなシーンがあるところがこの作品らしいですね。
続編ありがとうございます。
寿と真央の蜜月期が拝めます。
寿に与えてもらってばかりだと悩み、漢を上げなければ、と色々奮闘する真央が健気で良かったです。
ラブラブな日常の中に映画制作があり、生徒としても1人の人間としても成長している様子が伺えます。
進路の事や2人の将来の事を考える過程で、お互いの事を思いやってるのが伝わってきました。
きっとこの2人なら色んな事を乗り越えられるんじゃないかな、と思える安心感がありました。
寿が世間に見つかっちゃいましたね。
軽音サークルと言えど、バズって有名になったらスカウトとかされるのでは⁈とちょっと心配になっちゃいますね。
『残像スローモーション』は未読ですが、プロローグが素敵で、市川も好きなキャラクターなので読むの楽しみです。